村山由佳のレビュー一覧

  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    今年読んだ本の中で1番面白かった。
    映画にするなら誰?考えるけれど刀根にあたる人が思いつかない。背が高く無骨だけれど優しくて繊細で、俳優年鑑で探してしまった。
    イメージだと市原隼人、綾野剛、小栗旬かなぁ。

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    2023年02月12日
  • 女ともだち

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    「女ともだち」がテーマの短編小説アンソロジー

    既に出尽くした感のあるテーマですが、昨今のSNSを取り入れた短編は8篇全て新鮮で面白かったです。

    なんでも真似して来る女性を描いた村山由佳さんの「COPY」
    女性あるあるです。
    そしてそこに惹きつけておきながらのラストの急展開にはドキっとします。

    坂井希久子さんの「ト・モ・ダ・チ」はイヤミスを連想させるどろどろした話で、もはやホラーの様にも思えて怖かった。

    千早 茜さんの「卵の殻」は繊細な女性心理が描かれていて女性の執着がただただ恐ろしい。
    「サバサバした女なんていないよ」のセリフが印象に残ります。

    子供時代の競争意識、嫉妬心を描いた大崎 梢さんの「水底の星」
    大人になってからの友人作り、在り方を繊細に描いた額賀 澪さんの「こっちを向いて」読み終えてタイトルを見るとなるほどと思えます。

    柔らかい気持ちになれた阿川 佐和子さんの「ブータンの歌」
    情景が絶えず浮かび、二人の女性の微妙でありながらイイ感じの距離感を感じた嶋津 輝さんの「ラインのふたり」
    ややこしい人間関係ながら、こういうのも有りなのかと妙に女同士のリアルを感じた森 絵都さんの「獣の夜」タイトルがナイスマッチです。

    怖さあり、優しさあり、嫉妬、憎悪、女ともだちには様々な感情が蠢いている事を改めて実感すると共に、親友、本当の意味で真友に出会うのは伴侶を見つけるより大変かも知れないと思った短編集。

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    2023年02月11日
  • 晴れときどき猫背 そして、もみじへ

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    2002年版も読んだので、ある意味再読だったのだが、2019年版も新しい気持ちで読むことができた。
    猫が子供を産むところや、子離れするところはやっぱりすごいと思う。

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    2023年02月09日
  • 【新装版】海を抱く BAD KIDS

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    物語のすべて、解説の玉城ティナさんの文章の最後に至るまで、私の心の穴を通して、海の波が打ち寄せて注ぎ込まれるようだった。読み終えてそんな感覚がした。
    お互いの心に空いた穴をうめたい。うめてほしい。自分では気づかずとも、穴を見せ合えた相手とそうなれたらいいと願っている。
    まだ高校生の2人の、刹那を乗り切ることで必死に生きていこうとする姿に、涙が溢れてきて止まらなかった。良い作品に出会えて幸せだと思う。

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    2023年02月05日
  • もみじの言いぶん

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    もみじさん目線で書かれたエッセイ。
    もみじさんの写真が可愛くてたまらない。
    大阪弁の語り口もたまらない。

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    2023年01月14日
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III

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    身近な大人のお節介さが秘密の恋をさらに秘密にしなあかんものに加速させてた。
    いわゆる婚期と言われる時期に、こーであるべきあーであるべきって一般論かのようなものでありがた迷惑してくる人が身近におったらしんどいやろうなあと実感した。
    登場人物は空気読める人とほんまに読めへん人に分類できる。
    ショーリがほんまにカレンのことが大好きで好きすぎてどうしようもなくなってる感じとかなんかもう愛おしかった。

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    2023年01月12日
  • 【新装版】海を抱く BAD KIDS

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    ストーリーは勿論だが、え〜そういう表現するんだ、って思うところが多くて読むことが楽しかった。この人の書いた本をもっと読んでみたいと思える本です。

    最初はストーリー結構とっちらかってる?と思ったけど、綺麗に収束していく。
    綺麗では無いかもしれないけど、どの話題にもなにか共通のテーマがある…。

    改めてあらすじだけ見ると「チャラ男」と「真面目な優等生」の話っぽく見える。ただ読み終わった後は面白いくらいそんな印象がない。リアルもそんなものなのかもね

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    2023年01月08日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    ウチにも2匹猫がいる。彼女たちがいつか逝くのを考えると居ても立っても居られない。
    「早く着替えて、また戻っておいで」とてもいい言葉です。

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    2023年01月08日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    よかった〜!隆之が親にドカンと言った時、とてもスカッとした〜!!!
    出ていけ!と言ったはなから出ていくなと言われたり、ほんと何がしたい?って思うよね。自分の思う通りにいかないからって無闇矢鱈にあたってない?親に向かってなんて口のききかただ!って怒る人すごく多いけどさ、親がそんなんじゃ示しがつかなくない?
    こんなふうに育てた覚えはない!っていう人も多いけど、逆になんでそんなに自分の子育てに自信があるの?って思うよ。私は完璧にやったつもりですがどうしてこんなことになってしまったんでしょう、私はこんなふうにしたつもりはありません。って事が言いたいんでしょう?子育てなんて正解不正解ってあんまないだろうし、完璧に行えるわけないんだから、それで自分の思った通りの育ちにならないからって子供に当たるのは絶対違うと思うんだよね。これは私がまだ親という立場に立ってないからこそ言えるんだろうけど、できればこの考えを忘れずに子育てをしたいと思う。まぁ理想は子育て自体をしない事なんだけどね。
    私はこの作品結構好きで、北崎を切れない都の不完全さも好きだし、隆之の心境の変化とかも好き。北崎みたいな男って客観的に見るとクズ!ってわかるのに実際にハマっちゃうと沼みたいでほんと嫌だよね〜。嫌ないい男!!
    でもやっぱり親との関係性のとこが1番好きかな。

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    2023年01月06日
  • 放蕩記

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    母との確執とおいて認知症になる中、自分の人生を振り返る主人公。人間の暗部をさらけ出し、特殊なことなのに普遍化している作品

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    2022年12月31日
  • ありふれた愛じゃない

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    村山由佳さんの作品の中でも好きな部類でした。
    (タヒチではないけど)海外リゾートでの一人旅のお供として読んだので、こんな素敵なホテルで素敵な過ごし方ができれば良いんだけど、と思いつつ、非日常を楽しみました。タヒチにもいつか行ってみたいです。
    才能があって皆に好かれて強い女性、好きです。

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    2022年11月27日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    ネタバレ

    大好き!!

    私まじで都と隆之と同い年だから余計に「今」!!読めて良かった。大好き。

    この人の本を読むのは初めてだったけど、すごく良かった。
    正直本屋であらすじと装丁見て衝動買いしただけだったから、ここまで良いお話だとは思わなかった ありがとう。

    胸が痛い。
    マジで胸が痛い。
    私が彼らと同い年なのもあって、すごい……他人事とは思えないくらい感情移入してしまった。
    なんか静かで素敵な文章とか雰囲気なんだけど、だからこそかなしさがひしひしと伝わってくるというか、言葉を尽くして語ったりはしないのにすごく伝わってくるというか。
    めちゃくちゃ入り込んじゃう感じがある。
    なんか「浸透」してくる作品だった

    隆之と都の関係性がいい。
    それなりにやることはやってるんだけど、すごくフラットで、お互いを思いやっている感じ。
    性愛とは違うけど、お互い大切な存在で、愛なんだなと思う。二人が過ごしてる時間ってそんなにたくさんあるわけじゃないと思うけど、関係性の濃密さみたいなものがちゃんと伝わってくるのすごいな。

    最後のほう、隆之が宏樹に嘘つくのマジで泣けた。
    ここでも相手のことを思いやるなんて優しすぎるだろ……隆之……隆之が今までどんな気持ちでいたのかわかってんのかよ……。宏樹のこと「おおらか」って評する隆之どんだけ優しいんだよ。
    「おおらか」っていうか鈍感だろ。友達って思ってるのお前だけだよ宏樹!!!!おい!!!

    いけない、感情的になってしまった。

    「俺がいるじゃないか。お前のこと一番よくわかってんのは俺だろ?」
    ここつらい。
    一番わかってるのに、なんでほかの女のことしか見てないんだろう。おれじゃだめなのか?っていう……。
    だめなんだよなぁ。
    だめなんだよ……。


    北崎とかいう男。ひどい。ずるい。
    なんでそんな人をかき回すようなことばかり言うんだろう?
    けど結局好きでいるのやめられないのもわかる。
    あんな男に振り回される自分がバカみたいなこともわかってるけど、やっぱりどうしても体レベルで勝手に反応しちゃうんだろうな。
    北崎も都に惹かれてるってこと、隆之はわかってたけど都はわかるわけないよね?
    あんな意地悪な態度とられてさ!

    これからどうなるんだろう。
    北崎、本当にずるい男だよ。
    けどいるんだよなあこういう人。


    光輝さんも良かった。やさしい。読んでる最中、彼のピアノが聴こえてくるような気がしました。
    けど彼の恋人嫉妬深すぎて笑う。
    情熱の国スペイン。
    フェルナンド・バンデスだっけ?
    サブキャラも面白みがあって可愛いのが魅力やね。

    最後の終わり方もめちゃくちゃ良かったな。
    ピアノの音で静かにやさしく物語が終わるのが良かった。その空間が目に浮かぶような、まるでそこの空気が流れ込んでくるような、とにかく素敵な場面で、なんだかたまらない気持ちになった。
    最後の終わり方だけで100点満点から200点満点に加点してしまう小説だったな。本当に大好きな結末。

    この結末、冷静になったら都の子供とかの問題がなにも解決してないんだけどやっぱりすごく好きだ。
    傷つくこともあったしこれからのことはわからないけど、今はとりあえず穏やかに眠っててね、みたいなやさしさを感じるラスト。
    シビアな悩みを抱えてる子供たちに対しての、実にこの物語らしいアンサーだったように感じた。

    読み終わった後、ベートーヴェンの悲愴を聴きながらちょっと泣いた。うまく言えないけど、読めてよかった。本当に好きだ。

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    2022年11月20日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    ネタバレ

    愛し愛されることは奇跡でもあり、罪なことなんだと。時には、支えてくれるけど、とても恐く逃げ出したくなる。でも、逃げた分の時間は戻ってくれない。だから、互いに大事に思っていないと取り返しのつかないことになる。人を愛し、愛されることはとても儚く繊細なんだなと。それを目の当たりにした気がします。

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    2022年11月20日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    表紙に惹かれて購入。1994に初出した物語とは思えないほど今の世の中にも当てはまる物語。世間ではタブーとされてきた恋愛や性の多様性についても考えるきっかけに。

    好きになったのがたまたま異性だった。
    二分の一の確率。

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    2022年11月17日
  • 風は西から

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    泣きました。
    色んな感情を覚えました。
    健介が命を絶つまでは健介目線と千秋目線でお話しで構成されていて、後半が山背との闘いのお話しだったのだけれど、健介目線のお話しがあったからこそ、後半歯痒くて泣けたんだと思います。
    過労死、過労自殺がなくなりますように。

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    2022年11月15日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    愛情が恋愛だけでなく様々な立場で様々な形であることがわかる本。
    出てくる大人(光輝以外)主人公たちに接しているように感じて、愛情は色んな形があるけどそれを愛情と勘違いをして押し付けるということやタクシーの運転手たちのような大人が多くて、光輝のような大人になっていきたいと思った。

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    2022年10月29日
  • 翼 cry for the moon

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    親の虐待や学校でのいじめを経験し心に闇を抱えて育った真冬がアメリカの大学で自分を理解してくれる恋人と出会う。彼は結婚式直後に事件に遭い死んでしまう。先妻の子ティムをつれて彼の両親の元に行く。彼の家族もまた複雑であった。父親がインディアンの女性とのあいだに作ってしまったブルースだけが真冬とティムが心許せる人物であった。彼もまたいろいろないじめに耐えて生きてきた。多くの人がいろいろな苦しみを抱えながら自分の生き方を探す。諦めずに自分の居場所を探していくことが大切なのだろう。

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    2022年10月22日
  • おいしいコーヒーのいれ方 3

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    急展開

    二人の関係が急に深まりました。勝利だけでなくかれんの気持ちも勝利に向いていたんですね。これからの展開が、。

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    2022年10月17日
  • おいしいコーヒーのいれ方 2

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    心理描写がすごい

    勝利の甘く切ない心の動きをうまく表現しているなと思います。高校生ってこうだよねって感じが伝わってきます

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    2022年10月17日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    ヒット作シリーズの第一巻目

    純粋で初々しい二人の恋愛を描いた連作シリーズの第一巻目。
    やや理想化しすぎているきらいはあるが、どろどろべたべたした場面が少なく、爽やかさが読み手の心を吹きすぎるような気持のいい作品。悪意を持った人間があまり登場しないので安心して読める。

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    2022年10月03日