村山由佳のレビュー一覧

  • すべての雲は銀の…(上)

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    ゆっくり読み過ぎて確か読み終わるのに1年くらいかかった。
    描写がとても綺麗で、恋人に振られ複雑な心境の祐介の心の痛みや煮えたぎるような怒りや、どうしようもない気持ちはよく伝わってきた。
    今度は通して読みたい。

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    2012年10月19日
  • 約束 村山由佳の絵のない絵本

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    絵のない絵本というだけあって、すごくわかりやすい。でも大人向けにもとても響いてくる内容。久しぶりにヒットの一冊です。

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    2012年02月20日
  • 野生の風

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    ネタバレ

    なにもかもがツボ。
    写真、染織、アフリカの動物、風景、日本での日常、それらに関する描写がきれいで、情景が目に浮かぶ。匂いが想像できる。
    ラストも、ありがちなハッピーエンドじゃなくてすきです。
    納得いかない、折り合いをつけるしかない、事実と現実と感情がリアルで素敵!

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    2012年02月12日
  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

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    ネタバレ

    大学生もそろそろ終わる勝利の心理が主となっている今回。人間関係、とりわけ、星野りつ子との関係は良化している感じ。かれんとの二人の障害は人間関係というよりも社会といったところ。

    どこかのタイミングで心を鬼にしてでもNO!といわなければいけない。ただ、NOといわれた側はどのように考えるか、それをポジティブに受け止められるかと苦悩する今回。

    最後の最後に何かがおこる。それは、大学4年目の勝利にいて、どのような変化をもたらすのかが楽しみ

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    2012年01月30日
  • 消せない告白 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season III

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    ネタバレ

    前作「明日の約束」でなぜ、前歯を失ったのかが書かれている。消せない告白をしたのは誰なのか?そして、告白をするとはどういうことか?なぜ、告白をするのかが描かれている。

    自分も秀人みたいな考え方をもちたいなと思った。怖いとか勇気がないとかあるけど、やらなかったための怖さや後悔はしないようにしたいなぁと思う。

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    2012年01月21日
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

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    ネタバレ

    【マスター】
    「世の中ってのは不公平なもんだ」

    「人間は平等だなんて言われるけどな、俺はそうは思わない。世の中には、初めから人よりも多く持って生まれてくるやつがいるんだよ。なんていうかこう、神様にとくべつ愛されてるみたいなやつがさ。そういうやつには、並の人間は太刀打ちできない」

    「だいたい、人間は平等でなきゃなんていうのはあくまでも、『チャレンジの機会だけは平等に与えられるべきだ』という意味であってさ。結果が平等であるはずはないんだ。結果はむしろ、不平等でなくちゃおかしいんだよ」

    「でなけりゃ、競争に意味なんかなくなる。そうすると、努力の意味までなくなっちまう。」


    マスターの、心をつ

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    2012年01月17日
  • 野生の風

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    何度も何度も読んでいます。
    彼女のような強さに憧れつつも、それを手に入れられなかった自分を
    誇りに思ったりもします。
    いろんな意味で、影響を与えられた作品です。

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    2012年01月02日
  • 永遠。

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    さらっと読める短編がただただ心地よく、優しく染み込んでくる。

    そして恋が本物でも、愛を失うことはあるんだよねえ。
    それでも村山さんは知っている。

    ”いつか思い出の奥にしまわれてしまったとしても、
    かつてそのひとと心をやりとりしたっていう記憶だけは、永遠に残る”

    やっぱりこの人の作品好きだなあ。

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    2011年11月19日
  • 消せない告白 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season III

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    好事魔多し。まさにそんな一日になってしまった勝利。
    そして知る、身近な人たちが抱えるそれぞれの想い。
    勝利は考える、かれんへの想い、星野への思い、星野の想いを…

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    2011年11月09日
  • 永遠。

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    短い話の中に、ぎゅっと凝縮されているたくさんのこと。切ない、という言葉では表現出来ないような切なさが、そして温かみがある物語でした。

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    2011年09月17日
  • 青のフェルマータ

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    素晴らしい作品でした。

    声を失った里緒の周りにいる、アレックス、タグ、JB、ゲイリー、そしてイルカたち。
    優しくて鮮明な景色描写と、登場人物たちの人柄に心をうたれました。

    フェルマータ イン ブルー。

    この作品は一生忘れません。

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    2011年09月15日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    数多く読んだ村山由佳さんの作品の中では最高傑作だと思う。
    主人公の高瀬俊太郎は歴代の男性の主人公の中でも一番現実にいそうな感じで、かつ小説の登場人物らしい心情の変化をして行くところが素晴らしいと思いました。
    作者は二人の間で揺れ動く男性主人公を書かせたら天下一品。

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    2011年09月22日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    11/08/09購入。

    お世話になっている先生の本の虫の原点。

    初めて手にとった村山さんの本がこれ。
    うっかりしてセカンドシーズンから買ってしまった(笑)
    それでも主人公や登場人物の関係がしっかり書いてあって、
    十分この本から読んでも楽しめた。

    甘い!甘い!
    勝利がかれんを大事で大事で仕方ないことがすごく伝わって、
    でもすれちがってしまうこのもどかしさ。

    落ち着いた雰囲気でかかれた文章って好き。

    同居時代がすごく気になってきた。
    読まなくては!

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    2011年08月09日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    表題は「すべての雲は銀の裏地を持っている」というどこかの国のことわざで、どんな不幸にもいい面はある、というような能天気な意味だそうです。その表題のとおり、いろいろな不幸を抱えた登場人物たちが明るくけなげに会話をして仕事をして信州の厳しい自然の中で生活していくという物語です。村山由佳の文章は読みやすく、ソフトクリームのような感触ですが、この小説もあっという間に読み終えてしまいます。主人公の男の子はタイプは違うにしろ、本質的にはほとんどきみのためにできることの主人公と同じに感じられます。このタイプの男の子が村山由佳の理想の男性像なのかもしれません。ところで、この物語の瞳子さんは忘れがたくなります。

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    2011年07月28日
  • 永遠。

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    こんなに素敵な「永遠」、自分も経験したいような情熱的ででも思いやりのある恋と主人公達。

    毎度のことながら世界観に引きこまれます。

    涙が出そうな場面もあり、ページが少ないながらもぎゅっといいものが
    凝縮された本でした。

    もっと読みたかった、という意味で★4つ!

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    2011年06月20日
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

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    いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々に二人で過ごす休日、「おとなの女」になったかれんに愛しさが募る反面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としている頃、大家の裕恵さんの義理の弟が帰国する。一方、「風見鶏」のマスターの身辺も慌ただしくなり・・・。

    丈には丈の悩みがあり、マスターにはマスターの人生があり・・・それぞれの想いが交錯するこの巻は、今までのシリーズに比べればかなり落ち着いた雰囲気ではあると思う。
    個人的には、由里子さんが妊娠したとわかったときのマスターの態度がとてもかわいかったのと、かれんの同僚の桐島先生視点からのサイドストー

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    2011年04月22日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    8歳年上の姉、春妃が自分のボーイフレンドと恋に落ちた。精神科医として働く、美しく、優しい姉と、やっと両想いになった同級生の歩太くんが。「嘘つき!一生恨んでやるから!」。口をついて出た、取り返しのつかないあの言葉。あの日に戻りたい。あの日に戻れたら。お姉ちゃん、お姉ちゃん、私は・・・・・・。

    人は誰もが、人には言えない心の傷を抱えている。そしてそれは、なかなか癒えるものではない。後悔を抱えながら、痛みを抱えながら、それでも生きていかなければならない人の業を、深く考えさせられる思いがした。
    著者の特別エッセイは、とてもおもしろかった。さすがは作家、言葉の言い回しや文章構成がとても文学的で、飽きず

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    2011年04月18日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    憧れの先生と深い仲になってしまった大学生の「僕」。先生と生徒、おおっぴらにできないのは、それだけじゃない。マリコさんには夫がいるってこと。さらに問題は、「僕」はマリコさんに恋しているけど、彼女はどうなのかってことだ。一方、バンド仲間で幼なじみの「うさぎ」は、恋をしては泣きを見る恋愛下手。傷つく「うさぎ」が、「僕」には気になる──。

    自分がかつて目指していた世界を求めてひたむきに進む若者たちの姿が、この小説には書かれている。
    「うさぎ」の考え方は、自分ととてもよく似ていると思った。いいところをたくさん持っているのに、自分ではそれを自覚できなくて、そんな自分が大嫌いで、しかもいい恋愛をしたことが

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    2011年04月10日
  • 約束 村山由佳の絵のない絵本

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    ずっと読んでみたかった作品。中学受験の問題としてさまざまな学校で取り上げられており一部分しか読めていなかったので、その後、彼らがどうなったのか、気になっていた。
    子供の頃の約束、覚えていないなぁ。きっと彼らほど、心に刻まれるほどの出来事にあわなかったからなんだろうな。
    それにしても、この時期に読んだのが良くなかった。心がデリケートになりすぎていて、電車の中で、涙があふれてきて困った。
    三作品とも、「命」「生きる」「想う」を考えるものだった。ズシンと響くものだった。

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    2011年04月04日
  • 青のフェルマータ

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    両親の不和、離婚から言葉を失った里緒は、治療に効果的だというイルカとのふれあいを求めて、オーストラリアの島にやってきた。研究所のイルカの世話を手伝ってクラス彼女の島に住む老チェリストJBが贈る「フェルマータ・イン・ブルー」の曲。美しいその旋律が夜明けの海に響いたとき、海のかなたから野生のイルカが現れて──。

    人は、誰もが自分の中に「痛み」を抱えているが、イルカたちとの触れ合いを通して、自分を見つめ直しながら一歩を踏み出していく様子が、とても感動的だった。海や波に関する描写は、実際に目の前で展開されているかと錯覚するほど幻想的だった。
    ただ、物語の中で、ゲイリーにもう少し救いを与えてあげてもよ

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    2011年03月23日