村山由佳のレビュー一覧

  • 野生の風

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    色に魅せられた染織家・多岐川飛鳥、野生動物のいのちを撮るカメラマン・藤代一馬。ふたりが出会ったのは、ベルリンの壁崩壊の夜。運命的な恋の予感はそのまま、アフリカでの再会へと結びつく。サバンナの大地で燃え上がる愛、官能の炎。しかし、思いがけない事実が発覚して──。

    主にアフリカを舞台にした物語で、そこに登場する人物と動物たちとの姿がまるでそのまま浮かび上がってくるかのような、透明感のある文章で読みやすかった。
    ハッピーエンドかと思いきゃまさかのラストに、胸の奥が痛くなった。
    飛鳥や一馬の仕事に対する想いの熱さに、自分の身近にいる人の存在を重ね合わせて見る思いがした。

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    2011年03月14日
  • もう一度デジャ・ヴ

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    テレビに映し出された風景に、僕は覚えがある。行ったことはないのに、確かのこの情景を僕は知っている──高校2年生の矢崎武志に起こったのは、既視体験デジャ・ヴ。前世で何があったのか、なぜ過去を追体験するのか。運命の人に再び出会うため、時空を超えて駆ける永遠の恋のリフレイン。

    現世と前世を行き来しながらの物語展開がおもしろかった。
    既視体験というものは自分も経験したことがあるが、この小説の中で描かれていることのように鮮明ではなかったように思う。
    不思議なもので、前世で一緒だった人間は現世でもちゃんと自分の周りに存在している。これは仏法の教えの中にもあるもので、前世と現世とのつながりは無駄ではないし

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    2011年03月14日
  • もう一度デジャ・ヴ

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    おおおおもしろかった!!!

    なんか運動ができて、なんか女の子にモテる高校二年生の矢崎武志が、テレビに映し出された情景に既視感を覚える。
    しかしそこは、行ったこともなければ見たこともない…しかし確かに自分はそこを知っていた。
    彼は意識を失う度にはるか昔、生まれる前の世界を体験する。
    その世界で彼は戦国の忍びの一族だった。
    前世で何があったのか、なぜ過去を追体験するのか。運命の人に再び出会う、時空を超えた永遠の恋。

    現代の世界と過去とが順番になっていて、最後に、ああ!となる感じ!

    もう、後味スッキリだよ!!
    おもしろかった!!!

    ファンタジーで、なんか凄く読み口が軽い。
    と思ったら後書きに

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    2011年03月03日
  • すべての雲は銀の…(下)

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    下巻。続きです。
    主人公の祐介や瞳子だけじゃなくて、茂市つぁんや桜ちゃん、母親などサブキャラのことも細かく描かれてて色々と考えさせられた。
    お兄さんと由美子さんは・・・って感じでした。
    最後の瞳子さんと祐介の関係がうふふって感じです。
    なんだか読んだあとに爽快感というか、心が温かくなる感じがしました。
    村山由佳だよなって作品。
    やっぱり年上の女の人と年下男の子だもんね。

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    2011年02月27日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    ずっと読みたかった作品。
    ガツガツと読んだ。
    それだけこのお話に引き込まれていったんだと思います。
    まさに非現実空間なかむなび。
    祐介が変わっていく様子などがきゅんっときた。
    瞳子さんの自由奔放っぷりが羨ましかった。
    園主も頑固だけど筋が通っていて素敵だと思います。
    続きが早く読みたくて仕方なかった!

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    2011年02月27日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    青春の恋愛を題材にしたお話。
    本屋さんに行って、何か恋愛系の本が読みたくて、そのとき売り出していてたまたま手に取った本。
    村山由佳は青春のまだ幼い気持ちをかくのがうまいと思う。
    純粋無垢というか・・・
    あとなんとも言えない間を表現しているあたりが好きだ。
    ちょっと背伸びしたくなる主人公の気持ちもわからなくもない。

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    2011年02月20日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    村山由佳の作品では一番好きな本。
    信州の田舎宿で大学生が有機生活をしていく話。
    THE 鉄腕ダッシュのダッシュ村のように、そしてこの物語のの「かむなび」のように、有機な生活に憧れる。
    自分が思い描く理想の生活を物語として語ってくれるから、この小説が大好きだ。
    そして、この話を読んでいる今まさにこの瞬間に、物語と同じような農作業をしているのも面白い。場所は千葉だけどね(-ω-;)
    話として、体験として実演しているのであります。

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    2011年02月09日
  • すべての雲は銀の…(下)

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    宿を整え、厨房を手伝い、動物の世話をする。訪れるのは不登校の少女や寂しい老人、夢を追う花屋の娘たち・・・人々との出会い、自然と格闘する日々が、少しずつ祐介を変えていく。一方、瞳子は夫の消息を追ってエジプトへ。もう一度、誰かを愛せる日は来るのだろうか──。

    下巻まで通して読んで、心の琴線に触れるシーンがたくさんあった。
    人は誰しも人に言えないものを抱えているけれど、だからこそ人生は美しいし、人の痛みがわかる人間になれるのだと、祐介や花綾、桜の姿を通して教えてもらったような気がする。
    この物語に登場する人たち全員が、それぞれに成長していく姿に勇気と感動をもらった。素晴らしい小説だった。

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    2011年01月14日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    恋人由美子の心変わりの相手が兄貴でさえなかったなら、ここまで苦しくはなかったのかもしれない──傷心の祐介は、大学生活から逃れるように、信州菅平の宿「かむなび」で働き始める。頑固だが一本筋の通った園主、子連れでワケありの瞳子・・・たくましく働く明るさの奥に、誰もが言い知れぬ痛みを抱えていた。

    人間は、誰もが心に何かしらの痛みを抱えている。それを見事に表現している。
    園主の考え方には納得できる部分もあり、花綾や美里の「花」に対する仕事への想いなど、細部までこだわった人物描写はさすがだと思った。

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    2011年01月14日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    人間模様。田舎でのんびり。ものすごい溜息を吐きながら読んだ。畑に生っている柿は何のためにあるかが心に残った。「おいしいコーヒーのいれ方」以外の他の作品も読みたい。

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    2017年05月21日
  • 青のフェルマータ

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    イルカと泳ぎたくなる、心温まる(?)一冊。
    R指定かけてもよいような気がしないでもない内容だったり何だり...

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    2011年10月09日
  • 野生の風

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    主人公飛鳥は、天使の卵やおいしいコーヒーシリーズのヒロインのようにおっとりした雰囲気ではなく、まだあまり村山さんの作品を読んでいなかった私にはちょっと新鮮でした。
    そして、天使の卵もそうでしたが、胸が引き裂かれたような結末で、しばらく引きずりました。

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    2010年11月22日
  • 楽園のしっぽ

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    わくわくしながら読める本。波乱万丈のエッセイ。日常生活を本当に大事に生きている、楽しんで生きている著者の気持ちがすごく伝わってくる。こんな風に毎日感動しながら、感謝しながら生きたいなぁ。
    「庭は女に似ている」の説はへぇ。と思いながら読んだ。この人のほかの本も読んでみたい。

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    2010年11月02日
  • すべての雲は銀の…(下)

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    主人公に自分の姿を重ねた部分はあると思う。大切なものを失い、立ち直れず、そこから逃げる日々。
    それでも受け入れたりして、向き合わなくちゃいけない日がいつかはくると、そうできる日もいつかはくることを教えてくれる作品だと思う。

    傷つきながらも、沢山の人に触れていく中で次第に再生していくという過程をうまく描き表していると思う。タイトルの意味もとっても素敵で、心に沁みる一冊。

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    2012年10月22日
  • 青のフェルマータ

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    1番好き。

    音楽と
    失声と
    年の差と
    ・・・(T□T*)

    感情移入しすぎてしまうのであまり頻繁に読むと疲れてしまう(笑

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    2010年07月13日
  • もう一度デジャ・ヴ

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    個人的には、こういう話が大好きなのであっと言う間に読んでしまいました。
    何度読んでもおもしろいです!
    ファンタジー好きの方にオススメ。
    思わず、「今回は…?」と続きを想像してしまいます。
    今度こそ、幸せになってほしい!

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    2010年05月28日
  • 青のフェルマータ

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    購入済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    両親の不和、離婚から言葉を失った里緒は、治療に効果的だというイルカとのふれあいを求めて、オーストラリアの島にやってきた。研究所のイルカの世話を手伝って暮らす彼女に島に住む老チェリストJBが贈る「フェルマータ・イン・ブルー」の曲。美しいその旋律が夜明けの海に響いたとき、海のかなたから野生のイルカが現れて―。心に傷を持つ人々が織りなすイノセントでピュアな愛の物語

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    2010年04月05日
  • 楽園のしっぽ

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    鴨川で自然や動物たちに囲まれて暮らしていた頃の作者の生活を描いた作品。都会で暮らしている者には想像もつかない生活ですが、密かに憧れていました。もちろん楽しい事ばかりではなく、飼っていた兎や鶏がイタチや野良犬などに殺されてしまったりもしました。この本を読んでいると、人間も自然の一部である事がよく分かります。

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    2009年11月24日
  • 楽園のしっぽ

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    直木賞後初のエッセイ集。著者の作品では知り得なかった、著者の生活を追体験できます。多くの作品がこの自然から生まれたのかと、思わされます。そして、現在、その土地を捨て、小説家として新しい道を模索するまでのことがとびとびで書かれています。ファンなら一見の価値ありです。

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    2009年10月07日
  • 楽園のしっぽ

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    つまが読んでいたらしい本書。表紙に惹かれて初めて読む村山さんの本。
    お名前を聞くのも初めてだった・・・これが素晴らしい。。

    欲を言うと、もう少し若いときに出会いたかった・・・ま、そんなのは言いっこなしで。。

    何か、生きる指針の参考になったかもしれない。

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    2009年10月04日