村山由佳のレビュー一覧
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ネタバレバレエダンサーと第二次世界大戦、シベリア抑留。女性看護師も抑留されていたのは知らなかった。ラーゲリより愛を込めてで男性でも生存は難しかったと知り、生きて日本の地に戻れた人は奇跡だっただろう。なのに日本で死んでしまった、そんな友人がいながら生き続けた水野加耶の祖母の強さ。バレエをほぼ知らないので華やかな世界の現実を見せられ、身体を壊してもなお取り憑かれる魅力を思った。日本女子は辱めを受けたら貞操を守り自死しろと言われるのに男性は違うのか?負け戦になったときに急に生き延びろと言われても、知識があっても考えたことがなかった自分が恥ずかしい。
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Posted by ブクログ
エルザ動物クリニックで巻き起こる患者家族とスタッフの心の成長。
一風変わった動物病院の院長とそこで巻き起こることが描かれた短編が5つ。猫→犬→インコ→ウサギ→馬…で構成されている。
猫、犬パートで涙腺崩壊、夫から心配されるレベルで号泣したため電車の中など公共の場では読むべからず。
しかしながら動物を飼っている人には読んで欲しい、命を引き受けるということ。
我が家の行き付け動物病院も先生が私たちには厳しく、猫を扱う時の目線が真剣AND優しいところ、このエルザの院長に似ているなと思った。
共に過ごす時間に限りがあるからこそ目の前の命と向き合い、後悔しないように愛してあげよう。
そんな暖かい気持ちに -
Posted by ブクログ
ネタバレこの巻は話が色々動き出して面白かったけどそれにしても、怖かった。
途中怖すぎてホラー小説かと思った。
前作から勝利が嘘に嘘を重ねすぎて、どこまで嘘つくのか、いつバレるのか、読んでて不安で苦しかった。
バイトがクビになる、丈と京子ちゃん、叔母さんの疑い、星野りつ子のストーカー、勝利の一人暮らし、かれんの転職と一人暮らし・・・
どんだけ秘密抱えるの。別にさらっと言っても良いこともあるのになーと思う。秘密を守る為に嘘をついて、その罪悪感があるからか余計後から言い出せなくて、なのにまた平気で嘘をつく。かれんにさえも。
なんだろう、かれんの言う優しい秘密と、勝利の抱えている秘密は違う気がする。