村山由佳のレビュー一覧

  • DANGER

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    バレエダンサーと第二次世界大戦、シベリア抑留。女性看護師も抑留されていたのは知らなかった。ラーゲリより愛を込めてで男性でも生存は難しかったと知り、生きて日本の地に戻れた人は奇跡だっただろう。なのに日本で死んでしまった、そんな友人がいながら生き続けた水野加耶の祖母の強さ。バレエをほぼ知らないので華やかな世界の現実を見せられ、身体を壊してもなお取り憑かれる魅力を思った。日本女子は辱めを受けたら貞操を守り自死しろと言われるのに男性は違うのか?負け戦になったときに急に生き延びろと言われても、知識があっても考えたことがなかった自分が恥ずかしい。

    0
    2026年04月01日
  • La Vie en Rose ラヴィアンローズ

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ村山由佳の小説。恋愛&サスペンスでハラハラドキドキで引き込まれた。庭の薔薇の描写も物語に棘のある美しさを感じさせてくれた。

    0
    2026年03月31日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    タイトルと表紙と中身に解離のない本。
    生き物の話は、"死"が絡んでくることが多いから泣くかな?と思ったけど、いたずらにお涙頂戴になっていないので、しっかりと読むことが出来た。
    エルザ動物病院、いい。シリーズ化して欲しい。

    0
    2026年03月30日
  • DANGER

    Posted by ブクログ

    世界的なバレエ振付家久我一臣に取材をすることになった出版社の水野と長瀬。
    久我のこれまでの人生は戦争と共にある過酷なものであった。
    取材をしていくうちに従軍看護婦だった水野の祖母と戦地に赴いた久我との接点も明らかになってくる。
    戦争の描写は苛烈で読むのも辛かったが、戦争を知らない世代も知らなくてはいけないことだと改めて思った。

    0
    2026年03月29日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    エルザ動物クリニックで巻き起こる患者家族とスタッフの心の成長。
    一風変わった動物病院の院長とそこで巻き起こることが描かれた短編が5つ。猫→犬→インコ→ウサギ→馬…で構成されている。
    猫、犬パートで涙腺崩壊、夫から心配されるレベルで号泣したため電車の中など公共の場では読むべからず。
    しかしながら動物を飼っている人には読んで欲しい、命を引き受けるということ。
    我が家の行き付け動物病院も先生が私たちには厳しく、猫を扱う時の目線が真剣AND優しいところ、このエルザの院長に似ているなと思った。
    共に過ごす時間に限りがあるからこそ目の前の命と向き合い、後悔しないように愛してあげよう。
    そんな暖かい気持ちに

    0
    2026年03月29日
  • ある愛の寓話

    Posted by ブクログ

    人と、人ならざるものとのつながりが描かれた6つの作品からなる短編集。
    一つ一つが完全に独立している短編集を久々に読んだ気がするが、どの作品も、愛の美しさを感じられる作品だった。

    0
    2026年03月28日
  • ある愛の寓話

    Posted by ブクログ

    著者の多彩な語彙と表現力が素晴らしい。

    性愛表現があったけれど、その対象を人に限定しない所や、愛情や深い結びつきを丁寧に言葉で表現して、肌感で想像させてくれる所が、あったかくて優しくて良いな〜と思った。

    アンソロジーで、色んな角度から色んな思いを向けて語られるスタイルが面白いと思った。

    「距離を置くことによって、関係性が上手くいく」というフレーズに救いと安堵を感じた。

    0
    2026年03月28日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    真剣に動物達の命と向き合うって良いなぁと思った。飼い主を救ったインコとか、ウサギを救った男の子とか、院長の馬の話も良かった。大昔に、飼っていたシェパードのことを思い出した。私も深雪のように森の中に住んで、動物達と接していたら、少しは気分が良くなるのかなぁ

    0
    2026年03月23日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

    Posted by ブクログ

    村山由佳のおいしいコーヒーのいれ方記念すべき第1作目。話の内容はちょっと大人なアオのハコみたいな雰囲気。高校生の主人公の語尾があまりにオラオラ系すぎてちょっと萎えたけど、話の内容的にはド好み。これ書かれたの2000年より前やから、平成初期の高校生はこんな九州男児みたいな感じやったんかなーと思ってみたり。このシリーズ20作くらいあるから今年のうちに全部読み終えることを1個の目標にします。これからの作品の期待を込めて星4評価です。

    0
    2026年03月23日
  • 優しい秘密 おいしいコーヒーのいれ方 VIII

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この巻は話が色々動き出して面白かったけどそれにしても、怖かった。
    途中怖すぎてホラー小説かと思った。

    前作から勝利が嘘に嘘を重ねすぎて、どこまで嘘つくのか、いつバレるのか、読んでて不安で苦しかった。

    バイトがクビになる、丈と京子ちゃん、叔母さんの疑い、星野りつ子のストーカー、勝利の一人暮らし、かれんの転職と一人暮らし・・・

    どんだけ秘密抱えるの。別にさらっと言っても良いこともあるのになーと思う。秘密を守る為に嘘をついて、その罪悪感があるからか余計後から言い出せなくて、なのにまた平気で嘘をつく。かれんにさえも。

    なんだろう、かれんの言う優しい秘密と、勝利の抱えている秘密は違う気がする。

    0
    2026年03月23日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    優しい話であった。
    特に動物好きということもない自分からすると、偏愛ともいえる飼い主には入れ込んで話を読むこともなく、最初は退屈にさえ感じたけれど、描かれているのは人間であった。
    DVや児童虐待などは読むだけで辛く、ムカムカするが、当事者が抜け出すための気づきを動物であれ人間であれ、与えることができれば…
    終盤で書かれているICは実在の名称だがなぜ舞台となっている地区は全てそれとわかる偽名なのだろう。地元民としては実名にして欲しかったなぁ。方言もちょっと無理やり感が…。

    0
    2026年03月21日
  • 星々の舟

    Posted by ブクログ

    いろんな人に読んでほしい本だなと思った。
    いじめや戦争に関し凄惨な表現が出てくるので避けたい方は別として、恋とは何か、親愛とは何か、幸せとは何か、を考えたい人に読んでほしい。恋愛小説ではあるのだけど、いつの時代も「ただただ、恋愛」みたいなラブストーリーはかなり少ないんじゃないかと思っている。

    0
    2026年03月09日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

    Posted by ブクログ

    あとがきより

    どんなに相手を好きだとしても、お互いに影響を与えあわないような恋は、ほんとの恋愛とは言えません。考え方や価値観がぶつかりあった結果、自分が変わり、相手も変わっていく、、、みんなにも、そんな恋をしてほしいな、と思います。

    0
    2026年03月09日
  • 二人キリ

    Posted by ブクログ

    阿部定事件をモチーフにした小説。
    面白かったです!!
    どこまでがノンフィクションでどこからがフィクションなのかわからなくなる。これが真実じゃないのかと思えてしまいます。

    読み終えた後は、定のことが可愛らしく愛おしく感じちゃいました。
    なんていうか、一所懸命生きたい一人の普通の人間(と言うには強烈な性格だけど)なんだよなぁと。
    そしてこんなにも激しく愛し愛されたい経験があることが羨ましいくらい。

    吉弥というキャラの立ち位置が秀逸だなと思いました。Rだけなんで最後までイニシャルなんだろう。

    0
    2026年03月08日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    村山さんの切ない恋愛観もありつつ、サスペンス的な要素もありつつで、新鮮な作品だった。予想通りの人の繋がりもありながらも、ここでそういう展開にするのかーって思いながら読みました。
    美月の過去の描写がもう少しあったらよかったのと、最後の展開がいきなり過ぎた感じがあり、星4つにしましたが、楽しく読むことができて、久々に他の村山さんの作品を読みたくなりました。

    0
    2026年03月07日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    夫婦なんていつどこで亀裂が入って信用なくすかなんてわからない。それにしてもこの旦那さんにはイライラする。気持ちいい終わり方なのかな?

    0
    2026年03月05日
  • ロウ・アンド・ロウ(上)【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    人間関係って、こういうほんの些細な言葉とか行動で相手の心を推察するっていうことだと思う。だからこそ思いやりも生まれるし勘違いからすれ違いも生まれる。小さな小さなことを拾い上げて気持ちを言語化しているところにとても共感できました。

    0
    2026年03月05日
  • 遥かなる水の音

    Posted by ブクログ

    2026/03/04
    アルケミストに続いて、砂漠を舞台にした作品。
    結衣と浩介のエピソードが特に心に残った。
    「続いていく明日を信じられた」日々。
    でもそれが急になくなってしまうかもしれないという恐怖。
    ありきたりだけれど、今ここにこうして生きていることの幸せを思った。

    周(あまね)の遺骨が砂漠に舞うシーンと、タイトルを回収するラストはとても美しく、涙が溢れた。

    0
    2026年03月04日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上下巻通して

    性描写が書かれている文章を読んだことがなかったので初めは面食らったが慣れればするするよめ面白かった
    不倫の描写もなぜか嫌な心地はせず、リアルな心情や夫婦のいつのまにが縛られ自由を失っていることにも気が付かない、そんな様子がスッと心に入っていった

    0
    2026年03月03日
  • Row&Row

    Posted by ブクログ

    自分と重なる部分が多くて、、読んでいて何とも言えない気持ちになった。
    誰の気配も感じることのない休まる場所が欲しい。
    休日も外に出たい訳じゃない本当は。

    0
    2026年02月22日