村山由佳のレビュー一覧

  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どうしても直木賞が欲しい。
    直木賞に執着するカイン先生が突然スイッチが入ったようにキレだす前半の数々の場面に、心臓がドキドキして読むのがしんどかった。
    千紘とカイン先生の信頼関係が深まって、ここからどんどん良くなって直木賞を獲る物語なのかなと思ったらまさかの展開…。

    親密になりすぎて、大好き過ぎて自他の境界がなくなってしまったのかな…。鬼気迫る雰囲気で一気に読みました。

    カイン先生が憑き物が落ちたように最後はサッパリされていて良かった。
    ハッキリと描写されていないからこそ色々想像してしまう終わり方が良かった。

    0
    2026年10月19日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    作家や賞や編集の世界を覗き見ることもできるし、ストーリーとしても面白く、ぐいぐい読み進めた。作家の話を作家さんが書いてくれるのは面白いですね

    0
    2026年10月18日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    最初は、さすが著者さん、書店や編集、賞のことなどすごく詳しく書かれているなぁといった感想だったのですが、途中からまさかの展開に目が離せませんでした。本のページが少しずつ終わりに近づいていくのを感じながら、これは果たしてどのような結末を迎えるのかドキドキわくわくして読みました。
    登場人物が芯をもっていたかと思ったら時に弱くて、人間らしさが出ていてとても魅力的でした。直向きに高みを目指し努力を続けるカインや千紘にどんどんハマっていく自分がいました。なので、最後の終わり方にはびっくりしたし、少し悲しい気持ちもありました。でも、イライラしたからって、他人に怒鳴ったり、車の座席を蹴っちゃダメです!

    直木賞を巡って引き起こされた一連の出来事、タイトルの『PRIZE』もぴったりだと思います。

    0
    2026年10月16日
  • 永遠。

    Posted by ブクログ

    「想いは、永遠なの。一度誰かとの間に芽生えたつながりは、ずーっと消えずに続いていく。たとえ、かたちを変えて、いつか思い出の奥にしまわれてしまったとしても、かつてそのひとと心をやり取りしたっていう記憶だけは、永遠に残るのよ。そう──ちょうど、海の底に沈んだ宝石みたいにね」
    別れが辛いものであったり 自分の願ったこととは違う結果になっても私がその人と出会えたことは事実であり 「その人が自分の人生にいてくれた時間を、大切なものとして受け止められる。」 このメッセージを読むとなんとなく心が暖かくなる。

    「人を恨みながら生きても、誰かと笑い合って生きても、同じように人生は過ぎていっちゃうのよ。あんたなら、どっちを選ぶ?」
    憎むことが悪いわけではないし嫌うことが悪いわけでもないが自分の人生をどのような時間の使い方がしたいか 有限の時間を大切にする。

    0
    2026年10月16日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    直木賞がどうしても欲しい作家の生活が垣間見れた気がした
    すごく想像しながら読み進められた
    実際に作家の村山先生も直木賞もその他の賞も取っていて、本当に村山先生も直木賞が欲しかったのかなぁとか思った
    こうやって作家と編集者は二人三脚でやっていくんだね
    新と生意気な新人作家とか、天羽先生の本に取ったはずの文章を取らないままにしてしまった編集者の千紘とかその後の関係が描かれずに終わってしまったからそこは気になるところ
    初めて村山先生の本を読んだ!面白かった!

    0
    2026年10月15日
  • 天翔る

    Posted by ブクログ

    エンデュランスという競技を初めて知りましたし、馬に対する信頼、馬からの信頼、競技への絶え間ない努力、とても熱い作品でした。

    0
    2026年10月15日
  • 記憶の歳時記

    Posted by ブクログ

    村山由佳さんを最も知ることができた本なのではないかと思う。好きだった作品のエピソード。デビューの様子。馳氏との関係。自己形成、お母さんとのこと(毒親だなぁ…)
    これまでのエッセイや作品と合わせて本人をよく知ることができる。自分自身をよく観察しているエッセイだ。こんなに人生を美しく文章にしている強さよ…。

    0
    2026年10月14日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    小説作家の物語という内容が斬新で面白かったです
    どれだけ実態に迫っているかわかりませんが結構生々しく感じました
    緒沢千紘の書き換えに天羽カインが怒った理由は彼女の才能を認めざるを得なかったためなのでしょうか?
    最終的にどれくらい書籍が売れたのかがラストワンセンテンスに欲しかったです

    0
    2026年10月14日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結論:後半はかなり面白かったものの、結末があまりにもあっけなく、大きな物足りなさが残った作品でした。
    ※シンプルにハッピーエンドを期待しすぎました、、

    序盤から中盤にかけて徐々に面白くなり、特に後半はカインと千紘の関係性に強く引き込まれました。

    中でも印象的だったのは、千紘が過去に交際相手から受けた性被害をカインに打ち明け、カインが涙を流す場面。千紘がつらい過去をさらけ出し、それをカインが受け止める姿には胸を打たれました。二人の距離が少しずつ縮まり、作家と編集者という仕事上の関係を超えて、互いを理解し合っていく描写が素晴らしかったです。

    主人公はカインですが、裏の主人公は間違いなく千紘。 それほど彼女の存在感が大きかったです。

    だからこそ、結末には納得しきれませんでした。直木賞受賞という感動的な展開を期待していましたが、千紘による文章の差し替えをカインが受け入れず、受賞を辞退。さらに、チョコレートに添えられた「一生あなたを許さない」というメッセージ。

    あれほど距離が縮まった二人が最後には断絶してしまい、「完全にバッドエンドじゃん」「え、これで終わり・・」というのが率直な感想でした。

    後半の盛り上がりが良かっただけに、もう少し心に響く結末が欲しかったです。十分楽しめた作品ですが、個人的には『イン・ザ・メガチャーチ』の方が面白かったです。

    ただ、良かったのは、作家や編集者が抱える苦悩、出版業界の裏側、そして直木賞を受賞することの難しさや重みなど、普段なかなか知ることのできない世界を疑似体験できたことです。この点だけでも、本作を読んだ価値は十分にあったと思います。

    ちなみに後日、家族に結末を説明したところ、「私はそのオチでよかったと思う」と言われました。同じ結末でも受け取り方が違うのは興味深かったです。

    0
    2026年10月12日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    出版業界や直木賞選考の過程が裏側まで分かるので、読書好き本屋好き、更に受賞作品に興味を持つミーハーな私にはもってこいの作品でした(笑)。
    関係ないけど、大御所作家と思わせる作家もたくさん出てきて、きっと交流のある方々なのだろうなあ、なんて想像するのも楽しかったです。

    普段から出版界隈(←使ってみた)を描いた作品を見つけると手に取ってしまうのですが、本書はその中でも特に生々しくて、著者の強い覚悟を感じました。
    主人公の執念というか熱量が半端ではなく、著者の思いをここまでさらけ出せるってすごい!
    そして、想定外の衝撃のラストでしたが、この結末は主人公らしく、残念な気持ちにもなったけど清々しさが勝り、読後感もよかったです。

    とはいえ、パワハラ気質の主人公の罵倒が熱量ではフォロー出来ないレベルかな、と思い☆は一つ下げてしまった。。
    ああいう文字の羅列を目にしてると、消耗するのよね・・・

    0
    2026年10月11日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    村山さんは直木賞獲っておられるから、、、なんかな?だから作者の執着や許せないことなどがわかるのかな???

    作者って恐ろしい生き物ですね、、、そら万人の心を動かすことなんて普通の人では無理ですね。

    0
    2026年10月11日
  • 花酔ひ

    Posted by ブクログ

    美しくて艶やかな官能文学の世界だった。

    誰にも言えずに秘めている性的趣向や、
    自分でも気付いていない潜在的な欲求…
    偶然か運命か、会うべくして導かれた男女が織りなす世界の行き着く先とは…

    着物から繋がった東京と京都の2組の夫婦。
    麻子と誠司
    千桜と正隆

    逢瀬の場面は、触覚にも嗅覚にも訴えるような濃厚な描写が続く。個人的には、千桜と誠司よりも、麻子と正隆の場面をもっと描いて欲しかった。
    これも個人的嗜好だろう。笑
    時に変化球で、麻子の祖母 トキ江がいい塩梅に大人の関係を窘めるのも印象深い。

    小説だから結末をつけないといけないんだろうけど、現実だと、この続きが必ずある。
    文学的な美しさ以上に、猥雑さのなかに艶かしさが光る作品。むしろラストのその先を読みたい、このまま読み続けたいと思ってしまった。
    まぁこれ以上は、粋を超えて野暮になるんだろう。

    0
    2026年10月11日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    動物病院を舞台としたヒューマンドラマの短編連作小説。
    信州の森に佇む小さな動物病院。生後間もない子猫、関節炎の老犬、チョコを食べてしまったインコなど、飼い主の人生に寄り添う動物たちが運び込まれてくる。彼らの命と向き合う病院スタッフの日常が生き生きと描かれる。

    病院を取り巻く登場人物たちの人間模様にほのぼのする作品でした。「動物好きに悪い人はいない」を地で行く感じです。
    個人的にはサブキャラであるオーナー医師がお気に入りです。凄腕、動物愛、ぶっきら棒、イジラレ役という完璧なスペックで、続編が出るならもっと活躍してほしいところ。

    医療系の物語ではどこかで必ず「命」が絡んできますが、本作では愛玩動物の安楽死が扱われる回があって考えさせられます。その命の最期に責任を持つのは飼い主ですが、安楽死にせよ延命処置にせよ、結局は意思を言葉にできない動物に人間のエゴを押付けているだけかもしれないという記述を重く感じました。

    0
    2026年10月10日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    どうしても直木賞が獲りたいという、瞬間湯沸かし器型の小説家の話。出版社や賞の運営話が挟まれていて、なるほどなーと思うなど。

    半ば過ぎの、リミッターを外した後の展開からが…読みどころ。タイトルの文字が、バラバラになってるわね、うん。

    0
    2026年10月08日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    森の中の動物病院の話しで、自分の家にも猫を飼ってるので、とても患者さんの気持ちがわかり、主人公の描写も細かくて、近くにあれば、自分もこの病院に掛かりたいと思わせてくれる話しでした。

    0
    2026年10月06日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    女性作家さんの描く、
    女性作家の物語…面白かった。

    編集者と作家の
    歪に絡み合っていく関係性、おごり、
    お互いが自分を理解する存在に出会い
    境界線が曖昧になっていく感じが怖かった。

    最後の佳代子の一言が好きだった。

    作中の【テセウスは歌う】が読みたいです。

    0
    2026年10月07日
  • ありふれた愛じゃない

    Posted by ブクログ

    ドラマのような小説でした!
    風景描写が美しく、タヒチに行った気分になりました。
    人間の心理描写がリアルでドキドキしましたが、最後は綺麗にまとまっていて読みやすかったです!

    0
    2026年10月06日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    直木賞の候補になりながら取れなかったから、人前でこれほど激するだろうかとの疑問はありつつも、人に認められたいという欲求には大いに共感するところがあった。
     サラリーマンにとっては、昇任だな。

     仕事の実績は部下や後輩に認められていても、やはり昇任して組織に認められたいと思う。

     そのプライドの話に、ハラスメントや離婚、小説の販促などの話が添えられる。

     読み応えあった。

    0
    2026年10月05日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いいペアだったのに。カインがあと少しでも寛容だったら展開は変わっていた?
    私は歩み寄りを覚えられた。サラリーマンをやって良かったのかもしれない。

    0
    2026年10月04日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    次どうなるかが気になって、たった1日で、全部読んでしまった。あっという間でした。人間の欲望とは果てしないものですね。

    0
    2026年10月03日