村山由佳のレビュー一覧

  • 星々の舟

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    人が生きるって、正しくばかりではいられない。それぞれに何かを抱えて、つながって、顧みて、生きている。

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    2026年01月10日
  • 雪のなまえ

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    東京でいじめに遭い、不登校になったゆきのは父方の祖父母のいる長野に移住することになる。

    暖かい人たちに囲まれながら、なかなか学校に行かない雪乃に対して苛立ちを感じてしまいました。それは、子供の頃学校に行きたくないのに無理矢理行かされていた自分に対し、雪乃はこんなにも甘やかされて恵まれている環境だということに嫉妬を感じていたからでした。

    ただ、読み進めていくと、最後の結末に収束させるためには、この長い長い不登校の期間が必要だったと納得しました。

    学校に行かない間、雪乃は祖父母の農作業や父親が始めた納屋カフェの手伝いをするのですが、そこから自然に対する先人の知恵を学んだりして、読者としても学

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    2026年01月09日
  • 星屑

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    手が止まらなかいくらいに面白かった。
    面白かったけど、あっさりしていた感覚。
    何かを極めるには、環境と同じくらい、ライバルの存在は大切だと感じます。

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    2026年01月05日
  • Row&Row

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    40代子無し夫婦、夫は美容師、妻は広告代理店で働くキャリアウーマン。
    夫が経営する美容室は経営順調とは言えず、客足はまばらだった。妻の方が給料高く、夫は密かに負い目を感じていた。
    そんなとき夫の趣味であるサイクリングサークルで1人の女性に出会う。
    彼女はネイリストで、やがて夫の美容室で働き始め、彼女の纏う陽のオーラで客足が増え、徐々に美容室経営は軌道に乗る。
    あるとき夫と彼女は一線を越え、男女の関係となる。それからは不倫関係にのめり込んでいく...

    読後に書いているので表現が合っているか自信がないが、妻の上司が言った「絶対的な長所というものはない」というセリフが印象的だった。
    相手への感情次

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    2026年01月05日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

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    読みやすく、好きな文章。

    ただ、涼子にも、孝之にもそこまで魅力を感じない。
    自分の年齢的なものを関係しているかもしれないが…。
    だから、なかなか感情が乗ってこない。クソなのに魅力あるっていうのが、不倫を題材にするものには必要に感じる。
    そして、美登利もクソ。そこまで魅力を感じない。若いだけ。

    でも、どんどん読み進めてしまう。
    文章は魅力的なのかな。

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    2026年01月03日
  • 記憶の歳時記

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    分かりやすく面白い小説を書く作家と言う認識だったが、このエッセイで彼女の性格を知れば、もし仮に付き合うとすれば結構面倒くさい人かも知れないと思った。

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    2026年01月02日
  • ロウ・アンド・ロウ(上)【毎日文庫】

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    二人の夫婦それぞれの視点から丁寧に描写されており、とてもわかりやすい。夫婦間でのすれ違いがあまりにも詳細に描かれており胸が痛くなる読者もいるはずだ。夫婦間にとどまらず、カップルや家族など近しい人との関係で生じる小さな違和感はだれしもが経験することであり共感しながら読み進めることができる。とても読みやすく、この作者は私にとって少し難解な語彙も使用しているためとても勉強になった。

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    2026年01月02日
  • 雪のなまえ

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    村山由佳さんの小説はなんと美しいのだろうか。
    人物の心情の描写も、風景描写も、物語自体も本当に美しい。
    村山さんには世界がとても繊細で、美しく見えてるんじゃないかと思う。自分にも、世界が美しく見える瞬間がある。だいたい夕暮れである。それは、家の近くの目黒川沿いの景色であったり、新幹線から見る景色であったり、旅行先で見る景色であったりする。その瞬間、身体全体に高揚感と満足感が広がっていく。それに近いイメージと感覚が、村山由佳さんの文章を読むと浮かび上がってくる。

    早く読み進めたいという気持ちと、一文一文しっかりと読みたい気持ちが矛盾する。
    結局自分の場合は早く読み進めたい欲求を抑えきれず、あと

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    2025年12月29日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

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    涼子と孝之

    夫婦の物語に美登利が加わり
    他の男性や女性も絡んで
    どうなるのだろう……

    残念な人と一緒になってしまった
    涼子さんは自分の人生を生きるために
    ちょっとした回り道をしたのかな
    彼女のようなパキッとした性格は好きだなぁ
    ついつい正直に言ってしまう所もね

    「ロー・アンド・ロー ♪
    ロー・アンド・ロー ♪
    ふーりーかーえ~るな ロー~♪」
    と頭のなかで歌が浮かぶので
    ググってみたら「黒の舟歌」
    真っ直ぐ進むのも
    左右どちらかに曲がるのも
    自分の漕ぎかた次第だね

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    2025年12月28日
  • 雪のなまえ

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    あなたがあなたであるためなら、そこから逃げていいんだよ。
    逃げることは必ずしも悪いことじゃないんだなあ。逃げることも一種の強さだと思うの。
    もちろん逃げないことも当たり前に強いんだよ。でもそうすることによってあなたがあなたらしさを失うなら。私は逃げたっていいような気がする。

    子どもって何も考えていないようで、小さな体で精一杯考えてる。周りに迷惑をかけないように、精一杯考えてる。
    不登校の雪乃は父親の実家で療養生活を始めるんだけど、慣れてきた雪乃にかけたおばあちゃんの言葉が身に染みたな。今この時楽しいことを選んで、それだけで生きていく訳にはいかないし、そうやって生きていくとどこかでダメな人間に

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    2025年12月27日
  • ある愛の寓話

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    人ならざる愛しきものたちで繋がれる人々。

    たまたま角を曲がっていたら綺麗な宝物が落ちていたみたいに、ものすごく得をした気持ちになりました。

    グレイ・レディが1番好き。

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    2025年12月15日
  • ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

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    ネタバレ

    勝利、最終巻でも悲惨な事故に巻き込まれる(笑)
    ここまで来ると不幸体質か?
    と思うけど、最後に1番欲しいものを手に入れられて良かったね!
    村山先生、連載中に大変なこともたくさんあったかと思いますが、26年間執筆大変お疲れ様でした。

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    2025年12月09日
  • 雪のなまえ

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    いじめから不登校になった小学生が主人公。一筋縄ではいかない地方移住の難しさ、いじめの問題、家族の形などいろいろな要素が詰まった作品。まわりの人たちの優しさや自然、農作業の描写など村山由佳さんの筆力はやっぱりすごい!
    読み終わって人の温かさで心があたたまりました。爺やん婆やんの言葉にじーん(涙)

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    2025年12月08日
  • 雪のなまえ

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    東京で通っていた小学校でイジメを受け、不登校になった少女雪乃。
    父親と共に曾祖父母の住む長野の田舎に移住し、そこで出会う人たちや自然との触れ合いを通して成長するとともに、閉ざしていた心の扉を少しずつ開いていく。
    作中に描かれていた昔ながらの知恵などは、現代の、特に都会に生きる人には忘れがち、もしくは知らないことも多いだろう。
    インターネットやAIにばかり頼るのではなく、そういったものにも改めて目を向けてみたい。

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    2025年12月07日
  • 二人キリ

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    恥ずかしながら実際の「阿部定事件」を
    全く知らなかった。
    ずいぶん前にレビューだけ読んで
    面白そうだなと思って予約したので
    実際に読むときには、どんな話か忘れていました。
    フィクションというけれど、それを感じさせないぐらい
    実話に基づいて書かれているものと思わせる描写。
    すごいなと思った。
    こんなことが実際にあったら大変な騒ぎだったろうけど
    これを読んだら、定さんの気持ちも
    ちょっと分かるような、全くの悪人ではないと
    思わせられたところもすごいと思う。

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    2025年12月07日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    ネタバレ

    物語を通して歩太は一目惚れしてからずっと春妃のことが好きだ。たぶんその愛情に満たされている感覚が歩太にとっての幸せなんだなと思った。
    春妃と一緒になりたいという気持ちはきっと若さゆえの勢いもあるように感じた。年齢差や親の理解、夏姫の姉である事実があっても前に進もうとする強さがあった。
    それに対して、春妃は年齢差や夏姫のこともあってかどこか認めない空気感みたいなものが伝わってくる。きっと春妃は歩太よりもずっと大人で抱えているものが大きいから自分の心に素直になることに時間がかかるんじゃないかなと思った。
    精神的に歩太は若すぎて、春妃は大人すぎるのかもしれない。そんな2人が徐々に歩み寄って大人に、純

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    2025年12月06日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    勝利がいなくなった町にとりのこされた人たちの想いを綴った巻。それぞれの視点で語られるので新鮮さを感じた。

    第一シーズンは「秘密」が大きなテーマだったけれど、第二シーズンのテーマは「赦し」だったのですね。誰しもが当事者になるかもしれない…到底許されない罪を負ったとき、果たして自分はどうするのかー…村山先生から鋭い問いを投げかけられている様でもあります。

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    2025年12月06日
  • 二人キリ

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     阿部定。きっとこの名前を知る人は大勢いるのではないだろうか。もちろんその事件も同時に思い浮かべることだろう。

     愛する人の男性器を切り取り持ち歩いていたところを捕まった阿部定。世の中では単なる好色女の猟奇殺人事件と認識されているだろうし、私自身、そういう認識でいた。

     でも、この『二人キリ』を読んで、その認識が少し違ってきた。

     著者の村山由佳さんはもちろんこの事件が起こった時にはまだ生まれているはずもなく、でも、吉弥に実際話を聞いたかのようにリアルに描かれていて、この小説がフィクションなのかノンフィクションなのか分からなくなるほどだった。

     もちろん小説だから、大いに脚色はされてい

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    2025年11月27日
  • 雪のなまえ

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    いじめが原因で不登校になってしまった少女、雪乃。引っ越した地での新しい生活と出会い。雪乃が成長していく物語でした。そして彼女を支える家族や周囲の人々の優しさに感動しました。

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    2025年11月27日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    色んな話があって、それぞれ面白かった。
    村山由佳さんのは人怖もあり、短篇ではないやつを読んでみたくなった。
    こっちを向いて、の話は凄くわかる!
    ブータン以外は好みだった。

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    2025年11月26日