村山由佳のレビュー一覧

  • 翼 cry for the moon

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    20年以上前に、大学の生協で買った本。

    何で手に取ったのかは覚えてないけれど、思い出したように数年毎に手に取り、内容知っていても、いつも新鮮に読み進める。

    真冬の心情やアリゾナでのティムの無邪気さ、虐め、差し伸べてくれる手とぬくもり。ナヴァホの暮らし。

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    2025年09月27日
  • 二人キリ

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    これは、村山由佳さんにしか書けないやつ!487ページ、読み終えた時には何故か「良かったね、おさあちゃん」と思ってしまった。色情に溺れた究極に駄目な二人。吉蔵と貞。なのに、なんなんだろう、
    この読後感は?

    吉哉という、吉藏の息子の目線で語られ、小説執筆、映画制作というフィルターを通して演出されているからか?
    吉哉が素直で優しいキャラクターだからなのか?

    私が知っていた阿部貞事件と史実は
    大差なかったようだ。
    知らなかったのは、
    出会ってから事件まで三ヶ月半、
    深い関係になってから
    1ヶ月弱という、短い間に濃縮された二人の関係だったこと。

    本当にくだらない二人。
    日本は貧しくて
    戦争もあって

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    2025年09月20日
  • 二人キリ

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    ネタバレ

    オーディブルで聴いた。

    村山由佳さんの小説は2作品目。
    「PRIZE―プライズ―」が面白かったのと、ほんタメであかりんが紹介してたので、気になってオーディブルで聴いた。

    生々しかった。絶対に、家族の乗ってる車で流したら危険。笑
    阿部定事件のこと、全く知らなくて、この本で知った。好きになった人と一緒になれない、悲しい話に思えた。特に興味のあるような内容ではなかったのに、ぼーっとしながら話の続きを聞きいってしまう没入感があった。

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    2025年09月19日
  • 星々の舟

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    家族がテーマの連作短篇集でした。
    一つの家族について、それぞれの立場で語られます。
    愛とは、家族とは、幸せとは。
    色々考えさせられました。

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    2025年09月18日
  • 天翔る

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    村山さんの作品は厳しさと優しさのバランスが絶妙、
    弱っている時には優しく包まれるような感覚もあり、それでも自ら切り開いて生きなくてはいけないと背中を押されるようなきもちにもなる。
    だから、読後感が心地よい。

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    2025年09月17日
  • 二人キリ

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    阿部定事件に真っ向から向き合った小説。
    かなりボリュームがあるのですが、主人公が関係者から丁寧に聞き取り調査をした物語体験を共有することができます。
    起きた事件そのものは変わりませんが、その背景を知っていくことで、私自身、事件そのものや被害者、加害者の印象が大きく変わりました。
    日々、いかにニュースなどの表面的な情報から物事を判断していたのかを反省させられました。

    事件の都合上、性的な描写がかなり強いので苦手な方はご注意ください。

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    2025年09月01日
  • 二人キリ

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    村山由香さん「二人キリ」
    著者の作品は「PRIZE」以来2作品目。
    「PRIZE」が最高だったので著者の別の作品も読んでみたくなった。
    調べてみていて色々と読んでみたい作品があったが一番興味をひかれたのが本作品だった。あの有名な「阿部定事件」のフィクション作品とは…
    その衝撃的な事件は自分が幼い頃から知ってはいたが、事件の概要、何がどうして何時の話だったのかは全く知らなかった。
    早速書店にて購読、興味深く読んでみることに。

    まず驚きなのが、事件があったのが1936年、今から約90年前。
    もう10年もすれば「阿部定」というその名は100年轟く事になるだろうこと。
    今の時代でもセンセーショナルな

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    2025年09月01日
  • 二人キリ

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    村山さんのこの本を読むまで阿部定事件を知らなかったのだけど、あらすじを読んでそう言う事件があったのか……なかなかエログロな事件だなぁ……と、
    思っていたのだけど、読み始めたら阿部定の辿る運命や一途すぎたり純粋すぎる故の色々な行動にただのエログロな事件ではなかったのだなと思った。
    ある意味急遽の愛の形。
    それを恋愛小説の名手村山さんが書いたのだから、胸にぐっと来ない訳がないよね。

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    2025年08月30日
  • 約束 村山由佳の絵のない絵本

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    ネタバレ

    小学生のときに読んでずっと忘れられなくて探していた本とやっとまた出会えました。
    小学生の時の自分はまだ純粋で、きっと頑張ってたら幸せになれるし、悪い人には天罰がくだると信じてたから、4人の仲間になった気分で「0.000001%」の可能性を信じながらページをめくったときはあまりに衝撃な結末に涙が止まらなかったのを思い出しました。
    みんなにある意味「公平」に「不公平」なこの世界だけど、村山先生がおっしゃっているように
    《 人生は、それでも生きるに値する》
    に違いないと信じたいです。素敵な言葉だなぁ。

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    2025年08月28日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    久々に恋愛小説ものを読みました。
    年上の女性と学生の恋愛…現実にはあり得なさそうな現象ですがラストには思わず「キャー!」と赤面してしまうほどこそばゆくも、なんだか瑞々しい心がふっと湧き上がってきたようでした。
    続き物らしいのですが、近いうちに本棚に追加されている事でしょう笑

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    2025年08月26日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    愛猫もみじちゃんの命の本
    読んでいて心がグッとなる瞬間がありながらも
    クスッとなるもみじちゃんの言葉があって
    愛することを感じれました。

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    2025年08月23日
  • 晴れときどき猫背 そして、もみじへ

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    村山由佳さんの猫との生活エッセイ!
    のほほんという生活かと思ったら
    色んな出来事が起こる村山ワールドでした

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    2025年08月20日
  • 花酔ひ

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    着物を扱う店を営む麻子と会社員の誠司
    葬儀社の社長娘の千桜と正隆

    二組の夫婦が出会ったことで性の欲求が崩れ始める
    一方は10代の初恋のように。でも情熱的でもあり心身ともに求め合う
    一方は主従関係のように。

    麻子の祖母、トシ江が粋でかっこいい。

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    2025年08月18日
  • 風は西から

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    10年ぶり2冊目の村山由佳。
    もうちょっと読んでいると思っていた。多分誰かと混同している。

    日本では懲罰的損害賠償がほとんど認められないのだが、この裁判が珍しく支払いを命じられた判決だったことを知る。
    その是非について知識もないので意見はないが、そこに至るまでの苦しさを想像しなければいけないなと思う。

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    2025年08月17日
  • 星屑

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    さすがは村山由佳さんの作!

    面白かったですよ~。

    登場人物の人間模様が細かく描かれていて、読めば読むほど面白さが増しました!

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    2025年08月12日
  • 星屑

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    話題の『PRIZE』と同じくらい面白かった!!昭和の芸能界を舞台に、サラブレッド&田舎の叩き上げがデュオとしてデビューしていくお話。周りの人物のキャラクターや設定が定番っちゃ定番なんですが、ストレートにハマっていて王道の面白さ。ド真ん中のエンタメ本だと思います。分厚い文庫でしたがグイグイ読み進められて2日で読み終えました。これは楽しい。おすすめ!!

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    2025年08月12日
  • 花酔ひ

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    W不倫の話だったけど、それぞれが内に秘めていた願望が交差するような構成でよかった。情交の描写が丹念でよく場面が想像できた。

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    2025年08月10日
  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

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    最終巻を読むための再読。
    勝利って本当に不幸を呼び寄せるよねというラスト。
    ラストシーンだけは鮮明に覚えていましたね。
    シーズン2に入って恋愛だけではなく人としての成長とかそういったところの比重が多くなってきて、大学生当時の自分は物足りなさを感じていた気がします。
    今、読み返すと家族の問題、介護の問題っていうのは割と現実でも近くにあってより一層、鮮明に想像できるからこその面白さがありました。
    勝利負けるな!

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    2025年08月03日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    これは泣けます
    猫を看取ったことがあり、今も高齢猫がいるので
    当時の事を思い出したりこれからの事を思うと
    たまらないです
    作者の愛情がとてもとても伝わりました

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    2025年08月02日
  • てのひらの未来 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season:アナザーストーリー

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    最終に相応しく、面白かった。
    これまで読んできた人なら絶対に楽しめる。

    誰しもが支えられている、ただ気づいてないだけだ

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    2025年07月31日