【感想・ネタバレ】記憶の歳時記のレビュー

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Posted by ブクログ

小説は然る事ながら、エッセイも読ませる村山由佳先生。豊かな語彙力、柔軟な表現力が共感を呼ぶ。12の季節に合わせ、来し方を語り、可愛い愛猫の写真もいい。掌編小説『我が家の言いぶん』が優しく胸に響く。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

今まで村山由佳さんの小説は読んだことがあったけれど、エッセイは初めてでした。ても、小説のあとがきなどで村山由佳さんの言葉は聞いてきてたので初めての感じがしませんでした。
このエッセイを読みながら思い浮かべていたのは小説「はつこい」でした。あの小説に登場するのが村山由佳さんと"背の君"なんだろうなと思いながら読みました。
お父さんに対する後悔のところは私も読みながら切なくなり、お母さんの顔色をうかがいながらの子供時代は私の幼少期と同じだなと思いました(私の場合は祖父母でしたが)。
これより以前のエッセイも読みたくなりました。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

字が大きいのであっという間に読み終わります。

村山さんのエッセイを読んでいるファンの方には当たり前なのかもしれませんが、ペットのネコたちの家系図も添えて欲しかった(笑)。

いとこの方と一緒に暮らすことになったんですね。軽井沢のおうちも素敵でもっと見たくなりました。

収録されているエッセイの中では、最初の夫のもとを離れて、保証人を頼むのに苦労する話が印象的でした。

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

12の季節をめぐる記憶とあるが、どの月を読んでも必ずお母様とのエピソードにたどりつく。とにかくすごい(いい意味ではない)お方なので、娘として影響を受けずにはいられなかっただろうし、読んでいて胸が痛くなった。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

母親との確執があったのは知ってたけど、確かにこのエッセイを読む限り私もこんな母親に育てられたら顔色ばかり伺う子になってたかもな。
子どもの意見が聞かず自分がいいと思ったのを押し付ける。(クリスマスプレゼント然り)でも父と兄は良き理解者だったみたいで救われたわ。
二度の離婚を繰り返し今は”背の君”と呼ぶいとこの男性と穏やかな結婚生活を送っているご様子。猫8匹と。
猫の写真も掲載されていて癒やされたわ。それにしても”もみじ”は可愛かった。

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2024年01月09日

Posted by ブクログ

白も黒も、どんなムラヤマさんも好きで、著書は(多分)全部読んでいるので、
ふんふん、なるほどね~
と思いながら読んだ。
馳星周さんの留守宅を預かるあたりは羨ましすぎるが、軽井沢の暮らし、これからももっと発信してほしい。
そして背の君といつまでも仲良く(余計なお世話ですが)。

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2024年01月06日

Posted by ブクログ

大きな文字で書かれていて、サラッと読めます。
小説家らしいというか、芸術家さんらしいというか、生き方も考え方も共感できる部分は少ないけど、だからこそ物語が書けるんだろうと思う。

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2024年03月02日

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作家なので当然だが文章が上手いので、とても読みやすいエッセイだった。
苦手な作品もあるけど好きな作家さん。これからもいろいろ楽しませてほしい

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エッセイ。
夫とケンカして家を飛び出して、家族には余計な心配をかけたくないから仕事相手に保証人になってほしいって言うのはなんというか、もやっとした。ただまぁ、だったら「自分が味方になるから力になれることがあったら何でも言ってね」なんて言わないでほしかっただろうなと思う。そんなこと言われたら頼るよね。

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2024年01月14日

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デビュー30年記念碑的エッセイ。
卯月から弥生までの12の季節に端を発した父、母、猫、学校、夫、住居、それぞれとの想い出エッセイと書き下ろし掌編。

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

2023/10/26リクエスト 4
村山由佳さん、デビュー30年なのですね。
ここまで作家を続け、恋愛も結婚も離婚も経験されてることに敬服。
ここ20年の作品は発売とともに、それ以前のものは後に読んだが、毎回ここまで書くとは、と驚く。
それでも毎回新作を手に取るたび、前作を超えている。
それは自らの経験なのか、書く力なのか、なかなかできることではない。このエッセイで時折語られる母親との関係性、生家のご家族、今のご主人、過去のご主人、ネコなど様々なことが理解できた気がする。

本当は奈津と名付けられる予定だった話、だから
『ダブル・ファンタジー』『ミルク・アンド・ハニー』
にでてくるのか!

同じものを食べて心から美味しいと喜び会えるかどうかが結婚生活の肝。
これは本当にそうだろうな。
あとは金銭感覚も違うと大変だけど。

自分のキャパ以上の仕事を受け、2番目の元夫の多額の借金返済をしたとのこと。誰にでもできることではないが、村山由佳ならやりきって、さらに素晴らしい作品を書くのだろう、と納得もする。
今のご主人と末永くお幸せに。

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2023年11月24日

Posted by ブクログ

村山由佳さんのデビュー30年、記念碑的エッセイ。

卯月から弥生までの、12ヶ月の季節を巡る記憶と、巻末に書き下ろし掌編小説「我が家の言いぶん」を加え書籍化した作品。

幼少期のエピソードや父との想い出、母との確執、愛猫の話、2度の離婚、3度目の結婚生活などが綴られている。

お母様との複雑な関係性、元夫の借金返済など、苦しい思いを経験されて来た村山さんだが、今現在がとてもお幸せそうで最終頁にはグッと来る。

印象に残るエピソードはいくつもあったが、『弥生』の中で描かれた父に対する後悔には胸が締め付けられた。

写真も満載。

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2023年11月11日

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