村山由佳のレビュー一覧

  • 記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VII

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    どんなに辛いと、もう無理だと思っても人は乗り越えられる、そんな強いメッセージを感じる巻。

    勝利とかれんのキューピット役だった丈も、感情の機微が理解る大人に成長してます、というか登場人物全員、成長してるんじゃないかな。
    次巻ではいよいよ、本作最大の「秘密」があの人から語られます。

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    2025年11月21日
  • 雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season V

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    読んでびっくりした。そして読み終えて、おいコー読者なら付いて来てくれる、と信じてこれを執筆された村山さんをギュッと心の中でハグしたくなった。

    これまでも勝利の嫉妬と傷つくカレン…のループでマンネリ感は否めなかったので、またうだうだする勝利を見なくて済んでよかった。

    とある悲劇から逃れる様にきた新天地オーストラリアでの新たな人間模様と先住民たちについての巻。

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    2025年11月19日
  • 雪のなまえ

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    普段は生活リズムを崩したくないので、
    生活リズムに合わせて本を読んでいるのですが、
    本に合わせて生活リズムを変えて
    読んでしまいました。
    って位、続きが気になって気になって仕方ない
    お話。。
    久しぶりに未読でほんと良かったっていう
    小説でした!
    が、あと200ページ位続きがあっても良かった
    かなーと個人的には思うので、星4で。

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    2025年11月19日
  • PRIZEープライズー

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    天羽さんの熱量がすごかった。

    編集者さん(女子)はそっちに傾いちゃいましたか...
    ちょっと分かります。

    私もちょっと他人と自分の境目が危うかったことあったから…

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    2025年11月19日
  • 星々の舟

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    すごかった。最初は禁断の恋かあううんと思ったけど、早い段階で早計だったなと思った。重之のエピソードがだいぶ頭にズーンとくる。

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    2025年11月18日
  • PRIZEープライズー

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    途中から、危ない、それ以上踏み込んだら、、と。沼に入っていく人は周りが見えず聞こえずこんな勢いで吸い込まれるんだと臨場感たっぷり。ハラハラした。
    本が一冊世に出されるのに、これほど出版社が関わっているとは知らなかった。作家さんだけの力ではないんだと裏側を知れた。

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    2025年11月17日
  • 星屑

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    女性マネジャー桐絵の目線から見る、少女ミチルのサクセスストーリー。

    ライブハウスでミチルの歌声に惚れ込んで以降、彼女のスカウトから、その後に待ち受ける困難の数々。
    絶妙なタイミングで嫌なキャラを発揮する先輩マネジャーの峰岸や、オーディションチャンピオンの真由。

    良い方向に進んで行くだろうと予想しながら読んでいても、(ここで突き落とされるの?)(この出来事がそこに繋がるのか)と、ストーリー展開が激しく、読んでいてドキドキした。

    読み進めていくにつれ、登場人物の魅力が増していき、関係性の変化などにもウルッとくる。
    特にミチルの博多弁で紡がれる言葉や、純粋で素直なキャラクターは、桐絵でなくとも

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    2025年11月15日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    ★★★★☆星4面白かった!
    天羽カイン先生が徹頭徹尾【傲慢】で、無茶な要求、威圧的な態度、暴言、暴力等パワハラ全開で一緒に仕事したくない人ナンバーワンでした。安易に新人の市之丞さんと新さんコンビが何か大きなことをしでかすのかと予想しましたが違いました。
    天羽先生から唯一信頼を得た編集者の千紘も次第に距離感がわからなくなり、タブーを犯してしまった。とにかく、天羽カインの沸点が低すぎていつキレるのか、なんて言うのかが気になってしかたなかったです。

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    2025年11月15日
  • 星屑

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    ふるっぱーにハマっているので、、♡分厚かったけどサラッと読み進められました♡
    境遇も性格も異なる2人の少女がユニットを組んで、芸能界に挑戦していくストーリー!
    芸能界事務所に没入できました。
    読んだあと、今まで全然気にしてなかったけど、アーティストって悲しい気持ちの時も、嬉しい気持ちの時も変わらずテレビでは笑顔を見せてパフォーマンスを披露するって気づけました。

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    2025年11月04日
  • PRIZEープライズー

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    今年の直木賞シーズン真っ只中に話題になっていたので、読んでみました。
    いや〜、とにかく主人公・天羽カインのキャラが強烈!

    ここまで自分の欲をストレートに口にする人、なかなかいないと思う。
    「あたしゃ直木賞が欲しいんだよ! 欲しいったら欲しいの!! なんであたしが評価されないのよ!!」
    この感情が四六時中ビシビシ伝わってくるんです(笑)。

    おそらくモデルは実在すると思うのですが、一人ではない気がします。
    強烈な性格の作家を2〜3人ほどブレンドして、その濃い部分を一人に集約したのが天羽カイン、という印象(完全に私の想像です)。
    あそこまで感情的な人、リアルではなかなかいないですよね。
    遠くから

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    2025年11月03日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    作家と編集者の深いつながりが濃く描かれている。

    途中から千紘が危うくなってきた。でもまさか最後に天羽カインが削除した1文を残したとは。

    全能感に浸った千紘と天羽カインの楽しそうな関係が破綻しそうな雰囲気を醸し出していてヒヤッとして怖い。

    「あなたを、許さない」最後に天羽カインはなぜ千紘にこの言葉を送ったのだろう?

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    2025年11月03日
  • PRIZEープライズー

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    村山由佳さん初めて読んだ。
    小説家って編集者に対してこんなに乱暴なんだろうか。
    こんな人ばかりではないだろうが、リアルっぽいから、こんな人もいるんだろうな。
    そして、こんな編集者もいるんだろうな。勘違いしてしまう人。
    「直木賞」って重いんだろうな。確かに、初めて読む小説家がどんな履歴かどんな賞を取ったかは参考にしてしまう。それが全てではないけど。

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    2025年11月03日
  • 二人キリ

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    昭和の初めに世間を騒がせた「阿部定事件」の小説。
    私個人は「行き過ぎた愛情のために愛人の命を絶っただけでなく、さらに異常行動をとった女性の事件」というくらいしか知らずにいましたが、本作によって詳細を知りました。

    この有名な事件は、その異常性のために人々の下世話な関心を集め、その後に興味本位の著作や映画が多数作られたらしいですが、本作はそれらと全く趣を変えて、一人の女性としての「定」の人間性に光を当てています。

    架空の人物が事件関係者の証言や年老いた「定」本人の回想をヒアリングする形式になっており、語り口調であることがリアリティーに寄与していてすごく惹き込まれました。事実と創作が上手く融合し

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    2025年11月02日
  • 消せない告白 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season III

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    ネタバレ

    またもや勝利、悲運の巻

    今回は「好き」という感情について深ぼられていくお話。人を愛する事は美しいことばかりではない。

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    2025年10月29日
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

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    穏やかな日常回の巻。
    介護の仕事で悩むかれんに対して、勝利くん、なかなかいい事言ってくれます。
    かれんが惚れたのはこういうところなのね、と。

    新たな生命の誕生、そしてあの人から見たかれんの姿ーーー様々な人間模様も楽しめた。

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    2025年10月28日
  • 花酔ひ

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    恋愛小説が読みたいなと探していたが、ドロドロのダブル不倫だった。こういった官能小説?は時初めて読んだのだが、バレるかもしれない、バレても、、、と終始ドキドキする場面だった。唯一麻子だけがこの関係をわかっていないというところがキーになっているところも物語を面白くさせているのだと思った。

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    2025年10月23日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

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    ネタバレ

    カレン、ついに両親へ秘密を打ち明けるの巻

    相変わらず勝利くんはすぐキレちゃうしカレンを泣かせちゃうけど、今回はお互いに歩み寄りが描かれていたのは良かった。次回が第一部最終巻とのこと。刮目せねば。

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    2025年10月22日
  • 花酔ひ

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    ぼんやりした恋愛小説を読んだ反動で、とびっきりのドロドロ泥沼恋愛小説読みたくなって!

    ・性に淡白な着物屋の奥さん✖️実はマゾど変態旦那
    ・幼少期に叔父に性的虐待を受けてSに目覚めたキチガイ奥さん✖️サイコパスオラオラ旦那

    ↑この2組の夫婦がそれぞれパートナー交換して泥沼不倫していくお話。
    スワッピングする前は2組とも、表面上は普通の夫婦だった。それが、本性を出せる相手になった途端、ここまで欲望丸出しの生き物に変わってしまうものか( ̄O ̄;)

    着物屋の奥さん✖️サイコパスオラオラ旦那
    の組み合わせは禁断の恋って感じで、ドキドキする。好きにならないようにって考えたらもう好きやんそれ( ・∇・

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    2025年10月14日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    最終巻まで残り1冊。
    登場する人たち全てが優しく、そして他人の心を慈しんでいるのにこうも切ないとは。
    すべてがうまくいって大団円を迎えてくれるしか許せないくらい感情移入してしまっています。
    前作に引き続き主人公の勝利とかれん以外のキャラクターたちの視点で描かれている部分が事件の切なさを増幅させていて、これでもかというくらいラストを彩り期待させてくれています。
    キャラクター全員が納得し、そして心からおめでとうと言いたい。

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    2025年10月13日
  • 星々の舟

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    75歳父、65歳母、50歳長男、35歳次男、34歳長女、30歳次女。上二人は前妻の子。長女は母の連れ子で、父は違うと思っていたら、前妻が存命中に父とデキて、できた子。それを知らないまま次男と長女は愛し合ってしまったという過去があった。母が急死した、その後を描く連作短編。

    『雪虫』愛し合った妹と血がつながっていたことを知り、勢いで家を出、北海道に住みついて15年の次男。アンティークショップを営み、妻と二人の子供がいるが、飲み屋の女の子と寝るような生活。母の死の連絡をもらい、帰って過去と対峙。母の秘密を知る。

    『子どもの神様』もともと不倫関係だった父と母、隠れて愛し合っていた兄妹。そんな家族を

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    2025年10月04日