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〈僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな〉。亡き周の希望を叶えるために共にモロッコへと旅立つ4人。いまの恋愛関係の行き先に不安を覚える緋沙子。近づきつつある老いにおびえるゲイのフランス人、ジャン=クロード。ふとしたはずみで身体の関係ができ、気持ちの整理がつかない幼なじみの浩介と結衣。愛の深さ、強さとは。そして生きることとは。様々な愛の形を浮き彫りにする感動長編。
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Posted by ブクログ
ボリューミーで読み応えありましたー! 一緒に旅行してる気分に浸れる旅行記みたいでもあり、恋愛もあり、ハラハラもあり。 最後の最後でタイトルの回収されてて、最後の最後で泣かされました! 人を愛する、大切に思うことの偉大さ。 私も日々、周りの人達を大切にしよう。
自分が死んだ後、その灰をサハラにまいて欲しいと周から頼まれた友人たちがサハラまで旅をする。周の姉の緋沙子。一緒に暮らし周を愛していたフランス人のジャン=クロード。幼なじみの浩介と結衣。浩介と結衣の二人がとても好きだった。サハラ砂漠に行ってみたくなる
再読 とにかく、モロッコの風景描写が素敵。 フェズの旧市街、マラケシュの市場、サハラ砂漠…まるで自分も一緒に旅しているような気分になる。 写真や映像以上に、文字だけで匂いや光、その場の空気感までもが頭の中に広がる。 ミントティー、ヘンナの刺青、ファティマの手…現地で見てみたいな。 風景描写もだけど...続きを読む、心理描写もとても繊細。 周の遺言で、サハラに遺灰をまく旅に出る4人。 弔いの旅の中で、彼らがそれぞれ大切な人への想い、自分自身の内側を見つめ直していく。 姿のない周が、彼らに寄り添う。 切なく悲しい旅のはずなのに、どことなく穏やかで優しさを感じる。 ラストまで読んで、タイトルに納得。 目に浮かぶような鮮やかな風景と、目には見えない心の動きのコントラスト。 両方を存分に味わえる、極上の小説。
恋人との事実婚状態、幼馴染、友情、同性愛… 周の遺言によって旅に出ることとなった4人の男女。 生と死を感じる時間の中で、それぞれが愛の形に向き合っていく物語。 お互いを想う気持ちは確かでもそれを表す形が同じではないばかりに悩み苦しむことは多々あること。 自分がその違いを受け入れて、それでも一緒にい...続きを読むたいと思えるか、そうではないのか… また、考えさせられる部分が多くあったのと同時に、旅の中の情景描写がとても美しかったのが印象的でした。 特にラストシーンにかけてのサハラ砂漠の様子は息を飲むほど。まるで自分もそこにいるかのような錯覚と感動を覚えました。 久しぶりに心揺さぶられる作品に出会えました。
泣いた。思春期の頃、何もない土地に行って1人きりになって独りを学ばなければならないとよく思っていた。わたしもこんな旅に出たい。とっても好きな本になりました。深夜特急も読まなくては。
モロッコという国に行ってみたいと思えました。 市場や礼拝、砂漠の描写に心が惹かれます。 周は『自分が死んだら自分の灰をサハラ砂漠に撒いてくれ』と姉の緋紗子と同居人でゲイのジャン・クロードにお願いします。 その二人に幼馴染のコウスケとユイ、現地ガイドのサイードの5人が【周】の思い出の地を巡り、彼を...続きを読む悼みながら、彼等が其々の愛に苦しみ成長していく物語でした。
村山さんの作品の中でも1 2をあらそう良作だと思います。村山さんの話は非常に恋愛小説が多いのですが、こちらは死者の弔いの旅 ということで、ともに旅をしながら、アフリカの大自然を楽しめました。この本を読んで、サハラ砂漠に行きたくなりました。
持ち運びの手軽さゆえ文庫本も購入しましたが、ハードカバーの単行本で20回以上読んだからか文字の感覚(間隔)に違和感があり読むのに難儀しました。^^; いつものことながら村山由佳さんの一人称は脳裏を360度のスクリーンにさせられますね。 全く行ったこともないモロッコという土地ですが、視覚聴覚だけで...続きを読むなく嗅覚まで刺激されて(あくまでも気分ですが)インプットとアウトプットが同時にできるような感覚とでも表現すればいいのでしょうか。 そしてそれぞれ一人称で語っていく登場人物と彼らの友情と恋愛もまた混沌の街マラケシュに似て、それもまた妙。 これを読み終えると久保田早紀さんの「異邦人」が聴きたくなるというのはベタすぎるでしょうか。 ただ…何故か村山さんの小説は後書きを読むとがっかりさせられてしまうんですが、今回もまた然り…でした。 私生活については語らない方がいいと思うのです。
この本をきっかけに、本気でモロッコに行こうと思いました。様々な人の心情や背景と、モロッコの街の描写の交錯が非常に美しいです。 旅って、どこにいくか、も勿論ですが その場所で、どういう人に出会ってどういう人と行って、どういうことを考えるかっていうのが楽しいんだと思うんです そういうのを素敵な文章で...続きを読む描かれている素敵な本だと思います。
BAD KIDSなどの昔の村山由佳さんの小説と雰囲気が似ていてとても好きなお話でした。 胸にだんだんと染み込んでくるような、そんなお話。後半は特に、読んでいて涙が止まりませんでした。心に残る台詞がたくさんあり、普段自分が当たり前に享受している日常をもっとかけがえのないものとして大切にしていこうという...続きを読む気持ちになりました。後悔のないように。 それにしても、この人の外国を舞台にした小説を読むと必ずその地に行ってみたくなる。それほどに風景などの描写が巧みで、心に風景がありありと浮かんできます。いつか周が辿ったのと同じルートで私もモロッコ、そしてサハラ砂漠を旅してみたい。
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