遥かなる水の音

遥かなる水の音

660円 (税込)

3pt

〈僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな〉。亡き周の希望を叶えるために共にモロッコへと旅立つ4人。いまの恋愛関係の行き先に不安を覚える緋沙子。近づきつつある老いにおびえるゲイのフランス人、ジャン=クロード。ふとしたはずみで身体の関係ができ、気持ちの整理がつかない幼なじみの浩介と結衣。愛の深さ、強さとは。そして生きることとは。様々な愛の形を浮き彫りにする感動長編。

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遥かなる水の音 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ボリューミーで読み応えありましたー!
    一緒に旅行してる気分に浸れる旅行記みたいでもあり、恋愛もあり、ハラハラもあり。
    最後の最後でタイトルの回収されてて、最後の最後で泣かされました!
    人を愛する、大切に思うことの偉大さ。
    私も日々、周りの人達を大切にしよう。

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    自分が死んだ後、その灰をサハラにまいて欲しいと周から頼まれた友人たちがサハラまで旅をする。周の姉の緋沙子。一緒に暮らし周を愛していたフランス人のジャン=クロード。幼なじみの浩介と結衣。浩介と結衣の二人がとても好きだった。サハラ砂漠に行ってみたくなる

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    再読
    とにかく、モロッコの風景描写が素敵。
    フェズの旧市街、マラケシュの市場、サハラ砂漠…まるで自分も一緒に旅しているような気分になる。
    写真や映像以上に、文字だけで匂いや光、その場の空気感までもが頭の中に広がる。
    ミントティー、ヘンナの刺青、ファティマの手…現地で見てみたいな。

    風景描写もだけど

    0
    2023年08月23日

    Posted by ブクログ

    恋人との事実婚状態、幼馴染、友情、同性愛…
    周の遺言によって旅に出ることとなった4人の男女。
    生と死を感じる時間の中で、それぞれが愛の形に向き合っていく物語。

    お互いを想う気持ちは確かでもそれを表す形が同じではないばかりに悩み苦しむことは多々あること。
    自分がその違いを受け入れて、それでも一緒にい

    0
    2018年02月16日

    Posted by ブクログ

    泣いた。思春期の頃、何もない土地に行って1人きりになって独りを学ばなければならないとよく思っていた。わたしもこんな旅に出たい。とっても好きな本になりました。深夜特急も読まなくては。

    0
    2016年03月13日

    Posted by ブクログ

    モロッコという国に行ってみたいと思えました。
    市場や礼拝、砂漠の描写に心が惹かれます。

    周は『自分が死んだら自分の灰をサハラ砂漠に撒いてくれ』と姉の緋紗子と同居人でゲイのジャン・クロードにお願いします。

    その二人に幼馴染のコウスケとユイ、現地ガイドのサイードの5人が【周】の思い出の地を巡り、彼を

    0
    2015年02月27日

    Posted by ブクログ

    村山さんの作品の中でも1 2をあらそう良作だと思います。村山さんの話は非常に恋愛小説が多いのですが、こちらは死者の弔いの旅 ということで、ともに旅をしながら、アフリカの大自然を楽しめました。この本を読んで、サハラ砂漠に行きたくなりました。

    0
    2015年02月11日

    Posted by ブクログ

    持ち運びの手軽さゆえ文庫本も購入しましたが、ハードカバーの単行本で20回以上読んだからか文字の感覚(間隔)に違和感があり読むのに難儀しました。^^;

    いつものことながら村山由佳さんの一人称は脳裏を360度のスクリーンにさせられますね。

    全く行ったこともないモロッコという土地ですが、視覚聴覚だけで

    0
    2015年01月29日

    Posted by ブクログ

    この本をきっかけに、本気でモロッコに行こうと思いました。様々な人の心情や背景と、モロッコの街の描写の交錯が非常に美しいです。

    旅って、どこにいくか、も勿論ですが
    その場所で、どういう人に出会ってどういう人と行って、どういうことを考えるかっていうのが楽しいんだと思うんです

    そういうのを素敵な文章で

    0
    2014年09月04日

    Posted by ブクログ

    BAD KIDSなどの昔の村山由佳さんの小説と雰囲気が似ていてとても好きなお話でした。
    胸にだんだんと染み込んでくるような、そんなお話。後半は特に、読んでいて涙が止まりませんでした。心に残る台詞がたくさんあり、普段自分が当たり前に享受している日常をもっとかけがえのないものとして大切にしていこうという

    0
    2014年07月03日

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