【感想・ネタバレ】遥かなる水の音のレビュー

あらすじ

〈僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな〉。亡き周の希望を叶えるために共にモロッコへと旅立つ4人。いまの恋愛関係の行き先に不安を覚える緋沙子。近づきつつある老いにおびえるゲイのフランス人、ジャン=クロード。ふとしたはずみで身体の関係ができ、気持ちの整理がつかない幼なじみの浩介と結衣。愛の深さ、強さとは。そして生きることとは。様々な愛の形を浮き彫りにする感動長編。

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Posted by ブクログ

ボリューミーで読み応えありましたー!
一緒に旅行してる気分に浸れる旅行記みたいでもあり、恋愛もあり、ハラハラもあり。
最後の最後でタイトルの回収されてて、最後の最後で泣かされました!
人を愛する、大切に思うことの偉大さ。
私も日々、周りの人達を大切にしよう。

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2025年11月06日

Posted by ブクログ

自分が死んだ後、その灰をサハラにまいて欲しいと周から頼まれた友人たちがサハラまで旅をする。周の姉の緋沙子。一緒に暮らし周を愛していたフランス人のジャン=クロード。幼なじみの浩介と結衣。浩介と結衣の二人がとても好きだった。サハラ砂漠に行ってみたくなる

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

再読
とにかく、モロッコの風景描写が素敵。
フェズの旧市街、マラケシュの市場、サハラ砂漠…まるで自分も一緒に旅しているような気分になる。
写真や映像以上に、文字だけで匂いや光、その場の空気感までもが頭の中に広がる。
ミントティー、ヘンナの刺青、ファティマの手…現地で見てみたいな。

風景描写もだけど、心理描写もとても繊細。
周の遺言で、サハラに遺灰をまく旅に出る4人。
弔いの旅の中で、彼らがそれぞれ大切な人への想い、自分自身の内側を見つめ直していく。
姿のない周が、彼らに寄り添う。
切なく悲しい旅のはずなのに、どことなく穏やかで優しさを感じる。
ラストまで読んで、タイトルに納得。

目に浮かぶような鮮やかな風景と、目には見えない心の動きのコントラスト。
両方を存分に味わえる、極上の小説。

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2023年08月23日

Posted by ブクログ

恋人との事実婚状態、幼馴染、友情、同性愛…
周の遺言によって旅に出ることとなった4人の男女。
生と死を感じる時間の中で、それぞれが愛の形に向き合っていく物語。

お互いを想う気持ちは確かでもそれを表す形が同じではないばかりに悩み苦しむことは多々あること。
自分がその違いを受け入れて、それでも一緒にいたいと思えるか、そうではないのか…

また、考えさせられる部分が多くあったのと同時に、旅の中の情景描写がとても美しかったのが印象的でした。
特にラストシーンにかけてのサハラ砂漠の様子は息を飲むほど。まるで自分もそこにいるかのような錯覚と感動を覚えました。

久しぶりに心揺さぶられる作品に出会えました。

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2018年02月16日

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泣いた。思春期の頃、何もない土地に行って1人きりになって独りを学ばなければならないとよく思っていた。わたしもこんな旅に出たい。とっても好きな本になりました。深夜特急も読まなくては。

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2016年03月13日

Posted by ブクログ

モロッコという国に行ってみたいと思えました。
市場や礼拝、砂漠の描写に心が惹かれます。

周は『自分が死んだら自分の灰をサハラ砂漠に撒いてくれ』と姉の緋紗子と同居人でゲイのジャン・クロードにお願いします。

その二人に幼馴染のコウスケとユイ、現地ガイドのサイードの5人が【周】の思い出の地を巡り、彼を悼みながら、彼等が其々の愛に苦しみ成長していく物語でした。

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2015年02月27日

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村山さんの作品の中でも1 2をあらそう良作だと思います。村山さんの話は非常に恋愛小説が多いのですが、こちらは死者の弔いの旅 ということで、ともに旅をしながら、アフリカの大自然を楽しめました。この本を読んで、サハラ砂漠に行きたくなりました。

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2015年02月11日

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持ち運びの手軽さゆえ文庫本も購入しましたが、ハードカバーの単行本で20回以上読んだからか文字の感覚(間隔)に違和感があり読むのに難儀しました。^^;

いつものことながら村山由佳さんの一人称は脳裏を360度のスクリーンにさせられますね。

全く行ったこともないモロッコという土地ですが、視覚聴覚だけでなく嗅覚まで刺激されて(あくまでも気分ですが)インプットとアウトプットが同時にできるような感覚とでも表現すればいいのでしょうか。

そしてそれぞれ一人称で語っていく登場人物と彼らの友情と恋愛もまた混沌の街マラケシュに似て、それもまた妙。

これを読み終えると久保田早紀さんの「異邦人」が聴きたくなるというのはベタすぎるでしょうか。

ただ…何故か村山さんの小説は後書きを読むとがっかりさせられてしまうんですが、今回もまた然り…でした。
私生活については語らない方がいいと思うのです。

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2015年01月29日

Posted by ブクログ

この本をきっかけに、本気でモロッコに行こうと思いました。様々な人の心情や背景と、モロッコの街の描写の交錯が非常に美しいです。

旅って、どこにいくか、も勿論ですが
その場所で、どういう人に出会ってどういう人と行って、どういうことを考えるかっていうのが楽しいんだと思うんです

そういうのを素敵な文章で描かれている素敵な本だと思います。

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2014年09月04日

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BAD KIDSなどの昔の村山由佳さんの小説と雰囲気が似ていてとても好きなお話でした。
胸にだんだんと染み込んでくるような、そんなお話。後半は特に、読んでいて涙が止まりませんでした。心に残る台詞がたくさんあり、普段自分が当たり前に享受している日常をもっとかけがえのないものとして大切にしていこうという気持ちになりました。後悔のないように。

それにしても、この人の外国を舞台にした小説を読むと必ずその地に行ってみたくなる。それほどに風景などの描写が巧みで、心に風景がありありと浮かんできます。いつか周が辿ったのと同じルートで私もモロッコ、そしてサハラ砂漠を旅してみたい。

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2014年07月03日

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友人から勧めてもらった1冊。

モロッコの描写が素敵で、情景をネットで検索しながら読み進めた。宗教の話も興味深かった。

実は、私も母に亡くなったら遺骨を撒いて欲しいと頼まれている。こんな風に誰かと思い出を巡り整理しながら実行出来たらいいなと想像した。


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2025年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フランスの都市からモロッコの様々な市街地を経てサハラ砂漠まで大切な人の遺灰を弔う物語で、
ロードムービーを観ているかの様な感覚で読み入り浸りました。純愛小説にはとどまらないスケール感があり今までの作品とはまた異なった純度に満ち満ちたインパクトで、異国情緒ただよう感動的でもある作品でした。

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2023年06月07日

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一人の青年の「僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな」という希望を叶えるために、青年の姉、恋人、友人2人の4人が共にモロッコへと旅立つ物語。
モロッコの美しい景色の描写が見事で、まるで共に旅をしているかのように楽しめた。
また、ガイドとの会話の中でイスラム教の「ラマダン(断食)」に対する考え方についても触れていて、これも印象深かった。

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2023年04月30日

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私もよく、オタクゴトで死ぬほど嬉しいことがあると私の遺灰はどこどこに撒いてくれという表現をしてきたのですが、死後の自分の魂が宿る場所(自分の気持ちが一番強く残る場所)がどこかと聞かれたら、私はやっぱり国立競技場だろうなと思った。
さて、各登場人物の心の声を追っていく中で(周の声は物語的にやや蛇足に感じたけど)、一番に感じたメッセージとしては、「言わないことの美徳」が根強いこの国ですが、特に「好き」と思う気持ちについてはそれってやっぱり違うよねと。推しは推せるときに推せも同じだけど、好きな人に好きと伝えられる環境に甘えてはいけなくて、自分にとっても相手にとっても有限なこの時間にきちんと伝えることの重要性を再認識したと共に、私自身、一度も実ったことはなくても笑、好きな人に気持ちを伝えてきたことをもっと誇りに思おうと思いました。
(たまたま、レンブラントの身震いを読んだ後に読み始めたので、砂漠の情景はAIでも見分けにくいほど人間の肌と酷似していると知った上で、座って心地が良いというのもなんとなくわかるな〜とか思った)

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

情景が目の前に浮かんできて旅しているような気持ちになるから好きと友人に勧められ読み始めました。

一人の死をきっかけに共に旅をすることになった4人の話という感じでしたが、後半になるとモロッコやサハラ砂漠の情景がたしかに目の前に浮かんできて一気に読み進めてしまいました。他にも人の命、宗教、多様性、なども考えさせられる部分もあるお話でした。

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2021年08月10日

Posted by ブクログ

「僕が死んだら遺灰砂漠にをまいてくれ」
ここから周、(あまね)ーサハラに巻いてくれの本人
姉の久遠緋沙子、

周の恋人「?」ジャンクロード、パルスヴァル
早川結衣
奥村浩介
そしてガイドのサイード、アリ、砂漠への
旅がはじまる。

それぞれの語り口で、
彼らの想いが伝わる、もちろん本音も実に面白い。

タンジェ??フェス??

モロッコ、マラケッシュ
アルジェリアは
名前くらいはわかる。

本文よりー

タンジェは
バロゥズ、ギンズバーグも
ケルアックも
タンジェのこのサロンに集まってきた。
(知らないなぁ「恥ずかし」)

(ドラクロワ
マティス「このへんはわかる」
マティスは絵に光と色彩を与えたのはタンジェでそうだ。ふーん。、マティスは好きだな。)

ピエールロティェもサシャエルベケットも
流石にローリンクストーンズは知ってるよね、ー

ここまで本文


タンジェという場所に誘惑され通い詰めたということらしい。

やはり舞台が海外だと
別な面白さがある。


わぁびっくりした
サイードの案内で
スークの建物に入っていった描写

なんかねぇ、
前に観た映画「セックファンドザシテイ」の場面を思い浮かべてたなんとなんと
そうだったんだ!
すごくない「自分」自画自賛。映像が結びついたことにえらい興奮(なんじゃぁ)

たぶんはじめての、村山由佳。前読んだかもしれないけど〜

ほんといって、後p〜10ほど残ってるけど
忘れそうだからレビューにした。
作者の言いたいことなどはわかってないかもとりあえず感想を書いた。

最後は〜
ちゃんと落としてる。ー遥かなる水の音の意味がわかるのか!

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2020年09月16日

Posted by ブクログ

イスラム教について説明書を読むより、この小説を通して理解できたところが多々あった。ラマダンは修行と内省の時。貧富も地位も関係なくみんな一緒にお腹がすく。神様の前ではみんな一緒ということを思い出す。インドネシアにてアザーンを聴きながら読めて良かった。
そして後半にかけてのモロッコの情景が浮かぶような描写の数々。"自分が生きているのだということをこれほどまでに感じたのは初めてだった"と砂漠の中をらくだに乗りながら思う。生命の感じられない砂漠で生命を強く感じようと人は祈っているのかもしれない。
愛のカタチについても考えさせられる本だった。

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2019年01月19日

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ネタバレ

ざっくり表現すると、散骨の旅。でもその過程で亡くなった周の旅した道を辿って、それぞれ得るもの失うものがあって、新たな気持ちに気付いて。あたたかいけど、泣きたくなる一冊。

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2017年09月11日

Posted by ブクログ

1度目に読もうとした時は途中で挫折。
なんだか途方もなくファンタジーの要素がしたのだ。
何ヶ月か経って再度読もうとした時には、
ファンタジー嫌いなわたしにもすっと入ってきた。
サハラ砂漠に向かって旅する人たちの話、
というとあまりに薄っぺらすぎる。
魂とか、愛とか、文化とか、宗教とか、
そういういろいろなものに触れられるストーリー。
最後ちょっと泣いた。

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2016年04月08日

Posted by ブクログ

遺灰をサハラ砂漠に撒いてほしい。
生前の願いを叶えるために、彼を大切に思う4人の旅が始まる。
サハラ砂漠を目指す道中、各地でいろいろなものに触れ、感じ、悩みと向き合い、考え、様々なことに気付く。


各人物の代わる代わるの語りでストーリーが進みます。

旅する4人と、その旅のガイドと、その遺灰の心と

ひとつの旅も、いろんな視点で見ると、見え方が違っていて。
いろいろなことを考えさせられます。

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2015年05月14日

Posted by ブクログ

<僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな>。亡き周の希望を叶えるために共にモロッコへと旅立つ4人。いまの恋愛関係の行き先に不安を覚える姉・緋沙子。近づきつつある老いに怯えるゲイのフランス人、ジャン=クロード。ふとしたはずみで身体の関係ができ、気持ちの整理がつかない幼なじみの浩介と結衣。愛の深さ、強さとは。そして生きることとは。様々な愛の形を浮き彫りにする。

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2014年03月11日

Posted by ブクログ

この人の本は読みやすい。サハラ砂漠とモロッコ。らくだと砂とタジンとクスクス。モロッコ料理食べたいなー

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2014年02月10日

Posted by ブクログ

数年前にハードカバーで読んでいますが、文庫で再読。

旅をテーマにしていたためか、沢木耕太郎との対談が良かったですね。

ハードカバーの時よりも、一人一人がすんなりと入ってきたような。

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2013年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

恋愛小説に感動できなくなったのは、私が大人になったからかそれとも単純に冷めた人間になってしまったからなのか。
今でこそLGBTQが世間の流行のようになっているが、2009年の小説でセクシャリティーに踏み込んでいたというのは珍しいのでは?とは感じた。
ただどの登場人物にもあまり共感できず寄り添えなくて、物語に入り込めなかった。
また風景や人、ものの描写が多くて、まるで旅行記でも読んでいるかのような…それが好きな人には合うかもしれないが、それもストーリーに入り込めなかった要因かも。
さらに死者の声が聞こえるという設定?たびたび登場する周本人の声に何となく興醒めしてしまった。
ファンタジックな感じが好きな人には良いのかもしれない。
⭐︎2.5ぐらい

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2024年08月19日

Posted by ブクログ

死んだらサハラ砂漠に灰を撒いてほしいという遺言を残した周。

遺言を叶えようと姉の緋沙子と恋人のジャンクロード、幼馴染の結衣と浩介がサハラに向かう。

最初はバラバラだった彼らの心がやがて一つにまとまり、人の尊さや儚さを感じる。

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2024年07月30日

Posted by ブクログ

「僕が死んだら、遺灰をサハラに撒いてほしい」。パリの旅行代理店に勤める緋沙子は、若くして逝った弟の遺言を叶えるため、モロッコを旅することになる。同行者は、弟の友人だった浩介・結衣という若いカップルと、中年のフランス人男性。資産家の彼はゲイであり、晩年の弟と同居していた。互いを理解できないままに、さまざまな事情を抱えながら、4人は異国を旅する。ムスリムのガイド・サイードも加わり、異文化に触れていくなかで4人は徐々に、互いの抱える問題や思いに気がついていく。そんな折、仕事のトラブルから浩介がパリに戻ることになり・・・・・・。 魂の拠りどころを求めて彷徨う男女の姿を通じて、同性愛、姉弟の愛など多様な愛のかたちを描いた意欲作。

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2017年10月09日

Posted by ブクログ

結局何が言いたかったのか?
文章の美しさだけで読み終わった感じです!

若い周(あまね)の死を巡って、姉の緋紗子さん、同級生の浩介と結衣さん、周の恋人ジャン・クロード

周の遺骨をサハラ砂漠にまくために4人でパリから出発する

色々な人の目線で書かれている
映画のような作品です

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2016年02月03日

Posted by ブクログ

序盤、村山さんが小説の舞台を通して語りたいテーマをつらつらと述べているようにしか思えなかったことと、少し無理矢理にあの過去の作品の二人を登場させてることには違和感を覚えた。
ただ、読み進めたときに、なんだか自分まで旅してるかのような気分になれたのは不思議で、少しいい気持ちだった。

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2014年08月05日

Posted by ブクログ

生前、「死んだら焼かれた灰を砂漠に撒いて欲しい」と言って亡くなった男性の実姉、旧友カップル、一緒に暮らしていたゲイの男によるサハラへの旅行

生とは?死とは? 恋愛とは? 家族とは? ... いろいろなことを考え直させられる非日常的な北アフリカの旅

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2014年07月27日

Posted by ブクログ

友達・恋人・弟、それぞれにとってそれぞれの存在だった男性の死を弔う旅で、それぞれが何かに気づく話。
非日常の風景が気持ちに刺激を与え、凝り固まった気持ちを変えていく。その気持ちの変化を受け入れ、日常生活に戻れるのか…?

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2013年09月07日

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