村山由佳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレLoving somebody (愛)とbeing in love(恋)
他の言語はどちらも一つなのに、日本語はそれを分ける
年下の彼氏との愛なのか、かつての恋人への恋なのか
誰もが、その人だけの人生を生きなくてはならない。それは自分にとっても同じことだ。でも同時に、その人生は、願うならどんな方向にだって舵を切ることができる。強く大きな意志さえあれば、いつでも、何度でも。
激しくて本物の愛だった。
最近、Netflixのファーストラブを見たからか、本物の愛を私は見つけられるかなあと思っている。
今の所見つけられてないけど、多分、今の私なら見つけられる気がする。見つけたものを、本物にする事も、できる気がする。
村山由佳さんは、天使の卵の作者だった。だからからかあ。激しく愛してしまう人間の本能的なものが描かれているのは。
久しぶりに没頭する小説だった。
-
Posted by ブクログ
村山由佳作品は大体読むようにしている。
この作品、表紙を見て『DANCER』じゃないんだ…と思ったけど それは終盤になって分かること。
男性ダンサー、しかも戦前から描かれていて とても好きな題材。冒頭から熊川哲也やボリショイバレエが出て来て引き込まれた。
世界的ダンサーであり振付家でもある久我一臣。彼をインタビューする水野果耶と長瀬一平。二人は大学の先輩後輩。果耶は留学経験もある元ダンサー。
久我一臣のレッスンを受けながら(羨ましい)のインタビューは彼の戦時中からシベリア抑留へと進んでいく。
満蒙開拓団で一家で満州に渡った翠の話、久我一臣の話、そして現代の二人がそれぞれに語られていく。
終戦から引き上げまでの描写が苦しく、そして約束が果たされる時には涙が込み上げた。
本当に戦争はいけない。それでもロシアの大地とバレエは美しい。
ラストまで圧巻の読み応え。読み終えたらしばし放心しました。 -
Posted by ブクログ
おばあちゃんにかけた言葉がエグい。あれが最後に一方的に投げつけた言葉で、そしてその後ろ姿を見たのなら確かに後悔してもしきれない一生負い続ける傷になる。
何かをめぐって対立した相手を絶対にやり込めてやるぞって気持ちになったとたん、その人をどこまでも追いつめて逃げ道をふさぐことに全力を注ぐ。その人のパーソナリティそのものを否定するようなきついことを口にするの。ちょっと言い過ぎたかなと思ったときは、それなりにフォローだってしてみせるでしょう。そうしてあなたは、相手が黙ってしまったことで満足して、それきりそのことを忘れてしまう。でもね、言われたほうは忘れないのよ。その場は笑って忘れたふりをしても、心の底では、傷つけられたことを忘れられっこないのよ。あなたは自分のそういうところを強さだと思っているかもしれないけれど、強さじゃなくてむしろ弱さだと思う。言うべきでない言葉まで我慢できずに口にしてしまう、あなたの弱さよ。ねえ、私だって何も、すべての人にいい顔をしなさいなんて言わない。自分の意見を主張することはもちろん大事よ。相手の言っていることが間違いだと思ったら、対立しないわけにいかない場合だってある。でも必要以上に人を傷つけて勝ち誇るのはやめなさい。人をやり込めることで自分の優位を確かめるその癖を直しなさい。でないと、いつかあなたのまわりには、ほんとうのことを言ってくれる人が誰もいなくなるわよ。
-
Posted by ブクログ
信州の森に佇む「エルザ動物クリニック」の院長・北川梓は、一見ぶっきらぼうに見えるけど凄腕である。
助手の看護師2人に事務・受付を担当する深雪と少人数だが、そんな動物病院に飛び込んで来る動物達を精一杯診ている。
瀕死の野良の子猫を見捨てられなかった建築職人の土屋や老犬の介護をしながら自身も重い病気を抱えている高齢女性、夫からのDVに悩まされつつ、それを証言したのが、インコだということや小学校のうさぎ小屋の世話をしている少年が母親から虐待を受けてたとか…動物たちだけでなく、世話をする人もいろんな思いを抱えている。
院長の過去や深雪の前職で苦しんだことや母親との確執なども明らかになる。
言葉で伝えることができない動物たちが、いろんなことを気づかせてくれる、教えてくれる、というのが分かりあっているからこそなのかなと感じた。
気持ちを汲んでくれるのは、愛情を注いでくれるから自然と思いが溢れて伝わるのだろう。
-
Posted by ブクログ
恋愛と人間関係に傷ついた深雪の転職先は、長野の森の中にある、風変わりな院長の動物クリニックであった。
運びこまれる猫やオウムや犬などの動物たちと人間、心無い人たちから辛い言葉や態度を投げつけられることもある。ハーブティーと正直なスタッフと出入りする男性から暖かい居場所をもらい、前向きに進めるようになりつつあり、安心して読み終えた。
村山由佳さんの動物ものはイイなあ。
猫や馬、住処や男性や母親、周りの景色さえも村山さんの現在を彷彿させる。
作品はいつもなんとなく私小説の分量が多いように感じる。こんなにさらけ出してしまって良いのかなあ。
書くことでストレス解消することができる部分は理解できるが……。
全く勝手な想像です。失礼しました。 -
Posted by ブクログ
私の好きな厚みです♡
この本は、私が高校生〜社会人になり始め、まだ携帯電話は普及しておらず、ポケベルが流行っていた頃が舞台となります。
編集者の水野果耶と、記者の長瀬一平が、バレエの世界的振付家、久我一臣にインタビューするという形式で語られます。
インタビューで彼が語る過去の多くは、戦争体験なのですが、中でもシベリア抑留時代の描写は本当にしんどいです。゚(゚´ω`゚)゚。
久我さんのインタビューと並行して描かれるのは、我らが翠さん(女性)のお話。
ここでも翠さんがΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
翠さんの人生は、波瀾万丈。とにかくキツい。
満州に渡ったって聞いた時から、嫌な予感しかしませんよね(;´д`)
もうその予感、当たりまくりですよ。゚(゚´ω`゚)゚。
ほら、私なんか感情移入型じゃないですか。
泥んこになりましたとも、逃げて逃げて逃げましたとも。゚(゚´ω`゚)゚。
満州からの引き上げの話は、読んでいて辛くて悲しくて泣きたくなりますが、戦争がこんな悲惨なものだと知るためにも、戦争をしないためにも、機会があれば読んでいきたいと思います(T-T)
とても辛いけど(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
皆様の評価が超絶高くて、期待して、期待して、まだ何かある筈だ!まだ出てくる筈だ!と思っていたら終わってしまって、、、かなり引き込まれて一気読みでしたし、めっちゃ面白いのにお星様4つでごめんなさい。
少しだけ言い訳すると、これはちょっと女子には辛く悲しいお話でしたm(_ _)m
-----
木曜日は、健康診断の二次健診でした。
血糖値で捕まっております。゚(゚´ω`゚)゚。
ついでにLDLコレステロールも高杉くんです(-。-;
行ってすぐ、尿検査と採血。身長体重血圧。
その後保健師さんの指導。
前回一次健診の結果が出てから1ヶ月。
食べ物を出来るだけ野菜からにして大好きなお菓子パンとおやつを殆どやめたところ、
LDLコレステロール は前回値から30減。
血糖値 前回値12減
血糖値のヘモグロビンなんちゃらは、前回値0.1減
全部改善が見られました。
頑張っている項目を報告したら、食べ方も良い、食べるものも良い、運動習慣もよい、、、
でも?
「ビールをもう一本減らせませんか?」
と。
そーよね。だってそこしかないもの。他自分で言うのもなんですけど、ほぼ完璧じゃね?って思いますもん。
「すみません、私 2026/1/1 から、350mlを4本飲んでいたのを3本に改善したんです!
そりゃもう血の滲むような努力だったんです。
もうこれ以上は無理です。゚(゚´ω`゚)゚。」
と頭下げてきました。看護師さん笑ってました(^◇^;)
最後に女医さんの診察。
「たった1ヶ月で数値改善してますね!いいですね!ビール飲むの?」
「はい」
「毎日350を3本?」
「はい」
「1本減らそうか?」
「すみませんm(_ _)m
それだけは、、
それだけは頑張れません。゚(゚´ω`゚)゚。」
「ま、1ヶ月色々頑張ったんだもんね。数値は良くなっているし、じゃ、続けて頑張ってみて、来年の数値見て、また考えてみようか」
明らかに私の 1.5倍くらいありそうな看護師さんと女医さんに健康指導を受け、無事薬を貰うことなく、ビールを減らされることもなく、二次健診が終わりました (๑˃̵ᴗ˂̵)و
めでたし。めでたし。 (*ˊᗜˋ*)♡