村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
購入してから長いこと積読していて、少し気の滅入る作品が続いたので、心のリハビリがてらに手に取った5編の短編集
動物をめぐるお仕事小説かと思いきや、それぞれのキャラクターの人生に訴えかけるヒューマンドラマでした❗️
一風変わった院長の北川 梓に興味を引かれ、『第一話 天国の名前』では少し張り詰めていたサブキャラの真田 深雪が、ちょっとずつ緊張の糸を解いていく様子がとても丁寧に描かれていて、読んで正解の作品でした❗️
好きな話しは、『第三話 幸せの青い鳥』と『第四話 ウサギたち』の2編です❗️
続編が連載されているようなので、気長に出版されるのを待ちたいと思います -
Posted by ブクログ
動物病院を舞台に、飼い主と動物、病院で働く人達の物語。どのお話しも、動物の命を引き受けることの責任を強く感じさせられる内容でした。
愛犬と暮らす私にとって、『それは奇跡ではなく』は、どうしても自分の境遇と重なってしまいます。いつか久栄さんのように、愛犬を苦しみから解放してあげるために決断しなければいけないこと。飼い主としての責任を改めて痛感しました。
物語のサイドストーリーとして、土屋高志と深雪の関係が描かれていますが、『カウンターの端をつかむ男の手と指は、乾いて荒れてはいるものの、清潔で大きい。首の腱をくっきり浮き上がられせてこちらを向いた彼の視線が、ようやく深雪の上に戻ってくる。』という描写が、恋をしている人の目線をうまく表しているなぁと感じました。
村山さんは、PRIZEとDANGERも最高でしたが、また違った読み味のこちらの作品も良かったです。続編期待しています! -
Posted by ブクログ
「どうしても直木賞が欲しい」
作家天羽カインは本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いているが直木賞は受賞できない。評価されないのは何故?
昨年の直木賞と芥川賞はどちらとも該当なしで話題になったのと本屋大賞3位と言うのもあり、興味を持ったので手に取りました。
直木賞を選考する上での内容や作家の苦悩、作家と編集者との関係性やプレッシャー等、普段分からない濃い内容で面白かったです。
読んでいるこちらにもピリピリと緊張感が伝わってくる迫力と登場する作家のクセの強さが印象的でした。
作家と編集者の努力の結晶をこれからも楽しく読ませていただきます。