村山由佳のレビュー一覧

  • 星々の舟

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    誰が主人公とかではなく、一人一人が主人公で、長編小説ではなく、それぞれがつながりのある短編小説なんだと思えば、それぞれの立場での話がわかって面白いとは思うけど、もう少し誰かにフォーカスした内容も欲しかった。最後が父親の話だったが、個人的には好きになれない人物かな。だけど、父親がなんでそうなのかもよくわかる。
    幸せの形は人によって違うから、自分なりに見つければよいのかなと思いました。よい作品です。

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    2026年08月12日
  • ある愛の寓話

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    ネタバレ

    最近スマホばっか見ていて無意識のうちに疲れていたので、こういう短編がちょうどよかった
    語るに多すぎず、少なすぎず。意外性もありつつ、いろんな形の愛について想いを馳せられる。
    こんな自分にとって大切と思えるだけの質量を持った愛を感じたいものです。

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    2026年08月10日
  • しっぽのカルテ

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    ペットを飼ったことのある人なら一つは涙腺に来るお話があると思います。命を看取ることの大変さを痛感させられました。続編もありそうですね。

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    2026年08月10日
  • 天使の梯子

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    おばあちゃんにかけた言葉がエグい。あれが最後に一方的に投げつけた言葉で、そしてその後ろ姿を見たのなら確かに後悔してもしきれない一生負い続ける傷になる。

    何かをめぐって対立した相手を絶対にやり込めてやるぞって気持ちになったとたん、その人をどこまでも追いつめて逃げ道をふさぐことに全力を注ぐ。その人のパーソナリティそのものを否定するようなきついことを口にするの。ちょっと言い過ぎたかなと思ったときは、それなりにフォローだってしてみせるでしょう。そうしてあなたは、相手が黙ってしまったことで満足して、それきりそのことを忘れてしまう。でもね、言われたほうは忘れないのよ。その場は笑って忘れたふりをしても、心の底では、傷つけられたことを忘れられっこないのよ。あなたは自分のそういうところを強さだと思っているかもしれないけれど、強さじゃなくてむしろ弱さだと思う。言うべきでない言葉まで我慢できずに口にしてしまう、あなたの弱さよ。ねえ、私だって何も、すべての人にいい顔をしなさいなんて言わない。自分の意見を主張することはもちろん大事よ。相手の言っていることが間違いだと思ったら、対立しないわけにいかない場合だってある。でも必要以上に人を傷つけて勝ち誇るのはやめなさい。人をやり込めることで自分の優位を確かめるその癖を直しなさい。でないと、いつかあなたのまわりには、ほんとうのことを言ってくれる人が誰もいなくなるわよ。

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    2026年08月09日
  • しっぽのカルテ

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    天国の話し
    読んだとき思わず涙が出てしまい、びっくりしました
    アイツはなんと言ってるんだろう
    飼い犬の事を思い出しました。

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    2026年08月07日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    桜の咲く季節に、満員電車で手に包帯を巻いた儚げな女性を庇って恋をする。でもそれは自分の父を見てくれることになる精神科医だった。自分は未来も定まっていない浪人生。距離を感じる。しかも彼女の姉でしかも既婚者。打ち砕かれる。

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    2026年08月07日
  • 雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方 IV

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    トラブルが起きたり、喧嘩をして仲直りをして徐々に二人の関係が進んでいるのを楽しませて頂きました。
    いいな、恋愛って。

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    2026年08月05日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

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    うーん、甘酸っぱい
    少しずつ進んでいるような下がっているような物語
    読んでると照れ臭くなる感じがティーンエイジャーの頃を思い出します。

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    2026年08月02日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    何十年ぶりにたまたま、書店で目につき購入して読みました。
    当時、中学生の私には理解出来ない部分が多くすぐに捨ててしまった記憶があります。
    当時より理解力が上がったお陰か読み終わる事ができ、当時の自分を越える事が出来ました。
    書評としては、ここまで甘酸っぱいものかと恐る恐る進む物語もあるんだなと。
    次の巻も読んでみようと思ってます。

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    2026年08月01日
  • しっぽのカルテ

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    信州の森に佇む「エルザ動物クリニック」の院長・北川梓は、一見ぶっきらぼうに見えるけど凄腕である。
    助手の看護師2人に事務・受付を担当する深雪と少人数だが、そんな動物病院に飛び込んで来る動物達を精一杯診ている。

    瀕死の野良の子猫を見捨てられなかった建築職人の土屋や老犬の介護をしながら自身も重い病気を抱えている高齢女性、夫からのDVに悩まされつつ、それを証言したのが、インコだということや小学校のうさぎ小屋の世話をしている少年が母親から虐待を受けてたとか…動物たちだけでなく、世話をする人もいろんな思いを抱えている。

    院長の過去や深雪の前職で苦しんだことや母親との確執なども明らかになる。

    言葉で伝えることができない動物たちが、いろんなことを気づかせてくれる、教えてくれる、というのが分かりあっているからこそなのかなと感じた。

    気持ちを汲んでくれるのは、愛情を注いでくれるから自然と思いが溢れて伝わるのだろう。



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    2026年07月28日
  • まつらひ

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    祭りをテーマとした6編の短編集。 艶っぽく・さりげな官能・非日常的で幻想的と、充実の内容でした。
    祭りという非日常は人の心を揺れ動かすものだと思う。

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    2026年07月28日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    みんな不倫しててドラマ化したら色々言われそうな小説www

    孝之のセックスのチープさに反して、
    不倫はしているものの涼子は自立して自分の選択をしている感じ。

    矢島妻と鉢合わせたときはまじでドラマと思ったwww

    それでいて修羅場にならないのはできすぎと思うけど、
    涼子には幸せになってほしいし
    自分の幸せは自分で掴んで欲しいとなぜか思ってしまう。
    不倫してるのに。


    孝之の狭い世界で生きてる感じがひしひしと伝わってくる。

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    2026年07月26日
  • しっぽのカルテ

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    恋愛と人間関係に傷ついた深雪の転職先は、長野の森の中にある、風変わりな院長の動物クリニックであった。

    運びこまれる猫やオウムや犬などの動物たちと人間、心無い人たちから辛い言葉や態度を投げつけられることもある。ハーブティーと正直なスタッフと出入りする男性から暖かい居場所をもらい、前向きに進めるようになりつつあり、安心して読み終えた。

    村山由佳さんの動物ものはイイなあ。
    猫や馬、住処や男性や母親、周りの景色さえも村山さんの現在を彷彿させる。

    作品はいつもなんとなく私小説の分量が多いように感じる。こんなにさらけ出してしまって良いのかなあ。
    書くことでストレス解消することができる部分は理解できるが……。
    全く勝手な想像です。失礼しました。

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    2026年07月19日
  • 花酔ひ

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    官能小説のためかなり刺激的なシーンがありましたが、それも含めて面白かった!

    出会ってしまった4人が、これからどうなってしまうのかとワクワクしていましたが最後は残念な終わり方に。
    不倫なんて、ハッピーエンドはありえないですからね。

    でも誠司さん、なんであんなことになったのか私には分からなかったです。会いたいと焦がれる相手がいるのに。恋するキラキラとはかけ離れていて、きっと恋とかそんなんじゃなかったんだろうな。

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    2026年07月07日
  • 花酔ひ

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    読みながら官能シーンはドキドキ。
    誠司と千桜のシーンよりも麻子と正隆のシーンをもっと読みたかった。
    千桜が正隆といる時には見せない顔を誠司には見せていて、それがまた読みながら別人みたいで怖くもあった。普段パートナーには見せていない顔、本人ですら気が付かなかった顔が相手が変わると出現することがあるんだな。
    この後どうなったのかが気になる。現実はここから続いていくものだし。

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    2026年07月05日
  • アダルト・エデュケーション

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    文章の表現が秀逸。難しい言葉じゃなくて、会話も多いけど、情景描写の視点が面白く、鮮明に映る。
    1話ずつも短くて読みやすいけど、こちらの感情が揺さぶられることはあまりない。同じ作者の他の本も読んでみたい。

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    2026年07月02日
  • Row&Row

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    村山さんの作品を読んだのは始めてだった。
    初めは、本の分厚さにきっと途中で断念するだろうなと思ったが、読んでいくとどんどん世界観に引き込まれていった。
    後半はどうなるの?どうなるの?と続きが早く読みたくてしかたなかった。
    まさかの結末になったが、この夫婦が同世代ということもあり、自分のことのようで読んでいてわかるーと思う部分がたくさんあった。
    どこの夫婦にもこういう時があって、それを乗り越えて熟年夫婦になるか、離婚するかという結末になるんだなと改めて思った。

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    2026年06月29日
  • ミルク・アンド・ハニー

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    ネタバレ

    まるで自分みたい、と思う女性も多いのだろうか。愛されたいという欲望には抗えない。苦しさにも似た愛しさ。タイトルは聖書の引用だとか。

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    2026年06月29日
  • はつ恋

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    恋愛小説がそこまで得意ではない私もこちらは好きでした。家や自然、食事といった暮らしの描写がとても美しく、読んでいて心地よかった。空気が澄んでいる感じ。
    2人のなんか甘酸っぱいところもありつつ、収まっている関係性が良かった。

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    2026年06月28日
  • 天使の柩

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    夏姫も歩太も未熟なまま、大人への階段を登り傷つきながらもそれぞれ恋をし、魂の成仏への葛藤をしている中

    茉莉という14歳の主人公を前にして、しっかり成長した大人になっていて
    成長物語に感じた。
    精神的虐待を受け安心できる大人に出会うまでの苦しさもよく描かれている。

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    2026年06月23日