村山由佳のレビュー一覧

  • 遥かなる水の音

    Posted by ブクログ

    情景が目の前に浮かんできて旅しているような気持ちになるから好きと友人に勧められ読み始めました。

    一人の死をきっかけに共に旅をすることになった4人の話という感じでしたが、後半になるとモロッコやサハラ砂漠の情景がたしかに目の前に浮かんできて一気に読み進めてしまいました。他にも人の命、宗教、多様性、なども考えさせられる部分もあるお話でした。

    0
    2021年08月10日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

    Posted by ブクログ

    この巻の冒頭、かれんと両親のシーンは泣けます。素直に泣けます。村山センセイの描写が光ります。そしていよいよ動き出す二人の新しい生活。セカンドシーズンへの布石も見逃せません!

    0
    2021年07月27日
  • 優しい秘密 おいしいコーヒーのいれ方 VIII

    Posted by ブクログ

    星野ちゃんの想いが爆発!だけど誰しもが星野ちゃんの立場になりうると思う。その時どう動くか、そこがその人の真価なのかな。両想いでも片想いでも、「恋」に辛さはつきものですな。

    0
    2021年07月23日
  • ありふれた愛じゃない

    Posted by ブクログ

    南の島が大好きな私。この本すっごく良かったです!タヒチは行ったことはないのだけれど、情景が浮かび上がりものすごく心地がいい。タヒチに行きたくなりまりした。そんな所で過ごせたらどんなに素敵だろう。
    大人の恋愛小説な話ですが、人生一度きり、自分もしっかりと進むべき道を(進みたい道を)考えようと考えさせられた話でした。
    一気に読み切ってしまった本です。
    再読したい一冊です。

    0
    2021年07月07日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    あまり長さを感じることなく、読み応えもあり、ディープでダークな一冊だった。

    逃れられない圧倒的で暴力的な世界。
    14歳の中学生が抱えて生きていくには、余りにも重すぎる罪と秘密。
    相手の苦しみを自分のものとして、自己犠牲を伴う相手を思う嘘。
    それは悲しい嘘。だけど優しい嘘。
    大事な人を守るための嘘。
    本心を隠すことで自分にも相手にも嘘を突き通す。
    そんな生き方しか出来ない彼等がとても不憫だった。
    それでもその中でも希望を失わずに、小さな光が見えていたことだけが救いだったように思う。

    0
    2021年07月07日
  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

    Posted by ブクログ

    一人暮らしを始めた勝利。新しい生き方を模索するかれん。お互いを大切に思うがゆえに、すれ違ってしまう二人の気持ち。何よりコミュニケーションを絶やさず、お互いの気持ちをぶつけ合うところが素敵でした。

    0
    2021年07月04日
  • 遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI

    Posted by ブクログ

    幸せを感じることができる人とは、きっと、自分が手なしたかけがえのないものに気づくことができる人。風見鶏のマスターのエピソードも収録の第6弾。いよいよ一人暮らしを始めた、勝利の背中を押してあげたい!

    0
    2021年06月29日
  • 放蕩記

    Posted by ブクログ

    著者の自伝的小説ということで、気になって読んだ。
    殆ど事実みたいなので、色々衝撃的なお母さん(そしてお父さんも)と育ち方をされたんだなと驚いた。

    私もあまり人には言ったことがないけれど、母親に対しては一言では言い表せない気持ちを胸の内に抱えながら生きてきたので、正直とても共感できる場面ばかりだった。自分の周りには仲の良い友達親娘ばかりで、このような思いを抱えているのは自分だけなのかな、いけないことなのかな、とよく思っていたので救われる思いがした。
    自分の親世代の老いを意識するのはもう少し先のことだと思うけど、そうなってくるとまた別の感情が入ってきて、混ざり合って自分の思いも変化していくんだろ

    0
    2021年06月20日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

    Posted by ブクログ

    second season に入って1冊目。
    相変わらずゆったりとしたペースで小説の中の時間は進んでいますが、最終的には勝利も、時間も少しずつでも進んでいる、成長していることが実感できるのがすごいところかな、と思います。

    0
    2021年06月18日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

    Posted by ブクログ

    実っても実らなくても、恋に悩みはつきもの。大切なのは相手のことと同じぐらい、自分のことを大事に思うこと、たぶん。前の自分より少しでも成長できたと感じられたら、それはきっといい恋だった証。

    0
    2021年06月14日
  • ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

    Posted by ブクログ

    終盤でこの展開はないだろう、どんなバッドエンドだよ!!と怒りが沸きかけたものの、まぁ、良かった…。
    四半世紀かぁ。長かった。ずっと追い続けてきたストーリー。無事に終わって何より。
    2021.06.11

    0
    2021年06月12日
  • ダブル・ファンタジー(下)

    Posted by ブクログ

    奈津が、言った言葉も、言われた言葉も自分に思い当たるところがあり、結構刺さる。省吾の情けないところも、私にもそんなところあるなあと思ったり。省吾に自分の気持ちを通せない時も、凄くその気持ちよく分かるなぁ(現在進行形)と思ったり。。。実体験凄い多いんじゃないかと思うくらい、描写がリアルな気がした。
    奈津の年齢が近くて、仕事してて、家庭の外にも世界があるなど、共通するところがあるからかも。
    一人暮らし、本当に羨ましい!
    官能的な部分が多い割に凄く読み込めた。
    でも、好みの問題なんだろうけど私は志澤さんと、大林より、岩井さん派だな。

    0
    2021年06月09日
  • 花酔ひ

    Posted by ブクログ

    2組の夫婦の交叉して合致する性癖、というベースの設定がよかった。性的な表現とそれぞれの心理描写が秀悦。

    0
    2021年06月05日
  • 雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方 IV

    Posted by ブクログ

    お互いに想っていることは確かなのに、すれ違うふたり。スキー旅でのゴタゴタは、恋愛モノに相応しいシチュエーション!勝利、しっかりしろ〜!

    0
    2021年06月03日
  • 妖し

    Posted by ブクログ

    印象的だった作品

    ANNIVERSARY/村山由佳
    真珠星スピカ/窪美澄
    李果を食む/阿部智里
    かぐわしきひと/乾ルカ
    喪中の客/小池真理子

    0
    2021年05月31日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

    Posted by ブクログ

    勝利の見栄っぱりがすごい。個人的には、大切な人に対しては「素」を出せた方が良いと思うので、なんだが焦れったくなってしまう。ただ、そういった焦れったさを感じているときの「心の揺さぶり」を楽しめるのも、この本に限らず、小説の良いところなのだと感じた。

    0
    2021年05月31日
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III

    Posted by ブクログ

    誰かを死ぬほど好きになる、その相手も自分のことを好きでいてくれる。かれんと勝利の恋には、相思相愛ゆえの悩みがつきまといます。大切にするって、こういうことか。

    0
    2021年05月27日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

    Posted by ブクログ

    猫愛にあふれたエッセイ。もみじちゃんの最期を看取る場面は涙、涙。もみじちゃんの写真も所々にあって、見惚れてしまう。

    0
    2021年05月25日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

    Posted by ブクログ

    「おいコー」第2弾。新たなキャラも加わり、勝利とかれんの周りは益々にぎやかに。少しずつ進む二人の関係から、もう目が離せません!

    0
    2021年05月20日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    セカンドシーズン8作目、シリーズ通算18作目。
    いよいよ佳境な感じ。オーストラリアで秀人さんの研究所の手伝いをしていた勝利が、突然あるきっかけから一時帰国することになる。家族の誰にも伝えずにこっそり来てこっそり帰るつもりが、秀人さんにこのことを聞いたかれんが家を訪ねてきて、久しぶりの対面を果たしたところまで。

    今回はマスターや由里子さんや原田先輩など、いろんな人が主語になりながら話が展開していくのが新鮮だった。

    中沢氏の「赦し」についての見解には成程と考えさせられた。恨むべき人や罰してやるべき人にそういったことをしないと、罪を犯した側は自分で自分を責め続けるしかなくなる、それがいちばん逃げ

    0
    2021年05月17日