村山由佳のレビュー一覧

  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

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    シリーズ1冊目が面白かったので、続きを読んでみた。

    1作目よりも2人の関係は少しずつだが進み、割りと甘めな展開も。
    勝利の真っ直ぐな感じは相変わらず好きである。

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    2021年01月23日
  • もみじの言いぶん

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    同著者のエッセイ「猫がいなけりゃ息もできない」を読んで初めてもみじの存在を知り、すっかりもみじのファンになった。パステル三毛とまんまるの目が可愛い。

    この本は、その後日譚というか、もみじが旅立ってからもみじの目線で色々語ってくれるもの。関西弁が面白いし、写真も可愛くて癒される。
    家族として一緒に過ごしてきた大切な猫や犬など亡くされたばかりの方にも寄り添ってくれる本だと思う。
    私も猫を迎えたばかりで、いつか別れが来ると考えただけで泣けてくるけど、「生まれ変わり」という考え方は素敵だな。

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    2021年01月21日
  • 燃える波

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    ライフスタイリストとして活躍する妻と雑誌編集者の夫。裕福で満たされているように見える夫婦だが、夫の浮気をきっかけに自らの仕事や生き方を見直す女性の話。
    カメラマンの澤田が後々、自分も元夫のようなことをしてしまうかもしれないし、言ってしまうかもしれない。だから些細なことでも話し合っていきたいってお願いするシーンは妙に刺さった。
    夫の言ってることは本の中では違和感のあるメチャクチャな論理だが、自分も言ってしまうかもしれないし、言わなくても思ってしまうかもしれない。それがどんな意味を持つのか改めて自分に問いかけることになった小説だった。
    ライフスタイリストって職業も、カメラマン、雑誌編集者、女優、ラジオ番組のプロデューサーって人たちがあまりにも周りにいなさすぎて天空の世界の物語のようだ。でも、辛い思いはするし、恋もして、肌を触れ合いたいと願う。当たり前のことだが、そんな人間としての営みの大事さを感じた。とても前向きな終わり方だったので読後感はなかなかいい。
    3.5に近い4点。

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    2021年01月18日
  • 遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI

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    シリーズ6作目。毎回頭に前回までのあらすじが書いてあるから、間を空けて読んでも大丈夫なのがありがたい。
    今回は花村のおじさんとおばさんが帰国し帰って来るところから、勝利が一人暮らしを始めるまで。
    毎回ページを繰る手が止まらずすぐ読み終わってしまうのは、200頁弱という本編の頁数の少なさだけが理由ではなく、やっぱり先が気になるから!ということに尽きると思う。展開がゆっくりしていてなかなか進まないのもまた一興(笑)

    本作は最後にマスターのサイドストーリーが付いていた。マスターとかれんとその両親が遭った事故についても書かれていて、当時から今に至るまでのマスターの気持ちを考えるととても悲しい気持ちになる。

    毎回村山由佳さんの親しみのあるあとがきを読むのも楽しみになっているし、結構なるほどと思ったり考えさせられたりしている。

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    2021年01月18日
  • ミルク・アンド・ハニー

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    ある女の生き方であり活き方、行き方でもある。
    周りに人がいるところでは読めない場面もたくさんあって、ほぼ自宅にいる時で良かったと思う。男に寄って来られる環境は皆無だったので
    ……いや地下街でボーーと映画のポスターを眺めていたら「お茶でもいかが?」と一度だけ……
    知らない世界を覗き見た感じもする。
    やっぱり落ち着くのは心が自由に振る舞える関係なのかな

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    2021年01月14日
  • 風は西から

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    ネタバレ

    経営がワンマンであればあるほどに、なり得るブラック企業。
    そして、そこで働いている人がまっすぐであればあるほど、気づかないうちに精神的に追い詰められていく環境。
    知らないだけで、まだそんな会社があるんだろうなと思いました。
    新卒で入社するとその会社が基準になり、組合がないことに疑問を感じなかったり、過剰すぎるサービス残業も周りがやっているから当たり前みたいになることを防ぐ手立てがないものかと思う。

    この話の中で追い詰められた彼のような人が出ないような社会になって欲しい。

    ワンマン企業、同族経営はブラック企業に陥りやすそうだなぁと個人的に思う。

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    2021年01月13日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

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    焦ったい 「おいしいコーヒーの淹れ方」の2巻、ようやくほんの少し関係性が安定してきたかのように思えるショーリとかれん。
    じっくり焦らされる感じがたまりません。

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    2025年12月18日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

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    シリーズ5作目。
    年末のスキー旅行から帰ってきて、かれんとは仲直りし、星野りつ子のフォローに追われる勝利。丈の受験。父親の帰国と妹の誕生。
    今回は後ろに丈のサイドストーリーがついていた。お気楽で何も考えてないように見える丈が、実は色々知った上で気を遣っている様子が伺えた。丈のキャラクターも好きだなー。

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    2020年12月27日
  • 雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方 IV

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    シリーズ4作目。ショーリの父に何が起きたか分かる回。結構びっくりな展開。

    「人は自分よりすべての点で劣る者に恋をし続けることはできない」
    ーーーなるほどなー。確かにそうかもしれない。夫婦間では恋とは異なるかもしれないけど、愛情も同じようなものかも。自分も日々成長するように努めなければと思った。

    「相手を喜ばせることで自分も喜べて、自分の喜ぶ顔がさらに相手を喜ばせることができるとしたら、それはたぶん理想的な関係だ。だから僕らは贈り物をしあう。物を贈るという行為は、同時に「あなたがいてくれるから孤独じゃない」というメッセージを相手に送ることでもあるのだ」
    ーーー贈り物の本質を考えたことはなかった。こういう風な考えもあるんだな。

    ショーリとかれんが少しずつ人間的に成長していくのが感じられた。最後仲直りできてよかったけど、ショーリは罪な人間だな〜。

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    2020年12月05日
  • 燃える波

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    今は惚れ惚れする人にも若くて未熟な時があって、こんな男と一緒になって…と思い、「こんな男に誰がした」みたいな彼の言い訳にはあんたも一役買っているんだよと言いたくなってしまう。
    周りに助けられながら出来ることを膨らませて道を選び切り拓いていく。
    憧れる一つの生き方がここにもある。

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    2020年11月19日
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III

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    シリーズ3作目。200ページ弱でサクッと読める軽やかさが好き。
    勝利とかれんの関係がすこーしずつ進展していっている。相変わらず佐恵子おばさんはまだ家にいるけれど、期せずして二人で鴨川に一泊旅行が叶ったところまで。一番最後の一行にギョッとしてしまった。続きが気になる。

    いつもはっちゃけたあとがきも面白くて親しみが湧く。
    「いい顔をしているかどうかは、いい目を持っているかどうかで決まります。そして、いい目を持っているかどうかは、その人の魂が今より高いところを目指しているかどうかにかかっているのです。」
    という言葉。痺れるなあ...

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    2020年11月10日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    ネタバレ

    第一シーズン最終刊として期待しながら読み始める。勝利の嫉妬は若さゆえの部分もあるように思えたけど理解もできる。遠距離恋愛は勝利の歳では辛すぎるだろう。それでもどうにか乗り越えた2人はやっと結ばれる。5歳の年の差は今後もつきまとうけどきっと2人は大丈夫と思わせる終わり方だった。でも、その後が気になるから第二シーズンも楽しみだ。

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    2020年11月04日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

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    1を読んで久しぶりの恋愛小説にキュンとなり続きを読んでみた。
    2では勝利が大学生になったことにより新たな人物も登場し、佐恵子おばさんが一時帰国して家にいることにもハラハラさせられる。相変わらずかれんとはじわじわ進展するけど、勝利の鈍さも大概だな笑

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    2020年10月19日
  • ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

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    待ちに待ったやつ!
    ようやく新刊出たー!!
    途中どん底に落ちてハラハラしたけど、
    最後の最後は希望の光が見えてよかった。
    ショーリ!!かれんちゃん!!
    幸せになってねー♡

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    2020年09月16日
  • 遥かなる水の音

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    「僕が死んだら遺灰砂漠にをまいてくれ」
    ここから周、(あまね)ーサハラに巻いてくれの本人
    姉の久遠緋沙子、

    周の恋人「?」ジャンクロード、パルスヴァル
    早川結衣
    奥村浩介
    そしてガイドのサイード、アリ、砂漠への
    旅がはじまる。

    それぞれの語り口で、
    彼らの想いが伝わる、もちろん本音も実に面白い。

    タンジェ??フェス??

    モロッコ、マラケッシュ
    アルジェリアは
    名前くらいはわかる。

    本文よりー

    タンジェは
    バロゥズ、ギンズバーグも
    ケルアックも
    タンジェのこのサロンに集まってきた。
    (知らないなぁ「恥ずかし」)

    (ドラクロワ
    マティス「このへんはわかる」
    マティスは絵に光と色彩を与えたのはタンジェでそうだ。ふーん。、マティスは好きだな。)

    ピエールロティェもサシャエルベケットも
    流石にローリンクストーンズは知ってるよね、ー

    ここまで本文


    タンジェという場所に誘惑され通い詰めたということらしい。

    やはり舞台が海外だと
    別な面白さがある。


    わぁびっくりした
    サイードの案内で
    スークの建物に入っていった描写

    なんかねぇ、
    前に観た映画「セックファンドザシテイ」の場面を思い浮かべてたなんとなんと
    そうだったんだ!
    すごくない「自分」自画自賛。映像が結びついたことにえらい興奮(なんじゃぁ)

    たぶんはじめての、村山由佳。前読んだかもしれないけど〜

    ほんといって、後p〜10ほど残ってるけど
    忘れそうだからレビューにした。
    作者の言いたいことなどはわかってないかもとりあえず感想を書いた。

    最後は〜
    ちゃんと落としてる。ー遥かなる水の音の意味がわかるのか!

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    2020年09月16日
  • ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

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    恋愛と人生・・・大切な人たちと関係について考えさせられます。繊細なストーリーをじっくり味わいたい方にオススメです

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    2020年09月03日
  • 風は西から

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    精神的に追い詰められる。言葉で責められ、こちらの言い分はこれっぱかしも聞いてはくれない。自分には何の価値も無いように思ってしまう。そんなことは無いと思い直すエネルギーさえもが涸れてしまう時……

    逃げ出そう、見切りを付けよう、そうなる前に。

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    2020年08月26日
  • 天翔る

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    エンデュランスという乗馬競技を初めて知った。辛い過去を背負った少女「まりも」が馬と競技を通して成長していく物語。精神的トラウマを抱えた「貴子」や傷ついた過去を持つ「志渡」など、まりもの周りに良い人が現れて良かったなと思った。優しい気持ちになれる作品。

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    2020年08月26日
  • 風は西から

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    村上さんの作品というと、「おいしいコーヒーの入れ方」や「天使の卵」「ダブルファンタジー」など多くの恋愛小説を書いていますが、社会派問題を取り入れた小説も書いているとは初めてでしたので、興味本位で読んでみました。

    中盤までは、企業によるパワハラ、理不尽な上司など健介がどのようにして、自殺に追い込まれたのか丁寧に描かれています。恋人の千秋もめげずに頑張っている姿に新人時代の頃を思い出しました。困難な状況において、何かと自分でしなければと追い込まれてしまいますが、その時こそ周りの助けを借りる。後になってみると、そういった発想がありますが、当時にしてみると、自分でやらなければ、他人に迷惑をかけたくないという思いが巡ります。そういった健介の気持ちが痛いほどわかります。グイグイと世界観に引き込まれました。あらすじで分かってはいましたが、死へのカウントダウンが近づくにつれて、辛すぎでした。

    仕事の風景だけでなく、2人の恋愛模様も描かれています。
    お互い忙しい時にどう会話していくのか、次第にヒビが入っていく様子も丁寧に描かれていて、リアリティーがありました。

    中盤以降は、健介の死後、両親と千秋が会社を相手に奮闘していきます。
    会社を守るためなら、証拠隠滅や証言をさせないなど、あらゆる手を使う描写に酷いの連続でした。
    それでもめげない千秋の姿に熱くなり、ページが止まりませんでした。約500ページというボリューミーでしたが、世界観に引き込まれたせいか、あっという間に進んでいた自分がいました。
    果たして、この戦いの結末とは?
    精神的な苦痛の状況下の中で、どう自分は判断できるのか。客観的に見ることで自分だったら、こうするということを対策できるのではと思いました。
    後ろから背中を押してくれる感動の小説でした。

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    2020年08月21日
  • 野生の風

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    色彩鮮やかな描写。
    主人公の心情に胸潰れる思い。
    残酷さが心に残る。
    でも何か主人公の強さも感じて、読後感は悪くなかった。

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    2020年07月16日