村山由佳のレビュー一覧

  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    ネタバレ

    それぞれの思いが交錯して面白い
    過去と現在を行き来するような構成で、徐々に登場人物たちを理解できるようになっていて読み進めやすかった

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    2021年03月14日
  • 優しい秘密 おいしいコーヒーのいれ方 VIII

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    モヤモヤする回。
    誰も傷つけたくない、ということから始まった秘密が、複雑に絡まって深くなっていってしまう。
    このあとはどうなっていくのだろう?

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    2021年03月12日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    シリーズ10作目。甘酸っぱい。
    勝利とかれん、ようやく少し進展した感じ。
    でもかれんには男性と二人きりで食事に行くなやら嘘をつくなやら言っておいて、勝利の星野りつ子の件はどうなったのだろうか。。。
    これが後々悪い方向に影響を与えないことを祈るばかり。セカンドシーズンも楽しみ。

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    2021年03月09日
  • 花酔ひ

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    久々の官能小説。
    男性作家のを数冊読んでみたけど、心惹かれるのではなかったのでしばらく遠ざかっていた分野。
    こんな風になにもかも捨ててもいいと思えるような体験をしてみたい。
    溺れてみたいと感じるような書き方。
    永遠に続くような終わり方がよかった。

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    2021年03月09日
  • ワンダフル・ワールド(新潮文庫)

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    香りをアクセントにした大人の恋愛小説です。

    「アンビバレンス」  「オー・ヴェルト」 「バタフライ」「サンサーラ」 「TSUNAMI」
    これら5つの短編が収録されています。

    愛人関係、母親との確執など穏やかな内容ではないのに村山さんにかかると静謐な空気感を感じます。

    登場人物がそれぞれの短編にリンクしていたり、ペットが重要な役割を果たしていたり どの短編も楽しみながらサクサクと読めます。

    時に切なく少しエロティックで、それでも穏やかな凪に包まれた感覚の素敵な短編集でした。

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    2021年03月04日
  • 雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方 IV

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    ネタバレ

    目次
    ・WE'VE ONLY JUST BEGUN
    ・GOOD FOR YOU

    夏休みの最後、父親の再婚話を聞くためになぜかかれんと二人で福岡に行く話と、クリスマスにかれんに指輪を渡す予定が、ケンカして気まずい二人は大みそかまでこじらせてしまう話。

    なんかグルグルするだけで、全然話が進展していかない。
    24歳と19歳の、同居している男女で、ここまで何もないってどう?

    っていうのは、まあ、しょうがないにしても、ここにきてこの作品の気に入らない理由がわかった。
    大人が、きちんと書かれていないことだ。
    ラノベでもヤングアダルトでもいいんだけど、主に青少年をターゲットにした作品なら、余

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    2021年03月02日
  • 燃える波

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    ライフスタイリスト、全然知らない世界
    なのに、不思議と物語の中に入り込める。
    村上由佳さんが同世代だからなのかもしれない。
    私もずっと仕事をしてきた
    奥さんをしながら、お母さんをしながら
    仕事の優先順位が下にあるのが残念に思った事も多々あった。
    だから、色々な出会いの中で
    特に遥子さんと出会って仕事が広がっていく様子は良いなあと素直な気持ち。
    見下されていると浮気に走る旦那は所詮そこまでの人。
    澤田くんなら対等に生きていける。
    良かったねナミちゃん。
    カッコいい女の人も本当は寂しくてぎゅっと抱きしめてもらいたい時もある
    「燃える波」ラジオから聴こえてくるような素敵な物語でした。

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    2021年02月27日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    幼い頃に養父を亡くし貧乏で母親の愛人から日常的に暴力を受けていた【刀根秀俊】

    神社の娘で、あまり役に立たない不思議な力を持つ【桐原美月】

    人様の目を気にして過干渉気味の母親を持つ【中村陽菜乃】

    勉強が出来る陸上部、そして世渡り上手な上にクラスの委員長タイプの【正木亮介】

    彼ら四人は中学生という甘酸っぱい青春時代を過ごしていたが、とある事件により彼等の人生に非常に重い物がのしかかる事になる・・・
    四人の中学時代と20年後の話が交互に繰り返される。
    良い意味で読んでて苦しくなる一冊!

    マイルドな馳星周のようだなぁと思っていたら解説が馳星周!

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    2021年02月23日
  • 放蕩記

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    我ながら1日で読み切ったのはちょっとヘヴィだった…。ミルクアンドハニーに繋がる、それこそ作中に出てくる「作家にとって同棲親との確執は鉱脈」そのものの作品。読み返すにもパワーがいるけれど、親と確執があった10代の頃に出会いたかったかもしれない。

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    2021年02月19日
  • 女ともだち

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    COPY 村山由佳
    ト・モ・ダ・チ 坂井希久子
    卵の殻 千早茜
    水底の星 大崎梢
    こっちを向いて。 額賀澪
    ブータンの歌 阿川佐和子
    ラインのふたり 島津輝
    獣の夜 森絵都
    8人の女性作家による、女性ばかり出てくる8つの短編集。豪華な顔ぶれの短い話が詰まっているから読み終わるのがあっという間でなんとももったいない。けど、読んだことのない作者の作品を読んで興味を持つきっかけとしていい機会になったかも。
    男性目線でよく描かれるような、勘違いとか思

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    2021年02月19日
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III

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    ネタバレ

    目次
    ・WE'RE ALL ALONE
    ・WITHOUT YOU
    ・LOVE ME TOMORROW

    24歳の女性と19歳の男性の恋愛って、こんなにハードルが高いものなの?
    もう教師と生徒じゃないんだし、そもそも同居させたのは親なんだし、いとこ同士ならとりあえず血が繋がろうが繋がってなかろうが関係ないんじゃない?

    親たちに隠すというのはまだしも(19歳の男なんて頼りないと思われるのは本当だし)、大学の友達にも一切内緒、鴨川のホテルでも姉弟としてふるまうのはどうなの?
    堂々と付き合えばいいじゃん。

    ずっとかれんって、男の理想のキャラクターだと思ってきたけど、ここにきて勝利も女にと

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    2021年02月16日
  • 遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI

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    相変わらずゆっくりだが、着実に進む物語。
    花村家を出る勝利に対する丈の様子は、なんだか気持ちが分かる気がした。

    サイドストーリーのマスターの話は、本編だけでは分からなかった部分や、マスターの本音が見えて面白かった!

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    2021年02月09日
  • おいしいコーヒーのいれ方 1

    無料版購入済み

    コーヒーを飲みながら話して雑談するシーンが多いのかとも思ったけど、実は家庭内の話がメインみたいですね。

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    2021年02月06日
  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

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    シリーズ7作目。一人暮らしを始めた勝利と、かれんの将来への決断について。
    人に依存しないで、自分の責任で自分の未来を作っていくかれん、こう見えてなかなか強い子。

    今回は星野りつ子のサイドストーリー付き。勝利を好きになったきっかけやらが書いてあった。

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    2021年01月30日
  • ありふれた愛じゃない

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    日本とタヒチを舞台に繰り広げられる女性の恋愛や嫉妬、男性の性や嫉妬等々、かなりリアルに描かれていてそれぞれの人物が絶えず脳内映像で動いていました。

    2人の男性の間で揺れる真奈の気持ちがとても丁寧に描かれていて心理描写が見事であり又タヒチの風景描写も繊細で行った事がない私でも頭の中ではタヒチの風景が見える様でした。

    この表現は凄く素敵だなと思える箇所がたくさんあり何度か読み返したりしました。

    久々に王道の恋愛小説を読んだ気がします。
    読み応えのある作品でした。

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    2021年01月28日
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III

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    シリーズ3作目。
    このシリーズは全巻読み切ろうと思った。

    ゆっくりと関係が進んでいく2人だが、それくらいのペースが心地よく感じてしまう。自分自身が最近ゆっくりとできていないからだろうか?

    巻末の「最初のあとがき」にあった、「良い目」の話は共感できた。

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    2021年01月24日
  • すべての雲は銀の…(下)

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    物語のテンポが悪いと感じたのですが、これがおそらく著者の狙いなのでしょう。よく気のまわるタカハシや元気な美里ちゃんに物語の展開を引っ張っていく役割を割り振っていたら、ずっと軽快な物語になっていたのでしょうが、じっさいにこの物語の展開をみちびいているのは瞳子さんです。ときにうっとうしいくらい祐介に弱みをさらし、ときに祐介の心にずかずか踏み込んでくる彼女を見ていると、他人に甘えることと、心の強さ、たくましさとは、別のことではないという気がしてきます。彼女のカウンター・パートに配置されているのが、他人に甘えることも甘えられることもできない、登校拒否になった桜ちゃんのお母さんの智津子さんでしょうか。そ

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    2021年01月23日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

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    シリーズ1冊目が面白かったので、続きを読んでみた。

    1作目よりも2人の関係は少しずつだが進み、割りと甘めな展開も。
    勝利の真っ直ぐな感じは相変わらず好きである。

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    2021年01月23日
  • もみじの言いぶん

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    同著者のエッセイ「猫がいなけりゃ息もできない」を読んで初めてもみじの存在を知り、すっかりもみじのファンになった。パステル三毛とまんまるの目が可愛い。

    この本は、その後日譚というか、もみじが旅立ってからもみじの目線で色々語ってくれるもの。関西弁が面白いし、写真も可愛くて癒される。
    家族として一緒に過ごしてきた大切な猫や犬など亡くされたばかりの方にも寄り添ってくれる本だと思う。
    私も猫を迎えたばかりで、いつか別れが来ると考えただけで泣けてくるけど、「生まれ変わり」という考え方は素敵だな。

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    2021年01月21日
  • 燃える波

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    ライフスタイリストとして活躍する妻と雑誌編集者の夫。裕福で満たされているように見える夫婦だが、夫の浮気をきっかけに自らの仕事や生き方を見直す女性の話。
    カメラマンの澤田が後々、自分も元夫のようなことをしてしまうかもしれないし、言ってしまうかもしれない。だから些細なことでも話し合っていきたいってお願いするシーンは妙に刺さった。
    夫の言ってることは本の中では違和感のあるメチャクチャな論理だが、自分も言ってしまうかもしれないし、言わなくても思ってしまうかもしれない。それがどんな意味を持つのか改めて自分に問いかけることになった小説だった。
    ライフスタイリストって職業も、カメラマン、雑誌編集者、女優、ラ

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    2021年01月18日