村山由佳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・WE'VE ONLY JUST BEGUN
・GOOD FOR YOU
夏休みの最後、父親の再婚話を聞くためになぜかかれんと二人で福岡に行く話と、クリスマスにかれんに指輪を渡す予定が、ケンカして気まずい二人は大みそかまでこじらせてしまう話。
なんかグルグルするだけで、全然話が進展していかない。
24歳と19歳の、同居している男女で、ここまで何もないってどう?
っていうのは、まあ、しょうがないにしても、ここにきてこの作品の気に入らない理由がわかった。
大人が、きちんと書かれていないことだ。
ラノベでもヤングアダルトでもいいんだけど、主に青少年をターゲットにした作品なら、余 -
Posted by ブクログ
ライフスタイリスト、全然知らない世界
なのに、不思議と物語の中に入り込める。
村上由佳さんが同世代だからなのかもしれない。
私もずっと仕事をしてきた
奥さんをしながら、お母さんをしながら
仕事の優先順位が下にあるのが残念に思った事も多々あった。
だから、色々な出会いの中で
特に遥子さんと出会って仕事が広がっていく様子は良いなあと素直な気持ち。
見下されていると浮気に走る旦那は所詮そこまでの人。
澤田くんなら対等に生きていける。
良かったねナミちゃん。
カッコいい女の人も本当は寂しくてぎゅっと抱きしめてもらいたい時もある
「燃える波」ラジオから聴こえてくるような素敵な物語でした。 -
Posted by ブクログ
幼い頃に養父を亡くし貧乏で母親の愛人から日常的に暴力を受けていた【刀根秀俊】
神社の娘で、あまり役に立たない不思議な力を持つ【桐原美月】
人様の目を気にして過干渉気味の母親を持つ【中村陽菜乃】
勉強が出来る陸上部、そして世渡り上手な上にクラスの委員長タイプの【正木亮介】
彼ら四人は中学生という甘酸っぱい青春時代を過ごしていたが、とある事件により彼等の人生に非常に重い物がのしかかる事になる・・・
四人の中学時代と20年後の話が交互に繰り返される。
良い意味で読んでて苦しくなる一冊!
マイルドな馳星周のようだなぁと思っていたら解説が馳星周! -
Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・WE'RE ALL ALONE
・WITHOUT YOU
・LOVE ME TOMORROW
24歳の女性と19歳の男性の恋愛って、こんなにハードルが高いものなの?
もう教師と生徒じゃないんだし、そもそも同居させたのは親なんだし、いとこ同士ならとりあえず血が繋がろうが繋がってなかろうが関係ないんじゃない?
親たちに隠すというのはまだしも(19歳の男なんて頼りないと思われるのは本当だし)、大学の友達にも一切内緒、鴨川のホテルでも姉弟としてふるまうのはどうなの?
堂々と付き合えばいいじゃん。
ずっとかれんって、男の理想のキャラクターだと思ってきたけど、ここにきて勝利も女にと -
Posted by ブクログ
物語のテンポが悪いと感じたのですが、これがおそらく著者の狙いなのでしょう。よく気のまわるタカハシや元気な美里ちゃんに物語の展開を引っ張っていく役割を割り振っていたら、ずっと軽快な物語になっていたのでしょうが、じっさいにこの物語の展開をみちびいているのは瞳子さんです。ときにうっとうしいくらい祐介に弱みをさらし、ときに祐介の心にずかずか踏み込んでくる彼女を見ていると、他人に甘えることと、心の強さ、たくましさとは、別のことではないという気がしてきます。彼女のカウンター・パートに配置されているのが、他人に甘えることも甘えられることもできない、登校拒否になった桜ちゃんのお母さんの智津子さんでしょうか。そ
-
Posted by ブクログ
ライフスタイリストとして活躍する妻と雑誌編集者の夫。裕福で満たされているように見える夫婦だが、夫の浮気をきっかけに自らの仕事や生き方を見直す女性の話。
カメラマンの澤田が後々、自分も元夫のようなことをしてしまうかもしれないし、言ってしまうかもしれない。だから些細なことでも話し合っていきたいってお願いするシーンは妙に刺さった。
夫の言ってることは本の中では違和感のあるメチャクチャな論理だが、自分も言ってしまうかもしれないし、言わなくても思ってしまうかもしれない。それがどんな意味を持つのか改めて自分に問いかけることになった小説だった。
ライフスタイリストって職業も、カメラマン、雑誌編集者、女優、ラ