村山由佳のレビュー一覧

  • 天使の梯子

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    読んでよかった。前作の読後感の悪さを、すすいでくれる解毒剤のようだった。
    解説によると前作今作を、恋敵となった妹視点で書き直した作品があるとわかった。
    前作のような読後感だったらどうしようと心配しつつもどんな見え方がするのか読んでみたい自分がいる。

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    2018年11月18日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    粒揃いの作品集です。小池真理子さんの作品を目当てに買いましたが、各先生の作品それぞれ格調の高いエロスで楽しめました。このお値段でこの内容はお得です。

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    2020年05月05日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    単行本にまとまるのはものすごく久しぶりな、村山由佳さんのエッセイ。
    村山さんと苦楽を共にした愛猫・もみじとの最後の1年が綴られています。
    「晴れ、ときどき猫背」で生まれたときの様子が綴られているもみじ。もうこんなに年月が経っていたなんて。。。

    WEB連載時の、リアルタイムに近いもみじの様子にも胸が締め付けられましたが、半年経って単行本にまとてられたものを改めて読むと村山さんも整理をつけようとしているけれどそんな簡単に振り替えられるものでもないということが伝わってきて、また胸がきゅうっとなりました。
    でも、作家だから書いていくしら世にも出していく。ほんと凄いことだなと……

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    2018年11月04日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    誰一人として勝利を罰しようとしなかった。それが彼を余計に苦しめ、追い詰めることになった・・

    風見鶏のマスターは、ある決意をもとに花村家を訪問する。トレードマークのひげをそりおとし。。
    待ち受ける花村家の面々、そしてかれん、マスターはそこで、かれんと自分が本当の兄弟であるという事実を花村家の面々に伝える。
    そしてかれんも、鴨川のおばあちゃんと一緒に住みたいと父母に伝える。

    冒頭に書いた一行・・
    中沢氏から、マスターが言われた一言、マスター夫婦はこのように生を受けるべきものを
    失った。それは故意の事故ではなかった。
    しかし、事実として起きた。
    本気で怒り、罵倒したほうが勝利はまだよかったのかも

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    2018年10月28日
  • 記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VII

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    夏がきたなとこの作品が出ると感じる。
    足かけ19年間、読み続けており、今も毎年文庫になるのを楽しみにしている。

    セカンドシーズンの第7弾

    今作は、日本を舞台に、丈の視点から物語が進行する。

    小さな命が失われ、勝利は、オーストラリアへ・・

    まだ、自分を責め、殻に閉じこもっている・・
    丈は根気よく、勝利との連絡をとり、それを、自分の姉であり、勝利の恋人でもある、かれんに少しづつ

    伝える。

    2人の距離はどうなるのか、花村家とマスターと由里子さんとの関係に一夫踏み込んで出来事が・・・

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    2018年10月28日
  • 彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

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    オーストラリアでの生活に慣れ勝利の前に現れたアレックス

    最初反目しあう2人徐々に心が通うようになり・・・

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    2018年10月28日
  • 雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season V

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    この文庫が出ると夏が来たことを感じる。

    勝利は、オーストラリアへ・・
    そこで、現地に歩地との触れ合いの中で、かれんの手紙はまだ読めない
    丈からの手紙は・・・

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    2018年10月28日
  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

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    セカンドシーズンの第4弾
    勝利とかれんの間に大きな変化が生まれる。

    仕事を通して葛藤する2人を描く、最後のページ、次への展開が非常に気になる終わり方・・・

    また来年の夏を楽しみにしたいと思います。

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    2018年10月28日
  • 約束 村山由佳の絵のない絵本

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    3つの作品からなる1冊

    どの話もちょっと切ない感じを受けつつ、大人になるために階段を上る・・
    そんな作品です。

    かつての子供の皆さん、ぜひ一読を!

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    2018年10月28日
  • La Vie en Rose ラヴィアンローズ

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    やっぱりこうなってしまうのか、、
    咲季子が哀れで不憫でならない。
    堂本は悪い男だよ、おそらくご主人以上に(´゚д゚`)。ご主人はただ自分に自信がない弱い男。だいぶ腹立つけどね。
    くそな男連中だ!!

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    2018年10月18日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    ネタバレ

    村山先生の著作で初めて読んだ本。奈津の最後の決断が意外だった。次に村山先生の著作を読むなら不倫の無い恋愛小説が読みたいと思った。

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    2018年09月24日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    *村山由佳、坂井希久子、千早茜、大崎梢、額賀澪、阿川佐和子、嶋津輝、森絵都―当代きっての人気女性作家8人が「女ともだち」をテーマに豪華競作!「彼女」は敵か味方か…微妙であやうい女性同士の関係を、小説の名手たちが描きだす逸品ぞろいの短編小説集。コワくてせつなくて愛しい物語の世界をぜひご堪能ください*

    前半は女同士の執着や束縛が続くありがちな展開でしたが、後半は力量のある作家さんの本領発揮で、一味違う物語を堪能しました。
    特に気に入ったのは、森絵都さんの「獣の夜」。最初はハラハラしたものの、パプリカで大笑い出来る、いつでもあの頃に戻っていける、これこそが女の友情の真骨頂ですね。でも、これはひと歳

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    2018年09月18日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    ネタバレ

    「すずらん本屋」で面白いと紹介されていたのと、著者の村山先生が「ネコメンタリー」で特集されていて著作を読んでみたくて読んだ本。奈津と志澤のメールのやり取りが面白かった。奈津の夫が怖いと思った。

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    2018年09月05日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    ネタバレ

    『天使の卵』は読んでないけど、映画化を記念したアナザーストーリーとのこと。

    19才の夏姫は、かつて同級生で恋人の歩太が、自分を捨てて8才上の姉で精神科医の春妃の恋人になっていたことに衝撃を受けて、罵倒し、その日妊娠中の姉が命を落とした。(天使の卵)
    夏姫は高校で担任していた慎一から想いを寄せられるが、彼もも大切な肉親を失って傷ついていた。27才になった夏姫と大学生の慎一が再会した。(天使の梯子)
    29才になった夏姫が、この間のことを回想する。

    なんかすごい話で、ちょっとついて行けなかった。

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    2018年08月30日
  • アダルト・エデュケーション

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    あと少しの忍耐 PATIENCE
    女子高時代の同窓会に出席した美羽。そこで本当に会いたかった、そして会うのが怖かったオカザキの出会う。彼女との過去を振り返っていく。
    そしてオカザキからは過去の答え合わせが返ってくる。
    今現在、付き合っている彼氏の修司とはセックスレスで、少し寂しい想いをしていたのだが、オカザキと話が出来てよかった美羽だった。

    それでも前へ進め ADVANCE
    出来の悪い後輩にいつも苦しめられてた陽子は恋人の隆一に後輩の愚痴を言える仲だったのだが、隆一も陽子の後輩だ。陽子のしっかりしたところを好きになったはずだったのに最近は陽子のダメ出しに隆一はうんざりしていた。仕事も忙しく

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    2018年06月10日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    男女の情愛の話が書かれているのに、どこかエロさよりも結婚、恋愛ってなんだろうってところを考えさせられる作品。

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    2018年06月08日
  • 放蕩記

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    作者が過去書いた作品と思われるものも、主人公を通して作中にちらほら出てきて、あの作品はそんな中から生まれてきたんだなあとかも思い出した。過去の作品ももう一回読み返したくなった。

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    2018年05月25日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    女の人独特のあの気持ちを、ここまで活字にして表現することができるのはほんとにすごい。蛍光マーカーで文に線を引きたくなるくらい的確な表現でした。ただの官能小説じゃない。心の中の深い感情まで書かれています。

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    2018年03月26日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    ネタバレ

    二人の女性の間で揺れ動く、音声の男の人の話。

    メールのやり取りで「あ」のつく、ひとことが楽しかった。感動も少し。

    恋の悪いところと良いところを煮つめたみたいな作品。
    夢に向かっている姿はキレイだと思う。

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    2017年10月02日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    あーーこんな恋があるのねぇ
    こんな女性になれなかった自分を少し悔いる気持ちになる本だった
    いや、若い時はこんな自分もいたのかな、もう忘れてしまったのかな、それも悲しい

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    2017年10月01日