村山由佳のレビュー一覧

  • もう一度デジャ・ヴ

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    おいこーシリーズの桐島先生と矢崎くんの秘密?が知れるというので読んでみた。ふたりがこんなロマンチックな絆で結ばれているなんて…!予想外すぎてびっくり。他の作品の登場人物がリンクするの大好きなので、こういう仕掛けは嬉しい。

    「生まれ変わり」「前世」ということについて調べてみたくなった。
    ふたりが今世でどういう風になるのか、おいコーシリーズを読み進めると分かるのかな?

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    2021年04月28日
  • 優しい秘密 おいしいコーヒーのいれ方 VIII

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    ネタバレ

    かれんと勝利が付き合っていることが、どうしてかれんが花村家の本当のこどもではないということを知っていることになるのかがわからない。
    いとこ同士ですが付き合ってますでいいんじゃないの?
    男が年下では頼りないというのはあくまでも外野の意見であって(というか、誰にもまだ言われてないし)、ふたりがいいのならいいじゃないか。

    戸籍を観れば簡単にわかる秘密なんだもの、本来ならタイミングを見計らって親の方から話す案件。
    かれんがそこまで育ての親に気を遣うのなら、それは親の方が悪いんだよ。
    だからと言ってかれんが親を責めることはできないけれど。

    だけど秘密を守ることばかりに重点がいって、秘密を守るために傷つける人が増えるのなら、それはやっぱり間違いなんじゃないかな。
    私には勝利が誠実には思えない。
    いろんなところに気を遣っているけれど、結局誠実ではないと思う。

    星野りつ子に何を言われても、「君を好きになることはできない。これ以上つきまとわないでくれ」とはっきり拒絶すればすむ話。
    彼女を傷つけるとかつけないではなく、自分が悪者になるかならないかで行動しているんじゃないの?
    だから後ろめたいのでは?
    かれんに対して不誠実だという自覚があるのでは?

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    2021年04月25日
  • ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

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    ついに終わった…
    高校卒業間近から読みはじめて15年でようやく。
    大学受験が終わった帰りに一巻を買って開放感に浸りながら電車で読んだのが懐かしい。あの頃から環境も心境も随分と変わってしまった。
    本当に焦ったい恋物語だった笑
    これだけ引っ張ったんだからバッドエンドはないだろうと思っていたけど、無事幸せな感じで終わってよかった。正直内容以上に終わったことに感動した。
    いつかまた最初から読み直したい。
    お疲れ様でした。

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    2021年04月25日
  • 妖し

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    以前読んだ妖のアンソロジーと同じかと思いきや少しテイストが違った。
    でもどれも一通り面白かった。

    その中でも武川佑さんの短編が素晴らしかった。
    日本史に明るくない私が読んでも目が離せない凄まじい熱量。読めない字も吹き飛ばすほどの強風がふく文章。本を持つ手が肘まで熱くなるような引き込まれ方をする物語に久々に出会った。まるでVRの映像を観たような読後感。

    うーん、アンソロジーにハマりそうだな。

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    2021年04月19日
  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

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    ネタバレ

    目次
    ・WAIT FOR ME
    ・CALLING YOU

    勝利って、今まで挫折したことがなかったんだな。
    小学生で母親を亡くしたけれど、父親が家のことを全然できない人だったので、小学生のころから父に料理を食べさせ、洗濯してきれいな服を着せ、家の中を片付けていた。
    それができる子だった。
    そのうえ勉強ができないわけでもないし、運動神経もいい。
    多分、自分に自信がないなんてことはなかったのだろう。

    だから5つ年上のかれんの面倒を見たくてしょうがない(優位に立っていたい)し、ちょっとかれんの気持を見失うと頭の中がそれでいっぱいになる。
    喫茶店で、身体を使って仕事していて、あんなに上の空になれるもの?
    スポーツやっていながら、メンタルの整え方を知らなすぎじゃない?

    というかねえ、やっぱり父親が悪いよ。
    子どもを信じて好きなようにさせるっていうのは、ほったらかしにすることではない。
    勝利の父親は一度でも勝利と向き合ったことがあるのか?
    彼の悩みを聞き、迷いを知り、アドバイスしたことがあるのか?

    自分の小ささを知り、自分の限界を知り、もっと強くなりたいと、もっと大きくなりたいともがくのは、中学生くらいまでじゃないかなあ。
    勝利、ただいま思春期真っ最中って感じ。
    大学生のメンタルではないと思う。

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    2021年04月10日
  • 消せない告白 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season III

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    セカンドシーズン3作目、シリーズ通算13作目。
    今作では、以前から匂わせのあった、大家さんの森下家周辺が掘り下げられている。そしてその森下家の喧嘩に勝利が巻き込まれ、すごい怪我を負ってしまう。
    森下家弟の秀人さんと気が合うようだし、気質を認められもしているから、勝利はそのうち本当にオーストラリアに行ってしまうのでは。

    「別れが待ってるのに、じゃない。むしろ、いつか別れが待っているからこそ、僕らはまだ間に合ううちに、愛してるってことを相手に伝えなきゃいけないんです」

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    2021年04月09日
  • 遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI

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    ネタバレ

    目次
    ・HONESTY
    ・WHAT A WONDERFUL WORLD

    なんで二人の恋をそんなに秘密にしなければならないのか、本当にわからない。
    まだ結婚どうのこうのの段階ではないのだから、「いとこ同士ですが付き合ってま~す。彼女が5歳年上ですが、全然問題ありませ~ん」ではだめなの?
    かれんが実の娘であるとかないとか、そんなのが付き合うことの障害になりますか?

    そして、23歳の大人なのだから、今更かれんに出生の秘密を打ち明ける覚悟のない花村の両親ではないと思う。
    それこそ大学入学のタイミングでも、成人式の時でも、就職のタイミングでも、いくらでも本当のことを話すきっかけはあったのでは?
    それとも、戸籍を見ればすぐにわかるような、養女である事実を、死ぬまで隠し通せると思っているのか?
    お見合いの話を持って来るよりも、そっちの方が先じゃないの?

    どうも大人が大人らしくないんだよね。
    いつも立派な親である必要はないけれど、少なくとも子どもの悩みが子どもの悩みで終わるような、大人の度量を見せて欲しいのだけど。

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    2021年03月27日
  • 風は西から

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    本の表紙からは想像できない内容でした

    ○タミの社長の顔がよぎりました…
    ○通という会社も。

    賢い千秋と息子思いの両親だからこそ成し遂げたこと。 途中読んでいても辛く、どうにかして逃げてほしかった
    責任感があるとそうもいかないし そういう精神状態ではないことも明らだが。

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    2021年03月23日
  • 花酔ひ

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    満たされた生活、仕事、家族を持ちながらも、溺れてしまう相手との出会い。
    獣と人間が違うのは理性があるから。
    一度の人生で、魔が差すのも共感できる。そして、そんな経験も味わった上で、自己を確立していく麻子は女性てしても素敵だと思う。

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    2021年03月21日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    闘病中の我が子がいるので、よその猫もとっても気になる今日この頃。
    ネコメンタリーも観たかった。
    みんなそれぞれの距離感で愛猫たちとのお付き合いがおもしろかった。
    猫はほんとにすばらしいな。

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    2021年03月21日
  • 妖し

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    ネタバレ

    特に「マイ、マイマイ」と「李果を食む」が印象に残った。

    マイ、マイマイ
    過去の体験は今の自分を作っている。その事実を物理的なものに例えて、体からぽろっと抜け落ちる表現がおもしろかった。
    自分が持っている価値観に案外無自覚だったりするよなと思った。

    李果を食む
    兄弟それぞれの事実に基づいた認識が、同じものを見ているはずなのに、捩れの位置みたいに全く違うものとして突き進んでいく感じ、徐々にどれが真実が分からなくなる奇妙さが読んでいておもしろかった。

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    2021年03月20日
  • 燃える波

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    各章のタイトルとなっている曲を知っていれば、楽しめるかもしれません。
    残念ながらほとんど知っている曲はなかったが、物語は楽しめました。
    夫婦の話や大女優との話は良いとして、中学時代の同級生との話は私には全くピンときませんでした。でも世の中あるんでしょうね。
    あとがきにもありましたが、いろいろな「ナミ」ですね。読んだ後にそんな感想をいだく恋愛小説でした。

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    2021年03月17日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    ネタバレ

    それぞれの思いが交錯して面白い
    過去と現在を行き来するような構成で、徐々に登場人物たちを理解できるようになっていて読み進めやすかった

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    2021年03月14日
  • 優しい秘密 おいしいコーヒーのいれ方 VIII

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    モヤモヤする回。
    誰も傷つけたくない、ということから始まった秘密が、複雑に絡まって深くなっていってしまう。
    このあとはどうなっていくのだろう?

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    2021年03月12日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    シリーズ10作目。甘酸っぱい。
    勝利とかれん、ようやく少し進展した感じ。
    でもかれんには男性と二人きりで食事に行くなやら嘘をつくなやら言っておいて、勝利の星野りつ子の件はどうなったのだろうか。。。
    これが後々悪い方向に影響を与えないことを祈るばかり。セカンドシーズンも楽しみ。

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    2021年03月09日
  • 花酔ひ

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    久々の官能小説。
    男性作家のを数冊読んでみたけど、心惹かれるのではなかったのでしばらく遠ざかっていた分野。
    こんな風になにもかも捨ててもいいと思えるような体験をしてみたい。
    溺れてみたいと感じるような書き方。
    永遠に続くような終わり方がよかった。

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    2021年03月09日
  • ワンダフル・ワールド(新潮文庫)

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    香りをアクセントにした大人の恋愛小説です。

    「アンビバレンス」  「オー・ヴェルト」 「バタフライ」「サンサーラ」 「TSUNAMI」
    これら5つの短編が収録されています。

    愛人関係、母親との確執など穏やかな内容ではないのに村山さんにかかると静謐な空気感を感じます。

    登場人物がそれぞれの短編にリンクしていたり、ペットが重要な役割を果たしていたり どの短編も楽しみながらサクサクと読めます。

    時に切なく少しエロティックで、それでも穏やかな凪に包まれた感覚の素敵な短編集でした。

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    2021年03月04日
  • 雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方 IV

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    ネタバレ

    目次
    ・WE'VE ONLY JUST BEGUN
    ・GOOD FOR YOU

    夏休みの最後、父親の再婚話を聞くためになぜかかれんと二人で福岡に行く話と、クリスマスにかれんに指輪を渡す予定が、ケンカして気まずい二人は大みそかまでこじらせてしまう話。

    なんかグルグルするだけで、全然話が進展していかない。
    24歳と19歳の、同居している男女で、ここまで何もないってどう?

    っていうのは、まあ、しょうがないにしても、ここにきてこの作品の気に入らない理由がわかった。
    大人が、きちんと書かれていないことだ。
    ラノベでもヤングアダルトでもいいんだけど、主に青少年をターゲットにした作品なら、余計に大人をきちんと書いてほしいのだ。

    単身赴任をしても、自分の身の回りすらちゃんとできない勝利の父。
    そのうえデキ婚で再婚って、自分を律することも出来てないってことじゃないか。
    今まで息子に身の回りのことをすべて任せ、それができなくなったら若い女の子にやってもらう?
    そんな父を子どもは尊敬できるのか?
    私なら軽蔑する。

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    2021年03月02日
  • 燃える波

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    ライフスタイリスト、全然知らない世界
    なのに、不思議と物語の中に入り込める。
    村上由佳さんが同世代だからなのかもしれない。
    私もずっと仕事をしてきた
    奥さんをしながら、お母さんをしながら
    仕事の優先順位が下にあるのが残念に思った事も多々あった。
    だから、色々な出会いの中で
    特に遥子さんと出会って仕事が広がっていく様子は良いなあと素直な気持ち。
    見下されていると浮気に走る旦那は所詮そこまでの人。
    澤田くんなら対等に生きていける。
    良かったねナミちゃん。
    カッコいい女の人も本当は寂しくてぎゅっと抱きしめてもらいたい時もある
    「燃える波」ラジオから聴こえてくるような素敵な物語でした。

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    2021年02月27日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    幼い頃に養父を亡くし貧乏で母親の愛人から日常的に暴力を受けていた【刀根秀俊】

    神社の娘で、あまり役に立たない不思議な力を持つ【桐原美月】

    人様の目を気にして過干渉気味の母親を持つ【中村陽菜乃】

    勉強が出来る陸上部、そして世渡り上手な上にクラスの委員長タイプの【正木亮介】

    彼ら四人は中学生という甘酸っぱい青春時代を過ごしていたが、とある事件により彼等の人生に非常に重い物がのしかかる事になる・・・
    四人の中学時代と20年後の話が交互に繰り返される。
    良い意味で読んでて苦しくなる一冊!

    マイルドな馳星周のようだなぁと思っていたら解説が馳星周!

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    2021年02月23日