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8歳年上の姉、春妃が自分のボーイフレンドと恋に落ちた。精神科医として働く、美しく、優しい姉と、やっと両想いになった同級生の歩太くんが。「嘘つき!一生恨んでやるから!」。口をついて出た、取り返しのつかないあの言葉。あの日に戻りたい。あの日に戻れたら。お姉ちゃん、お姉ちゃん、私は・・・・・・。
人は誰もが、人には言えない心の傷を抱えている。そしてそれは、なかなか癒えるものではない。後悔を抱えながら、痛みを抱えながら、それでも生きていかなければならない人の業を、深く考えさせられる思いがした。
著者の特別エッセイは、とてもおもしろかった。さすがは作家、言葉の言い回しや文章構成がとても文学的で、飽きずに読めた。
いろんな内容が盛りだくさんな一冊。
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天使の卵を読んで、天使の梯子を読んで、それから読むべき、このへヴンリーブルー。
この順番を守らないと、これはただの叙述詩としか捉えられないと思います。
順番さえ間違えなければ、とても心に染みる素敵な1冊として心に残ること間違いなし。
少し長めの『あとがきにかえて』がついています。由佳さんの日記の一部だということですが、いや、これがまた面白い!パンツのくだりなんか最高。これで1冊作ってくれたら絶対読む♪けど、ないかな(笑)
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『天使の卵』は読んでないけど、映画化を記念したアナザーストーリーとのこと。
19才の夏姫は、かつて同級生で恋人の歩太が、自分を捨てて8才上の姉で精神科医の春妃の恋人になっていたことに衝撃を受けて、罵倒し、その日妊娠中の姉が命を落とした。(天使の卵)
夏姫は高校で担任していた慎一から想いを寄せられるが、彼もも大切な肉親を失って傷ついていた。27才になった夏姫と大学生の慎一が再会した。(天使の梯子)
29才になった夏姫が、この間のことを回想する。
なんかすごい話で、ちょっとついて行けなかった。
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8歳年上の姉、春妃が自分のボーイフレンドと恋に落ちた。精神科医として働く、美しく優しい姉と、やっと両思いになった同級生の歩太くんが。「嘘つき!一生恨んでやるから!」。口をついて出たとり返しのつかないあの言葉。あの日に戻りたい。あの日に戻れたら。お姉ちゃん、お姉ちゃん、私は…。夏姫の視点から描かれる『天使の卵』アナザーストーリー。
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これも、読むのは何度目か。初めて読んでから、4年になる。
夏姫の目線から初めて語られる、春妃のこと、歩太のこと。「天使の梯子」で恋人となった慎一のこと。過去と現在、日常を過ごしながら過去に思いを馳せるような、散らばった思い出をひとつひとつ拾い上げるような。
後書きについている、村山由佳さんの日記が、こういってはなんだけど微笑ましいというか(笑)それどころじゃないよ!と怒られてしまいそうですが、村山由佳さんの著書を高校生の頃から読んでいるものとしては、親近感を持ってしまうのです。
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天使の卵のアナザーストーリー。
同じ時の流れを違う人物の目から見ると、全然違った景色になりますね。
天使の卵を読んだ時とは、また違ったものが心に残りました。
天使の卵と読む順番が変わると、印象も変わるかもしれません。
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これだけ時を経た今だからこそ、読める作品かなと。まさに今回の主役の夏姫の経た時間くらい、読者の私も経っている。その過ぎた時間を味わうことがこの作品の醍醐味かなとも。
村山節のかわらいらしさなんてかなぐり捨てて、本音一本でいかせて貰うお話。
★×5つはつけてあげれないけど、その本音さに×4つ。
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「天使」シリーズ番外編。
大筋は「天使の卵」と「天使の梯子」で描かれていることそのままだけれど、その時々の心情だったり、あとがき代わりに執筆中の個人的な日記が載っている。それによれば、この本を執筆していた際はプライベートでも大変な時期で、その揺らぎがそのまま文章となって出ているそう。挿画や白ページや文章の抜粋が効果的に配置されていたり、あと夏姫は著者にとても似ている存在らしい。
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期待していた内容ではなかったかな。
さらさらと読めるからいい。
それよりもあとがきの日記なんだけど、他の作品とにてない?
ということはあの作品は、ある程度自身の事がベースにある?
と気になってしまう汗
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『天使の卵』のサイドストーリーで、主人公に対する作者の思いの深さを知る一冊。
恋愛対象が自分から姉に移るというあるようなないような設定ではあるが、そんな状況下に置かれてしまう主人公の心のうちが実によく、隠されることなく描かれていると思う。恨みと愛情、信頼と裏切り、相反するテーマが心の中で葛藤している中で突如現れる物語の終わり。同じような状況下に置かれたら自分は正気を保てるかどうかすら怪しい、と感じてしまう。
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天使の卵と梯子の、夏姫側からみた話。
新しい夏姫の感情が見えるのかなーと思ったけど、
真新しいものはなかったかなぁー。
久しぶりに天使の卵の映画をみたくなったよ。
サクッと読めちゃいますー!!
それよりも、長いあとがきー笑
途中でクスっと笑う所もあり、おもしろかったなぁー。
真剣に読むんじゃなくて、
ダラダラ読むのにちょうど良かったなぁ。
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あのとき夏姫が何を思っていたのか、というのはたしかにわかるけれど「アナザーストーリー」と題打ってまで読むほどのものではないかもな。最後の一文はとってもきれいだったけれど。良くも悪くも映画の付録以上でも以下でもない。
もっと他にエピソード自体を物語に挿入出来たらそれは物語として面白かったのかもしれないけど。これはただ、彼女が何を思っていたかだけ。別に酷評する気はないし、ファンとしてはうれしいけど当たり前ながら単体ではわけわからんと思う。あと短いかな。本にするほどでもっていう。筆者のあとがきはさすがに全部読めるほど時間はないし、興味もあまり持てなかった。創作の苦が味わえるものとして貴重なものとは思えんかったかな。
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天使の卵の流れで読んだ。梯子は読んでないのだけど両物語のダイジェスト版ですね、さらっと読むにはいいかな。デビュー時の青さから少し抜け出された時期に書かれているので、まとめ方に少し深みがあるとかんじられます。
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天使シリーズのアナザーストーリーである『ヘヴンリー・ブルー』を読みました!
ストーリーの流れ自体は『天使の卵』と『天使の梯子』と同じだから、ある程度は展開が予測できるものの、夏姫目線で書かれているだけで、違った面白さがありました。
夏姫の後悔の強さがその中でも特に印象的で、慎くんの影響が立ち直るまでに思ったよりも大きかったことに気づけました。
『天使の卵』と『天使の梯子』をもう一度読み返してみたいと思えるような作品でした。
この2作を読んだ方にはオススメです!
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天使の卵というのが本編らしいのだが、そちらを読まずにこちらを読んでしまった。お姉ちゃんに恋人を取られる話だが、しっとりとした文調でまとまっている。
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「天使の卵」「天使の梯子」で登場した夏姫の視点から見たアナザーストーリー。でも半分だけ。「ヘヴンリーブルー」の方は、散文式の文章ながら、歩太が春妃と付き合っていることを知った思い、春妃が亡くなる時の思いなど「天使の卵」ではその描写はあまり無かったので知ることができたのは収穫。出来れば小説の形で読みたかったなと思うのでその点は微妙。完結編「天使の柩」も近いうちに読んでいきたいと思う。
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天使の卵、天使の梯子を読んでから
随分経っていたので
ざっくりとしたあらすじの様な感じで
簡単に読めたけど、心に響かなかった
「天使の梯子」って月がきれぎれの雲間に隠れて
そこからさす光のことだと知りました
いい言葉ですね。
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夏姫目線。
『天使の卵』では、どうしても歩太と春妃に感情移入してしまうので夏姫のことは正直、明るいけど子供っぽい、気の強い子と思っていた。
それはそうなんだろうけど、夏姫側から物語を追うと、大人になって回想する形を取っているからか、彼女もまた救われない人だったということがわかってすごく切ない。
両方読むと、誰が悪いとか、どの選択が正しかったのかとか、ないような気がしてくる。
でも10年経って、それぞれが過去をやっと乗り越えて、一歩踏み出すことができたのかな。
あとがきの著者のブログが面白かった。作家の1日の過ごし方が垣間見れて。小説を書くだけじゃなく、宣伝やらインタビューやらで忙しそう。あと、すごい夜型の生活で驚いた。
(20140511)
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エンジェルズエッグのアナザーストーリーっても本作を読んでいる身としては端折りversionにしか感じない。映画も見ちゃってるから更にかな。爽やかな村山由佳だったwww
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『天使の卵』『天使の梯子』の続編。内容的には薄いけれど、夏姫目線が新鮮で良かった。一人ひとり、各々に世界があるように、それぞれのストーリーがある。
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天使の卵のアナザーストーリー。夏姫の心情を視点にして書かれている。過去の2作品を再構成したもの。これはこれでありなのかな。
ただ、もう一度、天使の卵を読み返したくなりました。
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天使の卵/天使の梯子にて描かれなかった夏姫視点での物語。アナザーストーリーと書いてあったので期待していましたが、卵、梯子を既に読んでいた私には少し物足りない内容に感じました。
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天使の卵のアナザーストーリー。
たしか、夏妃目線で書いた本だったと思う
状況ごとの解説のような、短編集的な印象があった
おもしろかったけれど、なんか淡白な感じもしたような気がしている
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村山由佳の名作であり代表作でもある「天使の卵」「天使の梯子」の番外編。
夏妃視点から描かれているこの作品ですが
これを読むと再度2作が読みたくなってくる。
あとがきでも書かれていた通り、大人の女を
初めてこの作品で描かれているようですが
ものすごい引き込まれてしまいました。
やっぱり、自分は村山由佳の作品が大好きです。
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天使の卵と天使の梯子のアナザーストーリーなので、本編2作に比べるとボリューム感はない感じですが、この作品が一番春妃が死んでしまうシーンがリアルだった気がします。
でも、梯子と同じでラストはすがすがしかったです。
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天使の卵という別の作品のアナザーストーリーらしいのですが、それを全く知らずに読んでしまいました。他の方のレビューでも言われていますがあとがき代わりの村上由佳さんの日記がとても面白かった。文章力のある人の日記だと何気ない日常でも魅力的に思えてしまう。