あらすじ
すべての現実から顔をそむけ、自分を責め続けて膝を抱えているのは、ある意味いちばん楽なことだ。でも、人は生きている限り、永遠に立ち止まっているわけにはいかない─。勝利が逃げるようにオーストラリアに来て、半年がたった。秀人の仕事の手伝いにも、生活にも慣れてきたが、かれんから送られてくる手紙を読むことは、まだできないでいた。そんな勝利のもとに、かれんの弟・丈からの手紙が届く。
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出だしから、もういきなりオーストラリアでした。
「加害者」という言葉や、勝利の言葉の節々から、やっぱり最悪な出来事が起きてしまったんだ…と思い、重かったです。
オーストラリアでの勝利の生活や、関わっている人々のお話でした。今回、丈は手紙で出てきましたが、かれんもマスターも由里子さんも一度も出てきませんでした…勝利はいつ日本に帰れるのかなぁと思うと、これからが重いです。
今回のオーストラリア編でも、初めは真っ暗だった勝利も成長して、英語を学ぼうとしたり、車の免許を取ろうと頑張ったり、だんだんと成長して行く姿がよくわかりました。
最後のアレックス、気になります!次もはやく読みたいと思います!
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おいコーセカンドシーズン第5弾。
これまでも山あり谷あり試練を乗り越えてきたショーリですが、ここまでの窮地はなかったんじゃないでしょうか。。
現実から身も心も逃げ出したショーリ。
少しずつ立ち直りかけていたところに、傷をえぐるような出来事が・・・。
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舞台は突然オーストラリア。わかりやすい伏線がはってあるので、何が起きたかは想像がつくが、最初は何がなんだかわからないかも。ただ、しばらく重い話が続くのは間違いなさそう。
最後の最後で新たな伏線がはられている。さて、つぎはどうなるだろう??
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読んでびっくりした。そして読み終えて、おいコー読者なら付いて来てくれる、と信じてこれを執筆された村山さんをギュッと心の中でハグしたくなった。
これまでも勝利の嫉妬と傷つくカレン…のループでマンネリ感は否めなかったので、またうだうだする勝利を見なくて済んでよかった。
とある悲劇から逃れる様にきた新天地オーストラリアでの新たな人間模様と先住民たちについての巻。
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たとえ事故だったとしても取り返しのつかない罪を犯してしまった時どうしたら良いのだろう。
勝利が居場所を失って逃げ出したわけだけど新たな場所でも自分自身から逃げる事はできず、苦しむ姿がリアルに描かれていた。
アボリジニの問題についてもストーリーに組み込まれていてこちらも興味深く面白かった。
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舞台はオーストラリアへ。「これ、おいコーじゃないのかな?」、読み出してしばらく頭に浮かんでいた疑問符。なるほど、そういうつながりですか。物語としての幅を一気に広げる、2ndシーズン第5弾!
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セカンドシーズン5作目、シリーズ15作目。
冒頭からいきなりオーストラリアに場面が変わっていて驚いたけど、「やはり…」というのが正直なところ。勝利、つらいな。踏ん張りどころだけど、現在の彼の周りにいる人のことが読んでみて分かると少し安心した。
ウルルやアボリジニのことを調べてみたくなった。
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この文庫が出ると夏が来たことを感じる。
勝利は、オーストラリアへ・・
そこで、現地に歩地との触れ合いの中で、かれんの手紙はまだ読めない
丈からの手紙は・・・
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前巻のあの終わり方だったので、なかなか続きを読む気がせず、新刊が出たのは知りつつも読んでなかったけど思い切って読んでみた
当時は自分自身、子供が生まれることに関して敏感になってた時期なので、どうしてもショーリの事が許せなかった
ただ、今は2歳になる娘がいて自分の子供というものについて以前よりは客観的に見られるので、また読んでみようと思ったのかも
アノ衝撃の終わりを読んだ時には「ショーリてめぇ何てことを!」と思ったけど、周りの反応もショーリの反応もちょっと考えればわかることでしたね
とくれば、オーストラリアにって展開も納得
何だかんだ言っても、ショーリは愛されキャラだし、向上心もあるので安心して読める
ってか、このシリーズ こんな展開にして落とし所はどうするつもりなのかね?
そしていつまで続くのやらね
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オーストリア編。
心のほどけるような出会いとは少し遠いかもしれないけど、いつかかっこいいショーリくんで日本に帰れますように。
ダイアンの妹、美しすぎるアレックスとのいさかいの予感。
かれんさんとどっちが美人なんだろう。
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今年もこの季節。
前作をさっき読み返したのに
順番間違えたのかと思った。
かれんが出てこないなんて。。
もう最初の頃とは時代が変わってしまった。
勝利、つらいな。
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読み始めたときには、「前巻を読飛ばした?」って思った...。
シリーズって意味だと、今回、かなり違う物になってしまっているとは感じたけど、
・自分が行ったことがある場所が舞台になっている
・異国の地で(異文化社会で)暮らす
ということに関して書かれているという点では楽しめた。
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詳しい感想は「彼方の声」にて。一気読みしているので。
急展開のオーストラリア。
何もかも削ぎ落されて、勝利の悩みだけ残っている感じ。それが、悩みに向き合う姿をリアルに伝えてくる気がする。
良い。
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突然の転換には驚きましたが、村山作品の中では「野生の風」「青のフェルマータ」がお気に入りである自分としてはおもしろく読めました。時間は今までよりかかったけど。
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毎年夏の訪れとともに、読んでいた「おいコー」。
遅ればせながら手にしたら、なんと舞台が一気にオーストラリアに!
前作の結末が不安なまま、はぐらかされた気分でしたが、勝利の悶々とした葛藤が痛々しいほど分かりました。
直接的な文章で、最悪の状態を語るのではなく、丈の手紙や勝利の心の声で想像させるあたり、上手いなぁと思います。
新たなオーストラリアでの出会いもあり、また楽しみが続きます。
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前作から話飛びすぎ・・・ww
最初、続きはこれでいいのか、自分の前作までの記憶が間違ってるんじゃないかと何度不安に思ったことか( ̄∀ ̄)
読み進めていくうちに、おそらくこういう結果になったんだろうという推測で進んではいったけど、基本的に私は、読者に推測させる感じが好きじゃないんだと今になってようやく気付いた、知った。作家さんの固定された、用意された物語がいい。読者の想像に任せます、ってのはいらない。
しかし、このタイミングでオーストラリアとはなんだ。何かあるのか?
びっくりした。
自分も、若干逃げる気持ちで行くし、こっち冬あっち夏の時期に行くし。だからそういう意味でオーストラリアのことが若干勉強になった。
かれんしばらく出てこないから、当のかれんはこの間ショーリに対して何を思っているのかはわからないけど。
ここから勝利がどう成長していくかまた楽しみ。
一つ不満はやっぱり、話の続きが分かりづらかったことかなw
それ以外は◎
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最終巻読む為の再読。
物語はオーストラリアに。前巻のラストの記憶。
そして、オーストラリア編の記憶があったからこそ混乱しなかったですが、これは初見はわけがわからんでしょう。
話が序章に戻ってしまった感じもしながらも、すでに最終巻は刊行されていて話は終盤というちぐはぐな感じ。
明言はされていないけれど、自分で起こしてしまったとてつもないことに対して、憔悴しきった勝利が少しずつ元気を取り戻していく話です。
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久しぶりのおいコーシリーズ。「あれ?これ前の続き?」と疑ってしまうぐらい前回と全然繋がりのない始まり方に驚きました(( ʘoʘ ))
ショーリは心をリセットするためオーストラリアへ。一冊丸々オーストリアでのお話しにするとは、、かれんとかみんなどーしてるのか知りたいんだけどなぁ〜。これまた気になる終わり方だったので近々次巻読もう!
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舞台の変わったおいこーシリーズ
勝利を救うために手を伸ばすた秀人の元に向かったが、吉と出るか凶とでるか。
やはり、他のことで頭を埋め尽くすのは心が楽になる。
それが忙しければ忙しいほど。いつかは向き合わなければならないことはわかっていつつも、無くせないフェーズに感じる。
研究において、知りすぎていることは不利に出ることがある。普通なんて曖昧、形がなくて、他人の前に押し付けることなんて烏滸がましい。だが、僕らはそんなものを頼りに他人と生きている。誰が言ったかもわからないルールの上に立って、揺れている感覚。普通、単語を聞くたびに思ってしまう悪い癖。
家族であるが、それゆえに素直になれず、強く当たってしまう、照れくさいよなぁ
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おいコー、second season第5巻。前作が波乱を予想させる終わりだったので、続けて読んでみた。詳しくは書かれていないが、やはり悲劇が起こったのだろう。勝利は1人、オーストラリアへ。かれんは登場せずでした。
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Second season5巻。
4巻の終わりを受けて、どんな形で始まるのかと思いきや、まさかのオーストラリアで開幕。あの出来事から半年後のオーストラリアからです。
秀人さんの元で、アボリジニ研究所のバイトとして過ごす日々。半年後でも、あの出来事の後悔は癒えてはいない様子。あの直後、どんな状況だったのかは語られていないので想像するしかないのですが、見るに耐えないものだったのだろうと思います。
その勝利を見たくないから、5巻を読むのが怖い、と思ったので半年後から物語が始まったのは一安心か。
ただ、それは物事と向き合わずに目を逸らしていることでもあるので、一時的な緊急回避ではあります。
南半球のオーストラリア。日本とは文化も生活リズムも違う場所で、精神を通常運転ができるくらいまでは戻すことが今は優先することなのでしょう。そうでないと向き合うことすらできない。星野りつこが弱ってどうにもならなかった時に、原田先輩と勝利が支えてあげたように、あの事件に向き合うための精神を取り戻すために。
でないと、贖罪はできない。たとえ、マスターと由里子さんが許してくれたとしても、自分で自身を許せずに、堕ち続けるだけになってしまいそうです。
そのキーパーソンになりそうなのが、アレックスか。
今まで出会ってきた人とは、全く違うキャラクターの彼女。劇薬のような気もするけど、予想外のアプローチで支えになってくれそうです。
今のところ、第一印象も間合いの詰めかたも最悪ですが。
丈の手紙が不器用だけど、真剣に勝利を案じてくれているのが伝わってきて優しい。弟分で悪友だったりするけども、親友と呼べる存在は勝利にとって、丈のことなんだなぁ。マスターや原田先輩、秀人さんと年上の存在ばかりが、勝利の支えであり憧れだったりするのだけど、丈もそういう存在でありました。
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なんらかの事件がきっかけで、勝利が森下秀人を頼ってオーストラリアへやってきたところから、物語が再開されます。
秀人と、彼の同僚であるダイアン・ジョンストンとの交流を通じて、勝利はみずからの来歴を振り返り、さらにオーストラリアのアボリジニたちの置かれている複雑な状況について学んでいきます。さらに勝利は、ダイアンの妹のアレックスと出会い、彼女と小さな衝突をくり返しながらも、オーストラリアという新たな地で、これまでになかった経験を積んでいくことになります。
「どうしてこうなった」という疑問に対する答えは、次巻に持ち越しのようです。
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何が起こったかと思ったオーストラリア編。逃げてきたのか。少しずつ自分を取り戻しつつあったショーリにアレックスのラストの言葉。「突きつけられた」感じ。
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舞台が一変し、最初は戸惑いました。
前巻ラストの事件から逃げてきたわけですね。
あの後どうなったかは詳しくは書かれてませんが、まぁ想像はつきますね。
今まで惰性で読んでいたけど、環境が変わったので少し新しい気持ちで読めたかな。
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冒頭から物語が大きく動いていて、びっくりした。
前の巻のラストで、ゆりこさんの体に起きたことは想像できていたのだけど。
物理的に逃げてきても、心は逃げることはできない。
いつか、向き合わないといけない。
一人で背負うには重すぎる。
人に頼ることが苦手な勝利が、どう乗り越えていくのか。
苦しくて、急いで読んでしまった。
何冊先になるかわからないけど、乗り越えられるときが来ますように。
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そういう展開になったか!というのが率直な感想。
冒頭の内容に少しグッときて
これは期待できるかも?!って思ったけど、
イマイチ話が進まずに終了。
うーん、最近本も内容も薄すぎる気が、、
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凍える月のラストからどうなる事かと思ったけれど…勝利は今が踏ん張りどころ。でも、日本で待ってる皆の気持を考えると、早くそっちの状況も聞きたい。
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日本から逃げるようにしてやってきたオーストラリアで勝利は日本での出来事を忘れようとするが・・・。
話が急に変わりすぎで、一巻飛ばしたかと思いました(笑)。
逃げ出したということもあり、話は全体として暗いです。
おいこーがここまで暗くなるとは…次からどう展開していくのか、気になります。