村山由佳のレビュー一覧

  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    読み終わるまでに時間が要りました…
    涙なしでは読めんかった…!!!

    もみじは17年も生きたんだなぁ、長いなぁ
    自分の家族であり恋人であり友達である猫や犬を失う辛さって本当に耐え難いことだと思う。(犬猫に限らずか

    村山さんの文章を初めて読んだけど、とても読みやすくて綺麗でした。
    表現の仕方が好きだと感じたけど、エッセイだからまた小説になると違うんかな?
    この他のもみちゃんの本も読もうと思う。

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    2019年08月29日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    天使シリーズ、天使の卵と天使の梯子のアナザーストーリー
    卵は歩太目線、梯子は慎一目線、この小説は夏姫目線で書かれている。

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    2019年08月27日
  • 女ともだち

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    女友達同士のあるある三昧。なかなか面白いストーリーが個性的に繰り広げられる。この作家はここを攻めてくるのね〜とか思いながら読めるのも楽しい。

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    2019年07月31日
  • 花酔ひ

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    一気読み。2組の愛の形は、似ているようでまるで違う。片や歪んだ性愛の結びつき、片や運命の相手との性愛。どちらが破綻するかは、言わなくてもわかる。運命の相手か、生活の維持か?どちらを選ぶのが幸せなのかな。余韻のある話。

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    2019年07月17日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    女性作家8人の「女ともだち」をテーマにしたアンソロジー。こういうアンソロジーて、「ん?」て思うものが入っていたりもしますが、今回はどれも面白かった。初め3篇は女性のドロドロした部分をクローズアップ。友達ストーカー手怖い!でもこんな心理なんだろうなぁ。大崎梢は未熟な子供同士の嫉妬、大人になるともっと世界は広い、と思えるけどこれくらいの年の時はこんなかんじだよなぁ。後半になるにつれて女友達ていいなと思える、明るい気持ちで本を閉じられました。

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    2019年07月11日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    高校1年生の秋、文化祭で50円で買った。
    物語は夜が明けて間も無くのところで終わるけど、ぼくが徹夜して読み終わったのもちょうど空が明るくなってきたときだったと覚えてる。
    友達に貸すたびに返ってこなくて、何回も買い直すことになったな。

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    2019年07月08日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    可愛かった~。猫たちの顔が姿形が表情が(写真ね)
    作家と猫ってきっと相性が合うんだね。
    特に角田光代の”トト” 村山由佳の”もみじ” 吉田修一の”金ちゃん”と”銀ちゃん”がめちゃ可愛かった。

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    2019年07月07日
  • 天使の梯子

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    いい話だ...。

    途中ウルっとするシーンあり、こちらがコッ恥ずかしくなるようなシーンあり、
    愛って恋ってこんなんだっけかと思い出させるシーンあり、
    ラストはスパと終わって、ほっこりさせてくれる。
    哀しくもいい話でございました。

    天使の卵の続編、シリーズもんだったのね。
    前の話すっかり忘れていた。
    再読せゃなるまい。

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    2019年06月20日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    ネタバレ

    社会派、ミステリー、殺人、恋愛等々、様々なジャンルのもの書きの人達。
    年代もタイプも違うのに共通していることは"猫好き"。
    そして揃いも揃ってもみんな"もふもふ"の猫達。
    飼い猫と一緒にくつろぐ姿や猫を見つめる優しい眼差し。
    写真を見ているこちらも、つい微笑んでしまう。
    各々の巻末にある猫エッセイや短編からも猫愛が真っ直ぐ伝わってくる。

    生活を変えてくれた存在でもあり、昼寝仲間でもあり、相思相愛の同志でもある猫達は、顔を見ていれば、ただそこに居てくれればそれでいい、大切な存在。
    もの書きの傍らにいる猫達から安らぎと癒しを貰った。

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    2019年05月30日
  • 女ともだち

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    女ともだちかぁ…ドロドロだろうな…
    と、読むかどうか迷っていたのだが、気が付いたら読んでいた。

    しかし、内容は、予想の斜め上を行くもの。
    私の思い描いたドロドロは“三角関係”とか“ライバル”とか“嫉妬”だったのだが、それは、さすがオバチャン、認識が古い!!…という感じで。

    最初の三作は、三部作?この本には裏テーマがあるの?と思わせるほどの共通点があり…なんというか、サイコパス?
    普通と異常の認識が、いきなり反転するところなど、胃袋がグルッと裏がえるような気持ち悪さを味わう。
    大崎氏の作品は、知ってる舞台に知ってるキャラが友情出演のサービスあり、テーマもひとひねり。
    阿川氏の作品は、女の友情

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    2019年04月20日
  • ワンダフル・ワールド(新潮文庫)

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    ネタバレ

    文章から香りが匂い立つようだった。自分に似合う香水・・・、私も探し続けています。「オー・ヴェルト」の二人はこれからどうなるのかわからないけど、こんな素敵な恋をしたい。「サンサーラ」の母親怖い。子犬に病気があるからって、ああまで豹変できるか?健康な犬でも年取ってきたら平気で捨てそう。

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    2019年03月18日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    良かった。好きな作家のエッセイとしてもとても面白かったし、同じように猫を見送った経験があるので、途中からずっと自分の猫が死んだときのことを投影して読んでた。正直な感想としては、もみじと村山由佳はいいな、こんなにもして言葉を尽くして悲しみを大勢の人に共感してもらって、って思った。飼い猫とのことはそれぞれ超個人的な体験で、それぞれが言い尽くせない物語を持っていて、みんなが同じ思いをしてて、だから嫉妬してしまったのかも。こうまでの想いを作品として読まされたことに。それでも、この本の内容を借りるとかなり「同化」してしまっている自分の猫との思い出を振り返れて、また悲しみだったり色んな気持ちを思い出せて良

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    2019年02月20日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    エッセイと言うよりもドキュメンタリーのよう。
    自分の内面やねこちゃんとの日々をびっくりするくらいに赤裸々に綴っている。
    そこは作家さんの言葉選びの巧みさがキラリ。情景までもが浮かんできて涙を誘う。ねこちゃんを飼っていなくてもこんなにも感動するくらいなのだから
    実際に接している人はどんな感想を抱いたのだろう。衝撃的だろうなぁ。

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    2019年01月23日
  • 遥かなる水の音

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    イスラム教について説明書を読むより、この小説を通して理解できたところが多々あった。ラマダンは修行と内省の時。貧富も地位も関係なくみんな一緒にお腹がすく。神様の前ではみんな一緒ということを思い出す。インドネシアにてアザーンを聴きながら読めて良かった。
    そして後半にかけてのモロッコの情景が浮かぶような描写の数々。"自分が生きているのだということをこれほどまでに感じたのは初めてだった"と砂漠の中をらくだに乗りながら思う。生命の感じられない砂漠で生命を強く感じようと人は祈っているのかもしれない。
    愛のカタチについても考えさせられる本だった。

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    2019年01月19日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    風見鶏のマスターが、花村夫妻に自分とかれんとの関係を告げることを決意し、彼らのもとを訪れます。りつ子も、勝利のいないあいだに前を向かって進みはじめ、原田先輩の妹の若菜に寄り添います。

    そんななか、裕恵の夫が交通事故に遭うという事件が起こります。裕恵から連絡を受けた秀人はただちに日本へ帰国することを決意し、彼とともに勝利も、ようやくこれまで背を向けていた自分の過去と向きあうことになります。

    それぞれの物語がたたみかけるように動きはじめ、読者を引っ張っていきます。

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    2019年01月07日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    元々村山由佳さんの本はちょこちょこ読んでいましたが、ネコメンタリーからこの本に辿り着きました。
    猫飼いとしては涙なしには読めないお話ですが、読んだあと、ふっと気持ちが軽くなる感じがしました。

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    2018年12月31日
  • 放蕩記

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    母と娘の激しい物語。
    幼い頃は母からの誉め言葉が嬉しくて仕方なかった夏帆。
    しかし、成長に合わせて母への憎しみが深くなっていく。
    何に関しても厳しい母。
    学生時代には、友人との付き合いにも支障をきたすほどのことも。
    そんな母がひたすら恐ろしいのに、歯向かうことが出来なかった。
    大人になってもその溝は埋まらない。
    そんな娘の気持ちがわかるような部分が、私には少なくともあった。
    最後は胸が苦しくなる場面も…
    母と娘の物語では、かなり深くまで描かれた作品だと思う。

    2018.12.18

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    2018年12月18日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    村山さんが いとおしく時間を過ごしているんだな
    愛情が伝わってくる本でした

    ここまで 何かに尽くされたり
    つくしたりできる何か
    (彼女にとっては すべてにおいて 
     そうなのかもと 感じる

    が 羨ましいな という気持ちがわいた

    暖かな温度の 本でした

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    2018年12月09日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    軽井沢に移り住み、愛猫5匹と、パートナー〈背の君〉さんとの日々を綴ったエッセイ。
    村山由佳さんと〈もみじ〉さんのことはWEBサイトやTwitterで読んではいた。
    しかし、書き加えられたエピソードを読み、改めてその結びつきの強さに驚かされた。

    NHK「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」の裏話も書かれている。
    多くの人に愛された〈もみじ〉さん。そして、今も村山由佳さんと、〈背の君〉さんのそばに寄り添っているんだね。
    銀次くん、サスケくん、楓ちゃん、青磁くん、みんな、元気で長生きしてね。

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    2018年12月06日
  • 天使の梯子

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    恋愛をテーマにしたお話が昔からとにかく苦手で、読み始めても途中で投げ出してしまうケース多々あったのですが、こんな感じで静かに一定の速度で流れていくお話は自分の日記を読み返しているようなそんな錯覚に陥り、深く深く読み入ってしまった。そして、静かに涙を流しながら読んだ。冬から春へと季節が流れるような、静かで温かいお話だった。

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    2018年11月19日