あらすじ
大人気の「おいしいコーヒーのいれ方シリーズ」第一シーズンの完結編。遠距離恋愛を始めた、かれんと勝利のふたり。最初はうまくいっていたが、やがてかれんと連絡が全く取れなくなってしまう。気持ちまで離れてしまったのではないか。僕がそばにいなくても平気なのではないか。部活でのスランプからも抜け出せずに焦る勝利は、とうとう激情のままに、かれんを深く傷つけてしまい…。ふたりの恋はどこへたどりつくのか――。切なく胸をしめつける…。
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このシリーズを通して、何回「あー…あるよね。わかるわー」となったことか。
好きだから故に、相手を思いすぎてしまうが故に、傷つけてしまう。
まるで小学生の時に好きな女の子をからかってしまう男の子が大きくなったみたいな?
勝利と同じような気持ちになった経験、私もあるなぁ…もっと早く読みたかったな。高校生くらいの時に。
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やっと…やっと…!!って感想。笑
恋に盲目になっていく勝利に激しく共感した。頭ではわかっているのに、他人が同じことをしていたら軽蔑するのに自分も相手に酷い態度を取ってしまう。あるよねー。笑
以下良かったフレーズ
こんなふうに、何かきれいなものを見つけた時や、嬉しいことがあった時、映画や本に感動したり、誰かのひとことに心動かされた時…今のこの思いを伝えたい、分け合いたい、と願う気持ちの強さはそのまま、その人に注ぐ想いの強さなんだろう。
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主人公が陸上部で年上の介護士の彼女と両思いで遠距離恋愛、各々要素はバラバラのタイミングだったもののどれも私の境遇に当てはまっており物語に没頭してしまった。自分自身を彼に置き換え、その行動や心情に共感の嵐であった。このような作品に出会ったのはまさに奇跡だろう。このような作品と出会えるのがまさに読書の醍醐味だと感じた。
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勝利のぐちゃぐちゃでどろどろの感情が痛いくらいにわかりすぎて、どーしようもなくて。なんとか二人の関係を前に進めたくて、なかなか読むのを中断できず一気に読んでしまった....勝利の刺されてもいいって言葉に、私まで身震いしそうになった。やっと結ばれた二人だけど、愛しさの中にせつなさが残る感じは、なんともいえない恋愛の醍醐味なのかなと。
セカンドシーズンまであるとは....気になりすぎるけど、読み出したら止まらないから、続きはもう少しあとで....
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一番大切な愛する人には素直になれない。かっこつけたくなる。そして楽な相手には素直になれる。どっちが本当に好きな相手なのだろう。わからなくなる。素直になれる相手の方が本当に大切な人だと気づく、そんな話が多い。
うん、緊張する方が本当に好きな相手なんだよなぁ。幸せになるかどうかは別にして。この二人のように素直になれれば、あとは幸せだろうなぁ。
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おいコーシリーズの一区切り。
ついに遠距離になったふたりが離れ離れ特有の色々な問題が起こりながらも最終的に想いが通じあってよかった。
相変わらず焦らされながらもセカンドシーズンももちろん最後まで読むつもり。
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『おいコー』シリーズの第一シーズン完結です☆
ついに遠距離恋愛に入った二人の話。
遠距離ってね、想像するのとやってみるのじゃほんと違うんですよね。
今までの当たり前が全部変わりますから。
そこで感じる有難みとかももちろんあるんですけど、やっぱり何よりさみしさですよね。。
すぐに会える距離じゃないっていうのは、考えてる以上に堪えるものです。
恋愛下手な二人だから余計にですよね。
今回は、かれんの気持ちもショーリの気持ちも痛いほどわかりました。
どちらの言葉にもすごく共感できました。
我慢するのも泣くのも怒るのも、いろんな感情すべての根本は・・・好きだから。
すごく切なくて、胸がぎゅって苦しくなります。
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距離について
物理的に離れてしまうと、精神的にも相手との距離を感じることが多くなる。
だが思い出すことは多く、それまで以上に頭の中は彼女が埋め尽くす。
不安ってのは厄介で、自分の養分をどんどん吸い取り、成長していく寄生虫のようなもの。それもいくらたっても良くはならず、時に大切な人にまで牙を向く
好きってだけで楽しいもんでもなく、
本気な恋なだけに辛いこともあるんだと。
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遠距離恋愛を始めた2人だが、連絡が行き違いになったりでうまくいかず、ショーリのモヤモヤが限界になっちゃった、、そりゃそうなるよ〜。
かれんちゃんを想う気持ちも分かるけど、イライラする気持ちも分かるし、かれんちゃんの気持ちもわからないでもないし、あ〜うわぁ〜ってなりながら読破しました笑
最後は2人結ばれたけどなんかこう、スッキリした終わり方じゃなくてこれから2人に試練が待ち受けてるみたいな感じっぽかった。
ショーリとかれん!頑張れ!!
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これでもか!というくらいすれ違ってて、この二人はもう駄目なんじゃないかと、、笑
中沢氏の存在のおかげ?もあってお互いに言いたいこと言い合えて良かった。
勝利は若いのに他に趣味ないんかってくらい、かれんのことで頭いっぱいで、これも若さなのか…?笑
遠距離恋愛はこうやってすれ違うんだなぁと、リアルな感覚が伝わってきました。
マスターは相変わらずイケメンで結婚してほしいです←
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シリーズ第十弾。スマホ時代には信じられないような遠距離恋愛。ようやく結ばれた二人。ショーリ、かれん、おめでとう!! さあ次はセカンドシーズンだ。
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浴衣に花火、蚊帳にとまる螢。時が満ちるのを待っていたかのように、溶け合うかれんと勝利の時間。恋の終着点が何なのかはわかりませんが、2人の愛はどうやら新しい出発点を迎えたようです。おめでとう!
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シリーズ10作目。甘酸っぱい。
勝利とかれん、ようやく少し進展した感じ。
でもかれんには男性と二人きりで食事に行くなやら嘘をつくなやら言っておいて、勝利の星野りつ子の件はどうなったのだろうか。。。
これが後々悪い方向に影響を与えないことを祈るばかり。セカンドシーズンも楽しみ。
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第一シーズン最終刊として期待しながら読み始める。勝利の嫉妬は若さゆえの部分もあるように思えたけど理解もできる。遠距離恋愛は勝利の歳では辛すぎるだろう。それでもどうにか乗り越えた2人はやっと結ばれる。5歳の年の差は今後もつきまとうけどきっと2人は大丈夫と思わせる終わり方だった。でも、その後が気になるから第二シーズンも楽しみだ。
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ひとまず無事に二人が結ばれて良かった.
毎度似たような流れで揉めて戻って終わりになるけど,柔らかい雰囲気の優しい文章だから10巻続いても飽きずに読めるんだと思う.
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遂に第一シリーズが完結しました!
長かったといえば長かったけど、どこも落とすことのできない巻ばかりだと感じてます。
このシリーズ、ただ爽やかだけではなく
ドロドロした部分もしっかり表現していて、それがきちんと綺麗に解決していかなくて・・・という所がとても好きです。
もしドロドロした部分が綺麗にあっという間に解決していたら、
ここまで読まなかったと思います。
第2ステージでは何が起こるのか、楽しみです。
Posted by ブクログ
今回きつかったね。勝利の嫉妬ですよ。途中で読むのやめちゃったもんなぁ。まぁ最後は仲直りするんだけどさ。遠距離は辛いよなぁ。経験ないけどさ。中沢氏とのバトルも面白かった。ともあれ、第一部完結良かった良かった。
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ようやく一段落。
今の時代にそぐわないくらいピュアな二人で
勝利の嫉妬も実際あったら鬱陶しいけど
やっぱり村山さんらしいあたたかさが感じられる。
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複雑な環境のなかで恋する二人の物語に夢中になって読みました。ハラハラしたり、暖かい気持ちで読めたり、と様々な場面にとても惹きつけられたシリーズの一つです。
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やっと、やっと、という気持ちで、読み終えた時には、心の中で勝利に小さく拍手をしていました。とてもゆったりとした時の流れで10冊読み終えましたが、最後にやっと、あたたかな満足感を味わう事が出来ました。
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「聞きたい言葉」のあとがきを見て、「えっこの後修羅場が何巻も続くの?」と思ってたら、大半が勝利の独り相撲でやんの。でも男って往々にしてそういうものなのかも。
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かれんとショーリがついに…!
中沢氏が邪魔だったり、勝利が嫉妬しすぎでイライラしたりしたけど、最後で無事ハッピーエンドになれたので良かったです^^
第2部がどうなっていくのか楽しみ♪
Posted by ブクログ
遠距離恋愛を始めた勝利とかれん。
案の定、すれ違いが続くことに焦りと不信を覚える勝利。信じているとかいないとかではなく、変なルール決めるからいけないのだと思います、うん。
変に希望があるから、それがなかったときの落差が辛い。互いを慮るあまりに、自分と相手を縛ってしまって、どうにもこうにも動けなくなってゆくやつです。
ルールは決めた以上完全に守らないと意味ないので、とんだ縛りになってしまう。
感情が先走りがちな恋愛に、とってつけたようなルールを作るのはよくない。
勝利が早く大人になりたい。自分が思い描いている、かれんにふさわしい男性になりたい、という願望が強いからでしょう。敵ながら認めざるを得ない中沢氏のような大人の影響もありますね。マスターとか。原田先輩も入れてもいいかもしれません。
年下の人間が思っているほど、年上というだけで大人というわけでないのですけどね。若菜ちゃんに対して引け目を感じる場面が多々あるように、勝利と接して同様に感じている人は多いと思います。まあ、わからないですよね。若菜ちゃんもなんだかんだ言いながら、勝利には大人として甘えている面があると思います。
すれ違いからくる不和を乗り越えて結ばれた勝利とかれん。やっと結ばれた。その前の喧嘩のシーンは、余計なことを言ってしまう勝利の心情がわかりすぎて、いろいろとしんどかったです。古傷をこんなところでえぐられるとは。売り言葉に買い言葉を、自分自身の感情でぐるぐる回してしまって、相手の言葉でさらに燃え上がって、どうにもならなくなるやつ。その自分に引け目があるから、意地はって謝れなくてダメになってしまうやつ。しょうもないやつです。
この10巻で1st season終了。ずっと積読でした。初版で購入して積読放置。登録されている表紙と手元にある表紙の絵が違う。どちらも、リラックスしている姿を見せているかれんさんは素敵です。
高校生の時に読み始めた物語。10代の感情のまま読み進めることができていたら、どんな感想を思っただろうか。一気読みができる人は幸せだと思います。なんと言っても、2ndも完結してますからね今では。
積読はたくさん溜まってるので、解消していかないとなぁ。
Posted by ブクログ
目次
・ALL BY MYSELF
・MORE THAN WORDS
最後までハマれずに終わりました。
とにかく勝利の一人称が饒舌すぎて、しかも恋愛のことばかりで鬱陶しい。
勝利はかれんを自分の手元に置き、甘やかせることが面倒を見ることだと思っているの?
かれんがいないだけで情緒不安定になってしまう勝利の方がよほどお子ちゃまだし、重たい。
一番好きじゃないのは、勝利がかれんに何かするとき、「~してやる」という言い方をすること。
面倒見てやる、蚊帳を吊ってやる、火鉢を洗ってやる。
面倒を見る、蚊帳を吊る、火鉢を洗うじゃ駄目なの?
勝利みたいなタイプ、絶対無理だ。
自分のことは自分で頑張る。
互いのために時間を作る。
これくらいでいいんだよなあ、私は。
どうしてもあんなに恋愛至上主義にはなれない。
そして相変わらずかれんの親には内緒なのね。
もういろいろと文句しか出てこないので、シーズン2は読まないことにしました。
ファンの人、ごめんね。
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遠距離恋愛が始まって、ショーリがまた以前と同じような感じでかれんのことで頭がいっぱいになってしまう、その様子が重いというか、女々しいというか……。
中沢氏は作者さんにとって都合のいい当て馬なんだろうけど、登場のさせ方がいかにもといった感じ。
かれんも、ショーリも本当にゆっくりと、少しずつ成長しているんだろうけど……。
私はこのシリーズは去年から読み始めて10冊を1年で読んだけど、リアルで連載を追っていた人は第1シリーズ完結まで15年かかっているんですよね。
書いた作者さんも、違うテイストの他の作品を書く一方で、変わらぬこのシリーズを書き続けて素晴らしいと思いますが、リアルタイムで連載を追いかけたファンの人がいるなら、その人も凄いなあ……と素直に思います。
第2シーズンもこんな感じのままゆっくりとしか進まないのかな?
次のシーズンに手を出すかどうかはまだ考え中です。
Posted by ブクログ
とりあえず勝利くんおめでとうですね。長かったです。毎年毎年このシリーズが出るのをちまちまと集めているときは本当に感無量の10作目でした。
こうして一気に再読してしまうとあっという間でしたが。
勝利のスランプ(ではないらしいですが)が重たく、精神的にボロボロになってく姿は今までの中で一番人間らしかったなと思います。
そつなくこなす奴というのが勝利のイメージで、唯一の例外がかれん関係だと思ってました。かれん以外の壁にぶち当たった勝利は少し大人に、かれんに近づいたんじゃないかなと思います。
中澤氏にきっぱり告げたかれんも。
それにしても中澤氏といい星野りつ子といい、この作品の脇キャラは割とストーカー気質ですね。
シーズン2を読む気には全くならないので、あたしの中のおいしいコーヒーの入れ方シリーズはここで終わりですが、これからも勝利とかれんは喧嘩したり仲直りをしたりして成長してくんだろうなと思います。
Posted by ブクログ
遠距離恋愛が始まった二人。
はじめはメールや電話などのルールを決めていたが、かれんと連絡が全く取れなくなってしまう。
自分などいなくてもいいのではないか。こんなに想っているのは自分だけでないか。
勝利の思いは募り、激情のままにかれんを傷つけてしまう。
それを機に、それぞれが無理をしていたことに気づき、あり方を見直していく―
第Ⅰシーズン完結というのもわかるように思う。
勝利は、どれだけ自信を持てるかがほとんどの問題に関わってくるんだろう。
自信がない限り、かれんのどんな行動も不安材料にしかならないのだと思う。
難しいけどね。
Posted by ブクログ
ショーリが部活でスランプになってしまった。鴨川で丈とふざけてウォーミングアップもせずに跳んでしまったあの時から。
風見鶏を首になったショーリは原田先輩の妹の家庭教師をすることになる。そこでの恋愛話はショーリにとっては赤面するくらいの話だった。
うまくかれんとの距離を縮められないショーリは部活でしつこくからかわれた太田に怪我をさせてしまう。
色々とかれんと話をしたくて、電話をするのだがなかなかつかまらない。
余りにも繋がらないので心配して施設に電話をしてみると、過労で入院していたのだった。
急いで鴨川まで出向き、病院に向かったショーリの目に映ったのは中沢先生にエスコートされて車に乗っていったかれんだった。
中沢先生からかれんを引きはなして帰宅したのだがきまずいふたり。
勢いでショーリはかれんを襲いそうになるのだが、ブラジャーに括りつけたショーリのプレゼントのダイアモンドのネックレスを見て我に返る。
中沢先生を呼び出し、「かれんに手を出すな。俺のものだ」と宣言する。
中沢先生は「君の言い分を認めたわけじゃない。自己申告しか受け付けない」
意味がわからなかったけど、鴨川の花火大会の帰りにかれんから聞いた。
「ちゃんと断ったから。もうふたりで会いませんって。」
蛍の飛び交う帰り路、お互いの胸の内を語る。
その夜、蚊帳のつられた中一組の布団でふたりは抱き合い、やっと結ばれる。
10巻目でやっと結ばれたショーリとかれん。
これからがまた大変になっていくんだろうけど、とりあえず第一シーズン完結!
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遠距離恋愛を始めたふたり。最初はうまくいちたが、やがてかれんと連絡が全くとれなくなってしまう。気持ちまで離れてしまったのではないか。僕がそばにいなくても平気なのではないか。部活でのスランプからも抜け出せずに焦る勝利は、とうとう劇場のままにかれんを深く傷つけてしまい……。ふたりの恋はどこへたどりつくのか―――。」切なく胸をしめつける人気シリーズ、第一シーズン完結。