【感想・ネタバレ】坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VIIのレビュー

あらすじ

恋をすると、人は強くなれるんだろうか。それとも、弱くなってしまうものなんだろうか。一人で部屋を借りさえすれば、いつだって好きなときに彼女と二人きりになれるとばかり思っていた。なのに、思うようにはいかない勝利の一人暮らし。バイト先の「風見鶏」では失敗を重ねるし、勝利への思いを断ち切れずに苦しむ星野りつ子が気にかかる。何よりかんじんの「かれん」が離れていこうとしている……。波乱含みの大人気シリーズ7弾には、星野りつ子の独白を収録。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

何かが上手くいかないときって、こんな感じだよなー。と思いながら読んでいた。
勝利の「強く在りたい」という気持ちも良く分かるが、お互いの「弱さ」をさらけ出せる関係が、やっぱり良いと思った。

0
2021年02月17日

Posted by ブクログ

また長々しい感じですが、割と丁寧に文章が書かれていて、情景が浮かびやすいです。
勝利が一人暮らしを始めて、色々と考え始めるところ。
星野の存在が、だんだん大きくなってきているような気がします。ここまでくると、さすがに重いというかやっぱり好きになれません。最後の星野の番外編も、星野目線で新鮮でしたが、結果を知っているだけに、読んでいて辛かったです。ここまでの想いがあったんだなぁと感じました。
勝利は、かれんとの歳の差や、かれんと血が繋がってなくても、いとこだという立場によってかもしれませんが、少し嘘をつきすぎじゃないかなぁと個人的には思いました。確かに、嘘をつくべき時もありますが、勝利がついてる嘘や、隠していることは、もっと色々な人を傷つけてしまいそうな気がします。もっと本音でぶつかったりとか、たまにはそういうことも必要だと思いました。
次も早速読み始めます!

0
2014年08月25日

Posted by ブクログ

すごく思い出のある作品。

ここから、おいコーシリーズにはまった。

タイトルも大好きです☆

0
2014年07月21日

Posted by ブクログ

しんどい勝利

嘘に嘘を重ねると、
雪だるま式に大きくなる

自分がわからなくなった頃にやってくる、
恐怖のネタバレ

勝利、星野、かれん
みんなの気持ちがわかってしまう辛さ、
全員の幸せを一気にゲットはできない

人生ってそんなもんで、
全部を手に入れるなんてできない

0
2025年05月03日

Posted by ブクログ

内容はいつも通り面白くていつになったら丈からのプレゼントは使われるんだろう?と。笑
今回は最後のあとがきがなんか良かった。20年前に発刊された作品なのに新型ウイルスや、友達付き合いの事など…時代は変わらないんだなと思った。

0
2023年10月27日

Posted by ブクログ

一人暮らしを始めた勝利。新しい生き方を模索するかれん。お互いを大切に思うがゆえに、すれ違ってしまう二人の気持ち。何よりコミュニケーションを絶やさず、お互いの気持ちをぶつけ合うところが素敵でした。

0
2021年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
・WAIT FOR ME
・CALLING YOU

勝利って、今まで挫折したことがなかったんだな。
小学生で母親を亡くしたけれど、父親が家のことを全然できない人だったので、小学生のころから父に料理を食べさせ、洗濯してきれいな服を着せ、家の中を片付けていた。
それができる子だった。
そのうえ勉強ができないわけでもないし、運動神経もいい。
多分、自分に自信がないなんてことはなかったのだろう。

だから5つ年上のかれんの面倒を見たくてしょうがない(優位に立っていたい)し、ちょっとかれんの気持を見失うと頭の中がそれでいっぱいになる。
喫茶店で、身体を使って仕事していて、あんなに上の空になれるもの?
スポーツやっていながら、メンタルの整え方を知らなすぎじゃない?

というかねえ、やっぱり父親が悪いよ。
子どもを信じて好きなようにさせるっていうのは、ほったらかしにすることではない。
勝利の父親は一度でも勝利と向き合ったことがあるのか?
彼の悩みを聞き、迷いを知り、アドバイスしたことがあるのか?

自分の小ささを知り、自分の限界を知り、もっと強くなりたいと、もっと大きくなりたいともがくのは、中学生くらいまでじゃないかなあ。
勝利、ただいま思春期真っ最中って感じ。
大学生のメンタルではないと思う。

0
2021年04月10日

Posted by ブクログ

シリーズ7作目。一人暮らしを始めた勝利と、かれんの将来への決断について。
人に依存しないで、自分の責任で自分の未来を作っていくかれん、こう見えてなかなか強い子。

今回は星野りつ子のサイドストーリー付き。勝利を好きになったきっかけやらが書いてあった。

0
2021年01月30日

Posted by ブクログ

一気読み!
一人暮らししたのはいいものの…
今回は、けっこう苦しいとか辛いとかいった場面が多かったね。バイトは上手くいかない、かれんと言い争ってしまう等々。かれんと遠距離恋愛フラグ出てたし、これからどうなるんだろね。でもかれんと本音で話あってたし、また絆が深まったのかな?
それにしても、星野りつこさん…

0
2013年04月21日

Posted by ブクログ

複雑な環境のなかで恋する二人の物語に夢中になって読みました。ハラハラしたり、暖かい気持ちで読めたり、と様々な場面にとても惹きつけられたシリーズの一つです。

0
2012年10月29日

Posted by ブクログ

ショーリぴーんちっっ!!

ターニングポイントなのかなー(ノω・、)
どーなっていくのか
気になるーー\(^o^)/

0
2012年07月04日

Posted by ブクログ

本編は波乱含みの展開でしたね…。番外編では星野の想いが語られていました。彼女の気持ちは痛いほどわかりますが、勝利には重すぎるだろうな

0
2011年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

試練に次ぐ試練。
なんかこの巻を読んでいて、今まで割と楽観的に考えていたこの物語の世界が、俯瞰で見ると厳しい状況に思えてきた。

20代半ば女性と未成年男性(当時)との恋愛って、しかも5歳も離れているって、一番難しい設定ではないか?10代同士、社会人同士なら分かるけど、現実的に考えたら自分なら無理かもしれない。

まずこの二人、隠し事が多いなと思い始めて、周りの人間にも二人の間にも秘密があって、もう誰までが何を知っているのか読んでいて分からなくなった。

勝利が一人暮らしをしていることも周りに言ってなくて、それが意外過ぎた。こんなにフランクな性格なのに、家で友達と騒いだりしてそうなのに、内緒なんだって。
かれんのことも内緒にしているから、原田先輩が無理にりつ子とくっつけようとしていても誰からもフォローが入らない。
でもかれんは自分たちの関係や自分の生い立ちをむやみに話してほしくなさそう・・・

それは難しすぎる。勝利とかれんの間でも連携が取れていないから、周りにもどんどん隠し事、というか嘘をつかないといけなくなってきて、辻褄が合わない。そんながんじがらめで続けられる関係なんてないよ、と思ってしまう。
全部言えたら楽なんだろうけど、この二人の場合、いとこ同士ということになっているのがまたややこしい・・・のかな?もはや言っても良いんじゃないかと思うけど。

りつ子に対しては、本人も自覚しているようにもう少し早い段階で「非情」になるべきだった。元々かれんがいるのにりつ子とも仲良くして、結果的に事情があったとしても未だに二人でご飯に行くのはダメだと思う。
誰にでも優しいと、本当に優しくしたい人を傷付ける。だから男女の友情は、どちらか一方にでも相手がいるのなら無し派。

かれんは自分の職業や今後について迷っているけど、それを相談するのがまだ未成年でバイトしかしたことがない勝利というのはやっぱり不安だと思う。というかそろそろ同級生で結婚もし始める年齢だし、余計焦る気がする。周りは次のステージへ上がっていくのに、自分は彼氏がまだ成人もしていないとなると話が合わないし。男女逆ならまだしも、女側が年上だとものすごい時間ロスに感じてしまいそう。
それに勝利の周りは当たり前に皆大学生で、勝利がなにかとかまっている恋敵りつ子さんも大学生で、自分はなにこんな年下の学生のことで悩んでいるんだろうとか、自分だけ年上なのに年下に混ざっていかないといけない恥ずかしさ?孤立感?を感じて馬鹿らしくなってしまいそう。

逆に勝利の方も、まだ学生だから経験していないことも多くて、いくらしっかり者の勝利でもかれんと同じ目線で物事を見るのは難しいと思う。かれんの気持ちより自分の不安を優先してしまって自省していたけれど、この年齢じゃ仕方ないよ、まだ子供だよ、と言いたくなる。
自分の20代を思い返しても、自分最優先ですぐ感情的になるような中身が未熟な人はまだ沢山いて、特に二十歳そこそこで大人だなぁと思える人間なんて皆無に近い。勝利は年齢にしてはかなり大人な方だ。
だからもう就職していて、さらに将来の為に転職も考えているかれんを見ると、めっちゃ焦るだろうなと。勝利の性格なら相手をリードしたいぐらいだろうに、自分の方が周回遅れだなんて。

だからこの年齢、年齢差で、人生の岐路に立たされたり困難にぶち当たると、よっぽど人間ができていないと難しいよなぁと急に思った。

この巻はネアンデルタール原田が意外に人をよく見ていることが分かったり、りつ子さん目線の悲しいけれど可愛いサイドストーリーが読めて良かった。


あとやっぱりあとがき。私のその時その時の悩みに合わせてくれているのかと思うぐらい(そんな訳ないのに)、ぴったりとした言葉をくれる。

本編でも何度か、携帯でいつでも連絡が取れることについて書かれているけれど、私はさすがに家の電話しかなくて約束もままならないのは嫌だけれど、SNSでほぼリアルタイムで四六時中メッセージをやり取りするのはもう卒業することにした。
自分や他人がオンラインかどうかまで知られたくないし、会話が途切れないように永遠に返信し続けるのは苦痛すぎる。学生時代にラインやインスタがなくて良かったと心底思っている。

けれどその反面、日本中だけでなく世界中と繋がれるのはとても便利で、例えば友達にしても恋人にしても、ネットが無ければ一生出会えない人と出会える。
昔は自分が偶然生まれた環境の中で出会って、異性との出会いは学校や会社しかなくて、そんな狭い地域で皆が皆相性の良い人なんて見つかるはずがないのに無理にでも結婚して・・・それも十分不自然なんだよなって思う。

だから今は友達付き合いなんかは気の向く時で良いし、合わない人とは会わない。スマホじゃなくてガラケーでも良いし、メール機能のみになっても問題ない。(でもPCは必要w)

私は今はその段階に居るんだ。20代ならあり得なかったと思うけれど、私は変わったし、これからも変わる。流れるように変化していって良いんだと改めて思った。

20251104

0
2025年11月05日

Posted by ブクログ

早いものでもう第7弾!かれんの将来を応援したショーリ、偉いっ!!! またまた続きが気になる終わり方でした(^-^)
サイドストーリーは星野りつ子ちゃん。スキーに行く前のお話しだったんですね〜。

0
2024年09月21日

Posted by ブクログ

シリーズ第七弾。一人暮らしを始めたショーリだが、かれんとは思い描いたようには会えない。上の空でバイトに行き、風見鶏で失敗を重ねてしまう。かれんから、転職を考えていることを打ち明けられ、今より会えなくなることを受け入れようとするショーリ。もっともっとベタベタしたいだろうに。おまけスピンオフ、今回は星野りつ子。ちょっと悲しい。

0
2023年12月28日

Posted by ブクログ

5歳年下で焦る気持ちがショーリをダメにしてる…失敗を繰り返してまた自己嫌悪。カレンと離れてショーリが今後どう成長していくのか、、まだまだシリーズは途中。完結まで見届けなくちゃ。

0
2020年09月09日

Posted by ブクログ

10数年ぶりに読み返すことになったこの作品。
若い時に読んだようなドキドキ感はなく、、、
年取ったわ

0
2019年12月30日

Posted by ブクログ

かれんが今の仕事を辞めて介護福祉士になるための勉強をしていることを知った勝利は、心を乱されてしまい、風見鶏でのアルバイト中にたいへんな失敗をしてしまいます。へしゃげてしまった心を抱えたままでかれんに会うことに戸惑いをおぼえる彼でしたが、かれんから直接彼女自身の決意を聞き、二人がおたがいに相手にふさわしい強さを手に入れるため、彼女の応援をしたいと思うようになります。

なお巻末には、りつ子が主人公の短編が収録されています。ただやはり、最初のほうで思い描いていた彼女のキャラクターとはあわないように感じてしまいました。

0
2018年11月02日

Posted by ブクログ

本題である恋愛とは関係のない読書に関するセリフに共感。
「ただ読んでいるだけでは何にもならない。どんなにすばらしい言葉に出会い、どんなに深く心動かされたところで~行動を起こさない限り、目の前の現実は少しも変わらない。~現実を動かすためのテコにはなるだろうが、テコはひとりでには動かない。実際にそれを手に取って使うのは、やはり自分以外の何者でもないのだ。」非常に重く、そして納得できる言葉だ。

星野りつこの視点でのanother storyは物語に立体感を与えるもので良かった。ただ、恐らく万人の予想の範疇での思考であり、意外にもこういう感情で動いていたのか・・・という新鮮な感覚がなくその点は期待外れだった。

0
2015年08月01日

Posted by ブクログ

家にあったからなんとなく読んでみたんだけど。
なんか、妙に描かれる声が生の声だなぁという感じで面白かったは面白かったが、分かるなぁという感じでもあったが、まさかの、こんな中途半端な感じで終わるとは(笑)。 続き物らしいので仕方あるまいか。(なお、これもすでに7巻 笑。これを7巻読むって…長いな…まぁ漫画のような感覚か。。)
この主人公たちは、自分とはまとう空気がやや違うけど、あぁ、まさにいる、こんな感じの子・・・!という感じでした。

0
2015年02月26日

Posted by ブクログ

年齢の割に大人っぽいと思っていたショーリだけど、今回かれんのことで頭がいっぱいになり、色々とやらかしてくれます。
作者さんとしては、ショーリの成長過程も描きたくて、わざとダメな部分を強調したかったのかもしれないけど、男子があそこまで恋愛脳だとちょっと重い……。
性欲に関しては異常に我慢強いのにね。

星野りつ子視点の話も重くて、演歌の世界でした。

0
2014年11月07日

Posted by ブクログ

これはこれはまたなんとも言えない展開に。。。

最後の独白が新鮮でした。
やはりうまくはいかないものですよね。

0
2013年12月25日

Posted by ブクログ

おいコーシリーズ、第7段

かれんが人生の転機にたとうとしている

そのときショーリは頑張ってそれを理解

人が成長始めると一気に伸びる

ショーリの成長に期待

0
2013年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

星野ばかりがクローズアップされるここ2巻。かれんが少し距離を置いていく感じ。自分に自信が持てず、いつも自分の居場所を探している。自分を受け入れてくれる相手をも拒否してしまう。このままだとかれん、星野に勝利を譲ってしまいそう。
あとがきはあんまり含蓄がなくって、ただのエッセイでしたね。でもね、自分に自信が持てないと、小さいこともましてや大きなことも決断できなくなっちゃうんだよ。そんなものなくたって、決断しろっていうのもあるんだけどさ。

0
2013年05月12日

Posted by ブクログ

一人暮らしを始めたが、思うように距離が縮まらず、もどかしい日々。
星野りつ子に対してどのように接するか。

あきらめることは難しいし、好きな相手が生半可優しくしてくれたら
余計にあきらめられなくなるんじゃないかな。
勝利の「優しさ」が、かれんもりつ子も苦しめることになるんじゃないかとも思ってしまう。

0
2013年01月04日

Posted by ブクログ

初めてこれを読んだ時、そうそうに恋だの愛だの理解していないくせに、あぁ、確かにこれは坂の途中にいるんだな、と思ったものだ。

今読んでもそうなんだけど、昔読んだほどの坂の途中に対する悲壮感が減った。
いつもショーリの不器用さにはやきもきする。
でもかれんの考え方とか行動にはいつも考えさせられる。
き合う、という事に対する真剣さ。
いいなぁ。

そして星野の辛辣さも。

恋だの愛だのって、きらきらとろとろの美味しいだけじゃない。

0
2012年11月18日

Posted by ブクログ

勝利が壁にぶつかりながらも、答えを見つけだそうと、迷いながら進もうとするお話。災難だらけの勝利に頑張れ、と応援したくなると共に、もっとしっかり!と叱りたくもなる。

0
2012年10月21日

Posted by ブクログ

勝利の一人暮らしが始まったが、今回もかれんとの仲は進展せず(^_^; しかも、中距離恋愛になりそうな予感。気長に読もう

0
2011年10月20日

Posted by ブクログ

話の展開がスローで正直本編はどうでも良くなってきた。むしろ、サイドストーリーの方が楽しみだったりする。とはいっても、最後まで読もうとは思うけれど。

0
2011年06月25日

Posted by ブクログ

声を大にして言いたいです!
だから優しくするなと言ったのに(笑)

そして、喫茶店を出ていった客を追い掛けてくれと。。

0
2011年05月20日

「小説」ランキング