村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前半、あまり好みでない作品が続きましたが、後半すごく良かったです!
おもしろかった3作品
「こっちを向いて。」
分かるー‼︎って話でした。大人になってから友達作るのって難しい。こちらと向こうに友達を作ろうという願望が、まさに同じタイミングで存在しないと成立しない。
自分が今までに経験した感情が言語化されてる感じで気持ちよくて、そして切なかったです。
「ラインのふたり」
いたずらして笑ってはいけないのに全身で笑い出したくなる感じ。笑いすぎてお腹痛くて涙出る、みたいな。そういう時の女子同士の連帯感を思い出しました。
終わり方も良かった。
「獣の夜」
一番好きです。ジビエ、全然興味なかったけど描写が素晴らしくてフェスタに行きたくなりました。ハラハラする展開とさっぱりした友情に肉とアルコール!血腥い夜のデザートも堪能しまくってほしい! -
読んでいてどうしても
村山由佳さんご本人を
イメージしてしまう
作家が主役
出版社名や
登場人物の作家もなんとなく
想像できてしまうから
つい現実と勘違いしてしまう
そこが狙いだろうけど
まんまとハマった
作家名の天羽カインと
本名の天野佳代子を使い分けることで、
作家活動とプライベートを
描き分けてるのかな?とは思うが、
佳代子の時もカインなので
まさしく表裏一体という感じ
一読者としては
賞の受賞うんぬんよりも
ストーリーありきであると思う
面白そうと思えば
知らない作家の本も選ぶし
いつも読む作家が毎回当たりとは
限らないことも知ってる
だから狭い世界でキリキリと
している登場人物が痛々しくも感じた
読者のためと言いながら
読者が見えていない気がした
けれどラストの顛末を読んで、
他人から認められたいという
承認欲求だけではなく
自分の仕事に誇りを持って向き合う、
覚悟を持ってやり遂げる、
プライドのようなものを
描きたかったのかなと思った
カインにしろ千紘にしろ
いろんな思惑や人間関係に翻弄されても、
確固としてある自我みたいなものを
貫き通す姿勢に
読後はホッとした
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Posted by ブクログ
ネタバレ【2025年49冊目】
脚本家である奈津は、たった一夜を共にするべく男を呼んでいた。客観的評価の高かった彼がどんな風に身体を重ねてくれるのか――期待した分、失望は大きかった。奈津をかき乱した演出家・志澤、奈津を束縛する夫・省吾。男に振り回されながらも創作家として前に進む女を描いた上巻。
最初のメールのやり取りのところで読むの止めようかなって思いました。なんだこの茶番、いやもういいから、さっさとやんなよ、と思って胸焼けがすごかった。志澤の対応にイライラしてしまって、「こういう年上の男が一番嫌いかもしれない」と思ってましたが、メールの箇所を通り過ぎてからは読みやすくなりました。
志澤はもはや年の功というか、奈津が勝てないのも当たり前というか。まだ上巻ですが、奈津が大成したときにもう一度寄っていって「あえて突き放してた」ということもできるし、そのまま奈津が何もできなければ流したままでいい。狡い年上の男だ…メールの感じは嫌いでしたが、対応としては間違ってない?気がします。
夫との会話は、読んでるだけで心が疲弊しましたが、メールの箇所ほどではなかったかな(まだ言う)典型的なモラハラ男過ぎていっそ単純でわかりやすい。結局マンションの場所を教えているし上げているのは奈津の弱さなんだろうなぁ、わかる気もする自分に共感性羞恥を覚えるなど。
清々しいほどに生々しい一作。下巻がどう転がるのかなあ。 -
Posted by ブクログ
今回は父親、星野とのお話
楽しいイベントの前、
大喧嘩することってある。
お互いが相手を思う気持ちを募らせるからだろうか。
こんなにも思っているのに、一方通行ではないかと感じてしまう。
相手から良く思われているかどうか、
自分自身じゃわからない、言葉で言われても100%信じるって難しい。
明子姉ちゃんの感じた、
「こんなに幸せでいいのかしら、」
そんなふうに相手に思ってもらうのはどうしたらいいのだろうか。
明確な方法、一撃必殺とかではなく、
砂時計が下に落ちるように、日々の積み重ねで、
塵も積もればなんとやら、気づいたらぽろっと口から溢れる言葉だと思う。
それって難しいけど、煌めいてる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ刀根秀俊
母親の愛人から虐待される日々の中、ヤクザの九十九誠に目をかけられ、裏社会に引き込まれていく。
桐原美月
神社の娘。ある能力を持つ。中二の夏以来、他の三人を見守りつつも密かに秀俊に想いを寄せている。フリーのライター。
中村陽菜乃
神経質な母親の過干渉にあらがえない、奥手な少女。よく傷だらけで現れる秀俊を気にかけていた。
正木亮介
男女共に人望の厚いクラスの委員長。世渡り上手な切れ者だが、「ある事件」で人生が一変する。
佐々木幸三
九十九の舎弟格。
真帆
美月の娘。
刀根真一郎
秀俊の養父。秀俊が小学三年生の時に、働き盛りで死んでしまった。
江利子
秀俊の母。
南条和也
秀俊が赤ん坊だった頃の一時期、江利子とつき合っていた。真一郎が追い出したが、真一郎が死んだとたん、九年ぶりによりが戻った。
久恵
江利子の勤めるスナックのまま。
岡崎
江利子の中学の同級生。
サヤカ
スナックで一番若いホステス。
真由美
江利子と同い年のホステス。
桐原重信
美月の父。
九十九誠
秀俊を昔の後輩な師範を務めている柔道場へ連れていった。九十九興業組長。
木原
柔道の師範。
世志乃
陽菜乃の母。
近藤宏美
九十九の右腕。
原田
組の顧問弁護士。
山田シゲオ
十四歳の近藤を弟のように可愛がって連れ回し、一から売りを手ほどきしてくれたテキ屋。
八田
ラス屋出身の職人。
堀川
元請けの堀川左官。
田辺
若造の現場監督。
川崎誠司
精神科医。