村山由佳のレビュー一覧

  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

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    いつもと比べると、わりかし日常の確認のような巻

    サイドストーリーは他の人に対して、
    ショーリへの想いを伝えるかれんがなんとも愛しい。

    後輩から頼られること、結果が出ず舐められているのではないかと悩む勝利に、
    原田先輩、かれんがかけた言葉はかなり刺さった。

    永遠に続くものはないと僕は思うが、
    その分瞬間の幸せ、毎日をより良くできると思う。

    人を大切にするためには有限じゃないと出来ないのかと問われれば痛いところではあるが、そう言うことが言いたいんじゃなくて、今君を大切にしたいんだって改めることができたってこと。

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    2025年06月02日
  • 女ともだち

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    前半、あまり好みでない作品が続きましたが、後半すごく良かったです!

    おもしろかった3作品

    「こっちを向いて。」
    分かるー‼︎って話でした。大人になってから友達作るのって難しい。こちらと向こうに友達を作ろうという願望が、まさに同じタイミングで存在しないと成立しない。
    自分が今までに経験した感情が言語化されてる感じで気持ちよくて、そして切なかったです。

    「ラインのふたり」
    いたずらして笑ってはいけないのに全身で笑い出したくなる感じ。笑いすぎてお腹痛くて涙出る、みたいな。そういう時の女子同士の連帯感を思い出しました。
    終わり方も良かった。

    「獣の夜」
    一番好きです。ジビエ、全然興味なかったけど描写が素晴らしくてフェスタに行きたくなりました。ハラハラする展開とさっぱりした友情に肉とアルコール!血腥い夜のデザートも堪能しまくってほしい!

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    2025年05月19日
  • PRIZEープライズー

    読んでいてどうしても
    村山由佳さんご本人を
    イメージしてしまう

    作家が主役
    出版社名や
    登場人物の作家もなんとなく
    想像できてしまうから
    つい現実と勘違いしてしまう
    そこが狙いだろうけど
    まんまとハマった

    作家名の天羽カインと
    本名の天野佳代子を使い分けることで、
    作家活動とプライベートを
    描き分けてるのかな?とは思うが、
    佳代子の時もカインなので
    まさしく表裏一体という感じ

    一読者としては
    賞の受賞うんぬんよりも
    ストーリーありきであると思う
    面白そうと思えば
    知らない作家の本も選ぶし
    いつも読む作家が毎回当たりとは
    限らないことも知ってる

    だから狭い世界でキリキリと
    している登場人物が痛々しくも感じた
    読者のためと言いながら
    読者が見えていない気がした

    けれどラストの顛末を読んで、
    他人から認められたいという
    承認欲求だけではなく
    自分の仕事に誇りを持って向き合う、
    覚悟を持ってやり遂げる、
    プライドのようなものを
    描きたかったのかなと思った

    カインにしろ千紘にしろ
    いろんな思惑や人間関係に翻弄されても、
    確固としてある自我みたいなものを
    貫き通す姿勢に
    読後はホッとした

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    2025年05月10日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    距離について
    物理的に離れてしまうと、精神的にも相手との距離を感じることが多くなる。

    だが思い出すことは多く、それまで以上に頭の中は彼女が埋め尽くす。

    不安ってのは厄介で、自分の養分をどんどん吸い取り、成長していく寄生虫のようなもの。それもいくらたっても良くはならず、時に大切な人にまで牙を向く

    好きってだけで楽しいもんでもなく、
    本気な恋なだけに辛いこともあるんだと。

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    2025年05月09日
  • 遥かなる水の音

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    友人から勧めてもらった1冊。

    モロッコの描写が素敵で、情景をネットで検索しながら読み進めた。宗教の話も興味深かった。

    実は、私も母に亡くなったら遺骨を撒いて欲しいと頼まれている。こんな風に誰かと思い出を巡り整理しながら実行出来たらいいなと想像した。


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    2025年05月05日
  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

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    しんどい勝利

    嘘に嘘を重ねると、
    雪だるま式に大きくなる

    自分がわからなくなった頃にやってくる、
    恐怖のネタバレ

    勝利、星野、かれん
    みんなの気持ちがわかってしまう辛さ、
    全員の幸せを一気にゲットはできない

    人生ってそんなもんで、
    全部を手に入れるなんてできない

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    2025年05月03日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    ネタバレ

    【2025年49冊目】
    脚本家である奈津は、たった一夜を共にするべく男を呼んでいた。客観的評価の高かった彼がどんな風に身体を重ねてくれるのか――期待した分、失望は大きかった。奈津をかき乱した演出家・志澤、奈津を束縛する夫・省吾。男に振り回されながらも創作家として前に進む女を描いた上巻。

    最初のメールのやり取りのところで読むの止めようかなって思いました。なんだこの茶番、いやもういいから、さっさとやんなよ、と思って胸焼けがすごかった。志澤の対応にイライラしてしまって、「こういう年上の男が一番嫌いかもしれない」と思ってましたが、メールの箇所を通り過ぎてからは読みやすくなりました。

    志澤はもはや年の功というか、奈津が勝てないのも当たり前というか。まだ上巻ですが、奈津が大成したときにもう一度寄っていって「あえて突き放してた」ということもできるし、そのまま奈津が何もできなければ流したままでいい。狡い年上の男だ…メールの感じは嫌いでしたが、対応としては間違ってない?気がします。

    夫との会話は、読んでるだけで心が疲弊しましたが、メールの箇所ほどではなかったかな(まだ言う)典型的なモラハラ男過ぎていっそ単純でわかりやすい。結局マンションの場所を教えているし上げているのは奈津の弱さなんだろうなぁ、わかる気もする自分に共感性羞恥を覚えるなど。

    清々しいほどに生々しい一作。下巻がどう転がるのかなあ。

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    2025年04月29日
  • La Vie en Rose ラヴィアンローズ

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    いつもの村山由佳さん。束縛が強い夫。洗脳される妻。ある男との出逢いが破局に繋がり。
    でも、ラストがちょっと違う。サイコ。こうなってしまったのは妻の罪?それとも夫の罪?誰にも得はなし。みんな不幸な結末。
    心の中に黒い渦を残したまま読み終わる。

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    2025年04月26日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

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    今回は父親、星野とのお話

    楽しいイベントの前、
    大喧嘩することってある。

    お互いが相手を思う気持ちを募らせるからだろうか。
    こんなにも思っているのに、一方通行ではないかと感じてしまう。

    相手から良く思われているかどうか、
    自分自身じゃわからない、言葉で言われても100%信じるって難しい。

    明子姉ちゃんの感じた、
    「こんなに幸せでいいのかしら、」
    そんなふうに相手に思ってもらうのはどうしたらいいのだろうか。

    明確な方法、一撃必殺とかではなく、
    砂時計が下に落ちるように、日々の積み重ねで、
    塵も積もればなんとやら、気づいたらぽろっと口から溢れる言葉だと思う。

    それって難しいけど、煌めいてる。


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    2025年04月15日
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III

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    やはり、自然描写が素敵な作品

    2人の距離感がくすぐったく、
    シーソーが音を立てて、行ったり来たりを繰り返すように、気持ちの押し問答が、葛藤が、物語を進める。

    生きるということは幸せを見つけて、誰かをまた傷つけていると気づく。

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    2025年04月14日
  • 燃える波

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    村山由佳といえば恋愛小説。しかも濃厚な。
    これも期待を裏切らない1冊。
    次の展開が知りたくて、どんどん読んでしまうのも彼女の作品の特徴。
    読後は、まるで1本の映画を見終わったあとみたいな気持ちになります。

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    2025年04月10日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    甘酸っぱい青春
    思わず頬の緩んでしまう。

    そこに重ねるように、
    かれんの秘密、恋敵など、
    読み終わってみれば心が温かい。

    文の頭の言葉が毎度素敵で、
    景色が思い浮かびます。

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    2025年04月10日
  • 星々の舟

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    家族一人一人の6つの短編集(?)
    1話ごとに人も変われば時代背景が変わることもあって、内容がそれぞれに重い内容であるにも関わらずスラスラ読めたのは美しい文章であったり、短編集になっているからかもしれませんね。
    1つの家族でそれぞれに違う世界で生きていることが当たり前だけど不思議で、でも納得したり。自分の場合は、自分の家族はどうなんだろう?と家族について考えさせらる作品でした。

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    2025年04月09日
  • 星屑

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    芸能プロダクションのマネージャーがアイドル歌手を発掘してスターにするまでのお話。
    マネジャーというより姉のように親身になってミチルを愛おしむ感じが心温まる。
    もう一波乱あるかなと思ったけど、あっさりスターになって終わってしまったかな。
    まだまだこれからな感じで終わってしまった。

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    2025年04月01日
  • 雪のなまえ

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    お父さん、お母さん
    同級生
    おじいちゃん、おばあちゃん
    近所の人との関わりで
    主人公の成長がとても感じられた。
    環境って大切。

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    2025年03月28日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    ドロドロしたシーンは少なく、35歳の主人公が女性として脚本家としての自信・自尊心にフォーカスされたお話
    不倫は伴侶のあるものとして許されないことのはずなのに、夫のモラハラに憤慨してみたり、志澤からのメールに一喜一憂してみたり、年齢が近いせいか感情移入しやすく「わかるわかる!」でした
    下巻も楽しみです

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    2025年03月23日
  • ありふれた愛じゃない

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    映画で観たいなぁ、映画化されてないのかなぁと思った。映像でタヒチの風景と竜介が見たくなる。かっこいいわー、絶対。愛とか恋とか、自分にはもうないし、現実では面倒なことが多いけど、読むのは楽しい。

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    2025年03月19日
  • 風よ あらしよ 上

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    伊藤野枝の激しい一生。アナキストがどういう考え方なのか少し知れました。読みやすくて夢中になって読みました。

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    2025年02月24日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    ネタバレ

    刀根秀俊
    母親の愛人から虐待される日々の中、ヤクザの九十九誠に目をかけられ、裏社会に引き込まれていく。

    桐原美月
    神社の娘。ある能力を持つ。中二の夏以来、他の三人を見守りつつも密かに秀俊に想いを寄せている。フリーのライター。

    中村陽菜乃
    神経質な母親の過干渉にあらがえない、奥手な少女。よく傷だらけで現れる秀俊を気にかけていた。

    正木亮介
    男女共に人望の厚いクラスの委員長。世渡り上手な切れ者だが、「ある事件」で人生が一変する。

    佐々木幸三
    九十九の舎弟格。

    真帆
    美月の娘。

    刀根真一郎
    秀俊の養父。秀俊が小学三年生の時に、働き盛りで死んでしまった。

    江利子
    秀俊の母。

    南条和也
    秀俊が赤ん坊だった頃の一時期、江利子とつき合っていた。真一郎が追い出したが、真一郎が死んだとたん、九年ぶりによりが戻った。

    久恵
    江利子の勤めるスナックのまま。

    岡崎
    江利子の中学の同級生。

    サヤカ
    スナックで一番若いホステス。

    真由美
    江利子と同い年のホステス。

    桐原重信
    美月の父。

    九十九誠
    秀俊を昔の後輩な師範を務めている柔道場へ連れていった。九十九興業組長。

    木原
    柔道の師範。

    世志乃
    陽菜乃の母。

    近藤宏美
    九十九の右腕。

    原田
    組の顧問弁護士。

    山田シゲオ
    十四歳の近藤を弟のように可愛がって連れ回し、一から売りを手ほどきしてくれたテキ屋。

    八田
    ラス屋出身の職人。

    堀川
    元請けの堀川左官。

    田辺
    若造の現場監督。

    川崎誠司
    精神科医。

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    2025年02月19日
  • 女ともだち

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    女ともだちって、すごく独特な世界だと思う。
    男ともだちほど単純じゃなくて、複雑だ。

    嫌気がさしたり疲れちゃう事も多いけど、それでも何だかんだと素敵だなと思わせられた一冊だった。

    全然違う物語なんだけど、どれも身近な感じがするから面白い。

    読み終われば『それなりに色々あるけど、やっぱり女ともだちって最高じゃん?』って気持ちになれるかも?
    しばらく寝かせてから、また読み直したいなぁ。

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    2025年02月05日