命とられるわけじゃない

命とられるわけじゃない

836円 (税込)

4pt

3.8

父、愛猫に続いて、確執の深かった母を亡くした著者。その母の葬儀で、1匹の猫と出会う。小さなその猫が、止まっていた時間をふたたび動かし……。「譲れないことも、許せないことも、人生に一つか二つあれば充分」「どれほどしんどく思えても、生きてゆく途上で起こるたいていのことは、そう――とりあえず、〈命とられるわけじゃない〉のだ」など、経験からつむぎだされた優しい箴言も随所に。今がしんどい人、老いゆく心身に向き合う人、大切なものを失った人、親との関係に悩む人、そして猫を愛するすべての人に贈る1冊。愛らしい猫たちや美しい軽井沢の写真を、カラー口絵と本文にたっぷり収録!

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命とられるわけじゃない のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    まさにお絹とは運命的な出会い。
    もみじ亡きあと著者にとってもお絹(旧名は大福)にとっても双方幸せな出会いだったんだね。
    飼いたいと思えばすぐ飼える(半外猫で著者のご実家の南房総の隣家に人から譲ってもらった)環境がうらやましい。
    うちは重度の猫アレルギーの息子がいて昔、保護猫を飼い始めたら死にかけた(...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月17日

    一気に読んでしまった。
    そうそう。わかるわ〜という話がたくさん。
    最愛の猫、もみじちゃんを失って
    自分の母親を失って
    そんなときに会ったばかりの人に寄ってきて
    ゴロゴロ喉を鳴らす猫ちゃんが居たら。
    うん、連れて帰りたくなる。

    母親が逝った時にまったく泣けなかったことや
    自分の子供を愛せないという話...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月28日

    村山さんのネコ愛があふれています。1歳にも満たない絹糸が子を産むシーンは読みながら力が入りました。そして少し目頭が熱くなりました。同じネコを愛する人間として村山さんという作家がいらっしゃることをとてもうれしく思ってしまうのです。今後にも期待します。

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    Posted by ブクログ 2023年11月23日

    村山由佳のエッセイを読むのは「晴れ時々、猫背」以来。
    いや、20年近く音信不通だった友人を出会ったような気持ちでした。これまでの村山由佳さんの人生を知らずにいる(エッセイを読んでいない)ので、彼女の懊悩や葛藤の重さ深さを共有できずにいます。
    それでも、昔から感じている親だから愛することができるわけで...続きを読む

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