【感想・ネタバレ】命とられるわけじゃないのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年01月20日

まさにお絹とは運命的な出会い。
もみじ亡きあと著者にとってもお絹(旧名は大福)にとっても双方幸せな出会いだったんだね。
飼いたいと思えばすぐ飼える(半外猫で著者のご実家の南房総の隣家に人から譲ってもらった)環境がうらやましい。
うちは重度の猫アレルギーの息子がいて昔、保護猫を飼い始めたら死にかけた(...続きを読むその時検査で初めてわかった次第)猫は泣く泣く姉にもらってもううことに…。
どんなに猫が飼いたくても飼えなく辛さ。
このエッセイを読むと猫の可愛さが思う存分味わえて幸せになれる。
今、現在父親がっ飼ってた青磁(ラグドール)は亡くなったらしいので一番高齢の銀次、スーパーの張り紙?で見つけた保護猫の兄妹のサスケと楓、運命の出会いお絹とその子たちの朔とフツカの6匹。
軽井沢で幸せに暮らしているんだね。
いとこの旦那様も(背の君)ほんとうに良さげな人で良かった。

0

Posted by ブクログ 2024年01月17日

一気に読んでしまった。
そうそう。わかるわ〜という話がたくさん。
最愛の猫、もみじちゃんを失って
自分の母親を失って
そんなときに会ったばかりの人に寄ってきて
ゴロゴロ喉を鳴らす猫ちゃんが居たら。
うん、連れて帰りたくなる。

母親が逝った時にまったく泣けなかったことや
自分の子供を愛せないという話...続きを読むは共感できた。
他人の子供は可愛いし、猫は無条件に可愛い。

最後の銀次の話もほんわかした。

0

Posted by ブクログ 2023年11月28日

村山さんのネコ愛があふれています。1歳にも満たない絹糸が子を産むシーンは読みながら力が入りました。そして少し目頭が熱くなりました。同じネコを愛する人間として村山さんという作家がいらっしゃることをとてもうれしく思ってしまうのです。今後にも期待します。

0

Posted by ブクログ 2023年11月23日

村山由佳のエッセイを読むのは「晴れ時々、猫背」以来。
いや、20年近く音信不通だった友人を出会ったような気持ちでした。これまでの村山由佳さんの人生を知らずにいる(エッセイを読んでいない)ので、彼女の懊悩や葛藤の重さ深さを共有できずにいます。
それでも、昔から感じている親だから愛することができるわけで...続きを読むはない、というのは少なからず共感できる部分であり、いずれ自分も同じく送る立場になるであろうことを考えると、どんな感情を抱くのかは不安ですね。

なんというか、自分の場合空虚な気がする。これまでの暗い感情があるにせよ、何も感じないような気がする。喪失感も解放感も。冷たいかな。冷たいよな。
でも、祖母が亡くなった時もそうだったんだよな。祖父が死んだ時は涙が止まらなかったけども、あれは人が死ぬ、近しい人が死ぬということに対する理解がなかったからなんだというのが自己分析。それを経験してしまった以上、衝撃が来る前に、心が防御するんだと思います。
愛情はかけられている自覚はあるし、不幸な生い立ちなわけでもない。それでも、家族である以上当然であると思われる親愛の情というもの、それが少ないのです自分は。

何か足りない欠けている自分には、それを埋め合い支え合う存在は現れないのでしょう。そばにいるけど気づかない、なんて自分に都合の良い解釈なんてできない。

ジュブナイルの黄金時代が好きでなのは、自分には手に入らなかったものであるからという実感があるからこその、憧れが強く出ているんだと思います。

黒い部分が溢れ出そうになってきたので、この辺で。黒い自分語りしてもね。そこに溺れてしまって抜け出せない。

0

「エッセイ・紀行」ランキング