【感想・ネタバレ】聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IXのレビュー

あらすじ

介護福祉士をめざすかれんは、鴨川へ移住することをついに決意する。遠く離れてふたりの関係はどうなるのだろう。かれんを応援したいけれど、行って欲しくもない勝利の心は複雑だ。彼女だって同じはず。それはふと触れ合う瞬間にだって、充分すぎるほど伝わってくる。でも確かめたい、彼女の言葉で、その胸の内を。大人気シリーズ第9弾。

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Posted by ブクログ

12月にこの物語を読み進めており、作中もちょうどクリスマス真っ只中で世界観に没入しやすかった。
実際に思っていてもいざ相手に伝えるのって勇気が必要だけど言葉にする事で初めてお互い一歩前に進める事って必ずあるんだなと感じさせられた。もちろんそれが悪い方に転ぶこともあるけど自分でボールを持ち続けるのってやっぱり辛いし耐えきれなくなるからお互い受け止めて合える関係づくりって大事だよね!でも実際それが難しくて苦労するのですが、

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2023年12月13日

Posted by ブクログ

子どもが大人になる瞬間ってどういう時なんでしょうね。フィジカルな年齢では決してないと思います。そうするとマインドセットや自身の行動とかなのでしょうか。
今回、かれんが少し子どもから大人になっていく、そんな情景を見た気がします。それは両親にとってと、丈にとっても、勝利にとっても。

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2022年05月03日

Posted by ブクログ

今回は、いよいよかれんが両親に打ち明けたところ。
やっと話せたことに少し一安心しました。やっぱり全てを話して良かったと思います。隠し事して遠くに行くのは辛いことだし、これからも永遠にあの秘密を守り通すのは無理があると思います。
丈にも、マスターがお兄さんということは秘密だったんですね…すっかり見落としていました。
かれんが、全部話したこと少し後悔していると言った時の勝利の言葉がとてもいいです。
「…そんなDNAレベルで調べないと違いがわからないようなものに左右されてどうすんだよ。そんなものより、お前があの人たちと過ごしてきた年月のほうを信じろって。」
進展はゆっくりゆっくりだけど、でもだいぶ、かれんが大人になったような気がするというか、年齢的には大人だけど、今までは幼い感じだったので、すごく成長したなぁと感じました。
次はシーズン1の最後の巻ですね。楽しみに読みます!

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2014年08月27日

Posted by ブクログ

1.「キスまでの距離」
2.「僕らの夏」
3.「彼女の朝」
4.「雪の降る音」
5.「緑の午後」
6.「遠い背中」
7.「坂の途中」
8.「優しい秘密」
9.「聞きたい言葉」

文庫で発売されている聞きたい言葉まで
読み終えました。

相手のことが好きすぎて、
朝も昼も夜も、
ずっとメールして、
少しでも時間があれば会いに行って、
友達なんてすっぽかしてしまう。
そんな恋愛中毒のような感情を、
すべての人が味わえるのかわからないけれど、
主人公とヒロインは、
相手のことが好きすぎるからこそ、
ぶつかりあってしまって、
その描写がたまりません。

将来のこと考えたり、
大切なことを話し合ったり
しなきゃいけないのに、
相手にハマってしまうと、
会えば好きという感情に流されてしまって
抱き合ってしまう。
それじゃだめだと思って、
勇気を出して、彼の部屋にはしばらくいかない
と言ったヒロインの気持ちが、
ものすごく共感できました。

きっと村山由佳さんもそんなことあったんだろうなー。

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2012年10月09日

Posted by ブクログ

おいコーシリーズの第9弾です☆

ショーリも大学2年生になり、一人暮らしでかれんと過ごす時間も増えていくはずが…かれんが夢のために仕事をやめ、引っ越すことに。。
応援したい気持ちと離れたくない気持ちで揺れるショーリの心。
お互いの気持ちは手に取るようにわかるけど、それでも言葉にして、この耳で聞きたい。


いろんな問題を乗り越えて、やっと二人の時間が増えていくかと思った矢先の遠距離・・・つらいですよね。。
かれんだったら…とかすごい感情移入してしまいました。
でもだってすごい共感できるんですよ!!
びっくりするくらい自分に似てるというか…ね。

伝えたい気持ちはちゃんとあるのに、相手のことはどうしようもないくらい好きなのに、上手く言葉にできない。。
すごくよくわかります。

共感ポイント満載ですよ。
こういうシチュエーション憧れるってのが今回いっぱい出てきますし(^^*)

ほんとに純粋でまっすぐで・・・恋したくなるシリーズです。

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2012年09月22日

Posted by ブクログ

読み終わったあと、どこか優しい気持ちになった。
読んでる側からすればすごくじれったくて、でも甘くて、
こんな恋がしてみたいと思った。
恋をしてない人も、恋に悩んでいる人も、読むべきだと思う笑

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2012年08月01日

Posted by ブクログ

言葉にすることって、
リスクがあったりして、
でも言わないと、
伝わらないことがいっぱいあって。。
難しい(;ω;)

言葉は気持ちには追いつけない。
けれど、たとえ追いつけないとわかっていても、
それでも言葉にしなければ伝わらないことは
あるのだろう。

言葉ってすごい力をもっているのね(*´ェ`*)

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2012年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カレン、ついに両親へ秘密を打ち明けるの巻

相変わらず勝利くんはすぐキレちゃうしカレンを泣かせちゃうけど、今回はお互いに歩み寄りが描かれていたのは良かった。次回が第一部最終巻とのこと。刮目せねば。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

第9段となるおいコーシリーズ(^^) 毎回サラッと読めちゃうので分厚い本を読んだ後にいい感じです笑

老人ホームで働く決意をしたかれんがお父さんとお母さんにお話ししたシーンはドキドキ!
クリスマスではショーリがあそこまでかれんに対して気持ちぶつけたの初めてじゃないのかなぁ
あんまりイライラしたとこなかったから驚きです!でもお互いぶつかり合ったからこれからもより深い関係になっていくのかな?これからも楽しみ♩

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2024年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついにかれんが親に自分が本当の娘では無いということを知っている、とカミングアウトするシーンは本当に泣いた
最後のクリスマスに大学のベンチで話したりするシーンはきっと誰にも恋人とそうゆうお金のかからないデートをしたことがあったんじゃないかなぁ、となんか思い出してしまった。笑

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2023年12月03日

Posted by ブクログ

新生活にむけて2人の正直の気持ちがぶつかりあって一層強まったので、特に最後のイヴのシーンはドキドキしました。丈がすごくいいトスあげたなと思った。
恋の駆け引きとかってのもやっぱりあるけど、お互い素でいれることが1番だよね。遠距離恋愛になって、不安は増すと思うけど頑張って欲しい

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2022年07月07日

Posted by ブクログ

この巻の冒頭、かれんと両親のシーンは泣けます。素直に泣けます。村山センセイの描写が光ります。そしていよいよ動き出す二人の新しい生活。セカンドシーズンへの布石も見逃せません!

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2021年07月27日

Posted by ブクログ

勝利の見栄っぱりがすごい。個人的には、大切な人に対しては「素」を出せた方が良いと思うので、なんだが焦れったくなってしまう。ただ、そういった焦れったさを感じているときの「心の揺さぶり」を楽しめるのも、この本に限らず、小説の良いところなのだと感じた。

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2021年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は今までよりは格段に良かった。
かれんの出生の秘密は家族で共有され、秘密でなくなったからだ。

とはいえ、充分大人(25歳)の娘に一生隠し通そうと思っていたらしい親の方に疑問が残る。
結婚はさせたいけど、籍は移動させない事実婚を強要するつもりだったんだろうか。
そして家事もできないくせに鴨川でひとり暮らしするなんて…と反対する前に、家事を教えなかった親が反省すべきだろう。
なのに子供を置いて夫婦でイギリスに赴任するんだから、どういうつもりだったのか。

かれんが自分の足で立ち、自分の力で生きていこうとするとき、下手に止めようとしなかった勝利はえらい。
内心でいろいろ思うところはあったにせよ。
だって東京と鴨川でしょ?
それほど遠距離とは思えないんだけどなあ。

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2021年05月08日

Posted by ブクログ

今回も色々起きましたね。
かれんの出生の秘密を両親と話す。かれんの鴨川への引っ越しプラン。二人でのクリスマスイヴ等々。分かりあってる二人でもたまには言葉に出さないと分からないことってある。よね?笑
続きが楽しみです。

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2013年04月28日

Posted by ブクログ

複雑な環境のなかで恋する二人の物語に夢中になって読みました。ハラハラしたり、暖かい気持ちで読めたり、と様々な場面にとても惹きつけられたシリーズの一つです。

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2012年10月29日

Posted by ブクログ

おっと、のっけから修羅場。しかしその後はわりと平坦。遠距離恋愛って辛いんだろうけどまぁ同じ関東なら。

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2012年10月20日

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クリスマスの話

2人が遠距離になるまでの道
少しつなぎのような巻

相手を思う故に言わない本音に
縛り付けられる勝利

恋愛ってムツカシイ

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

シリーズ第九弾。介護福祉士を目指し、鴨川へ移住しようとするかれん。花村の両親に反対されるが、出生の秘密を知っていることを打ち明け、何とか了解を得る。かれんを応援するが、一方ではかれんに行って欲しくない勝利。確かに、かれんは離れて暮らすことが辛くないのか?と思ってしまう。

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2024年01月21日

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美術教師をやめて介護福祉士を目指そうと志しているかれん。彼女は今住んでいる所から遠く離れた老人ホームで働きたいと言い張るが、親から大反対される。恋人である勝利も内心行ってほしくないと思いながらも応援するように見せかけるが…。

主人公(勝利)は大学生で、私と同じはずなのに、考え方が大人びていてよくそこまで気がつかえるなあと感心しながらも、自らを反省。たまには本音をぶつけることも必要だとも感じた。共感できる場面もところどころあった。

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2023年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ9作目。
かなり最初の方だけど、かれんが花村の両親に介護福祉士になる決意と、本当は血のつながりが無い親子だと知っていたということを伝える大事なシーンがある。大切に育ててくれてありがとうと伝えたところでは泣けた。
その後は鴨川へ行く準備。
自分の言いたいことや気持ちを飲み込んでかれんを尊重する勝利に、かれんもやきもきしていたんだな。のほほんとしているように見えて。鴨川へ行くのにまた喧嘩別れみたいにならなくてよかった。
今回は星野りつ子があまり出てこなくて安心して読めた笑 今後離れてどうなってしまうのか心配…

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2021年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ9作目。とうとうかれんの両親に打ち明けるという場面。正直やっとかという感じもするけれど秘密がひとつなくなったことで2人の関係も少し接近したような。両親にとっては2人の関係を知ることがまた大きな驚きではあるに違いないだろうけど。あまりに衝撃だからこれはまた少し先になるのかな。想い合う2人だからこそすれ違ってしまうはがゆさがまだ当分続きそうだ。

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2020年10月17日

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かれんは教師の仕事を辞め、鴨川のホームで働く決意をしたことを、両親に話します。しかし、彼女のことを心配する両親は反対し、ついにかれんは自分の出生の秘密を知っていたことを、彼らに打ち明けることになります。

こうして、ようやくかれんの希望が容れられ、彼女は自宅を出ていくことになります。勝利は寂しさを押し隠して、彼女の未来のために離れて暮らすことを受け入れようとします。

本巻は、かれんの大きな決断がくだされたことで、物語の一つのクライマックスをかたちづくっており、これまで勝利とかれんの成長を見守ってきた読者としても感慨深いものがあります。

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2018年11月03日

Posted by ブクログ

これまで未熟すぎる主人公にイライラを募らせていたが、ようやく成長の第一歩を感じることができ、また話の展開も比較的早かったので、シリーズ中で最も気持ちよく読めた。

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2015年08月22日

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花村のお母さんは25歳の娘に対して過保護すぎて、子離れができていないなあと感じた。
かれんと血が繋がっていないからこそ、なのかもしれないけど。
あの母親だったから、何もできない娘になったんじゃないのかと思わざるを得なかったですね。
かれんも成長してますが、最初の頃が年齢の割に幼すぎて……。
次は1stシーズン最終巻かな。
なんだかんだ言いながら、楽しませて貰ってます。

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2015年05月30日

Posted by ブクログ

あたしの持ってるおいしいコーヒーの入れ方シリーズ、この巻から背表紙が黄色になりました……別に装丁が変わるのは良いんだけど、シリーズものは同じ色で揃えたかったなぁとショボンとしました。まぁ読者にはどうしようもないことなんだけど。
本作を読んでてこのシリーズの中で一番成長したのってかれんじゃないかなと思いました。
もともと割と頑固なかれんだけど、こうまで強行突破しようとするとは……そりゃ勝利も焦った気になるってもんです。
かれんの考えはカッコイイと思います。転職するなら年齢的にもそろそろキツくなるし、前に進もうとするポジティブさは立派だと思います。
でも花村夫妻の反対する気持ちもごもっともだと思うんです。
カッコイイけど身勝手でもある。何が正しいのか、難しいよね。

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2014年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本文はかれんの引っ越し先で二人っきりにならないように丈もいれてしまったために、なんかぼやけた印象があります。クリスマスイブのシーンはお約束で本編とは別枠の短編みたいな印象でした。そうですね。引き留められないことが分かってると、いくら引き留めたくても「行かないで」とは逆に言えないんですよね。関係や思いが少ない人の方が安易に行かないでと言えます。じっくり考えてだした旅立ちは、やっぱりそういうものですよね。

あとがきは文庫本のあとがきの影響をうけたのか、長文です。うーん、やっぱり「成功した人」の意見で、何かが足りなくて、夢が叶わなかった人の気持ちや事情はやっぱり分からないんだろうなぁと思いました。
言葉はあんまり考え過ぎると、なにも言えなくなります。言葉を定義するのも言葉ですから。言葉一つ一つの正しい意味なんて、突き詰めていくときりがない。だから難しい。それも作家だから分かること。言葉をひとつひとつ吟味しながら文章を作ると、その辺の意識は自然に身についてくる。作文でやっぱり大事なんだなぁ。

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2013年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鴨川で、介護福祉士になるために、ホームで働く。
おじさんとおばさんは反対したが、なんとか説得し、その日が近づいてくる。

勝利は、かれんのことを考え、置いて行かれたくないというプライドもあり、引き留めることはできなかった。
かれんもかれんで、引き留められないことについて、何も言えないでいた。

クリスマス、やっとお互いの本音を言いあえた。
そこまで感情的になって伝えたいものがあるっていいな、と素直に思ってしまった。

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2013年01月17日

Posted by ブクログ

かれんが生きる道を決め、その準備段階。丈はいつも2人に良い刺激を与えてくれて、愛着が持てますが、今回もまた、丈の事が好きになりました。そしてかれんの焦らしっぷりは、半端ありません。同性から見ても襲いたくなっちゃいます笑。

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2012年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一体この話は何処まで続くのだろう。そろそろ飽きてきた。
話の内容は面白いとは思う。年齢差に悩み、秘密に悩み、葛藤する二人―。

だがしかし、勝利がかれんに対するあの一直線な想いはどうも、信じがたい。
弱音を吐かない人はいるだろう。心の中で葛藤する人もいるだろう。
その葛藤の様子があまりにも上手く出来過ぎているように思えてならないのだ。

こころなんて、どろどろしたものではないのか。
どんなに愛している相手であっても相手を瞬間的に憎いと思えてならない。
勝利の心中は、言葉が簡単に連なっているように感じた。

著者の本はエッセイを除けばほぼ読んだ。
読みやすく感情移入もしやすいのだが、本当にそうなの? と疑問に思うことも多い。

「おいコー」においては各キャラクターのイメージが固定化されすぎているのかもしれない。そのキャラクターが話しそうな言葉ではあるのだけれど実際の人間がそんな発言をするのか。それになにより、勝利というフィルターから送られてくる文章は、リアルに感じられるのか。
疑問に思うのは、「作品」と「現実」がかけ離れてしまっているからだろうか。

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2012年03月27日

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