村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
村山さんのエッセイ本が大好きだ。
軽井沢の情景をありありと想像できる文面。
猫たちが目の前に現れているかのような文面。
それらがとても心地よく、読んでいると知らぬ間に私の身体は軽井沢や、猫たちのもとに行く。
背の君のことや、過去の旦那さんたちのことは知っていたが、お母様のことは、ここまで知らず。
「え?うそでしょ」と思うような数々の言動。
そりゃ、生き心地が悪かったのは無理ないと思った。
でも、今は、7匹の猫たちと背の君と、モミちゃんに囲まれて生きていらっしゃる。
人生、何があるかわからんなーと思いつつ、読み終えた。
最後の家の独り言も最高。
良い本を読んだなーと思う。 -
Posted by ブクログ
キャリアウーマンな主人公。自宅の一階が美容室になっていて、そこで働く美容師の夫との間に子どもはおらず、マンネリな日々。微妙な夫婦間のすれ違いを描く。題材が不倫なので、好みが分かれるとは思うが心情描写がリアルで面白く、エンタメものとして楽しめる。登場人物に対して吐き気がするほど嫌気がさすのも、作者の筆力だと思うので。個人的にはクールな主人公が好き。主人公の夫を誘惑する、若くてかわいい美登利のことを何か裏があるのではないかって思って読み進めていたのだが、特に何もなくて、こんなものなのかぁと思った。
黒田部長と昼間から蕎麦屋でお酒を呷る場面が好き。 -
Posted by ブクログ
大手居酒屋チェーンで働く健介は、激務と過度なパワハラで命を絶つことに。健介の両親と恋人の千秋は、真相を求めて戦いを挑む
理想論を語り自分に酔いしれる口が上手い人間は、どうも信用がてきないと思ってしまう。政治家然り、どこかの会社社長然り。
コツコツと弱音を吐かずに仕事する人は、何倍も凄いと思うけど、怒りを持ったり、愚痴をこぼすことも大切だと思う。
会社という組織は決して慈善団体ではないことは分かっているけど、成長もなく人口が減少していくだけの日本で先の展望も見えない社会は決して健全なものではないと思いました。
山背の対応ぶりがあまりにお粗末すぎて、この会社の法務部や総務部はキチンと機能して