村山由佳のレビュー一覧

  • 妖し

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    面白かった。
    なんとも言えない不思議な妖しい話ばかり。
    特に恩田陸さんの金沢の話が好きだ。恩田陸さんのユージニアも金沢が舞台だったな。なんとも印象に残る話だった。恩田さんの、金沢に対する特別な思い入れを感じる。
    ちょっと乙一さんのような妖しいオムニバスだった。

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    2025年01月05日
  • 私たちの近現代史 女性とマイノリティの100年

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     ユーチューブ、佐高信の隠し味という番組で偶々巡り合い一日で読み切った。
     関東大震災100年の2023年の節目に村山由佳と朴慶南対談本である。大正12年の大震災での朝鮮人虐殺、大杉栄と伊藤野枝の虐殺事件、朝鮮人虐殺事件そのものを認めようとしない日本政府、慰霊の追悼文を寄せることを中止した小池百合子知事など。当時の知識人の寺田寅彦の虐殺事件に寄せた否定的な見識、千田是也が震災当時12歳であった時の朝鮮人に疑われた体験、黒澤明が井戸に落書きを貼ったところ朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた証だとした住民の流言飛語が飛び交い、朝鮮人、中国人、朝鮮人に間違えられた日本人の虐殺、普通の一般市民が殺人に走る

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    2024年12月30日
  • 記憶の歳時記

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    村山由佳さんの本はすべて読んでいるわけではないけれど
    SNSもフォローしてエッセイを読み
    どのような生活を送っていらっしゃるのか興味がある。

    お母様との確執。
    P5で
    〈こんなにたくさん母について語ることになるとも、
    またその語り口がそれこそ『前とは違うやつ』になるとも
    予想していなかった〉
    そう書かれている。

    共感する部分もあり、恋愛の話では違うと感じたり。
    素直な語り口がジンワリと染みてきて
    やはり今回もエッセイに救われた気持ちでいる。

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    2024年12月22日
  • 二人キリ

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    400ページ以上ある長編を一気に読み終えた。それほどの大作であった。

    本事件が起こった事はほんとうだが、本書の中の関係者の証言があたかも本人が本当に話しているかのように思えるほど、真実味があった。これ程真に迫ったフィクションは初めてだ!

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    2024年12月17日
  • 女ともだち

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    「女ともだち」をテーマにしたアンソロジー。女性が書く女性の描写ってほんとに良くも悪くも容赦がなくて、でもあたたかくて冷たくて、最高だな~~~!と思う。仲がいいのか悪いのかわからない。それでいてなんかわかりあえるところがあるという、絶妙な関係性の話ばかりでどれもおもしろかった

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    2024年11月29日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    遠距離恋愛を始めた2人だが、連絡が行き違いになったりでうまくいかず、ショーリのモヤモヤが限界になっちゃった、、そりゃそうなるよ〜。
    かれんちゃんを想う気持ちも分かるけど、イライラする気持ちも分かるし、かれんちゃんの気持ちもわからないでもないし、あ〜うわぁ〜ってなりながら読破しました笑

    最後は2人結ばれたけどなんかこう、スッキリした終わり方じゃなくてこれから2人に試練が待ち受けてるみたいな感じっぽかった。
    ショーリとかれん!頑張れ!!

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    2024年11月29日
  • 二人キリ

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    史実にとことん忠実で、でもちゃんと小説で、著者の方の誠実さを感じた。
    証言する人や登場人物に共感できるわけではないのに、でも「こういうことってきっと誰にでも起こりえるよな」と思えてしまう。
    今のところ「常識的に」、一応いろんな感情をコントロールしながら生きられている自分と、性欲をはじめいろんな欲望を優先しながら生きた定と。どちらが幸せなんだろうとすら思ってしまった。

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    2024年11月16日
  • 雪のなまえ

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    雪乃は東京で両親と3人暮らし。
    どこにでもいる普通の家族。
    しかし、ある出来事をキッカケに雪乃は学校へ行けなくなり、父は農家になりたいと言い、突然、会社を辞めた。
    強気な母の今まで見た事ない弱い一面。
    そんな親子が、新たに築いていく家族の形。

    現実問題、田舎に移り住んだからといって幸せになれるとは限らない。
    けれども、夢を叶えるために一生懸命な父親の姿は娘に少なからず良い影響を与えたと思う。
    自分が見ている世界が全てではないという事をこの若い時期に学んだ雪乃はこれからもっと立派な大人になるだろう。

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    2024年11月17日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

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    第9段となるおいコーシリーズ(^^) 毎回サラッと読めちゃうので分厚い本を読んだ後にいい感じです笑

    老人ホームで働く決意をしたかれんがお父さんとお母さんにお話ししたシーンはドキドキ!
    クリスマスではショーリがあそこまでかれんに対して気持ちぶつけたの初めてじゃないのかなぁ
    あんまりイライラしたとこなかったから驚きです!でもお互いぶつかり合ったからこれからもより深い関係になっていくのかな?これからも楽しみ♩

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    2024年11月09日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    ネタバレ

    起承転結が大きなドラマではないけれど、今を激しく生きるヒロインに引っ張られてページを捲る手が止まらない。
    上巻よりも面白かった。
    ヒロインが振り切れたからだろう。
    どんなに自由になっても寂しさは付きまとう。
    良いラストだった。

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    2024年11月02日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

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    おいコー2巻。そうめんをするすると食べていくように読み進められる恋愛小説。the 青春!って感じの王道恋愛ストーリー。読んでて恋愛ってこういう駆け引きがあったなーなんて思ったり。結婚して子供産んでからの恋愛小説はまた味わいが変わるねえ。

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    2024年11月02日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    おいしいコーヒーのいれ方第1巻!シリーズもののしてはだいぶ長いみたいで、今回出会った登場人物たちやまだ出会わない人たちがどんな展開を繰り広げていくのかとても楽しみ。久々の恋愛小説だったけれど、思わずニヤニヤしてしまったりきゃー!とはしゃぎたくなってしまった。

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    2024年11月02日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    知らない論者も多いのだが,なかなか良い企画だったと思う。
    個人的に自由に最高の価値を置いているつもりなのだが,そもそも自由とは何か,きちんと考える必要がある。自由でないから自由という概念が必要となるという指摘はそのとおりだし,自由と秩序の関係も深める必要がある。
    学術会議の問題は解決されないまま世間からは忘れられてその動きは目的を達しようとしている。カネは出すけど口は出さないなんて器量をこの国に望むのはもう無理なのかもしれない。

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    2024年10月14日
  • 風よ あらしよ 上

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    大杉栄とともに虐殺された伊藤野枝の生涯を描いた物語。上下巻を一気に読み通しました。上巻は女学校に上がったり卒業後に結婚させられたり、そこから逃げ出したりとてんやわんや。大杉栄と出会うまでに、辻

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    2024年09月30日
  • 星々の舟

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     ★4つと半分。限りなく5つ★に近い。圧倒的読後感。6章からなる短編がつながってゆく長編小説。
     1章めを読んで村山さん流の不倫恋愛ものかと思ったけれども、確かにそういうキライはどの章にもある。けれど、どんどん深みを増し、6章はかなり重厚だった。あらためて日本と隣国との歴史観を見直したくなった。若い頃この本を読んだらどれほどの衝撃を受けただろうか。
     すこし、どすんと暗くなる話もあるが、畑仕事の話などはほのぼのとしてしかも興味深かった。
     それにしても読後感はどっしりとして暫らく余韻に浸っている。
     あっ?!なんだ!直木賞受賞作だった。納得!

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    2024年09月28日
  • 放蕩記

    匿名

    購入済み

    こんなに自分を曝け出せるってすごいです。
    個性の塊で、幼少期の頃から自分を持ってはる人なんだなと思いました。母親と娘の間での確執って、結構な人達が抱えているのかなと、私は感じています。
    自分との親子関係を嫌でも思い出されました。

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    2024年09月25日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    これでもか!というくらいすれ違ってて、この二人はもう駄目なんじゃないかと、、笑
    中沢氏の存在のおかげ?もあってお互いに言いたいこと言い合えて良かった。
    勝利は若いのに他に趣味ないんかってくらい、かれんのことで頭いっぱいで、これも若さなのか…?笑
    遠距離恋愛はこうやってすれ違うんだなぁと、リアルな感覚が伝わってきました。
    マスターは相変わらずイケメンで結婚してほしいです←

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    2024年09月23日
  • 記憶の歳時記

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    エッセイ。
    珍しく猫エッセイではない…!笑
    もちろん頻繁に登場はするし、写真もあるので可愛い猫ちゃんも楽しめる。
    季節とともに振り返る子供の頃の話が多いかな。最後に書き下ろしのショートストーリー付き。まさかの家視点で面白かった。ホールみたいな部分が改装されてどうなっているのか、写真か映像を見てみたい。
    あと以前SNSでハープを趣味でやられているとのことで、いつかエッセイに登場しないかなぁと待っているけど、全然出てこない…!笑

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    2024年09月14日
  • 風よ あらしよ 下

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    【2024年172冊目】
    大杉栄と伊藤野枝。二人は夫婦であり、友人であり、同志であり、共に国を変えんと闘う革命家だった。関東大震災からスタートする物語は、終焉をを迎えるまで野枝の幼少期から順番に語られる。彼らは如何様に生きていたのか、ノンフィクション小説。

    上巻は結構停滞しながら読んでましたが、下巻でどんどん引き込まれていきました。甘粕事件は名称を覚えていたものの、詳細は全く覚えておらず(習っただろうか)あまりの理不尽さに日本の暗い歴史を見たような心地に。

    しかし、大杉も野枝も本当に不自由な時代ておいて、あんなに自由に生きていたのかと。咎められる所業もないわけではないのですが、村山さんの手

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    2024年09月06日
  • もう一度デジャ・ヴ

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    2つの時代を生きる、同じ人物…?
    「今」を生きる矢崎武志は、ある日行ったことのないはずの土地に覚えがあるという"デ・ジャヴ"を体験する。
    その200年前のある村では、自身の復讐と一族の存続をかけて奮闘する、はやてという青年がいた。
    2つの時代を生きる2人の青年が、奇妙にシンクロしていく、ワクワクする温かみのあるファンタジー。

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    あとがきを含めて読んで良かった。
    「目に見えるものだけがすべてじゃない」というセリフなんてもうありふれている?いやいや、そこをきちんと物語の持っている真意

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    2024年08月25日