村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ユーチューブ、佐高信の隠し味という番組で偶々巡り合い一日で読み切った。
関東大震災100年の2023年の節目に村山由佳と朴慶南対談本である。大正12年の大震災での朝鮮人虐殺、大杉栄と伊藤野枝の虐殺事件、朝鮮人虐殺事件そのものを認めようとしない日本政府、慰霊の追悼文を寄せることを中止した小池百合子知事など。当時の知識人の寺田寅彦の虐殺事件に寄せた否定的な見識、千田是也が震災当時12歳であった時の朝鮮人に疑われた体験、黒澤明が井戸に落書きを貼ったところ朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた証だとした住民の流言飛語が飛び交い、朝鮮人、中国人、朝鮮人に間違えられた日本人の虐殺、普通の一般市民が殺人に走る -
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Posted by ブクログ
【2024年172冊目】
大杉栄と伊藤野枝。二人は夫婦であり、友人であり、同志であり、共に国を変えんと闘う革命家だった。関東大震災からスタートする物語は、終焉をを迎えるまで野枝の幼少期から順番に語られる。彼らは如何様に生きていたのか、ノンフィクション小説。
上巻は結構停滞しながら読んでましたが、下巻でどんどん引き込まれていきました。甘粕事件は名称を覚えていたものの、詳細は全く覚えておらず(習っただろうか)あまりの理不尽さに日本の暗い歴史を見たような心地に。
しかし、大杉も野枝も本当に不自由な時代ておいて、あんなに自由に生きていたのかと。咎められる所業もないわけではないのですが、村山さんの手 -
Posted by ブクログ
2つの時代を生きる、同じ人物…?
「今」を生きる矢崎武志は、ある日行ったことのないはずの土地に覚えがあるという"デ・ジャヴ"を体験する。
その200年前のある村では、自身の復讐と一族の存続をかけて奮闘する、はやてという青年がいた。
2つの時代を生きる2人の青年が、奇妙にシンクロしていく、ワクワクする温かみのあるファンタジー。
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あとがきを含めて読んで良かった。
「目に見えるものだけがすべてじゃない」というセリフなんてもうありふれている?いやいや、そこをきちんと物語の持っている真意