村山由佳のレビュー一覧

  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    ネタバレ

    物語を通して歩太は一目惚れしてからずっと春妃のことが好きだ。たぶんその愛情に満たされている感覚が歩太にとっての幸せなんだなと思った。
    春妃と一緒になりたいという気持ちはきっと若さゆえの勢いもあるように感じた。年齢差や親の理解、夏姫の姉である事実があっても前に進もうとする強さがあった。
    それに対して、春妃は年齢差や夏姫のこともあってかどこか認めない空気感みたいなものが伝わってくる。きっと春妃は歩太よりもずっと大人で抱えているものが大きいから自分の心に素直になることに時間がかかるんじゃないかなと思った。
    精神的に歩太は若すぎて、春妃は大人すぎるのかもしれない。そんな2人が徐々に歩み寄って大人に、純粋になっていく様子をみると、恋愛に必要なものと結婚に必要なものははっきりと違うんだなと思った。
    最後に春妃が亡くなってしまったとき、歩太の中の純粋な部分も一緒に壊れてしまったんじゃないかなと思う。

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    2025年12月06日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    勝利がいなくなった町にとりのこされた人たちの想いを綴った巻。それぞれの視点で語られるので新鮮さを感じた。

    第一シーズンは「秘密」が大きなテーマだったけれど、第二シーズンのテーマは「赦し」だったのですね。誰しもが当事者になるかもしれない…到底許されない罪を負ったとき、果たして自分はどうするのかー…村山先生から鋭い問いを投げかけられている様でもあります。

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    2025年12月06日
  • 雪のなまえ

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    いじめが原因で不登校になってしまった少女、雪乃。引っ越した地での新しい生活と出会い。雪乃が成長していく物語でした。そして彼女を支える家族や周囲の人々の優しさに感動しました。

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    2025年11月27日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    色んな話があって、それぞれ面白かった。
    村山由佳さんのは人怖もあり、短篇ではないやつを読んでみたくなった。
    こっちを向いて、の話は凄くわかる!
    ブータン以外は好みだった。

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    2025年11月26日
  • 雪のなまえ

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    いじめで不登校になった雪乃。環境が変わっても不登校から脱出できないがまわりの人たちのおかげで少しずつ回復していきます。いじめは人の心を凍らせてしまう悪質な犯罪であり許せません。他にも別居婚や過疎地での生活などいろいろ問題提起がある作品でした。

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    2025年11月25日
  • 記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VII

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    どんなに辛いと、もう無理だと思っても人は乗り越えられる、そんな強いメッセージを感じる巻。

    勝利とかれんのキューピット役だった丈も、感情の機微が理解る大人に成長してます、というか登場人物全員、成長してるんじゃないかな。
    次巻ではいよいよ、本作最大の「秘密」があの人から語られます。

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    2025年11月21日
  • 雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season V

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    読んでびっくりした。そして読み終えて、おいコー読者なら付いて来てくれる、と信じてこれを執筆された村山さんをギュッと心の中でハグしたくなった。

    これまでも勝利の嫉妬と傷つくカレン…のループでマンネリ感は否めなかったので、またうだうだする勝利を見なくて済んでよかった。

    とある悲劇から逃れる様にきた新天地オーストラリアでの新たな人間模様と先住民たちについての巻。

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    2025年11月19日
  • 雪のなまえ

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    普段は生活リズムを崩したくないので、
    生活リズムに合わせて本を読んでいるのですが、
    本に合わせて生活リズムを変えて
    読んでしまいました。
    って位、続きが気になって気になって仕方ない
    お話。。
    久しぶりに未読でほんと良かったっていう
    小説でした!
    が、あと200ページ位続きがあっても良かった
    かなーと個人的には思うので、星4で。

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    2025年11月19日
  • 星々の舟

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    すごかった。最初は禁断の恋かあううんと思ったけど、早い段階で早計だったなと思った。重之のエピソードがだいぶ頭にズーンとくる。

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    2025年11月18日
  • 星屑

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    女性マネジャー桐絵の目線から見る、少女ミチルのサクセスストーリー。

    ライブハウスでミチルの歌声に惚れ込んで以降、彼女のスカウトから、その後に待ち受ける困難の数々。
    絶妙なタイミングで嫌なキャラを発揮する先輩マネジャーの峰岸や、オーディションチャンピオンの真由。

    良い方向に進んで行くだろうと予想しながら読んでいても、(ここで突き落とされるの?)(この出来事がそこに繋がるのか)と、ストーリー展開が激しく、読んでいてドキドキした。

    読み進めていくにつれ、登場人物の魅力が増していき、関係性の変化などにもウルッとくる。
    特にミチルの博多弁で紡がれる言葉や、純粋で素直なキャラクターは、桐絵でなくとも、この子には幸せになってほしいと思わせる愛らしさがあった。

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    2025年11月15日
  • 星屑

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    ふるっぱーにハマっているので、、♡分厚かったけどサラッと読み進められました♡
    境遇も性格も異なる2人の少女がユニットを組んで、芸能界に挑戦していくストーリー!
    芸能界事務所に没入できました。
    読んだあと、今まで全然気にしてなかったけど、アーティストって悲しい気持ちの時も、嬉しい気持ちの時も変わらずテレビでは笑顔を見せてパフォーマンスを披露するって気づけました。

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    2025年11月04日
  • 消せない告白 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season III

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    ネタバレ

    またもや勝利、悲運の巻

    今回は「好き」という感情について深ぼられていくお話。人を愛する事は美しいことばかりではない。

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    2025年10月29日
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

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    穏やかな日常回の巻。
    介護の仕事で悩むかれんに対して、勝利くん、なかなかいい事言ってくれます。
    かれんが惚れたのはこういうところなのね、と。

    新たな生命の誕生、そしてあの人から見たかれんの姿ーーー様々な人間模様も楽しめた。

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    2025年10月28日
  • 花酔ひ

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    恋愛小説が読みたいなと探していたが、ドロドロのダブル不倫だった。こういった官能小説?は時初めて読んだのだが、バレるかもしれない、バレても、、、と終始ドキドキする場面だった。唯一麻子だけがこの関係をわかっていないというところがキーになっているところも物語を面白くさせているのだと思った。

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    2025年10月23日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

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    ネタバレ

    カレン、ついに両親へ秘密を打ち明けるの巻

    相変わらず勝利くんはすぐキレちゃうしカレンを泣かせちゃうけど、今回はお互いに歩み寄りが描かれていたのは良かった。次回が第一部最終巻とのこと。刮目せねば。

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    2025年10月22日
  • 花酔ひ

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    ぼんやりした恋愛小説を読んだ反動で、とびっきりのドロドロ泥沼恋愛小説読みたくなって!

    ・性に淡白な着物屋の奥さん✖️実はマゾど変態旦那
    ・幼少期に叔父に性的虐待を受けてSに目覚めたキチガイ奥さん✖️サイコパスオラオラ旦那

    ↑この2組の夫婦がそれぞれパートナー交換して泥沼不倫していくお話。
    スワッピングする前は2組とも、表面上は普通の夫婦だった。それが、本性を出せる相手になった途端、ここまで欲望丸出しの生き物に変わってしまうものか( ̄O ̄;)

    着物屋の奥さん✖️サイコパスオラオラ旦那
    の組み合わせは禁断の恋って感じで、ドキドキする。好きにならないようにって考えたらもう好きやんそれ( ・∇・)
    一方、もう1組のカップルは
    女王様と奴隷で、その対比がまた面白かった!笑
    最後、プレイの行き過ぎで女王様に殺されかけて、マゾ旦那が入院したのきっかけにあっさり、それぞれ元の普通の夫婦に戻っていく。カップルの終わり方がひとときの幻想って感じで、普通の恋愛とは違う感じ。
    半分ぐらい読んで、この小説の終着点はどこなんやろ?ってぼんやり思ってたけど、まぁそりゃそうか( ・∇・)

    初めてこういう小説読んだけど、たまにはアリですね(^ν^)

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    2025年10月14日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    最終巻まで残り1冊。
    登場する人たち全てが優しく、そして他人の心を慈しんでいるのにこうも切ないとは。
    すべてがうまくいって大団円を迎えてくれるしか許せないくらい感情移入してしまっています。
    前作に引き続き主人公の勝利とかれん以外のキャラクターたちの視点で描かれている部分が事件の切なさを増幅させていて、これでもかというくらいラストを彩り期待させてくれています。
    キャラクター全員が納得し、そして心からおめでとうと言いたい。

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    2025年10月13日
  • 星々の舟

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    75歳父、65歳母、50歳長男、35歳次男、34歳長女、30歳次女。上二人は前妻の子。長女は母の連れ子で、父は違うと思っていたら、前妻が存命中に父とデキて、できた子。それを知らないまま次男と長女は愛し合ってしまったという過去があった。母が急死した、その後を描く連作短編。

    『雪虫』愛し合った妹と血がつながっていたことを知り、勢いで家を出、北海道に住みついて15年の次男。アンティークショップを営み、妻と二人の子供がいるが、飲み屋の女の子と寝るような生活。母の死の連絡をもらい、帰って過去と対峙。母の秘密を知る。

    『子どもの神様』もともと不倫関係だった父と母、隠れて愛し合っていた兄妹。そんな家族を見てきた次女は、普通の恋愛が出来ず、妻子ある男を愛するようになっている。割り切っていたつもりが、ある出来事により、男の頼る先が自分ではないということを突き付けられ、動揺する。

    『ひとりしずか』兄の消えた喪失感を抱えて生きる長女は、幼馴染と婚約するも、結婚に踏み切れないでいる。。性的いたずらを受けていた過去を振り返る。

    『青葉闇』公務員の長男は、息子よりも若い部下に言いよられ、定期的に抱くようになる。学生運動に参加していたという過去があり、かつての自分がなりたくなかった大人に、今なっていること、このまま定年まで勤め上げるしかないという未来に抗うかのように、家庭菜園に精を出す。

    『雲の澪』高校三年生になる長男の娘。親友に紹介した幼馴染のことが本当は好きで、しかし親友も大好きで、そして、親が受験受験と口うるさく言ってくる中、漫画家になりたいという夢を温めている。小学校時代のいじめっ子と再会し、自分の身を守るため、親友を売ってしまい、傷つく。

    『名の木散る』戦争中、中国へ送られていた父。死んでしまった忘れられない慰安婦に、許しを請う自分を、今も責めている。

    ああー、やっぱ自分の年齢があれだからか、50歳長男のモノローグが一番刺さったし、光も見えた気がした。中年クライシスなんだろう。

    「〈何のために〉ではないのだった。いまここに生きているという圧倒的なまでの実感――それだけでいいのだった。
     もしも自分に若いころと同じような生命力がみなぎっていたなら、そんな境地にたとりつくことはなかっただろうと思う。光の中では見えず、日が陰って初めて見えるものもあるのだ。」

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    2025年10月04日
  • 翼 cry for the moon

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    20年以上前に、大学の生協で買った本。

    何で手に取ったのかは覚えてないけれど、思い出したように数年毎に手に取り、内容知っていても、いつも新鮮に読み進める。

    真冬の心情やアリゾナでのティムの無邪気さ、虐め、差し伸べてくれる手とぬくもり。ナヴァホの暮らし。

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    2025年09月27日
  • 星々の舟

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    家族がテーマの連作短篇集でした。
    一つの家族について、それぞれの立場で語られます。
    愛とは、家族とは、幸せとは。
    色々考えさせられました。

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    2025年09月18日