あらすじ
いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、<大人の女>になったかれんに、愛しさが募る反面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が帰国する。一方、喫茶店『風見鶏』のマスターの身辺もあわただしくなる。かれんの同僚だった桐島先生の視点で描くサイドストーリーも収録。
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Posted by ブクログ
セカンドシーズンの2巻目突入です!
今回もあまり進展はありませんでしたが、どんどんかれんと勝利がお互い成長していく姿が良かったです。
最後、勝利に何かあったようなのが、すごく気になるので、はやく先を読みたいと思います!
マスターと由里子さん、良かったです。かれんも言っていたように、自分の血が繋がった家族が増えるっていいことなんだろうな…
あと今回もマスターの言葉がストンと心の中に入りました。私には兄弟がいないので、よくわからない感覚もありましたが、友達とかを見ていて、兄弟で比べられるとよく聞きます。確かに平等じゃないですよね…でもだからこそ、個性が生まれるかもしれないですよね。みんなちがってみんないい。小学生の時に標語だったような気がします。
このシリーズは、本当にあまり話が進まないけど、大切なことを教えてくれる本だなとつくづく思います。
また次も読みます!
Posted by ブクログ
毎年、私の夏はかれんとショーリで始まります
2人の関係が何だか和やかで、こっちまでまったりな気分。
ずーっと年上のお兄ちゃんのような存在だったショーリと同じ学年に成ったのかな?それでもやっぱり、私はショーリをいつまでも追い抜けない気がする
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【マスター】
「世の中ってのは不公平なもんだ」
「人間は平等だなんて言われるけどな、俺はそうは思わない。世の中には、初めから人よりも多く持って生まれてくるやつがいるんだよ。なんていうかこう、神様にとくべつ愛されてるみたいなやつがさ。そういうやつには、並の人間は太刀打ちできない」
「だいたい、人間は平等でなきゃなんていうのはあくまでも、『チャレンジの機会だけは平等に与えられるべきだ』という意味であってさ。結果が平等であるはずはないんだ。結果はむしろ、不平等でなくちゃおかしいんだよ」
「でなけりゃ、競争に意味なんかなくなる。そうすると、努力の意味までなくなっちまう。」
マスターの、心をつかむ言葉でした。
俺にはつまり、「機会は誰にでもあるから安心しろ。でも、その機会を使うか、放棄するか、努力するか、努力しないか、そこが重要だ」と言ってくれている気がしました。
ちなみに、誰かと自分を「比較」される。
これほど嫌悪感を抱くものはないと思う自分に気づかされました。
やはり自分は弟なのだと。
でもこの気持ちは消えないけど、そのおかけで今の自分があるってことも事実みたいです。
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いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々に二人で過ごす休日、「おとなの女」になったかれんに愛しさが募る反面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としている頃、大家の裕恵さんの義理の弟が帰国する。一方、「風見鶏」のマスターの身辺も慌ただしくなり・・・。
丈には丈の悩みがあり、マスターにはマスターの人生があり・・・それぞれの想いが交錯するこの巻は、今までのシリーズに比べればかなり落ち着いた雰囲気ではあると思う。
個人的には、由里子さんが妊娠したとわかったときのマスターの態度がとてもかわいかったのと、かれんの同僚の桐島先生視点からのサイドストーリーがおもしろかった。たまにはこうしてかれんの本音を聞いてみると、勝利にはつくづくもったいない女性だなぁと思う。
本当に素敵な女性を彼女にしたものだと思うと、とてもうらやましい。
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穏やかな日常回の巻。
介護の仕事で悩むかれんに対して、勝利くん、なかなかいい事言ってくれます。
かれんが惚れたのはこういうところなのね、と。
新たな生命の誕生、そしてあの人から見たかれんの姿ーーー様々な人間模様も楽しめた。
Posted by ブクログ
いつもと比べると、わりかし日常の確認のような巻
サイドストーリーは他の人に対して、
ショーリへの想いを伝えるかれんがなんとも愛しい。
後輩から頼られること、結果が出ず舐められているのではないかと悩む勝利に、
原田先輩、かれんがかけた言葉はかなり刺さった。
永遠に続くものはないと僕は思うが、
その分瞬間の幸せ、毎日をより良くできると思う。
人を大切にするためには有限じゃないと出来ないのかと問われれば痛いところではあるが、そう言うことが言いたいんじゃなくて、今君を大切にしたいんだって改めることができたってこと。
Posted by ブクログ
コミュニケーションが豊かになることで、より深い関係に行き着くことができる。勝利とかれんの間にも、なんだか余裕みたいなものが生まれてきましたね。サイドストーリーも魅力的です。
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珍しく(?)かれんとショーリの関係は安定しているけど、最後の終わり方が不穏な空気だったのが気になるところ。次はまた波乱が待っているのかな?桐島先生視点のサイドストーリーで描かれていたかれんの涙にぐっときた。幸せな出来事で流す涙はいいなあ……。
Posted by ブクログ
相変わらずちんたらして話が進まねぇ(笑)
ま、そのもどかしさも含めて楽しめよう
二人の関係も含めてね
あとがきで黒ムラヤマについてもちょっと書いてあった
黒い話はまだ読んでないけど、僕は白ムラヤマの雰囲気が好きだからなぁ
機会があったらって感じですかねぇ
ってか、このシリーズはいつまで続くのかしら?
Posted by ブクログ
複雑な環境のなかで恋する二人の物語に夢中になって読みました。ハラハラしたり、暖かい気持ちで読めたり、と様々な場面にとても惹きつけられたシリーズの一つです。2人で新たな道を歩み始め、見守るように読んでしまうSecond Seasonです。
Posted by ブクログ
改めて、登場人物に愛着の持てる作品だなぁと。勝利の周りには、丈やマスター、原田先輩と、勝利の良き理解者がたくさんいる。勝利にかける原田先輩の言葉は、叱っていても、とてもあたたかい。羨ましい関係。
Posted by ブクログ
振り返ると特に劇的な進展はなかった巻。
お互いを傷つけ合うこともなく、とても大事にしていることが伝わってきて、安心して読めた。
要所要所で深い言葉が出てきて、グッとくる。
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ここまで、電子書籍ででてたので、シリーズ一気読み。
ゆっくりゆっくり進む、恋愛ストーリー。なんとなく、どういうふうにまとまるのか気になるのでまた続きがでたら読むんだろうなあというシリーズ。
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今回は平凡、というか特に揉め事もなく遠距離恋愛中なショーリとかれん。終わり方が気になりますが…
サイドストーリーはかれんの同僚、桐島先生のお話し。
かれんがショーリに対して語るのは珍しく、正直な気持ちが聞けて嬉しかったです(^^)
Posted by ブクログ
おいコー、second seasonの第二巻。大きな展開の無い132ページ。風見鶏マスターと由里子さん、おめでたのよう。スピンオフで同僚だった保健室の桐島先生の話も収録。
Posted by ブクログ
Second season2巻。
星とかれんの関係は安定飛行に入ったように思えるけども、そうは問屋がおろさないという引きです。そのきっかけとなった出来事が何なのかは、3巻なのでしょう。
大家さん関係な気もするけど、部活関係なのかなぁ。ために溜め込んだものが爆発してしまった、大人の人間関係のような気がするなぁ。
収録のサイド・ストーリー。かれんさん視点での語り。普段は勝利の一人称の語りなので、どうしてもかれんさんの気持ちは想像するしかなく、そのもやもやしたりやきもきする部分が、物語に引き込まれる要素なのですが。
それだと、勝利に偏りすぎだと思うので、たまにはかれんさん視点でもありだと思います。似たモノ同士だなぁ、と思うけども、それは誰しもが思うことであって、その不安や不信を少しずつすり合わせて、少しずつ埋めあって、そうやって進んでゆくのだと思います。
聞き手の桐島先生って、そうか「もう一度デジャ・ブ」の人か。「二度と離れ離れになりたくないんだ」の言葉で気づきました。懐かしいなあ。
運命的な出会いと別れを経験して、奇跡のように出会った二人でも、別れをいつかくるかもしれないこととして考えてしまうという事実。
永遠の愛は存在しない、というのは常に壊れているからかもしれないなぁ。壊れたら、作り直すの連続。その結果、永続に見えるから永遠と思うのかもしれないなぁ。
Posted by ブクログ
セカンドシーズン2作目、シリーズ12作目。
勝利とかれんの仲は良好だし、基本的に平和な巻。みんなゆっくりと少しずつ大人になっている。
マスターと由里子さんにおめでた。あれ?二人はもう結婚してたっけ?これからだっけ。
次作では勝利のまわりで何か波乱が起きそうな終わり方だった。
今回はかれんの元同僚で保健室の先生、桐島先生のサイドストーリー付き。かれんから見た勝利が本人の言葉になっていて良かった。矢崎くんも色々抱えていそうな人で、この二人のことも気になる。この辺りの人物は「もう一度デジャ・ヴ」という作品とリンクしているらしいから、読んでみたい。
Posted by ブクログ
サイドストーリーは目線が変わり、面白かった。かれんという人がどれだけ魅力的なんだ、と改めて思ってしまった。いわゆる、老若男女誰からも好かれて、敵対するとしたら恋仇だけということか。マスターと由里子さんにこどもができたり周りに変化がある中2人の今後はどうなるのかやはり最後まできっちり見届けよう。
Posted by ブクログ
世の中ってのは不公平なもんだ。人間は平等だなんて言われるけどな、世の中には、初めから人よりも多く持って生まれてくるやつがいるんだよ。神様にとくべつに愛されているみたいなやつがさ。人間が平等でなきゃなんていうのはあくまでも、「チャレンジの機会だけは平等に与えられるべきだ」という意味であってさ。結果が平等なんかであるはずはないんだ。結果はむしろ、不平等でなくっちゃおかしいんだよ。でなけりゃ、競争に意味なんかなくなる。そうすると、努力の意味までなくなっちまう。
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この巻は穏やかだったけれど、次の巻が何だか起こりそうでハラハラしてます。3人で暮らしていた頃が一番安心して読めていました。付き合っていても色々あってゴールなんてないんだな、と思いました。
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今回は、ストーリーに大きな展開はありませんが、このところ情けないところばかりだった勝利がすこし男らしさを示しています。次巻は大荒れの展開になるような予告が提示されているので、その前の静けさをえがいた巻なのかもしれませんが、たのしんで読むことができました。
セカンド・シーズンに突入して、勝利とかれんの関係も一歩大人に近づいたような印象を受けます。ただ、ちょっと理屈が勝ちすぎているような気もしてしまいました。
なお巻末には、かれんの同僚だった女教師の桐島先生の視点でえがかれた短編が収められています。
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本編は特に波乱もなく少し物足りない。桐島先生の視点で描かれるサイドストーリーは別作品である「もう一度デジャ・ヴ」のサイドストーリーともなっていて、筆者の作品全体の立体感が増して面白かった。
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いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、(おとなの女)になったかれんに、愛しさが募る半面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が帰国する。一方、喫茶店『風見鶏』のマスターの身辺もあわただしくなる。かれんの同僚だった桐島先生の視点で描くサイドストーリーも収録。
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今回はこれと言った波は無く、凪の海をのんびり見つめているような話だった。
ただ、最後に不動産屋の裕恵さんの義弟がオーストラリアから帰国した事。そして次回の波乱が予想されるような終わり方。(どうやら勝利は前歯一本を失うらしい)
挿入歌:Time after time Cyndie Lauper
Posted by ブクログ
久しぶりに会うかれんの美しさに、愛しさを感じると同時に、焦りなども覚える勝利。
相手の成長を嬉しく思う一方で、自分が置いていかれるのではないかと不安に思う気持ち。
親相手であれば、一般的には、自分の気持ちを受け止めてもらえるが、恋人だとそうはいかない。
勝利のように、親にあまり甘えてこなかった人が、恋人とどのような距離関係を形成していくのだろう。
興味深い。
Posted by ブクログ
「……結果が平等なんかであるはずはないんだ。結果はむしろ、不平等でなくちゃおかしいんだよ。」マスターの一言が妙に印象的だった。ちょっと考えてみれば当たり前だけれど、きっぱり言われると目からうろこだったりする。今作では兄弟・姉妹同士比べられることに対してマスターは言ったけれど、現実問題としてはそんな機械でさえも平等ではないはずだ。平等うんぬんではなくて、異なる個性を認めることがやっぱり大切なのかもね。
Posted by ブクログ
うまく行くときってすぐ時間がたって感覚がすぐなくなる。
そうゆうときこそちゃんとふりかえらなきゃいけないのにな。
心身ともに成長できる人間になりたい。
Posted by ブクログ
いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、“おとなの女”になったかれんに、愛しさが募る反面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が帰国する。一方、喫茶店『風見鶏』のマスターの身辺もあわただしくなる。かれんの同僚だった桐島先生の視点で描くサイドストーリーも収録。
Posted by ブクログ
夏といえばおいコーということで、今年もきちんと発売されて少し安心しました(笑)
今回の作品は、本当に何も進展がなかったです。ただひたすらに甘い感じのラブストーリーが描かれていました。
ひたすらに甘い感じのラブストーリーは、おいコーのいい所だと思うけど、受け入れられない人も多いだろうなともやはり思います。特に今回は喧嘩をするでもなく、ただひたすら話が流れていたので特に感じました。
ただ、最後に次巻での内容に触れていて、次にどのような進展があるのか期待です。
本自体も非常に薄く、大抵は1~2日で読み終わるだろう。