村山由佳のレビュー一覧
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村山由佳の楽園のしっぽを読みました。房総の片田舎での動物たちに囲まれた生活をテーマにした村山由佳のエッセイでした。大自然の中で暮らしたいという目的で、古い一軒家とその周りの土地を買ってしまうという行動力はさすがです。動物たちとの付き合い方や農業とのかかわり方について、村山由佳らしい視点での主張が述べられています。例えば、モンゴルの旅行記では、山羊の肉を腐らせずに持ち歩くにはどうすればいいか、という問題が提示されました。正解は、生きたまま連れて行き、食べる直前にさばくということでした。確かにそうなんだけど、肉はスーパーで買うものだと思い込んでいる日本人にはなかなか思いつかない解答ですね。新井素子
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Posted by ブクログ
・翼 村上由佳 集英社 幼い頃から母親に疎ましがられ、「お前が愛するものはみな不幸になる」 といわれ続け実際にそのような出来事が起きてしまう「真冬」。 日本を(日本人であることを)捨てたくてニューヨークで暮らし、居場所 を見つけながら沢山の人との出会い(別れ)を通して成長していく物語
「こんなはずではなかったことを数え上げてみたところで何も変わらない。それよりも、ごくシンプルなレベルで嬉しかった出来事を、ひとつずつ数えて毎日を暮らしていくほうがずっといい。」
「魂に翼を持つというのは決して楽なことじゃない。いっそ、そんなものを持たないで、闇の中でじっとしていたほうが幸せだと考える者もいる -
Posted by ブクログ
鼻につく主人公だな、というのが第一印象だった。
昨今、SNSの普及に伴い表に出過ぎて物議を醸す作者に対し、作者自身の評価と作品の評価は分けるべきと言った言説もよく聞くが、主人公は槍玉に上げられそうなタイプだなと思ったし、自分が作品のファンだったら詳細を知りたくないタイプの作者だなとも思った。
服も車もインテリアも物言いも尊大で自分を誇示する為のものに他ならず、直木賞も作品への評価としてよりは自分を飾り立てる為に欲しいもののひとつなんだろうなという印象が勝る。
人の目を気にするのに客観視が出来ず、強くてスタイリッシュな女性というよりはパワハラ気質の難しくて怖い人扱いされてしまっているし、傍で支え