村山由佳のレビュー一覧
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ネタバレ癖の強い作家・天羽カインと編集者・緒沢千紘との関係性を描いた物語である。
物語の前半から中盤にかけては、衝突や緊張をはらみながらも、二人が少しずつ本音をぶつけ合い、信頼関係を築いていく過程が丁寧に描かれており、そのやり取りを追う時間はとても心地よかった。
特に印象的だったのは、天羽が他出版社の編集者と関係が悪化した際、すでに途中まで書いていた小説をその出版社から出すのをやめ、緒沢のいる出版社で出版する決断をした場面である。
この選択は、天羽が緒沢をどれほど信頼していたかを象徴しており、二人の関係が仕事上の利害を超えたものへと深化した瞬間だったように感じた。
その積み重ねがあったからこそ、読 -
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女性作家による女性の官能小説
主人公の奈津は35歳の脚本家。性欲の強い女性。
夫と共に田舎で暮らすが、夫は主夫。
下巻です。
香港で大学時代の先輩の岩井と出会います。
そして、岩井と関係を持つことに。
ダブル不倫ですね。
TVでよく盛り上がるやつ。
お互い割り切っているっていう感じです。
そんな岩井との関係を続けながら、今度は俳優の大林と関係を持ってしまう。
そこから、新たな境地に。
奈津という女性、自由を求め、自由になると同時に孤独になってしまい、誰かに依存してしてしまう。
そんな感じを受けました。
上下巻通して、いろんなタイプの男と関係を持ったことになりますが、結局は何を求めて -
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女性作家による女性の官能小説
主人公の奈津は35歳の脚本家。性欲の強い女性。
夫と共に田舎で暮らすが、夫は主夫。
上巻では
夫からの抑圧、束縛されている奈津。
前半では理解ある夫を演じている感じですが、その束縛が明らかになっていきます。
こんな男は嫌だよあぁ..
そんな中、敬愛していた演出家の志澤とメールの文通が始まります。
志澤とのメールのやり取りの中で、自分自身を振り返り、本音が言えるようになっていきます。
そして、志澤と関係を持って新しい世界へ..
奈津は夫からの束縛を逃れて、家を出ていくことに
しかし、志澤との関係は一方的に終わってしまい...
という展開。
そして、香港で新