村山由佳のレビュー一覧

  • 約束 村山由佳の絵のない絵本

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    もともと絵本として刊行された3作品を文庫に再録されたものです。共通テーマとしては、環境と命かな?どれもアプローチは違うけど……。

    絵をなくして文庫サイズにするってどうなんだろうと最初は思いましたが、大人になってから改めて読むと、以前絵本として読んだときとはまた違う印象を受けました。
    特に、「約束」は、電車の中で読んでいて泣きそうになりました。子どもも大人も読んで欲しいです。

    ティランと、いのちのうたは、やっぱり絵付きの方が良かったかなぁ…。

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    2011年04月11日
  • 永遠。

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    ネタバレ

    恋愛ものは苦手だけど村山由佳ってどんな作家?って気になり、一番薄いこの本を手に取りましたが面白かったです。

    このページ数でここまで引き込まれるとは思いませんでした。

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    2011年04月17日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    前に読んだときはうさぎの気持ちで
    いまはマリコさんの気持ちで読んでいる

    わたしに勝とうなんて…言ってみたいぜ。

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    2011年03月27日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    今まで読んだ村山由佳の作品のなかでは1番のお気に入り。幼なじみの『うさぎ』と『僕』の微妙な関係とそれぞれの恋愛と。

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    2011年03月21日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    新米の音声技師、高瀬俊太郎には、夢がある。憧れの人、木島隆文の音を超える凄い音を創りたいという強い思いだ。そんな彼を支えてくれるのは、幼なじみのピノコ。仕事が忙しく逢瀬はままならないが、メイルがふたりを結んでいる。そんな折、テレビの仕事で遭遇した女優・鏡耀子の妖しい輝きに、俊太郎は引かれていく。だが、耀子は不倫の恋に傷つき、心を失いかけていたのだ。二人の間で揺れながら、彼は少しだけ大人になっていく・・・。

    あとがきでも触れられているが、メールという手段を介してしか登場しないピノコという人物に対する想像を膨らませることができて、とてもおもしろかった。
    二人の女性のどちらもが自分にとって大切だと

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    2011年03月14日
  • すべての雲は銀の…(下)

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    村山さんの作品は「星々の舟」に次いで2作目。村山さんは人物描写に強みを持つ作家だと思う。言葉で表すのが難しい内面の複雑な想いだとか、人生観を垣間見ることができる発言が小説の中に幾つも出てくる。
    読後は前回同様、ポカポカした生温い優しさに包まれた。希望、勇気、そんなものを送ってくれる。

    本書では、都会育ちの主人公祐介が失恋(この言葉だけでは不十分だとは思うが)のショックから逃げるように、田舎での生活を始め、そこでたくさんの人達と出会い逞しく成長していく過程が綴られる。

    いくつか強引すぎるとも言える設定があるけれど、特に気にならずに読み進めることができるだろう。
    登場人物が見せる「個性」にも注

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    2011年03月05日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    たまにはこんな恋愛小説以外のなにものでもないような作品もいい

    筋は最初からわかりきってたけど
    ところどころにいいなぁって思う描写があったりして
    さらっとあっというまに読めました

    男から見た、世の中の年上の彼女像はこんな感じなのかな

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    2011年02月19日
  • すべての雲は銀の…(下)

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    田舎暮らしを中心に描く〈上〉とは変わり、人間関係を描く〈下〉。〈上〉で好きになった登場人物の各話題に入っていく展開で読者を惹き込む。

    Every cloud has a silver lining.

    いいことあるさ!!そんな気楽な気持ちで物語はつづく。
    つらいときでも新しい環境、出会いが励ましてくれると思いたい。

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    2011年02月11日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    全2巻(上・下)。恋愛不信に陥った都会人が田舎の牧場で癒されていく、という話。村山由佳はこういう話を書かせると上手い。

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    2011年03月06日
  • 永遠。

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    内山理名と堤真一主演の映画『卒業』のために書き下ろされた短編。
    一緒に読むと、“ああっ!”って思います。

    後付けの小説と思えない程、その世界に溶け込んでおり、同時に映画『卒業』が村山作品の雰囲気を持った映像作品であることに気付かされます。

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    2011年01月16日
  • 永遠。

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    生きることに無器用なひとなのね、それが私にはいとしかった──葉月さんは亡くなる前、娘の弥生と幼なじみの僕に話してくれた。かつて別れた恋人のことを。弥生はその男の向かいの部屋に住み、彼の講義を聴きに短大に通った。「お父さん」と一度も告げられずに。卒業式の日、僕は弥生の帰りを待つ──。

    もともとは映画のサイドストーリーとして描かれた作品だそうだが、この小説だけでも十分に人物相関や物語描写が目の前に浮かんでくる。
    別れざるを得なくても、たった一人愛した恋人と娘のためにお金を振り込み続けた真山悟という人物の生き様に感動した。

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    2011年01月14日
  • 永遠。

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    映画のサイドストーリーということで
    小説から入るのは正直、不安でした。
    けど、読んでみたら別に小説から入っても楽しめる作品でした。

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    2010年12月28日
  • 翼 cry for the moon

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    ネタバレ

    【翼】 村山由佳さん

    父親は自殺し、母親からは「おまえは疫病神だ」と
    ののしられて育った真冬。

    彼女は自分とかかわった人間が不幸になるコトを恐れ、
    他人とうち解けるコトを避け、ダレにも心を開かずに育った。

    今、彼女は日本を離れニューヨークで暮らす。

    そのニューヨークで大学教授のラリーに見初められ、
    彼の真摯で誠実な人柄に少しずつ心を開いてゆく。

    ラリーには前妻との間に出来た子どもティムがいた。

    ティムは前妻に虐待され、心に問題を抱えた子どもだった。


    やがてラリーとの結婚を決意する真冬だが、
    彼女に悲劇が襲う。

    結婚式の当日、式後に真冬とラリーが新居へ戻る途中
    ラリーは強盗現場

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    2013年07月09日
  • 青のフェルマータ

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    声を失くした少女、
    自閉症のおんなのこ、
    療養中のチェロリスト、

    そしてイルカ。

    これをみてイルカが神みたいなパワーを持ってるなんて思わないで欲しい。

    表現は細やかで美しかったけれども、ラストとリオがあまり好みではなかったのでー1。

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    2010年11月08日
  • 楽園のしっぽ

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    こんな生活もあるんだなーというか、やっぱり実現に向けてスタートしないことには何も始まらないんだーと。房総の楽園を自ら作ってしまう・・・・何もないところから動物と季節の野菜に囲まれた農場へ。小説家だから出来るのではなく、きっと「想い」なんだろう。始めなきゃ、って思わせる本であった。でも、最後はちょっと驚き。小説家の「性」というものだろうか・・。ちょっと僕には理解しがたいが、だから小説家なんだろう。村山由佳はまったくの同世代。エッセイは面白い。

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    2010年11月07日
  • すべての雲は銀の…(下)

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    借本。
    もう少し読んでいたいな~と思いながらのラストは、思い通りで。
    許す事の重さを知った一冊。

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    2012年12月29日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    失恋の痛みから逃げるために田舎に逃げ出した主人公とそれを包み込む温かな人達。
    いつかは帰る場所があったとしても、ここには安らげる時間が流れている。

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    2010年08月22日
  • すべての雲は銀の…(下)

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    上下巻を読み終わっての感想
    下巻の方が上巻よりも登場人物の内面の細かい描写が増えて、ストーリーの先が知りたくて、読むスビードが上がった。
    別の視点からnストーリーでも構わないので、今後の「かむなび」の面々の物語も読んでみたいと思いました。

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    2010年08月14日
  • 翼 cry for the moon

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    出会いや別れ、過去の自分との決別、愛と憎しみ、様々な葛藤を見事に詰め込んだ作品。
    後半部にある別れのシーンの描写がとても綺麗です。

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    2012年10月22日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    繰り返しの毎日の中で、大切なものを見失うことがある。だけど、手放してからじゃもう遅くて、大切ならしっかりとつかんでなくちゃいけないんだ、ということを教えてくれる作品。

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    2012年10月22日