村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ10人の作家さんが描く怪異の短編アンソロジー。多種多様な怖い話。一体、どこからこんなアイデアが出てくるのかと驚きながら楽しみました。
恩田陸『曇天の店』
北陸の料理屋。開けてはいけない勝手口。フェーン現象がつれてくるカワケが人を狂わせる。ラストの夫婦の会話が不穏で、余韻たっぷりで終わる。
米澤穂信『わたしキャベンディッシュ』
バナナの種って貴重なんだなあ。シゲルはどんな味なのかしら。
村山由佳『ANNIVERSARY』
小2のときの儀式が35歳で効果を発揮?
夫と息子と幸せに暮らしていたのに、少し違う世界で小2からやりなおし。新しい世界で新しい家族と幸せになっても、新旧、どちらも裏切って -
Posted by ブクログ
※
話が始まってラストの本当に際のキワまで、
年月を経たせいだけとは言い切れない夫婦の
すれ違っていく気持ちと深まるばかりの溝が
あまりにリアルでした。
それに相手と言葉が通じないという虚しさ、
分かり合えないもどかしさ。
それらを見てみぬふりして生活をし続ける
ことに疲れ、自分の気持ちを誤魔化せなく
なった主人公の絶望感と哀しさがないまぜに
なり立ち竦む様に苦しくなります。
家庭での居場所のなさや満たされなさ、
息苦しさと不自由さを感じながらも
夫婦間の信頼関係を信じていた主人公。
夫が若い女性との不倫にハマっていく様や
バレなければいいという安易で軽率な姿、
典型的に泥沼な展開に読ん