村山由佳のレビュー一覧

  • ダブル・ファンタジー(上)

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    女性作家による女性の官能小説

    主人公の奈津は35歳の脚本家。性欲の強い女性。
    夫と共に田舎で暮らすが、夫は主夫。

    上巻では
    夫からの抑圧、束縛されている奈津。
    前半では理解ある夫を演じている感じですが、その束縛が明らかになっていきます。
    こんな男は嫌だよあぁ..
    そんな中、敬愛していた演出家の志澤とメールの文通が始まります。
    志澤とのメールのやり取りの中で、自分自身を振り返り、本音が言えるようになっていきます。
    そして、志澤と関係を持って新しい世界へ..

    奈津は夫からの束縛を逃れて、家を出ていくことに

    しかし、志澤との関係は一方的に終わってしまい...

    という展開。
    そして、香港で新しい出会いが..

    この夫も嫌いですが、志澤も嫌いですね。
    どちらもよくありがちなタイプの人たち(笑)
    そして下巻に続く..

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    2026年01月10日
  • 天使の梯子

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    最初に気になったのが、
    「フルチン」ってあだ名なに??笑
    古幡慎一って分かるけど、、、、フルチン、、笑

    読み進める途中で、他の人の感想を見て
    「あ、これ続編だったんだ」と気づいたけど、
    前作を読んでいなくても物語として十分楽しめた◎

    フルチンが夏姫に一生懸命でかわいすぎる
    彼氏、彼女の間柄になりたいのに上手く言語化できないとことか、こっそり携帯を見ちゃうとことか
    気持ちとしてはわかるよ、フルチンっ!!

    2026年4冊目

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    2026年01月12日
  • ある愛の寓話

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    勝手に読んではいけないような誰かの秘密に手を触れているような感覚で読み終わった。
    読み終わった後、桜木紫乃さんの解説を読んで、読んでいる最中の朧げな感覚がカタチを作って心の中に溶けていった気がした。

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    2026年01月07日
  • ロウ・アンド・ロウ(上)【毎日文庫】

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    妻は東京の広告代理店で働き
    夫は郊外の自宅兼美容室で働く

    夫婦の気持ち、職場、仕事、休日
    それぞれの思いがそれぞれの立場で
    語られる

    二人で面と向かって話し合ったら
    どうなるのだろう??

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    2025年12月28日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    マスターと由里子さん、原田先輩が個々に語るシーンはとてもよかった。
    ついにショーリが帰国!っていっても自分から帰国したわけじゃないのか…でも何かのきっかけがないといつまでも帰らなそうだからこれでよかったのかもしれない。
    次回でついに完結か〜(><)ハッピーエンドであれ!

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    2025年12月21日
  • ある愛の寓話

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    どの作品も書名の「愛」に満ち、何かしらの「寓話」が織り込まれているので、一作を読み終わるたびに気持ちが動き、考えさせられた。

    作品としては「グレイ・レディ」が好きで、フレーズとしては「訪れ」で戦争体験の話は知るべき側の努力が足りないから、というのに、その視点がなかったせいかハッとさせられた。

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    2025年12月19日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    官能小説を読むのが自分にあまり向いてない気がした

    ずっと浮気しててイライラしたものの、主人公の性格に己を重ねてしまうところはあった

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    2025年12月14日
  • 花酔ひ

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    ロウアンドロウが文庫化したことにより、村山由佳さんを深掘りしようと思い少しずつ著書をかき集めて、こちらは村山由佳さん3作目くらい。交換夫婦のような関係、当人たちが全員が納得するのであればそれはそれでいいのではと思いつつ。こんなこと現実にあるのかなと思いつつ。性の価値観が合うというのはとても大事なことなのだなとも思うけど、それほどまでに相性がいい人なんて実際いるのか、、、

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    2025年12月14日
  • 猫はわかっている

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    「猫」がタイトルに入っていたり猫に関係する物語は好きでよく読んでいます。
    それぞれ「猫」の存在感が効いていておもしろい。

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    2025年12月13日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

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    14年暮らした広告代理店勤務でバリバリの妻と郊外の一軒家で美容室を営む3歳下の夫。
    二人の間には川が流れていて、近寄れない何かがある。
    若いアシスタントが入って浮気を夫が始めたところから物語が動き出す。
    大人な妻といつまでも幼稚な夫。それぞれの目線から語られる物語。夫の心情が歯痒い。

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    2025年12月06日
  • 天使の梯子

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    『天使の卵』から10年後を描いた世界。
    新しい主人公「古幡」を軸に歩太が、夏姫がそれぞれの心を取り戻していくーー。

    誰かに傷つけられた、という記憶が増幅されると、今度は自分がさらに自身の心を傷つけることになりかねない。負の循環を断ち切るためにも人は前を向いて、歩んでいかなければならない。それが人の心を癒すことに繋がっていくから。

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    2025年11月27日
  • 彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

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    勝利inオーストラリア編第2部。
    少しづつ、環境に馴染んできた頃、仕事先の先輩の妹が現れてーーー

    癒えない傷も、時間がやさしく癒してくれる。
    そして変化しているのは勝利だけではなく、日本にいる人々も。

    「生」と「死」という普遍的かつ重々しいテーマにも村山先生が作家魂をかけて臨んでいる、そんな巻でもあります。

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    2025年11月21日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    志澤が突然冷たくなったのはその後の何か物語に繋がるのかな?(実は病気になって余命宣告されたからとか)って勝手に想像してたけど、ただ飽きて捨てられただけっていう( ̄^ ̄)

    捨てられてメンヘラ化してたナツも性欲満たすために男なら誰とでも寝るような女やし、登場人物皆性欲すごい笑
    全員、性に翻弄されすぎやん笑
    最後の彼氏の事は本当に恋愛として好きになったのか?でも結局恋愛=性欲やもんな。笑
    恋愛から冷める時が1番怖い。に共感した。

    実写化されたドラマを1話だけ観てみたけど、志澤とのメールのやりとりが省略されてて、ただただやりたいだけの強面エロじじいできしょすぎた笑
    仕事で会ってすれ違いざまに耳元で「なぁ、俺とセックスしたいか?」って聞いてくるジジイキモすぎるやろ笑
    小説では、メールでじわじわ仲良くなっていって、お互いの恋愛テンション高まってのあのセリフやったのに、そこ省略したらキモジジイでしかない。笑

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    2025年11月08日
  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

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    ネタバレ

    試練に次ぐ試練。
    なんかこの巻を読んでいて、今まで割と楽観的に考えていたこの物語の世界が、俯瞰で見ると厳しい状況に思えてきた。

    20代半ば女性と未成年男性(当時)との恋愛って、しかも5歳も離れているって、一番難しい設定ではないか?10代同士、社会人同士なら分かるけど、現実的に考えたら自分なら無理かもしれない。

    まずこの二人、隠し事が多いなと思い始めて、周りの人間にも二人の間にも秘密があって、もう誰までが何を知っているのか読んでいて分からなくなった。

    勝利が一人暮らしをしていることも周りに言ってなくて、それが意外過ぎた。こんなにフランクな性格なのに、家で友達と騒いだりしてそうなのに、内緒なんだって。
    かれんのことも内緒にしているから、原田先輩が無理にりつ子とくっつけようとしていても誰からもフォローが入らない。
    でもかれんは自分たちの関係や自分の生い立ちをむやみに話してほしくなさそう・・・

    それは難しすぎる。勝利とかれんの間でも連携が取れていないから、周りにもどんどん隠し事、というか嘘をつかないといけなくなってきて、辻褄が合わない。そんながんじがらめで続けられる関係なんてないよ、と思ってしまう。
    全部言えたら楽なんだろうけど、この二人の場合、いとこ同士ということになっているのがまたややこしい・・・のかな?もはや言っても良いんじゃないかと思うけど。

    りつ子に対しては、本人も自覚しているようにもう少し早い段階で「非情」になるべきだった。元々かれんがいるのにりつ子とも仲良くして、結果的に事情があったとしても未だに二人でご飯に行くのはダメだと思う。
    誰にでも優しいと、本当に優しくしたい人を傷付ける。だから男女の友情は、どちらか一方にでも相手がいるのなら無し派。

    かれんは自分の職業や今後について迷っているけど、それを相談するのがまだ未成年でバイトしかしたことがない勝利というのはやっぱり不安だと思う。というかそろそろ同級生で結婚もし始める年齢だし、余計焦る気がする。周りは次のステージへ上がっていくのに、自分は彼氏がまだ成人もしていないとなると話が合わないし。男女逆ならまだしも、女側が年上だとものすごい時間ロスに感じてしまいそう。
    それに勝利の周りは当たり前に皆大学生で、勝利がなにかとかまっている恋敵りつ子さんも大学生で、自分はなにこんな年下の学生のことで悩んでいるんだろうとか、自分だけ年上なのに年下に混ざっていかないといけない恥ずかしさ?孤立感?を感じて馬鹿らしくなってしまいそう。

    逆に勝利の方も、まだ学生だから経験していないことも多くて、いくらしっかり者の勝利でもかれんと同じ目線で物事を見るのは難しいと思う。かれんの気持ちより自分の不安を優先してしまって自省していたけれど、この年齢じゃ仕方ないよ、まだ子供だよ、と言いたくなる。
    自分の20代を思い返しても、自分最優先ですぐ感情的になるような中身が未熟な人はまだ沢山いて、特に二十歳そこそこで大人だなぁと思える人間なんて皆無に近い。勝利は年齢にしてはかなり大人な方だ。
    だからもう就職していて、さらに将来の為に転職も考えているかれんを見ると、めっちゃ焦るだろうなと。勝利の性格なら相手をリードしたいぐらいだろうに、自分の方が周回遅れだなんて。

    だからこの年齢、年齢差で、人生の岐路に立たされたり困難にぶち当たると、よっぽど人間ができていないと難しいよなぁと急に思った。

    この巻はネアンデルタール原田が意外に人をよく見ていることが分かったり、りつ子さん目線の悲しいけれど可愛いサイドストーリーが読めて良かった。


    あとやっぱりあとがき。私のその時その時の悩みに合わせてくれているのかと思うぐらい(そんな訳ないのに)、ぴったりとした言葉をくれる。

    本編でも何度か、携帯でいつでも連絡が取れることについて書かれているけれど、私はさすがに家の電話しかなくて約束もままならないのは嫌だけれど、SNSでほぼリアルタイムで四六時中メッセージをやり取りするのはもう卒業することにした。
    自分や他人がオンラインかどうかまで知られたくないし、会話が途切れないように永遠に返信し続けるのは苦痛すぎる。学生時代にラインやインスタがなくて良かったと心底思っている。

    けれどその反面、日本中だけでなく世界中と繋がれるのはとても便利で、例えば友達にしても恋人にしても、ネットが無ければ一生出会えない人と出会える。
    昔は自分が偶然生まれた環境の中で出会って、異性との出会いは学校や会社しかなくて、そんな狭い地域で皆が皆相性の良い人なんて見つかるはずがないのに無理にでも結婚して・・・それも十分不自然なんだよなって思う。

    だから今は友達付き合いなんかは気の向く時で良いし、合わない人とは会わない。スマホじゃなくてガラケーでも良いし、メール機能のみになっても問題ない。(でもPCは必要w)

    私は今はその段階に居るんだ。20代ならあり得なかったと思うけれど、私は変わったし、これからも変わる。流れるように変化していって良いんだと改めて思った。

    20251104

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    2025年11月05日
  • 天使の梯子

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    自分がまだ本当に近しい人を亡くした経験がないからか、ちょっとだけ入り込むのが難しかった。
    ここまでのめり込んだ恋愛をできたことがなくて、羨ましい。出会っていないだけなのか、自分はそういう風になれない人間なのか、好きすぎない楽な関係の恋愛の方が幸せなのか、色々考えるけど恋愛ってつくづく難しい。

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    2025年11月04日
  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

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    働くということ、人の間のことー
    勝利たちが様々な課題に直面し悩み立ち向かう巻。

    あとがきをみて彼の震災の頃執筆をされていたと。
    村山さんの苦悩が伺えます。
    『言葉に力があるかないかは、言葉の責任じゃない。書く側の責任なんだ』
    ー格好いいなぁ

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    2025年11月03日
  • ありふれた愛じゃない

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    どうしようもなく惹かれる心を本当に解き放つまでの物語。瑞々しいタヒチの海や灼けつく日射しの描写が美しい。
    「人生、しんどいことだって起こるけど、もし雨が降らなかったら、そのあとにあんなきれいな虹が架かることもないのよ」
    素敵な一文に出会いました。

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    2025年10月29日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    面白い部分は最初と最後の方で、ネタバレになるのであまり書きませんが、途中読むのが少し難しい部分もありました。
    でも、全体的には面白い作品だったと思いました。

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    2025年10月28日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    ネタバレ

    前作でようやく結ばれた2人がお互いの気持ちを確かめ合いながら前に進もうとする巻。

    どうしても勝利目線なので分かりにくい(ようにしてある)が、かれんも年上の恋人であろうとして感情を抑えていたのだ、ということが分かる描写があったのがよかった。
    それにしてと星野よ、もはやモンスターメンヘラ化しているぞ笑

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    2025年10月28日
  • 永遠。

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    難解な本に向かっていてなかなか進まずちょっと疲れた時の休憩として、さらっと読めそうなこちらを手に取った。

    村山由佳さんのずいぶん前の作品。映画のアナザーストーリーだそう。

    思ったことをなかなか口にできない人を、「鈍いのではなくて、言葉にするとこぼれてしまうものがたくさんあることを知っているから」と言えるのは素敵な愛だ。。

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    2025年10月28日