村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女性作家による女性の官能小説
主人公の奈津は35歳の脚本家。性欲の強い女性。
夫と共に田舎で暮らすが、夫は主夫。
上巻では
夫からの抑圧、束縛されている奈津。
前半では理解ある夫を演じている感じですが、その束縛が明らかになっていきます。
こんな男は嫌だよあぁ..
そんな中、敬愛していた演出家の志澤とメールの文通が始まります。
志澤とのメールのやり取りの中で、自分自身を振り返り、本音が言えるようになっていきます。
そして、志澤と関係を持って新しい世界へ..
奈津は夫からの束縛を逃れて、家を出ていくことに
しかし、志澤との関係は一方的に終わってしまい...
という展開。
そして、香港で新しい出会いが..
この夫も嫌いですが、志澤も嫌いですね。
どちらもよくありがちなタイプの人たち(笑)
そして下巻に続く.. -
Posted by ブクログ
志澤が突然冷たくなったのはその後の何か物語に繋がるのかな?(実は病気になって余命宣告されたからとか)って勝手に想像してたけど、ただ飽きて捨てられただけっていう( ̄^ ̄)
捨てられてメンヘラ化してたナツも性欲満たすために男なら誰とでも寝るような女やし、登場人物皆性欲すごい笑
全員、性に翻弄されすぎやん笑
最後の彼氏の事は本当に恋愛として好きになったのか?でも結局恋愛=性欲やもんな。笑
恋愛から冷める時が1番怖い。に共感した。
実写化されたドラマを1話だけ観てみたけど、志澤とのメールのやりとりが省略されてて、ただただやりたいだけの強面エロじじいできしょすぎた笑
仕事で会ってすれ違いざまに耳元で「なぁ、俺とセックスしたいか?」って聞いてくるジジイキモすぎるやろ笑
小説では、メールでじわじわ仲良くなっていって、お互いの恋愛テンション高まってのあのセリフやったのに、そこ省略したらキモジジイでしかない。笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ試練に次ぐ試練。
なんかこの巻を読んでいて、今まで割と楽観的に考えていたこの物語の世界が、俯瞰で見ると厳しい状況に思えてきた。
20代半ば女性と未成年男性(当時)との恋愛って、しかも5歳も離れているって、一番難しい設定ではないか?10代同士、社会人同士なら分かるけど、現実的に考えたら自分なら無理かもしれない。
まずこの二人、隠し事が多いなと思い始めて、周りの人間にも二人の間にも秘密があって、もう誰までが何を知っているのか読んでいて分からなくなった。
勝利が一人暮らしをしていることも周りに言ってなくて、それが意外過ぎた。こんなにフランクな性格なのに、家で友達と騒いだりしてそうなのに、内緒なんだって。
かれんのことも内緒にしているから、原田先輩が無理にりつ子とくっつけようとしていても誰からもフォローが入らない。
でもかれんは自分たちの関係や自分の生い立ちをむやみに話してほしくなさそう・・・
それは難しすぎる。勝利とかれんの間でも連携が取れていないから、周りにもどんどん隠し事、というか嘘をつかないといけなくなってきて、辻褄が合わない。そんながんじがらめで続けられる関係なんてないよ、と思ってしまう。
全部言えたら楽なんだろうけど、この二人の場合、いとこ同士ということになっているのがまたややこしい・・・のかな?もはや言っても良いんじゃないかと思うけど。
りつ子に対しては、本人も自覚しているようにもう少し早い段階で「非情」になるべきだった。元々かれんがいるのにりつ子とも仲良くして、結果的に事情があったとしても未だに二人でご飯に行くのはダメだと思う。
誰にでも優しいと、本当に優しくしたい人を傷付ける。だから男女の友情は、どちらか一方にでも相手がいるのなら無し派。
かれんは自分の職業や今後について迷っているけど、それを相談するのがまだ未成年でバイトしかしたことがない勝利というのはやっぱり不安だと思う。というかそろそろ同級生で結婚もし始める年齢だし、余計焦る気がする。周りは次のステージへ上がっていくのに、自分は彼氏がまだ成人もしていないとなると話が合わないし。男女逆ならまだしも、女側が年上だとものすごい時間ロスに感じてしまいそう。
それに勝利の周りは当たり前に皆大学生で、勝利がなにかとかまっている恋敵りつ子さんも大学生で、自分はなにこんな年下の学生のことで悩んでいるんだろうとか、自分だけ年上なのに年下に混ざっていかないといけない恥ずかしさ?孤立感?を感じて馬鹿らしくなってしまいそう。
逆に勝利の方も、まだ学生だから経験していないことも多くて、いくらしっかり者の勝利でもかれんと同じ目線で物事を見るのは難しいと思う。かれんの気持ちより自分の不安を優先してしまって自省していたけれど、この年齢じゃ仕方ないよ、まだ子供だよ、と言いたくなる。
自分の20代を思い返しても、自分最優先ですぐ感情的になるような中身が未熟な人はまだ沢山いて、特に二十歳そこそこで大人だなぁと思える人間なんて皆無に近い。勝利は年齢にしてはかなり大人な方だ。
だからもう就職していて、さらに将来の為に転職も考えているかれんを見ると、めっちゃ焦るだろうなと。勝利の性格なら相手をリードしたいぐらいだろうに、自分の方が周回遅れだなんて。
だからこの年齢、年齢差で、人生の岐路に立たされたり困難にぶち当たると、よっぽど人間ができていないと難しいよなぁと急に思った。
この巻はネアンデルタール原田が意外に人をよく見ていることが分かったり、りつ子さん目線の悲しいけれど可愛いサイドストーリーが読めて良かった。
あとやっぱりあとがき。私のその時その時の悩みに合わせてくれているのかと思うぐらい(そんな訳ないのに)、ぴったりとした言葉をくれる。
本編でも何度か、携帯でいつでも連絡が取れることについて書かれているけれど、私はさすがに家の電話しかなくて約束もままならないのは嫌だけれど、SNSでほぼリアルタイムで四六時中メッセージをやり取りするのはもう卒業することにした。
自分や他人がオンラインかどうかまで知られたくないし、会話が途切れないように永遠に返信し続けるのは苦痛すぎる。学生時代にラインやインスタがなくて良かったと心底思っている。
けれどその反面、日本中だけでなく世界中と繋がれるのはとても便利で、例えば友達にしても恋人にしても、ネットが無ければ一生出会えない人と出会える。
昔は自分が偶然生まれた環境の中で出会って、異性との出会いは学校や会社しかなくて、そんな狭い地域で皆が皆相性の良い人なんて見つかるはずがないのに無理にでも結婚して・・・それも十分不自然なんだよなって思う。
だから今は友達付き合いなんかは気の向く時で良いし、合わない人とは会わない。スマホじゃなくてガラケーでも良いし、メール機能のみになっても問題ない。(でもPCは必要w)
私は今はその段階に居るんだ。20代ならあり得なかったと思うけれど、私は変わったし、これからも変わる。流れるように変化していって良いんだと改めて思った。
20251104