村山由佳のレビュー一覧

  • おいしいコーヒーのいれ方 1

    匿名

    無料版購入済み

    数ページながらも、美術の時間がよかった。かれんによる、独断と偏見に満ちた、名画の面白解説というものを聞いてみたい。

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    2024年07月07日
  • まつらひ

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    祭と性愛が6つの舞台で響き合う、禁断の作品集。
    レタス農家に嫁ぎ、平凡ではあるけど幸せな日々を過ごす舞桜子は、毎年夏祭りの時期になると艶夢を見る。まさかこんな理由だったとはという「夜明け前」。
    村山作品にしては軽い感じでハッピーエンドの「柔らかな迷路」。
    この2作品が好みでした。

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    2024年06月30日
  • はつ恋

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    大人の静かな恋愛小説。

    酸いも甘いも経験してきたからこそ出来る、お互いを思いやり情愛深い生き方。

    ドキドキするような事件や展開はないけど、
    たまにはこういうのもいいね。

    四季折々の自然の描写、ていねいな暮らしの主人公。自分には出来ないだろうけど憧れる

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    2024年06月30日
  • Row&Row

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    モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤ笑笑
    同じ美容師として読んでたけど、現実が忠実に描かれていてるとこはすごい。性的描写が生々しいのは作者の特徴なのかなーモヤモヤしすぎて一気に読めた

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    2024年06月24日
  • Row&Row

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    キャリアウーマンの妻と自宅の1階で美容室を営む夫。互いにどこか遠慮して言いたいことも言えない夫婦の深い溝が招く不倫の話。
    官能的な描写があり臨場感溢れるストーリーなだけに、ラスト150ページの安易な展開は勿体無く腑に落ちなかった。
    不倫や離婚を経て自由を手にする人を助長するかのような作品は、現にそうする人が増えていることの表れだと思う。まるで『そういう人生も悪くないですよ☆』と言っているかのようで令和を感じる。

    私なら黒田部長にする。笑
    矢島は論外。

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    2024年05月29日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    感情の浮き沈みの激しさが、35にして新しい世界を見ようともがく様子を表していると思う。

    初めは、なんてイタい旦那なんだと思ったけど、奈津もなかなかめんどくさい女だ。
    志澤も、シチュエーションに酔っているだけなのか?と思ったり。

    でも、突然、相手に冷めてすべてが滑稽に思えてくる感じや、圧倒的な自信と余裕をもつ人物に溺れる感覚もよくわかる。

    それぞれの人物との関係がこれからどうなっていくのか楽しみ。

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    2024年05月22日
  • 星々の舟

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    ある家族それぞれの視点で、過去や現在の心境を中心に描かれている。家族だから分かり合える事もあるけれど、やっぱり個の人間であって、家族でも理解し合えない事もある。ちょっとした言い争いでも人によって感じ方が違うというのは、家族内でもよくある事なのかも。それでも、過去のキラキラした想い出や辛かった事を共有することで、家族の絆って強くなるのかもしれない。家族という形を改めて考えさせられた。

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    2024年05月19日
  • Row&Row

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    話が始まってラストの本当に際のキワまで、
    年月を経たせいだけとは言い切れない夫婦の
    すれ違っていく気持ちと深まるばかりの溝が
    あまりにリアルでした。

    それに相手と言葉が通じないという虚しさ、
    分かり合えないもどかしさ。
    それらを見てみぬふりして生活をし続ける
    ことに疲れ、自分の気持ちを誤魔化せなく
    なった主人公の絶望感と哀しさがないまぜに
    なり立ち竦む様に苦しくなります。

    家庭での居場所のなさや満たされなさ、
    息苦しさと不自由さを感じながらも
    夫婦間の信頼関係を信じていた主人公。

    夫が若い女性との不倫にハマっていく様や
    バレなければいいという安易で軽率な姿、
    典型的に泥沼な展開に読ん

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    2024年05月06日
  • 天翔る

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    長年積読になっていたけど、GWに読むぞと決めていた本。村上由佳さんの文章は先へ先へと引っ張られる感覚があり、するすると読めてしまう。
    のどかな風景がベースにありながら、要所で気持ちが大きく揺さぶられる物語だった。

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    2024年05月03日
  • もう一度デジャ・ヴ

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    ネタバレ

    相当初期の頃の村山作品なので、今更読んでもおばちゃんは…。
    設定に既視感あり、ストーリーにも既視感あり。
    時代小説部分については、リアリティよりもキャラクターの心情に主眼を置いているので、なんだかあさのあつこの作品っぽいと思ってしまった。
    今読むべき本、ではなかったな。

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    2024年05月02日
  • 星々の舟

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    感想
    言葉と心。人は心がわからない。何を思って言っているのか。だから言葉を受け止めるしかない。一度出た言葉は引っ込められない。だから慎重に。

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    2024年04月30日
  • はつ恋

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    田舎の静かな生活が描かれたお話が好きなのですが、どちらかというと男女の愛情がメインに感じました!

    しかし、作中に出てくる季節の移り変わりを感じる花の名前を覚えたくなりました!

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    2024年04月17日
  • 永遠。

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    読み終えた後、真山悟からの視点からも描いてあったらと思ったのですがあとがきを読んでこの小説が映画のサイドストーリーだと知りました。映画も見てみたいと思います。

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    2024年04月16日
  • はつ恋

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    読み進むと、語り手となっている主人公のハナと作者の村山女史とがピタリと重なってくる。
    ハナは、自身が自覚しているかなり強烈な恋愛体質、人一倍の寂しがりや、過去に2度の離婚歴、そして千葉の南房総での猫との暮らしなどを考えると、村山女史そのものではと想像してしまう。

    生まれて半世紀になろうとしているハナは、もしも自らの心を占める男性が再度出現した時でも、常に恋人気分を味わっていたい性分だ。
    がしかし、そんな詮無い願いを語っても寂しいばかりと悟り、これからは一人の豊かな人生後半を過ごそうと、理想郷を求めて千葉南房総へ移り住んだ。
    そんな時、38年振りに弟のような存在だった幼馴染のトキヲと再開する。

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    2024年04月15日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    登場人物の喋り方がずっと気になったし浅葱をうさぎって呼ぶのが意味わかんなかったけど面白かった
    女の子って分からんなあ、って思った

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    2024年04月13日
  • 放蕩記

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    著者の自伝的小説。ところどころに過去の作品のヒントがが出てくるので何だっただろうと考えるのもひとつの楽しみでした。

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    2024年03月26日
  • 花酔ひ

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    ネタバレ

    終わり方がなかなか衝撃的で驚いた。夫婦同士で不倫し合ってここまでバレないものなのかと思ったが、麻子の鈍感さには呆れた。誠司は最後、鬱になりかけていたがそれは千桜にであったからなのだろうか?そうであったのならば、人の出会いというものは恐ろしいものだと思った。誠司は千桜を神格化していたからこそ、深くのめり込み「この人しかいない」と思い込んでいた。なんだか宗教みたいだなと思った。

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    2024年03月03日
  • 記憶の歳時記

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    大きな文字で書かれていて、サラッと読めます。
    小説家らしいというか、芸術家さんらしいというか、生き方も考え方も共感できる部分は少ないけど、だからこそ物語が書けるんだろうと思う。

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    2024年03月02日
  • 記憶の歳時記

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    作家なので当然だが文章が上手いので、とても読みやすいエッセイだった。
    苦手な作品もあるけど好きな作家さん。これからもいろいろ楽しませてほしい

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    2024年02月23日
  • Row&Row

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    涼子さん目線にしかならなかった。
    孝之は許せない。
    村山由佳はピュアなイメージがあったのでどろどろで驚いた。これが大人だとは思いたくないけれども、読む間ずっと曲が流れ続けている。Life is but a dream.

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    2024年02月13日