村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・ALL BY MYSELF
・MORE THAN WORDS
最後までハマれずに終わりました。
とにかく勝利の一人称が饒舌すぎて、しかも恋愛のことばかりで鬱陶しい。
勝利はかれんを自分の手元に置き、甘やかせることが面倒を見ることだと思っているの?
かれんがいないだけで情緒不安定になってしまう勝利の方がよほどお子ちゃまだし、重たい。
一番好きじゃないのは、勝利がかれんに何かするとき、「~してやる」という言い方をすること。
面倒見てやる、蚊帳を吊ってやる、火鉢を洗ってやる。
面倒を見る、蚊帳を吊る、火鉢を洗うじゃ駄目なの?
勝利みたいなタイプ、絶対無理だ。
自分のことは自分で頑張る。 -
Posted by ブクログ
読みたかった本がおかざき真里さんの美麗な装画になっていたので漸く。
苦しい。W不倫ものだけれど読んでしまうのは、不倫を肯定してはいなくて、全員苦しんで業を抱え込む事になるのが丁寧に描かれているから。村山由佳さんの文章は綺麗ですし、今回は片方の夫婦が京都の人ということで京都弁も良かったです。
嫉妬と、不思議な共犯関係に似た感情が沸き起こるのかな。自らのパートナーには埋められない昏い性癖みたいなものをお互いに別の人と埋める。よくわからない感情です。
やってることはだめだと思っても、登場人物に全員嫌悪感を持つことは無いのも村山さんの力量なのか…と思いました。桐谷の愛人の直恵すら嫌いではない。たぶん、 -
Posted by ブクログ
いつもさらっと読みたくて手に取るけど、ふんわりした雰囲気の中に刺さる出来事や言葉が現れる。ずっと幸せな雰囲気でいたいのに、突然現実に突き落とされる。
人間観察と心情描写がリアルだなぁと思う。本当に男の子が考えていそうな。作者はどちらかと言うと男目線の方が得意なのかも。
勝利くん、家事もできるし年下だからって甘えてくる訳じゃなく、これまではいいなあと思っていた。けど自分に置き換えると、年下から「お前」と呼ばれたり、まるで年上かのような物言いをされるのは嫌かもしれない。見せかけの頼りがいはいらない。かれんだから合っているんだろうけど。
それより、かれんがいるのにりつ子のことを気にかけ過ぎているの -
Posted by ブクログ
あのとき夏姫が何を思っていたのか、というのはたしかにわかるけれど「アナザーストーリー」と題打ってまで読むほどのものではないかもな。最後の一文はとってもきれいだったけれど。良くも悪くも映画の付録以上でも以下でもない。
もっと他にエピソード自体を物語に挿入出来たらそれは物語として面白かったのかもしれないけど。これはただ、彼女が何を思っていたかだけ。別に酷評する気はないし、ファンとしてはうれしいけど当たり前ながら単体ではわけわからんと思う。あと短いかな。本にするほどでもっていう。筆者のあとがきはさすがに全部読めるほど時間はないし、興味もあまり持てなかった。創作の苦が味わえるものとして貴重なものとは思 -
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主人公が作りこまれているけど、やや不遇すぎて自分に卑屈すぎる&展開が辛いので見ているこっちの心が苦しい部分が多かった。
けれど、これはこれで読みやすいし、面白かった。
早く救ってあげてくれとずっと願ってた。
ただ、ベタな展開で「あ。終わっちゃった」感がある。
物語として別に何かつっつく場面はないし、歩太が必ずしも恋愛によって救いが提示されるわけじゃないからそれもそれでいいのかも。
歩太のセリフで「なぜそんなによく知りもしない人間のことを信じられるんですか?」という質問に「自分の人を見る目を信じたいから」っていうのがすごい刺さったし、良かった。あんなこと言えるようになりたいね。
ただ、歩太と対等 -
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ネタバレ性欲が抑えきれない35歳の脚本家・奈津。
下巻に入り新たな男性が登場する。
結果的に一夜を共にした坊主はほんのチョイ役で、下巻の中盤までは仕事で訪れた香港で偶然再開した岩井との関係が描かれます。
「私と一一友情のエッチ、しませんか」
そう、岩井との関係は奈津から誘ったものです。
岩井も妻帯者でいわゆるダブル不倫。
そして岩井との関係を続けながら俳優の大林との関係をも持ってしまう。
奈津...
何故か愛おしく感じてしまいました。
説明
内容(「BOOK」データベースより)
志澤とのかつてないセックスを経験した奈津は、テレビの取材で訪れた香港で、大学時代の先輩・岩井と久しぶりに