村山由佳のレビュー一覧

  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

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    恋愛は安定期に入っている2人に、かれんは仕事で問題を抱え、ショーリも将来を考えたり就活間近という時期で大きな転機となりそうな予感…ラストはなんだか嫌な予感も含んでいて、、シリーズも終盤だからどんなラストでも受け入れるしかないけど切ない気持ちになってしまう。

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    2021年07月05日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

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    いつもさらっと読みたくて手に取るけど、ふんわりした雰囲気の中に刺さる出来事や言葉が現れる。ずっと幸せな雰囲気でいたいのに、突然現実に突き落とされる。
    人間観察と心情描写がリアルだなぁと思う。本当に男の子が考えていそうな。作者はどちらかと言うと男目線の方が得意なのかも。

    勝利くん、家事もできるし年下だからって甘えてくる訳じゃなく、これまではいいなあと思っていた。けど自分に置き換えると、年下から「お前」と呼ばれたり、まるで年上かのような物言いをされるのは嫌かもしれない。見せかけの頼りがいはいらない。かれんだから合っているんだろうけど。
    それより、かれんがいるのにりつ子のことを気にかけ過ぎているの

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    2021年06月26日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    あのとき夏姫が何を思っていたのか、というのはたしかにわかるけれど「アナザーストーリー」と題打ってまで読むほどのものではないかもな。最後の一文はとってもきれいだったけれど。良くも悪くも映画の付録以上でも以下でもない。
    もっと他にエピソード自体を物語に挿入出来たらそれは物語として面白かったのかもしれないけど。これはただ、彼女が何を思っていたかだけ。別に酷評する気はないし、ファンとしてはうれしいけど当たり前ながら単体ではわけわからんと思う。あと短いかな。本にするほどでもっていう。筆者のあとがきはさすがに全部読めるほど時間はないし、興味もあまり持てなかった。創作の苦が味わえるものとして貴重なものとは思

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    2021年06月18日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    天使の卵の流れで読んだ。梯子は読んでないのだけど両物語のダイジェスト版ですね、さらっと読むにはいいかな。デビュー時の青さから少し抜け出された時期に書かれているので、まとめ方に少し深みがあるとかんじられます。

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    2021年06月07日
  • 天使の柩

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    主人公が作りこまれているけど、やや不遇すぎて自分に卑屈すぎる&展開が辛いので見ているこっちの心が苦しい部分が多かった。
    けれど、これはこれで読みやすいし、面白かった。
    早く救ってあげてくれとずっと願ってた。
    ただ、ベタな展開で「あ。終わっちゃった」感がある。
    物語として別に何かつっつく場面はないし、歩太が必ずしも恋愛によって救いが提示されるわけじゃないからそれもそれでいいのかも。
    歩太のセリフで「なぜそんなによく知りもしない人間のことを信じられるんですか?」という質問に「自分の人を見る目を信じたいから」っていうのがすごい刺さったし、良かった。あんなこと言えるようになりたいね。
    ただ、歩太と対等

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    2021年06月01日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    天使シリーズのアナザーストーリーである『ヘヴンリー・ブルー』を読みました!

    ストーリーの流れ自体は『天使の卵』と『天使の梯子』と同じだから、ある程度は展開が予測できるものの、夏姫目線で書かれているだけで、違った面白さがありました。
    夏姫の後悔の強さがその中でも特に印象的で、慎くんの影響が立ち直るまでに思ったよりも大きかったことに気づけました。

    『天使の卵』と『天使の梯子』をもう一度読み返してみたいと思えるような作品でした。
    この2作を読んだ方にはオススメです!

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    2021年05月27日
  • 放蕩記

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    前半はただただ痛々しい。私の語彙が乏しいのか、相性が悪い親子と思いながら読んでいたが、後半は思いがけない夏帆の奔放な男性遍歴にちょっと辟易。
    長編(しかも長年読みたいと思っていた)の割には感動するものではなかった。

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    2021年05月14日
  • 放蕩記

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    母と娘の物語で自伝的なお話とのこと。

    子供時代を大人になってから振り返るような形で現在と過去を交互に書いてあり、作家というのは正に身を削るようにして文章を紡ぎ出しているんだろうな、と思った。

    それ故に、作家の痛みのようなものがひりひりと伝わってきて正直、重たくてしんどくなるような部分もあった。
    読み手それぞれの母との関係性によるものかもしれないと思った。

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    2021年05月11日
  • もう一度デジャ・ヴ

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    村山さんの独特で綺麗な言い回しと、文体からにじみ出る若々しさ。聞けば処女作らしく納得。
    「文部省推薦みたいな恋愛」なんてどうやったら思いつくの。学生恋愛をここまで的確に、魅力的に、愛情深く表現出来る村山さんのユーモアに感服です。
    内容に関しては、現代パートが特に良かった。
    矢崎を取り巻く人間との何てことなくて、少し青くさくて、どこか懐かしくて、だからこそ少し恥ずかしく感じるやり取りがたまらなく愛しい!!
    昔の自分を思い出して、共感性羞恥を程よく刺激されるなと思いました。あまずっぺ〜!

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    2021年05月13日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    ネタバレ

    性欲が抑えきれない35歳の脚本家・奈津。

    下巻に入り新たな男性が登場する。

    結果的に一夜を共にした坊主はほんのチョイ役で、下巻の中盤までは仕事で訪れた香港で偶然再開した岩井との関係が描かれます。

    「私と一一友情のエッチ、しませんか」

    そう、岩井との関係は奈津から誘ったものです。

    岩井も妻帯者でいわゆるダブル不倫。

    そして岩井との関係を続けながら俳優の大林との関係をも持ってしまう。

    奈津...

    何故か愛おしく感じてしまいました。


    説明
    内容(「BOOK」データベースより)
    志澤とのかつてないセックスを経験した奈津は、テレビの取材で訪れた香港で、大学時代の先輩・岩井と久しぶりに

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    2021年05月05日
  • 燃える波

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    この人の書く旦那さんはどーしよーもなくて、愛人はそれを補って余りあるパターンが多いのね。人は失敗しないと学べないってことなのか。

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    2021年04月29日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    14歳の夏の出来事で四人の共通が変化する。
    それから二十年、其々の時間の経過はあるが
    子供の頃の純粋な思いで変わらない点もある。
    刀根の生い立ちも含めて最後まで完読が必要。

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    2021年04月27日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    ネタバレ

    久々すぎて内容危ういところもあったが、
    ストーリー的にはそんなに大したことなかったので助かった。要するに勝利が日本に帰る理由を作る会だった。

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    2021年04月25日
  • ありふれた愛じゃない

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    タヒチに行ったことはないけれど、タヒチの強い日差しや暑さ、匂いや音が浮かぶ、そんな作品でした。
    愛の力はおそろしい

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    2021年04月21日
  • 消せない告白 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season III

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    ネタバレ

    今回は勝利のアパート大家の家族の揉め事に巻き込まれて、秀人さんに自分が抱えている悩みを打ち明けたりと勝利の葛藤が分かる。秀人さんとの出会いは勝利の未来に何らかの影響を与えるのでは…と予感がする。

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    2021年04月18日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    甘酸っぱい青春恋愛小説。ちょっと若かったか。
    でも先が気になり一気読み。
    最後中沢さんの言葉
    「人は生まれるときはみんな同じ産まれ方するのに、それからの生き方、死に方は人それぞれ。死が怖すぎるから人はあまりそのことを考えないんじゃないかな」
    なるほど。
    コーヒー片手に先に続くストーリーを読みたくなった。

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    2021年04月01日
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

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    ネタバレ

    セカンドシーズン2作目、シリーズ12作目。
    勝利とかれんの仲は良好だし、基本的に平和な巻。みんなゆっくりと少しずつ大人になっている。
    マスターと由里子さんにおめでた。あれ?二人はもう結婚してたっけ?これからだっけ。
    次作では勝利のまわりで何か波乱が起きそうな終わり方だった。

    今回はかれんの元同僚で保健室の先生、桐島先生のサイドストーリー付き。かれんから見た勝利が本人の言葉になっていて良かった。矢崎くんも色々抱えていそうな人で、この二人のことも気になる。この辺りの人物は「もう一度デジャ・ヴ」という作品とリンクしているらしいから、読んでみたい。

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    2021年03月29日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    セカンドシーズン1作目。シリーズ11作目。
    星野りつ子と度々食事していたことがバレてしまったけど、勝利に怒ったりしないかれんすごい。さすが。「背もたれ事件」はバレないことを祈る...
    大家さんの裕恵さんも何か秘密を抱えていそうな気配。
    隣の鈴木親子も今後もっと絡んでくるのかな?

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    2021年03月15日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

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    ネタバレ

    目次
    ・DOES YOUR MOTHER KNOW
    ・DON'T TELL ME YOU LOVE ME
    ・BRIDGE OVER TROUBLED WATER

    感想が浮かびません。
    ただ文字列を目で追っただけ。
    (* ̄- ̄)ふ~んって。
    感受性が枯渇したのか、登場人物の気持に寄り添えません。
    人気シリーズだというのに、残念です。

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    2021年03月13日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    女性にオススメ

    初めてこういった分野に足を
    踏み入れてみました。
    内容は総じてソフトな印象で
    幸いでしたね。ノーマルな志
    向の?女性向けの一冊だと思
    います。

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    2021年02月26日