村山由佳のレビュー一覧

  • 猫はわかっている

    Posted by ブクログ

    猫モチーフのアンソロ。人と猫の繋がりみたいな話で、村山由佳さん、阿部智里さん、望月麻衣さんの作品はああこれは猫経験が非常に豊富な作家さんだなと読んで解るが、別の作家の密室仕立ての話とガールズバーでブチ切れる話は猫を小道具に使い書いてみましただけ感が凄い。表題に近い「猫をわかってる」人選はもっとあったんじゃないだろうか。

    0
    2022年01月07日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

    Posted by ブクログ

    Second season開幕。
    タイトルの蜂蜜色の瞳の持ち主はかれんさんのことなのですが、その瞳がどんな状況でショーリを見つめてくるか、ということです。
    前巻の「夢のあとさき」の内容を読めばわかるのですが、まあ幸せであること。

    作品は違うけども、「天冥の標」の『混爾』はこういうことなのだろうな。

    若菜ちゃんの悩みも、ここにあります。本能的に勘づいているから、不安になる。それをストレートに口に出してしまうと、裏切っている気持ちになるから、罪悪感で望むままに行為に及んでしまう、といったところでしょうか。罪悪感を盾にするという甘え。心当たりがあるようなないような。
    進行中にはわからない。そして

    0
    2022年01月06日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

    Posted by ブクログ

    遠距離恋愛を始めた勝利とかれん。
    案の定、すれ違いが続くことに焦りと不信を覚える勝利。信じているとかいないとかではなく、変なルール決めるからいけないのだと思います、うん。
    変に希望があるから、それがなかったときの落差が辛い。互いを慮るあまりに、自分と相手を縛ってしまって、どうにもこうにも動けなくなってゆくやつです。
    ルールは決めた以上完全に守らないと意味ないので、とんだ縛りになってしまう。
    感情が先走りがちな恋愛に、とってつけたようなルールを作るのはよくない。

    勝利が早く大人になりたい。自分が思い描いている、かれんにふさわしい男性になりたい、という願望が強いからでしょう。敵ながら認めざるを得

    0
    2021年12月24日
  • ワンダフル・ワールド(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    再読
    匂いっていいよね
    つらいきもちもそうだけど嬉しい気持ちも呼び起こしてくれる
    時折知ってる香りをかぐと、いろんな感情が呼び起こされる
    それがまた生きてきた軌跡なんだろうなぁと思う

    0
    2021年12月20日
  • ヘヴンリー・ブルー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『天使の卵』のサイドストーリーで、主人公に対する作者の思いの深さを知る一冊。
    恋愛対象が自分から姉に移るというあるようなないような設定ではあるが、そんな状況下に置かれてしまう主人公の心のうちが実によく、隠されることなく描かれていると思う。恨みと愛情、信頼と裏切り、相反するテーマが心の中で葛藤している中で突如現れる物語の終わり。同じような状況下に置かれたら自分は正気を保てるかどうかすら怪しい、と感じてしまう。

    0
    2021年12月14日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    テンポよく読み進めだけど、合わなかった。資材置場の出来事の後、普通の生活に戻って行けたのは少し無理があるような気がする。

    0
    2021年12月12日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

    Posted by ブクログ

    勝利とかれんの思いが通じそうでなかなか通じ合わないところが、じれったく、甘酸っぱく、恋愛初期って感じがした。勝利から見た視点で描かれているけれど、かれんの心のうちはどんなだったのだろう。今後長く続いていくシリーズなので、山あり谷ありいろんなことがあるんだろうなあと思うと楽しみ。

    0
    2021年11月20日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    このアンソロジー、構成がうまい!!!!

    最初は女友達という独特の
    ヒリヒリ感、もやもやしたもの、
    縛り縛られる逃げられない女の友情の話しで
    グッと掴まれる
    ここまでは無いものの、やっぱり時には
    面倒くさい、共感できる部分についつい入り込む

    そこからだんだんと
    でもやっぱり女の友情っていいよなぁというお話しが
    特に最後の森絵都さんのお話がすごく好きだった

    女友達は脆くて危ういけど
    どうしようもなく男にはわからない無敵なものだ、ともおもった

    0
    2021年11月16日
  • 風は西から

    Posted by ブクログ

    ほぼ一気読み。
    過労自殺は、他人事だと思ってしまえば、そんな酷いはずはないと楽観的に捉えてしまうけれど、実際に信じられないような過酷な状況の中で働いている人がいるという事実は知る必要があると思う。

    過労自殺ではないけれど、似た経験がある私、本書の『残された大切な人がどのような想いになるか、考えられなくなる程追い詰められていた』というような内容に少し救われた。

    村山由香さんの本は読みやすくて好き。

    0
    2021年11月07日
  • ダブル・ファンタジー(上)

    Posted by ブクログ

    妻の才能に嫉妬する夫と、より大きな才能で心地よく屈服させる大演出家と、売れっ子女性脚本家のお話。下巻はどうなるんかなあ。

    0
    2021年11月06日
  • ヘヴンリー・ブルー

    Posted by ブクログ

    天使の卵と梯子の、夏姫側からみた話。
    新しい夏姫の感情が見えるのかなーと思ったけど、
    真新しいものはなかったかなぁー。
    久しぶりに天使の卵の映画をみたくなったよ。
    サクッと読めちゃいますー!!

    それよりも、長いあとがきー笑
    途中でクスっと笑う所もあり、おもしろかったなぁー。
    真剣に読むんじゃなくて、
    ダラダラ読むのにちょうど良かったなぁ。

    0
    2021年10月24日
  • 妖し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    短編集は知らなかった作家さんに出会えるのが楽しい。
    今回いちばんのお気に入りは村山由佳さんのANNIVERSARY。
    「俺が寂しいの」に不意にきゅんとしてしまった。
    話のあらすじとはズレちゃうけど、こんな旦那さんと結婚したいなあとしみじみ思いました。笑

    真珠星スピカはちょっとうるっと来たし、
    マイ、マイマイは思春期のムズムズ感を思い出したし、
    わたしキャベンディッシュはぞわっとした。

    一冊で色んな感情を引き出される本でした。

    0
    2021年10月24日
  • 燃える波

    Posted by ブクログ

    ここまでのクズ男もなかなかいなかろう!!!…でも実際にいそう…ってなった。その人間のクズの心理が描かれてるのはよかった。全く共感はできなかったけど。その共感のできなさには、自分に対して安心しても良いと思った。

    0
    2021年10月21日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

    Posted by ブクログ

    暗い感じのまま、クライマックスへ続くのか…ラストは明るい未来が待ってることが予感できるものになって欲しい。ショーリとかれん、そしてみんなが。中沢さんも秀人さんも原田先輩もいい人だったな、ショーリとかれんの周りには悪い人はいなかった。

    0
    2021年10月15日
  • 猫はわかっている

    Posted by ブクログ

    ――

     猫にもいろいろ居るように。


     アリス目当てで珍しく猫短編集など読んでみたけれど(『猫は見ていた』に収録のエア・キャットを他で読んで気に入ったのもある)、猫好きにもいろいろ居ますなぁ。


     にしても短編というのはどうにも、良いところも悪いところもはっきり出ちゃうよね。いまいちかなぁと思っていた作家さんのはやはりいまいちだし、反対に思わぬ出会いもあったりで、まぁほんとに肌が合うかどうかなんだけど…
     そうねぇ。結局のところキャラクタ、或いは物語そのものにさえ、生命性を感じてしまうタイプなのよね。極端に云うなら作家の仕事は、生まれてきた物語を伸びやかに世に放ってあげるブリーダー的なも

    0
    2021年10月10日
  • 燃える波

    Posted by ブクログ

    3.5性と愛の物語。女性の裏側を見ているようで、ドキドキする。理想の関係は、お互いの努力の上に成り立つ。肉体関係が終わっていくのは、切ないことです。

    0
    2021年09月16日
  • 青のフェルマータ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    メンタルヘルス系。

    村山由佳の初期作はあんまり期待していなかった(失礼)のだけれど、予想していたよりもずっとよかった。村山由佳はやはり南の島との相性がものすごく良いなあ。情景描写、特に海の描写が卓越している。『ありふれた愛じゃない』にも通じるものがこの時点で存在している。

    しかし『ありふれた愛じゃない』など近年の作品が好きな村山由佳ファンにとっては、本作は初期作品なので書き方としてはやや物足りないように感じる。里緒と、JBと、ゲイリーと、フィオナと、それぞれの人物が傷を負っている、わりにそれぞれの傷があっさり描かれすぎている(あるいはほとんど言及されていない)。そして終わり方がよく分からな

    0
    2021年09月14日
  • ダブル・ファンタジー(上)

    Posted by ブクログ

    夫婦だから言えないこと、求められないことってあるよなぁと共感する事が多かった。なつのように自立した生活が送れるわけではないから、うらやましく思った。夫の嫌なところだけに目が行きがちは今日この頃。。。他の男性に夫から得られないものをもらう事が悪い事ではないと思ってしまう私は普通じゃないと思ってたから、この小説を読んで何だか安心してしまった。

    0
    2021年09月13日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

    Posted by ブクログ

    年下のショーリが頼もしくて、カレンを思うこのフレーズにグッときた。


    p191
    彼女を守ること
    支えていくこと
    そばにいること
    どんなことがあっても絶対に後悔なんかしないくらい大切にすること

    0
    2021年09月11日
  • 記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VII

    Posted by ブクログ

    丈(ジョー)目線で語られるというのが新鮮な感じ。これまでは自分の事で精一杯だったジョーの印象がすっかり大人になったなと感慨深い。彼が勝利とかれんの橋渡し的活躍が今後の2人の未来に影響があるに違いない。起きてしまったことを思うと勝利が立ち直るには時間がかかるのは致し方ないけれどゆっくりでもいいから必ずかれんの元に戻って欲しい。

    0
    2021年09月02日