村山由佳のレビュー一覧

  • 花酔ひ

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    図らずしも2組の夫婦がスワップ行為になったが、男がうまく女に操られているような印象が残る。女よりも男の方が救われない種族だと認識される作品。

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    2016年04月13日
  • 翼 cry for the moon

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    ここまで不幸続きなのは無理がある気がして、少し冷めた気持ちで読んでたかもしないです。でも考えさせられることも文章も結構あって興味深かった。

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    2016年03月04日
  • 天使の梯子

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    んー、微妙。主人公がガキのくせに落ち着きすぎてて感情移入できない。もっと取り乱したり必死になったりしてこその青春ものじゃないのかなあ。続編だって点はあまり気にしないで読めた。罪と赦しってテーマだと、主人公はおまけで結局夏姫の話ってことなのかな。村山由佳にはもっと明るくて爽やかな希望に満ちた感じか、ドロドロしまくったのを期待してるんだな俺は。

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    2016年02月23日
  • 遥かなる水の音

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    結局何が言いたかったのか?
    文章の美しさだけで読み終わった感じです!

    若い周(あまね)の死を巡って、姉の緋紗子さん、同級生の浩介と結衣さん、周の恋人ジャン・クロード

    周の遺骨をサハラ砂漠にまくために4人でパリから出発する

    色々な人の目線で書かれている
    映画のような作品です

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    2016年02月03日
  • 天翔る

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    馬に携わる仕事をしているので、読んでみました。
    エンデュランスはとても過酷な競技で馬と人の信頼関係がきちんと出来ていないと挑戦できないことがわかりました。
    この本に出てくるような、馬と人との信頼関係を実際自分も作りたいと思いました。

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    2016年01月16日
  • 青のフェルマータ

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    良くも悪くも村山さんの作品って感じ。
    ムキムキ・マッチョな男と一見、貧相でか弱いカンジだけど芯は強い幸薄いカンジの女性とのあいだの恋。

    村山さんの作品を読み始めた頃に読めばもっと感動しただろうな。

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    2016年01月09日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    突然の帰国と再会。話の展開が急に慌ただしくなってきたが、それぐらいのスピード感がこれまでにも欲しかった。ようやく近付いてきたエンディングをどのように迎えるのか楽しみである。

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    2015年10月28日
  • 彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

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    舞台はオーストラリア。これまでとちょっと雰囲気が変わった分、マンネリ化を脱したが、全体的には話の展開が乱暴であるという印象を受けた。シリーズ全体の流れでは前巻から起承転結の「転」に位置するのかなと思いながら読み進めている。こうなると「結」はあまりにも予想通りでも、期待を裏切る予想外の結末でも何となく不満が残ってしまいそう。

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    2015年10月03日
  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

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    これまで恋愛に偏っていたテーマが社会生活や自立といったものへと変化しつつあると感じた。ようやく成長の兆しが見え始めた勝利に共感できる考え方が表現されており気持ちよく読めると思いはじめた矢先に、今後の展開が暗く深刻になりそうなエンディングが気がかりである。軽い気持ちでサクサク読めるというのが、ある意味このシリーズの唯一の良さだったのだが。

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    2015年09月23日
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

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    本編は特に波乱もなく少し物足りない。桐島先生の視点で描かれるサイドストーリーは別作品である「もう一度デジャ・ヴ」のサイドストーリーともなっていて、筆者の作品全体の立体感が増して面白かった。

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    2015年09月13日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    ファーストシーズンの回想がちょっと長過ぎる。逆にファーストシーズンの内容はこのぐらいに集約できるものなのかという印象が残る。
    スローペースな展開はこの作品の良さなので、それを味わうようにセカンドシーズンもゆったりと読み続けたい。

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    2015年09月09日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

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    これまで未熟すぎる主人公にイライラを募らせていたが、ようやく成長の第一歩を感じることができ、また話の展開も比較的早かったので、シリーズ中で最も気持ちよく読めた。

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    2015年08月22日
  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

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    本題である恋愛とは関係のない読書に関するセリフに共感。
    「ただ読んでいるだけでは何にもならない。どんなにすばらしい言葉に出会い、どんなに深く心動かされたところで~行動を起こさない限り、目の前の現実は少しも変わらない。~現実を動かすためのテコにはなるだろうが、テコはひとりでには動かない。実際にそれを手に取って使うのは、やはり自分以外の何者でもないのだ。」非常に重く、そして納得できる言葉だ。

    星野りつこの視点でのanother storyは物語に立体感を与えるもので良かった。ただ、恐らく万人の予想の範疇での思考であり、意外にもこういう感情で動いていたのか・・・という新鮮な感覚がなくその点は期待外

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    2015年08月01日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    何気なく手に取ったら一気に読んじゃった。こんな青春小説、久しぶり(苦笑)。いいなあ、若いって。安心して読み切りました。
    それにしてもこの本、初版が98年。だから、97年に卒業した僕と時代がほぼ被る上に、舞台が吉祥寺。まさしく僕の生まれ故郷で、大学時代も殆どそこで過ごした。だから景色はメッチャ懐かしい。大事な場面を作るCDがプロコル・ハルムの「青い影」というのも。僕ら世代には、シルビアのおかげでリバイバルヒットした歌だからね。あのオルガンのイントロが思い出されます。

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    2015年07月29日
  • 遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI

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    前巻の丈に続き、今回はマスターの目線から描かれるanother story。やはり物語の奥行きを増してくれる。ただ、マスターはもう少し、普通人の感覚を超越した特別な人物であってほしかったが、良い意味でも悪い意味でも普通人であった。
    現在までの登場人物は、皆それぞれが愛される魅力を備えていて、読んでいて不快感が少ないが緊張感もないため、物語全体が弛緩しているという印象。
    作者は、登場人物をいかに嫌われないように描くかを意識しすぎているような気がする。星野りつ子に関しては嫌う人も多いかもしれないが、恋は盲目であるという視点ならば彼女の行動も納得できる。今後も同様の雰囲気が続くことが予想されるが、で

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    2015年07月18日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

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    丈の目線から描かれるanother story、ようやく村山由佳さんの良さが発揮されてきた。「星々の舟」など同じ時間軸をいろんな人物の目線で描写する立体的な構成がとても面白いです。星野りつ子の目線から描くanother storyも読んでみたい。

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    2015年07月14日
  • 雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方 IV

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    「彼女の目を自分のほうに向かせておきたければ、僕はそれに値するだけのものをどんどん身につけていかなければならない・・・なぜなら、人は自分よりすべての点で劣る者に恋をし続けることはできないから」
    その通りだと思う。

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    2015年06月30日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    遠距離恋愛が始まって、ショーリがまた以前と同じような感じでかれんのことで頭がいっぱいになってしまう、その様子が重いというか、女々しいというか……。
    中沢氏は作者さんにとって都合のいい当て馬なんだろうけど、登場のさせ方がいかにもといった感じ。
    かれんも、ショーリも本当にゆっくりと、少しずつ成長しているんだろうけど……。
    私はこのシリーズは去年から読み始めて10冊を1年で読んだけど、リアルで連載を追っていた人は第1シリーズ完結まで15年かかっているんですよね。
    書いた作者さんも、違うテイストの他の作品を書く一方で、変わらぬこのシリーズを書き続けて素晴らしいと思いますが、リアルタイムで連載を追いかけ

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    2015年06月25日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

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    花村のお母さんは25歳の娘に対して過保護すぎて、子離れができていないなあと感じた。
    かれんと血が繋がっていないからこそ、なのかもしれないけど。
    あの母親だったから、何もできない娘になったんじゃないのかと思わざるを得なかったですね。
    かれんも成長してますが、最初の頃が年齢の割に幼すぎて……。
    次は1stシーズン最終巻かな。
    なんだかんだ言いながら、楽しませて貰ってます。

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    2015年05月30日
  • 記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VII

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    定番なおいしいコーヒーの淹れ方。話しをすっぽかしても付いていける展開と、ただ読み逃したところが気になってしまうという相変わらずな作風。ただちょっと小難しい展開に持って行きたいのかなぁと感じるのだが、イマイチそこがしっくりと来ない。

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    2015年03月27日