村山由佳のレビュー一覧

  • 永遠。

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     タイトルの「。」ってなんだよ。『モーニング娘。』かよ。と心の中でツッコミを入れつつ読んでいたが、何となく納得。あとがきにあるように、「一瞬のことであれずっと心の中で輝き続けるもののこと」という意味での永遠なのだとか。
     映画のサイドストーリーらしいが映画は見ていない。小説単体で読んでも楽しいと思う。ヒロインやヒロインの実父の心の内についてあんまり語られて無いので、その辺いろいろ想像できて楽しかった。

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    2011年01月16日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    村山由佳の文庫作品はほとんど読んだと思っていたら、この作品を読み落としていた。
    90年代の作品なので、シンクパッドやら電話回線のジャックなど、今となっては古い設定のものが物語の鍵となる。今読むとそれがかえって、いい演出をかもしている気がする。
    ただし、時代が変わっても変わらないものがある。大きな意味で言うとそれは「愛」であり、もっと言うと愛と恋の区別かもしれない。いずれにしても、恋愛において何が大切なのか、その一つの答えを著者は描き出しています。

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    2011年01月03日
  • 青のフェルマータ

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    読んだのが高校生だったので、今読めばきっと印象がまた違うのでしょうが・・・。
    登場人物が年上ばかりだったというのもあると思いますが、イマイチ入り込めない部分がありました。

    でも、人を傷つける人、傷つけられた人、癒す人、色々な人がいて、人の過ちというのも様々なのだという印象があった気がします。

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    2010年11月22日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    天使の卵と天使の梯子のアナザーストーリーなので、本編2作に比べるとボリューム感はない感じですが、この作品が一番春妃が死んでしまうシーンがリアルだった気がします。

    でも、梯子と同じでラストはすがすがしかったです。

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    2010年11月22日
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

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    夏といえばおいコーということで、今年もきちんと発売されて少し安心しました(笑)


    今回の作品は、本当に何も進展がなかったです。ただひたすらに甘い感じのラブストーリーが描かれていました。

    ひたすらに甘い感じのラブストーリーは、おいコーのいい所だと思うけど、受け入れられない人も多いだろうなともやはり思います。特に今回は喧嘩をするでもなく、ただひたすら話が流れていたので特に感じました。
    ただ、最後に次巻での内容に触れていて、次にどのような進展があるのか期待です。

    本自体も非常に薄く、大抵は1~2日で読み終わるだろう。

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    2013年12月27日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    上下巻を読み終わっての感想
    下巻の方が上巻よりも登場人物の内面の細かい描写が増えて、ストーリーの先が知りたくて、読むスビードが上がった。
    別の視点からnストーリーでも構わないので、今後の「かむなび」の綿々の物語も読んでみたいと思いました。

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    2010年08月14日
  • 永遠。

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    話はとても短く、中篇小説を読んでいる気分になった。
    でも、その短い中でのストーリー展開は確かに一つの流れを作り上げていた。
    元となった映画『卒業』を思わず見たくなる、そんな作品。

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    2012年10月22日
  • すべての雲は銀の…(下)

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    やっぱそうなっちゃいます?っていう終わり方をします。自分の信条に従って、言いたいことは言うし、ほしいものはほしいと言える彼女は強いなぁと思います。でも主人公が惹かれたのはその強さじゃなく、裏にある弱さなんだよね。強がらなくていいじゃん、可愛げない。と簡単に言えてしまうあなたは、強がらざるを得ない心向きについて少し知っていただけると嬉しいです。いつの間にか自分語りでごめんなさい。

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    2010年07月24日
  • 青のフェルマータ

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    自然というものを通して、大事なことを学んだ気がする。イルカを通じて、生あるものと人間との関わりについて考えさせられる作品。

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    2012年10月22日
  • 野生の風

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    読み始めはなんだか違和感を覚えたが、やがてそれが和らぐと、するすると文章が頭に入ってきた。壮大な自然を美化することなく写し出した一冊。

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    2012年10月22日
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

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    今回は少し本編が短かった気がする。でも、またあの保健室の先生が出てきたことはなんとなく嬉しく感じた。

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    2012年10月25日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    りつ子の気持ちが痛いほどに感じられた。やっぱり、読んでいると恋愛っていうのも悪くないなと思わされる作品。

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    2012年10月25日
  • もう一度デジャ・ヴ

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    明日の約束(おいしいコーヒーのいれかた)を読んでいたら話がでてきたので、一度読んでいたけど再読。
    なんとなくしか覚えていなかったし。

    読んだ時はまだ10代だったから面白く感じた部分があったのかも。
    個人的にはおいしいコーヒーのいれかたシリーズと世界がリンクしてるといるところは好きだけど、
    なんだか最後のオチの部分は微妙に感じた。
    もっと相手をぼかしたままにするか、きちんとした伏線かがあるほうがいいなぁ、と思った。
    レビューで同じように書いてる人もいましたが。

    それでもムラヤマ作品は大好きです。
    でもなんでこのひとはこんなにもハッピーエンドの作品が少ないんだろう…。

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    2010年07月02日
  • 楽園のしっぽ

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    村山由佳さんのエッセイを初めて読んだ。生きること死ぬこと書くことについての村山さんの考え方。すごくいいなぁと思った。すごくいいなぁだけでは現しきれない感情を伝えようと私も努力してみたい。
    今、好きなものがわからなくなっている・・という部分に共感。私がそれがわからなくなっているから、沢山の人の考えに触れたくて本を読んだり情熱大陸をみたりいろんな方と話したりしている。まだまだ模索中。
    この本にも少しヒントをもらった。農・生き物・育てるということ・相方さま・楽器・旅・・

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    2010年06月23日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    天使の卵という別の作品のアナザーストーリーらしいのですが、それを全く知らずに読んでしまいました。他の方のレビューでも言われていますがあとがき代わりの村上由佳さんの日記がとても面白かった。文章力のある人の日記だと何気ない日常でも魅力的に思えてしまう。

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    2010年02月01日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    詩を詠むかのように、さらさらと読めました。口をついて出たきつい言葉の後の、春妃の突然の死を受け入れられなかった夏姫が、くしくも姉、春妃と歩太の年の差と同じ、8歳年下のボーイフレンド慎ちゃんに暖かく見守られながら、姉の死を徐々に受け入れていく様子が優しいタッチで描かれていました。

    巻末には、日記調のエッセイが収録されていました。作家さんのタフな生活の様子が垣間見れました。

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    2009年12月12日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    なんだかんだで読み続けているシリーズ。ショーリとかれんの関係が牛歩状態ではあるけれど…高校生や大学生の、恋愛+αが全てな時間のおはなしは好きです。ないものねだりです。もう取り戻すことの出来ない時間を惜しんでいるだけなのかな。。。大人になると、いろいろ余計な小道具だとか脇役とかがガヤガヤしてきてしまうしね。それはそれで好きだけど、たまには「思い思われがすべて」な世界に浸りたいものです。そんなときにぴったり。

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    2011年07月17日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    読み始めました。 
    主人公の男の子が逃げる。 
    で、逃げた先で、預言者のようなお姉さまと出会いました。 
    まだ30ページしか読んでません。

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    2012年10月04日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    人が自分以外の誰かを好きになるのは、
    しょせん自分は独りなのだということを知るためでしかないのかもしれない

    主人公高瀬俊太郎が最後に悟る・・・。

    高瀬はいまの私と同世代。
    社会人2年目のまだまだ若輩者と言われる世代の男である。

    同級生ピナコとプラトニックな恋愛を維持しつつも
    大人な女優鏡に惹かれていく。

    ピナコが他の男性と関係をもっているのではないかと思うたび、
    焦る俊太郎は人間の醜い部分というか弱い部分を曝け出しているように
    思える。
    ひとはいろんな人に魅了され、恋をする。

    それは、自分と違うからなのかもしれない。

    その人を通して、自分という人間を知ることができるから。

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    2009年10月04日
  • 青のフェルマータ

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    おそらくこれが最後の読んだことのない村山由佳の作品。感想としては、不完全燃焼かな。もう少し話を続けて書いてもいいんじゃないのかなと感じる。里緒の恋に関してもそうだし、ゲイリー自身にしても、救いようがなさすぎる。彼の心のケアはどうなのか?どうせ作品を書くのであれば、脇役のことも最後までつづって欲しいと思う。

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    2011年07月17日