村山由佳のレビュー一覧

  • もう一度デジャ・ヴ

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    ライトノベル。と言いきっても怒られないと思います。
    教科書のような筋書きで、しかもテンポがいいのでリズムだけでスラッと読んでしまえる。現在と戦国時代という場面の変化を上手に使っているせいかも。
    村山作品は2冊目ですが、一切の破綻や筆が流れるということがなく、きっちりと起承転結に納まるのは見事。その上で「出逢い」にものすごくこだわっているように感じます。
    題材は輪廻転生。と言うよりも、運命の人との出会いを描いた作品なのかな。
    女性にとっての白馬の王子様、男性にとってのお姫様。赤い糸で結ばれているのなら、その人との出会いは前世から決められた未来。
    約束された少し先の未来までを、時を往き来しながら描

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    2012年08月18日
  • 彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

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    ダイアンの妹アレックスの登場に、初めは不愉快に思いながらも徐々に心を通わす勝利。
    しかし、まだ日本での出来事に対して向き合う準備はできないのであった。


    今年は二冊同時刊行なので、オーストラリア編の後半という感じです。

    最後のかれんとの電話越しでのやりとりで、おいコーの雰囲気が出てたし、「会いたい」じゃなくて「逢いたい」を使っていた所が、本当粋だなーと。
    これぐらい言葉に敏感になりたいです。

    佐藤先生とのやりとりや、最後のアレックスが勝利を慰めてるシーンは泣きそうになりました。

    次巻あたりからもっと動き出しそう!と思いきや、次巻は勝利のいない間の日本の出来事ということらしいです。

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    2014年01月21日
  • 雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season V

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    日本から逃げるようにしてやってきたオーストラリアで勝利は日本での出来事を忘れようとするが・・・。

    話が急に変わりすぎで、一巻飛ばしたかと思いました(笑)。

    逃げ出したということもあり、話は全体として暗いです。
    おいこーがここまで暗くなるとは…次からどう展開していくのか、気になります。

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    2014年01月15日
  • 雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season V

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    なんかもう、殆ど惰性で読んでる感じ。新刊出てるのも知らなかったし。でも、見つけたら買って読んでしまう。前作があんな形で終わってしまったからどうなるかと思ったけど、今作は
    新境地で、登場人物も多くて展開は少なく、さらっと読み終えた。
    頑張れショーリ!もう、ここまできたらダラダラと何年でも続いてくれ〜。ついていくよ!

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    2012年08月12日
  • 野生の風

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    アフリカの情景や動物たちの命の育みがとても魅力的。


    最後、一馬が死んじゃうのかと思った。
    二人の愛は実らなくて、飛鳥にとってはよかったように感じる。
    まだまだ自由に飛んでいく鳥でいる方が「らしい」ような。

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    2012年08月11日
  • 翼 cry for the moon

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    初めて読んだ村山さんの作品。
    まだまだ子供のときに読んだので、大人の世界観というか気の持ちようが衝撃的だった。
    今読み返すと前よりはなるほどと思う部分が増えた。

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    2012年05月06日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    村山由佳さんの小説はすごく好き。だから、一気に読んでしまった。年上の女の人との恋愛って年頃の男の子が一度は憧れるものなんだろな。主人公の涯のマリコさんへの気持ちが、切なかった。結局でも、マリコさんは彼を寂しいときの代わりの相手みたいにしか思ってなかったし、ひどい人だ。不倫はするのもされるのもやっぱりだめだと思った。結婚って、二人が一緒にいたいがためもあるしもうその人以外は一緒にいれない契約みたいな面もあるんだな。

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    2012年05月03日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

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    ネタバレ

    一体この話は何処まで続くのだろう。そろそろ飽きてきた。
    話の内容は面白いとは思う。年齢差に悩み、秘密に悩み、葛藤する二人―。

    だがしかし、勝利がかれんに対するあの一直線な想いはどうも、信じがたい。
    弱音を吐かない人はいるだろう。心の中で葛藤する人もいるだろう。
    その葛藤の様子があまりにも上手く出来過ぎているように思えてならないのだ。

    こころなんて、どろどろしたものではないのか。
    どんなに愛している相手であっても相手を瞬間的に憎いと思えてならない。
    勝利の心中は、言葉が簡単に連なっているように感じた。

    著者の本はエッセイを除けばほぼ読んだ。
    読みやすく感情移入もしやすいのだが、本当にそうな

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    2012年03月27日
  • 優しい秘密 おいしいコーヒーのいれ方 VIII

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    嘘は一つ吐くとそれを守るために何度も重ねて嘘を吐かなければいけなくなってしまうんだよ
    と小さい頃に言われたのを思い出した


    生きていく為には嘘を吐かなければいけない場面もあるし
    決して嘘を吐いてはいけない場面もあると思う
    自分を守る為にか
    他人を守る為にか
    そこでも嘘は変わってくると思う
    勝利が吐いたのは一体誰の為の嘘だったのか

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    2012年03月24日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

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    ネタバレ

    おいしいコーヒーのいれ方Ⅴ


    幸せの形を見たような気分
    明子さんとお父さんは本当に幸せそう
    もちろん勝利やほかの人々も


    なんだか雲行きが怪しそう
    星野が今後どう絡んでくるのかがとても気になる終わり方です

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    2012年03月24日
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III

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    ネタバレ

    おいしいコーヒーのいれ方3


    勝利視点で話が進んで行くから勝利の気持ちがすごくよくわかる
    でも女としてはかれんの気持ちもよく分かるから
    二人のじれったい感じに時々イライラする


    今回はなんだか波乱万丈な話です
    でも読んでてほのぼのしてしまう
    それがこのシリーズのいい所だと思います

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    2012年03月24日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    村山由佳らしい話なぁと思いました
    この人の小説はいつも恋愛という要素でいっぱいなはずなのに
    また恋愛とは違った所にテーマがあるような気がします


    主人公のだらしなさや身勝手さには厭きれましたが
    どうしても嫌いにはなれませんでした


    人間は誰だって自分の居場所というものを求めていて
    一度それを手にしてしまうと"自分の居場所を失う"ということには鈍感になってしまって
    気づいた時にはそれは跡形もなく消え去ってしまっているかもしれないのに
    今悩んでいるこの瞬間にも


    恋愛にはタイミングが大切ということを思い知らされました

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    2012年03月24日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    『天使の卵』『天使の梯子』の続編。内容的には薄いけれど、夏姫目線が新鮮で良かった。一人ひとり、各々に世界があるように、それぞれのストーリーがある。

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    2012年03月20日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    まあ上巻だから中途半端に終わったわけだけど。

    一度くらい大学休んで、ぼーっとするのもよかったのかもな。

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    2012年03月12日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    話が面白いというより、描き方がきれいだなと思った。うさぎの書いた詞の「夜明け前が一番くらい」っていうのは、歌詞とかにも良くあるけど本当に辛い時に聞いたら支えになる言葉だなと思った。
    涯はとっても敏感でそれは、恋愛だけじゃなく人との関わり方にも現れてるなと思った。私は大胆で大雑把な性格なので、その繊細さを意識したいと思った。

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    2012年02月23日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    音、それも音楽ではなく、音そのものにこだわる主人公、
    その設定が新鮮だった。
    主人公の優柔不断さみたいなもの、それが恋なんだろうな
    と思わせる小説。さらっと読めます。

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    2012年02月17日
  • 青のフェルマータ

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    中学生の時に村山さんを知り、無我夢中で読んだ作品の中の一冊。
    最近出された「放蕩記」を読み終え、作者の思いや育った環境等を知り、また読み返してみようと思って再読に選んだ一冊。
    タイトルや、表紙、イルカのもたらす人への癒し、海の魅力、チェロの奥深さ、私のストライクど真ん中でした。
    私はこの作品でイルカに惹かれ、まだ実現できてませんが「いつか珊瑚の産卵を見たい」という夢を持ち続けています。
    ただ、今回読み進めていく中で、どうしても主人公理緒の恋愛面での行動は私には理解に苦しむところがありました。
    女として、男に惹かれる。その結果がゲイリーと関係を選んだとはいえ、「傷を負った」理緒があそこまで露骨に

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    2012年01月27日
  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

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    かなり個人的に...
    勝利とかれんの関係にちょっとダレてきたかなー。

    いや、前よりラブラブ感が伝わってきて幸せなんはいいんやけど。
    1冊の作品として、もうちょっと欲しかったなぁ。

    それにしても、終わり方...(;O;)

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    2012年01月16日
  • すべての雲は銀の…(上)

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    考え考え、言葉を選ぶようにしながら、彼女は静かにポットを置いた。「私が言おうとしたのはね。つまり幸福とか不幸って、ものすごく個人的な問題だってことなの。(中略)ただ確かなのはね。まわりの九十九人までが全然たいしたことないと思ったって、本人が不幸だと思ったらそれは不幸なんだっていうことよ。その反対に、はたから見てどんなに救いのない状況でも、当人が少しでも満足できるなら、それはりっぱに幸福でありうるんだわ」
    そう言って、彼女はひとつうなずいた。まるで自分自身を納得させているような感じだった。

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    2012年01月09日
  • ヘヴンリー・ブルー

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    天使の卵のアナザーストーリー。夏姫の心情を視点にして書かれている。過去の2作品を再構成したもの。これはこれでありなのかな。
    ただ、もう一度、天使の卵を読み返したくなりました。

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    2011年12月20日