村山由佳のレビュー一覧
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ネタバレいつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、(おとなの女)になったかれんに、愛しさが募る半面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が帰国する。一方、喫茶店『風見鶏』のマスターの身辺もあわただしくなる。かれんの同僚だった桐島先生の視点で描くサイドストーリーも収録。
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今回はこれと言った波は無く、凪の海をのんびり見つめているような話だった。
ただ、最後に不動産屋の裕恵さんの義弟がオーストラリアから帰国した事。そして次回の波乱が予想されるような終わり方。( -
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こんなしっかりした大人な年下の男の子、いないだろうなと思いつつ、すごく羨ましい。
大人、って難しい。恥ずかしがらずに、素直に「振る舞える」人が包容力のある大人なのかなぁ、と最近思う。自分の考えをきちんと伝えられる能力のある人が、本当の大人なのかなって。
勝利には、5つも年上のかれんがどう見えているのかな。男の子は普通年下の女の子が良いと思うけど、綺麗な人なら年齢とか関係なくなるのかな。年下にこんなに大切に想われるかれん、いいなー。とかずっと思ってた。
かれんの気取らない無邪気なところも、真似できるならしたいぐらい。女性の作家なのに男目線なのも、新鮮。
(20140831) -
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とりあえず勝利くんおめでとうですね。長かったです。毎年毎年このシリーズが出るのをちまちまと集めているときは本当に感無量の10作目でした。
こうして一気に再読してしまうとあっという間でしたが。
勝利のスランプ(ではないらしいですが)が重たく、精神的にボロボロになってく姿は今までの中で一番人間らしかったなと思います。
そつなくこなす奴というのが勝利のイメージで、唯一の例外がかれん関係だと思ってました。かれん以外の壁にぶち当たった勝利は少し大人に、かれんに近づいたんじゃないかなと思います。
中澤氏にきっぱり告げたかれんも。
それにしても中澤氏といい星野りつ子といい、この作品の脇キャラは割とストーカー -
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あたしの持ってるおいしいコーヒーの入れ方シリーズ、この巻から背表紙が黄色になりました……別に装丁が変わるのは良いんだけど、シリーズものは同じ色で揃えたかったなぁとショボンとしました。まぁ読者にはどうしようもないことなんだけど。
本作を読んでてこのシリーズの中で一番成長したのってかれんじゃないかなと思いました。
もともと割と頑固なかれんだけど、こうまで強行突破しようとするとは……そりゃ勝利も焦った気になるってもんです。
かれんの考えはカッコイイと思います。転職するなら年齢的にもそろそろキツくなるし、前に進もうとするポジティブさは立派だと思います。
でも花村夫妻の反対する気持ちもごもっともだと思う -
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ネタバレ夏姫目線。
『天使の卵』では、どうしても歩太と春妃に感情移入してしまうので夏姫のことは正直、明るいけど子供っぽい、気の強い子と思っていた。
それはそうなんだろうけど、夏姫側から物語を追うと、大人になって回想する形を取っているからか、彼女もまた救われない人だったということがわかってすごく切ない。
両方読むと、誰が悪いとか、どの選択が正しかったのかとか、ないような気がしてくる。
でも10年経って、それぞれが過去をやっと乗り越えて、一歩踏み出すことができたのかな。
あとがきの著者のブログが面白かった。作家の1日の過ごし方が垣間見れて。小説を書くだけじゃなく、宣伝やらインタビューやらで忙しそう。あ