村山由佳のレビュー一覧

  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

    Posted by ブクログ

    家にあったからなんとなく読んでみたんだけど。
    なんか、妙に描かれる声が生の声だなぁという感じで面白かったは面白かったが、分かるなぁという感じでもあったが、まさかの、こんな中途半端な感じで終わるとは(笑)。 続き物らしいので仕方あるまいか。(なお、これもすでに7巻 笑。これを7巻読むって…長いな…まぁ漫画のような感覚か。。)
    この主人公たちは、自分とはまとう空気がやや違うけど、あぁ、まさにいる、こんな感じの子・・・!という感じでした。

    0
    2015年02月26日
  • 花酔ひ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    端的に説明するならば、SとSの夫婦と、MとMのそれぞれしっくり行っていない夫婦が知り合い、お互いの性癖も知ってしまう。しかし、Sの夫とMの妻は『恋』と思い、Mの夫とSの妻は『欲望を消化できる相手』となるところが、この作家さんのよく考えた所だと思う。ともすれば夫婦交換のエロ小説になってしまいそうな物語を、江戸の粋と京都の艶を着物に著してスパイスにしていると思った。
    でも、まぁ、アダルト小説でしたけどね。
    これはブラック村山の方……とは簡単に判断できない人間の業の物語だったけど、おいコーとかと比べてしまうと分類的にはやはりブラックの方だったかと。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    浅草

    0
    2017年09月22日
  • ヘヴンリー・ブルー

    Posted by ブクログ

    天使の卵、天使の梯子を読んでから
    随分経っていたので
    ざっくりとしたあらすじの様な感じで
    簡単に読めたけど、心に響かなかった
    「天使の梯子」って月がきれぎれの雲間に隠れて
    そこからさす光のことだと知りました
    いい言葉ですね。

    0
    2014年12月16日
  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

    Posted by ブクログ

    年齢の割に大人っぽいと思っていたショーリだけど、今回かれんのことで頭がいっぱいになり、色々とやらかしてくれます。
    作者さんとしては、ショーリの成長過程も描きたくて、わざとダメな部分を強調したかったのかもしれないけど、男子があそこまで恋愛脳だとちょっと重い……。
    性欲に関しては異常に我慢強いのにね。

    星野りつ子視点の話も重くて、演歌の世界でした。

    0
    2014年11月07日
  • すべての雲は銀の…(下)

    Posted by ブクログ

    それぞれスタートラインについたところで、今後のことは読者の想像に任せるといった感じの終わり方でした。
    登場人物それぞれ、いいことを言っているのだけど、爽やかさを出したかったのか、全体的に浅い感じ。
    兄貴と由美子のカップルには最後まで「ふざけんな」と思い、もやっとしたままだった。
    祐介の口調が、園主と瞳子さんが注意したように「スカスカ」耳障り(目障り?)だったので、上巻と同じように☆3個で。

    0
    2014年11月02日
  • すべての雲は銀の…(上)

    Posted by ブクログ

    実の兄に恋人を寝取られた傷心の祐介は実家を離れ信州で働くことになる。
    恋人に振られただけなら、たぶんここまでショックではないのだろうな。
    主人公の1人称で語られているだけに、その兄と恋人は不幸になれと思うくらい腹立たしい(たぶん、ならないのだろうけど)。
    信州の自然の描写や、村山さんの透明感のある文章は素晴らしいけど、主人公の「~ス」という会話文が、どうにもわざとらしく感じるので、☆は3個で。

    0
    2014年10月31日
  • 天使の梯子

    Posted by ブクログ

    天使の卵の続編です。
    卵から10年経過した話。
    歩太たちが大人になっていて、甘っちょろい感じがは薄くなっていました。
    卵の話より共感できたかな~

    0
    2014年10月24日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

    Posted by ブクログ

    裏表紙のあらすじと、表紙のイラストに惹かれて旅先で購入。
    シリーズものなのを知らずに購入して後日慌ててシリーズの一冊目を追加購入。

    青春時代の純粋な恋愛。
    前巻ではキスすらなかなかできなかった珍しいほどうぶな主人公たち。
    なかなか進展しないふたりに焦ったさを感じてしまう。
    学生時代に読んだらまた違ったかもしれない。

    0
    2016年06月25日
  • すべての雲は銀の…(上)

    Posted by ブクログ

    大好きな村山先生の本の中で、まだ読んでいなかった作品。兄に恋人を取られた祐介が、逃げるように菅平のかむなびで働き始めます。これは上巻

    0
    2014年10月18日
  • 翼 cry for the moon

    Posted by ブクログ

    ヒロイン真冬の不幸な出来事の数々が重すぎて、不幸のオンパレードといった感じ。
    人種差別的問題、児童虐待問題といった現代の問題など、少し詰め込み過ぎの感があった。
    最後の事件なんて、お義父さん、アホですか?と言いたくなるような行動がきっかけだし。
    それは、家族は怒るだろう。

    一言、犬は巻き込むな。
    最後、全部犬に持っていかれました。

    0
    2014年10月18日
  • 遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI

    Posted by ブクログ

    マスター視点の話で、事故の経緯が判り良かった。
    かれんとショーリは相変わらずというか、ショーリは一人暮らしをすることになり、少しずつ成長もしているんだろうけど、進み方が本当に遅い。
    かれんは、男性に対して何か強烈なトラウマを持っているっていう設定で、私が忘れているか見落としているのだろうか……ショーリはあんな我慢強い少年は天然記念物もの。
    じれじれと文句を言いながらもきっと次も読みます。

    0
    2014年10月12日
  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    僕はいったい、どんなことでなら頑張れるんだろう……。勝利は本格的な就職活動の時期を迎えるが、自分が何をやりたいのかが分からず、漠然とした将来への不安を覚える。そして、いま、大きな困難にちょくめんしているかれん。仕事のこと、おばあちゃんのこと、悩みながらも精一杯お年寄りの世話をする日々。せきにんとは、社会的立場とは……、大人への転換期に戸惑う勝利。セカンドシーズン第4弾。

    Bangles Eternal Flame

    ------------------------


    殴られた跡も薄くなり、徐々に普通の生活に戻って行く。勝利3年生。就職活動を前の悩める大学生。
    恋人のかれんは、ボランティア

    0
    2014年10月08日
  • アダルト・エデュケーション

    Posted by ブクログ

    男女の官能がテーマとしてある短編集で、後輩に彼氏を寝取られるような、割合普通の話もあれば、変わったシチュエーションの話もあり、文章は読みやすく、読んでいるとするすると読めるんだけど、読み終わってから心に残る話がなかった。

    0
    2014年10月07日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

    Posted by ブクログ

    進み方が遅いのは慣れたんだけど、今回は星野りつ子の出番が多くてショーリとかれんの場面が少ないような?
    次の巻で花村の両親が帰国して、また大きく動くのかな?

    0
    2014年09月28日
  • 記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VII

    Posted by ブクログ

    日本の丈視点での話。「私、あなたが弟で、ほんとによかった」とかれんが言うくらいいい弟だよ。いろいろあったもんだから、由里子さんからのかれんへの提案にもちょっとじんときちゃったり。うわ、いいところで次巻に続く。

    0
    2014年09月23日
  • 彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

    Posted by ブクログ

    アレックスがだんだん可愛く見えてきた。大きな家で育った子は、家族がそばにいるって生活を知らないんだなぁ。据え膳食わないショーリ。かれんの声を聞いて、涙を堪えきれなくなってしまうショーリ。そろそろ日本に帰ろうよ。

    0
    2014年09月17日
  • 雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season V

    Posted by ブクログ

    何が起こったかと思ったオーストラリア編。逃げてきたのか。少しずつ自分を取り戻しつつあったショーリにアレックスのラストの言葉。「突きつけられた」感じ。

    0
    2014年09月15日
  • 明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、(おとなの女)になったかれんに、愛しさが募る半面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が帰国する。一方、喫茶店『風見鶏』のマスターの身辺もあわただしくなる。かれんの同僚だった桐島先生の視点で描くサイドストーリーも収録。

    -----------------

    今回はこれと言った波は無く、凪の海をのんびり見つめているような話だった。
    ただ、最後に不動産屋の裕恵さんの義弟がオーストラリアから帰国した事。そして次回の波乱が予想されるような終わり方。(

    0
    2014年09月15日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

    Posted by ブクログ

    こんなしっかりした大人な年下の男の子、いないだろうなと思いつつ、すごく羨ましい。

    大人、って難しい。恥ずかしがらずに、素直に「振る舞える」人が包容力のある大人なのかなぁ、と最近思う。自分の考えをきちんと伝えられる能力のある人が、本当の大人なのかなって。

    勝利には、5つも年上のかれんがどう見えているのかな。男の子は普通年下の女の子が良いと思うけど、綺麗な人なら年齢とか関係なくなるのかな。年下にこんなに大切に想われるかれん、いいなー。とかずっと思ってた。

    かれんの気取らない無邪気なところも、真似できるならしたいぐらい。女性の作家なのに男目線なのも、新鮮。
    (20140831)

    0
    2023年05月14日
  • すべての雲は銀の…(下)

    Posted by ブクログ

    それぞれの傷を負い、出口のない自分の居場所を失った人々が、信州菅平のペンション「かむなび」に引き寄せられ、徐々にそれぞれの出口を見つけ歩き始めるというストーリー。ハッピーエンドでもなく、その逆でもなく、人生はまだまだ続くし、その一歩一歩の途中であるという終わり方は嫌いじゃない。
    作中の、個性についての園主の言葉や、瞳子さんの逆の発想にはっとさせられたり。
    「個性」とは、「人と違うもの」ではなく、「どれだけ沢山の人に共感してもらえるか」なるほどその通りだと思った。

    0
    2014年08月30日