村山由佳のレビュー一覧

  • 雪のなまえ

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    いじめから不登校になった5年生の雪乃が、会社を辞めて就農する父とともに田舎に引越して、自然に触れながら新しい生活を始める。農作業や風景の描写が細かくて一緒に体験しているみたい。
    同じ年の大ちゃんのシンプルでナチュラルな言動が、心を温めてくれました。

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    2024年02月07日
  • 花酔ひ

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    友人から借りた本

    エロかったです。久々にこういう本読みました。渡辺淳一さんとか、なんなら団鬼六先生のソフトバージョンみたいな。
    ラストは、えええ?みたいな感じでした。
    京都とか、お着物の表現は素敵。

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    2024年02月04日
  • Row&Row

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    夫婦の間で、価値観や感覚のずれ、ひとつの物事に対する受け止め方の違いが少しずつ表面化するにつれ、これはもう一緒に暮らしていけない、とはたから見ていても思えてくる。それでも平穏を保とうとする夫と妻それぞれに、どうか早く決断してくれ!と思いながら、読み進めた。
    2人の出した答えは、それで良かったと思えるものだった。


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    2024年02月03日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    遠距離恋愛の切なさが伝わりました。離れてる分、相手の様子が分からないし、不安になる。ショーリの気持ちは痛いほど共感できました。

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    2024年02月02日
  • 天使の柩

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    シリーズ3作品目の最終章。1番切なくて、読んでいる最中も苦しかった。でも、1番優しさに溢れていた。終わりの物語だけど、何かが始まる物語でもあった。

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    2024年02月02日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    先日、NHKのとある番組(ネコメンタリー、ではなく)で筆者のお宅に伺っているシーンがあり、(経緯は忘れてしまったけれど)猫に関するエッセイを出されていると知って手に取った。
    まさか、随分前から名前は知っているものの、タイミングやご縁なくこれまで作品を読んでこなかった村山由佳の、初読書作品が、こちらの猫エッセイになるとは。

    好きな作家のエッセイを読むことは好きだったけれど、小説作品を読む前にエッセイを読んだ作家さんは初めてかもしれない。
    けれど、1人の猫好きとして、また、愛する猫を失ったことのある身として、どんな描写も愛おしく、また別れに向かう日々の尊さは寂しかった。
    私が愛猫を失ってから10

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    2024年01月27日
  • Row&Row

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    登場人物の誰も好きになれなかった。
    美登利は最初から嫌いだったし夫もクズだった。
    涼子を応援していたけどなんであのタイミングで2人の人と不倫するかなあ。
    しかもカッコ悪くバレちゃうような。
    というふうに憤りながらも最後まで一気に読まされちゃうところが村山由香さんの筆力かな。

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    2024年01月27日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

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    シリーズ第九弾。介護福祉士を目指し、鴨川へ移住しようとするかれん。花村の両親に反対されるが、出生の秘密を知っていることを打ち明け、何とか了解を得る。かれんを応援するが、一方ではかれんに行って欲しくない勝利。確かに、かれんは離れて暮らすことが辛くないのか?と思ってしまう。

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    2024年01月21日
  • 天使の梯子

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    どんなことにもタイミングってあるのだと思う。どんなに言葉を尽くされても受け入れることができないことも、自分自身を赦すことができないこともあると思う。それでも、人との出会いや時間が気持ちに変化をもたらすこともあるのだと思った。そして、私はこの作品と20年くらい前に出会えていたら、もっと心の深くにささったんじゃないかな?と思う。

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    2024年01月21日
  • はつ恋

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    ネタバレ

    40代の大人の恋愛話。房総と大阪の遠距離恋愛を、季節の移り変わりと共に書かれた小説。年老いた親や嫁に行く娘の話しなどこの世代にある話が盛り込まれていました。タイトルのはつ恋は、主人公ハナの相手トキヲが、幼馴染みのハナに幼少期に抱いていた恋心。展開はそんなに激しくないので、ゆったりした物語好きにはよいかもと思います。

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    2024年01月17日
  • 風は西から

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    星は実質3.5

    題名の「風は西から」は奥田民生の曲名。

    恋人は将来地元の居酒屋を継ぐため、外食チェーンに就職。就職試験の際、創業者のカリスマ性にあこがれを感じていた。

    しかし、入った会社は超がつくほどのブラック企業で、恋人は自らの命を絶ってしまう。

    なぜ、恋人は自死しなければならなかったのか?会社は何をしてくれたのか?今後も自死を選択する人が出てくるのではないか?

    突然、大切な人を失った人は残された家族とともに会社に真実を明らかにすべく、戦いを始める。

    また、この会社が絵に描いたようなクソ会社。しかし、作中で描かれる会社の人間は実際に居そうでこれもまた怖い現実。

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    2024年01月15日
  • 記憶の歳時記

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    ネタバレ

    エッセイ。
    夫とケンカして家を飛び出して、家族には余計な心配をかけたくないから仕事相手に保証人になってほしいって言うのはなんというか、もやっとした。ただまぁ、だったら「自分が味方になるから力になれることがあったら何でも言ってね」なんて言わないでほしかっただろうなと思う。そんなこと言われたら頼るよね。

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    2024年01月14日
  • Row&Row

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    これはよかった。私も、キャリアに邁進している働く女性の端くれとして、かなり身につまされる思いが…。夫と妻のすれ違いとか、ちょっとした歪みの描写がめちゃくちゃリアルで、やや読んでてキツかったが、ストーリーとしても面白くて一気読み。不倫女が本当にウザいww

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    2024年01月06日
  • 優しい秘密 おいしいコーヒーのいれ方 VIII

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    シリーズ第八弾。テーマは秘密。かれんとの仲を花村の叔母さんにバレそうになるが、嘘でごまかしてしまう勝利。星野りつ子、積極的というか、我儘というか、嫌なヤツになってる。かれんは鴨川の老人ホームへの転職の話が進行中で、一軒家に一人暮らしの予定。

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    2024年01月04日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    大胆な性描写と女性の男に対する恋愛感情をこれでもかと書いている。性描写が多くてちょっとだれるけど今現在の文学なんだろう。中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、島清文学賞を授賞している。最後まで読みきると文学作品だと認識する。

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    2023年12月30日
  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

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    シリーズ第七弾。一人暮らしを始めたショーリだが、かれんとは思い描いたようには会えない。上の空でバイトに行き、風見鶏で失敗を重ねてしまう。かれんから、転職を考えていることを打ち明けられ、今より会えなくなることを受け入れようとするショーリ。もっともっとベタベタしたいだろうに。おまけスピンオフ、今回は星野りつ子。ちょっと悲しい。

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    2023年12月28日
  • 女ともだち

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    全体的にアブナイ女性が多く登場する。初っ端から、えーこわっと呟いてしまうような作品たちがいろいろ。

    「ブータンの歌」はいい終わり方。阿川佐和子さんの小説初めて読んだな。
    嶋津輝さんも初めて。知らない作家さんだけど、独特の雰囲気が面白かった。
    森絵都さんは爽やかな作品のイメージだけど、これはけっこうドロッとしてる。でもいい友情。ジビエ・フェスタ、楽しそう。私は石垣牛の方が食べたいけど。

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    2023年12月26日
  • 遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI

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    シリーズ第六弾。花村夫妻がロンドンから帰ってきた。それを契機に一人暮らしを始める勝利。番外編に風見鶏マスターの話あり。初版が2002年、文庫本は2004年出版、20年も前の話なのか。あとがきに筆者が書いているが、本作品で季節は初夏から真夏になっただけという超スローペース。

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    2023年12月22日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

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    シリーズ第五弾。勝利は星野りつ子にかれんとの関係をうちあける。勝利の父・正利が再婚相手・明子とともに帰京し、間も無く女児を出産する。勝利の妹、綾乃の誕生である。携帯電話を買ったり、一人暮らしの計画をたてる勝利だが、かれんとの間に進展は無し、、、まあまだ5作目だから仕方ないか。番外編で丈の恋バナあり。

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    2023年12月21日
  • 記憶の歳時記

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    デビュー30年記念碑的エッセイ。
    卯月から弥生までの12の季節に端を発した父、母、猫、学校、夫、住居、それぞれとの想い出エッセイと書き下ろし掌編。

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    2023年12月12日