村山由佳のレビュー一覧

  • ある愛の寓話

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    Twitterで見かけて気になったから読んでみた!
    「愛」を愛という言葉なしに届けてくれる短編集。
    ものすごく、感想を言語化するのが難しい。心の中にほわほわと温かい気持ちが溜まって、じんわり沁み入ってくる感じの話。人間じゃなくても、動物でも、物でも、愛がある。
    『グレイ・レディ』がとても好きだった。人間じゃないからこそ、死は二人を別たない。
    『乗る女』も好き。メインは馬だけど、人間にも愛がある。明るい未来を想起させる終わり方で、このあとどうなったのかな…と余韻があってとても好きだった。この後どうなったんだろうと思わせる話って、めちゃくちゃ良いよね。

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    2026年04月17日
  • はつ恋

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    恋というのは若者の特権だけではない。
    こんなにも純粋で無垢な相手への気持ちがある恋愛を、歳をとってもできることは素敵。

    自分が大変な時にふと逢いたいと言える・面と向かって感情を爆発させて怒ることができる。どちらも恋愛において大事なことに思えた。

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    2026年04月17日
  • DANGER

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    戦争に翻弄されたバレエダンサーとその周囲の人々の回想の物語り。第二次世界大戦当時の中国方面の様子、その後のシベリア方面の様子がリアリティを感じさせる描写で描かれているように感じました。
    個人的には、ちょっとバラバラとたくさんのテーマがあって、全体が長いようにも思ったのも事実ですが、物語として適度にピークが散りばめられていて面白い内容と思いました。
    星3つの評価といたしました。

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    2026年04月10日
  • はつ恋

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    大人の恋愛を描いた物語。
    若い頃の恋愛は、相手との将来を考えてしまい、恋愛そのものを楽しむことができないこともありますが、大人の恋愛にはそういった不自由さが少ないのが魅力。喪失も挫折も味わっている大人だからこそ、相手を思いやる気持ちに深みが出るように感じました。
    自然描写や情景描写が心地良く、2人の関係性を彩っています。とても癒される恋愛小説でした。

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    2026年04月03日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

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    おいしいコーヒーのいれ方の二作目。主人公は大学生になったよ。恋敵的な存在出てきたけど、正味一緒に暮らしとる主人公に部がありすぎるなぁ。相変わらずヒロインはおっとり系のイイオンナでした。展開は前ほど動いてなくて足踏みした印象やから星3ってとこ。でも、「僕らの夏」っていう大学一年生の夏の時期の出来事を描いた物語で、お互いに酷い夏風邪を拗らせた時を話の中心にしてるところが村山由佳のこだわりかなーと思って、そこはめちゃくちゃ良かった。

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    2026年03月23日
  • 星々の舟

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    それぞれの家族視点で進んでいく。
    沙恵の視点で悍ましくて読みたくなくなった。胸が締め付けられて気持ちが悪くて早く楽になりたくなって読んでしまう。
    沙恵の幼少期にうけた虐待を娘に置き換えたら辛くなる。私は加害の性別でそれを痛感する。
    父親のストーリーを最後にしたのは何故だろう。
    最初のアキラの視点がずっとついてまわって最後までアキラの視点が復活するのを待っていた。

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    2026年03月20日
  • 女ともだち

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    読書の幅を広げるアンソロジー
    女性作家8人8作品収録されている
    読み始めると表題のタイトルから発展するドラマは、あぁこうなるのかと遅れて思い至る
    この辺りは読者の性差で大まかに分かれるのではなかろうか
    物語的には男女関係がメインとなる
    好きな話は、阿川佐和子さんの『ブータンの歌』、森絵都さんの『獣の夜』でした
    本の構成が、どろどろ→人生→奔放という感じだったので、読後感は悪く無かった

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    2026年03月08日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    純愛小説そのものなのでそういう世界にはまり込みたい方におすすめです。展開が期待どおりというか、さっくり読めました。

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    2026年03月07日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

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    上巻でのヒリヒリに耐え切れず
    少し時間を置いてから下巻を読もうと思っていたのに
    手に取ったら一気に読んでしまった。

    作者は男性(夫)に恨みでもあるのか?
    ってくらいに
    男性の弱さやズルさを書くのが実にうまく
    読んでいて実際に胃がキリキリしてくるような感じがした。

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    2026年03月06日
  • 遥かなる水の音

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    行って見たいとは思う砂漠。
    とても行く機会は無いだろうと思う砂漠。
    それを擬似体験する様な作品。
    砂漠の砂を素足で踏んでみたい。

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    2026年03月04日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

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    やはりこうなったか。(離婚)
    唯一、救いだったのは野々村が言っていたように妻帯者の男性が好みの美登利がロードバイク中に転倒して勃起不全になった孝之と妊娠してるってこともあってか結婚したことかな。誘惑して落としたらポイ捨てするのかと思ったから。
    まぁこのふたり(涼子と孝之)はどっちもどっちだね。
    涼子にとっては明らかに離婚して都内にマンション飼って猫を飼って仕事もバリバリして矢島と会いたい時に会って、その方が余っ程幸せなのは確か。

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    2026年03月03日
  • ロウ・アンド・ロウ(上)【毎日文庫】

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    すらすら読める。
    大手広告代理店に勤める涼子がとにかく忙しい。
    企画、プレゼン、後輩のフォロー、クライアントとの会食、
    毎晩10時過ぎに埼玉にある年下の夫の為に建て住居兼美容室の自宅に1時間半かけてクタクタになって帰る。
    夫の美容師のメガネ男子の優男の孝之、腕もいいし、出勤の送迎も毎日してくれる優しい夫。
    でも、お互いくつろげない。
    どっかいびつな夫婦関係。そこへ趣味のロードバイクサークルで知り合った美登利が現れ…下巻に続く
    となるんだけど、このあざとすぎる美登利がきっとひっかきまわすんだろうね。

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    2026年03月03日
  • 猫はわかっている

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    猫をテーマにしたアンソロジー短編集ですね。
    人気作家7人が、謎と企みに満ちた短編を綴ります。

           目次

     世界を取り戻す    村上由佳
     女か猫か       有栖川有栖
     50万の猫と7センチ  阿倍智里
     双胎の爪       長岡弘樹
     名前がありすぎる   カツセマサヒコ
     猫とビデオテープ   嶋津輝
     幸せなシモベ     望月舞衣

     阿倍智里さんがエッセイで猫との生活を描いた作品で、それ以外はフィクションの短編なのだけど、猫が脇役扱いなので、ちょっと残念です。
     長岡弘樹さんと望月舞衣さんはさすがに短編の名手ですね。有栖川さんは、学生アリスで久しぶりに江神さんが

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    2026年02月25日
  • ありふれた愛じゃない

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    ネタバレ

    いつ2人が求め合うのかなって結構待ちました(笑)ついに…の時の描写は目に浮かぶ様な感じでさすがです。ただ周りのお節介のおかげすぎるかな。リウは間違いなく社会不適合者だから上手くいかないんじゃないかな…って思っちゃう私はリアリストだけど、本気で恋に落ちたらこんな行動に出ちゃったりするのかな?共感が、難しい。一夜の真実って本当にあるのかなー。、
    貴史のまあちゃん呼びがキモい&暴力までふるわせちゃって悪い印象持たせすぎで可哀想(笑)普通に素敵な青年の設定であってほしかったかな。
    ちょっと主人公に都合いいストーリーすぎる感じがしたかなー

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    2026年02月23日
  • ロウ・アンド・ロウ(上)【毎日文庫】

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    私はまだ結婚もしていないし、年代的にもまだまだだから、最初の方はあまり共感もできず淡々と読み進めていた。が、みどりが登場して、旦那と徐々に距離が近づいていくにつれ、あーいるいるこういう女!って面白くなってきてしまった。上巻を読んでみてから下巻の購入どうするか決めようと思っていて、上巻の半分までは、下巻はいいかなと思っていたけれど、これからみどりと旦那がどうなるのか気になってしまって買おうか迷ってます。

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    2026年02月23日
  • 【新装版】海を抱く BAD KIDS

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    青春小説とだけでは片付けられない
    内容の濃さと複雑さを感じました
    人は会うべき人にしか会わない
    そうかもしれない…
    様々に表情を変える海は自分も好きです

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    2026年02月22日
  • 星々の舟

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    ネタバレ

    静かな中に愛の激しさを感じる連作短編集でした。家族のそれぞれの視点から各々の恋模様が語られますが、それぞれが一筋縄ではいかないものです。レイプされた過去を受け入れてくれた兄が義理だと思って愛したら、実の兄だと判明した妹視点の「ひとりしずか」、戦争中に朝鮮の慰安婦を愛してしまった父視点の「名の木散る」が印象的でした。辛い恋であってもその一時に身を焦がす程の激しい愛を感じられたら、それは幸せだと言えるのだろうか…。愛の奥深さを知らされた気がします。

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    2026年02月04日
  • ある愛の寓話

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    色んな愛の形があるなぁっ…と思わせられた。
    同意できる話しもあれば
    『⁈』と感じる話しもある。
    私も今さらだけど、1度だけ人の言葉を
    話したのを聞いたかもしれない。

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    2026年01月31日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

    匿名

    購入済み

    出会ってから離れるまでの話の展開に心がついてゆけなかった。彼女の姉と付き合う彼も。妹の元彼に好意を持たれ、やがて好きになってしまう姉。どちらも酷いと思ったが、一線を踏む超えてまでも止まらない感情ってあるのかと複雑でした。

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    2026年01月22日
  • しっぽのカルテ

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第一話 天国の名前
    第二話 それは奇跡でなく
    第三話 幸せの青い鳥
    第四話 ウサギたち
    第五話 見る者

    動物たちの命に向き合う院長・北川梓のパワフルでまっとうな姿が小気味いい。
    一方で深雪の元上司や同僚、伯父には腹が立つ。
    命と向き合うには覚悟が必要。それが動物でも人間でも。そしてわかった気になって他人の覚悟を裁かないようにしたい。

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    2026年04月10日