村山由佳のレビュー一覧
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口は悪いが腕のよいキャラ強めな院長、それを支えるスタッフ達、プラス猫好きな青年土屋が色々な事情を抱えた患者さんと向き合っていく物語。
今まで動物を飼ったことがないので、ペットにも、獣医師という仕事にもあまり馴染みがない。だが、人間と同じく、動物それぞれにも人生があり物語があるんだな。当たり前だけど。
命あるものを飼うということは、その命を預かる責任があるということ。物語の1つに奥さんが飼っていたインコをぞんざいに扱う夫がいる。気持ちの良いものではなかったが、そういう人も一定数いるんだろう。
ペットを飼うことの素晴らしさ、それだけではない大変な部分も描かれているのが良い。
また獣医師の仕 -
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オーディブル。前職で心を病み、人里離れた森の中の動物病院に勤めることになった主人公。母親とも折り合いが悪く、一人暮らしを始める。院長を始め、全従業員女性のその病院にやってくるのは、野良の子猫を保護した男性、心臓を病みながら、老犬の介護をしているおばあさん、モラハラ夫に、飼っているインコを殺されかけた奥さん。それから、狭い飼育小屋で9匹も飼われているウサギの世話をする小学生の男の子の話。最終話では、ぶっきらぼうで、どこか抜けている院長の過去が明かされ、自信を失っていた主人公のこれからも示される。ドギツイ内容の話を書く人という印象のある著者には珍しく、ほっこりとあたたかい話。最初の話で、天国に行っ
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ネタバレう、ん。。主人公の1人である夫が見せる幼さは、とてもよく分かったし理解もできたし身につまされた。
恥ずかしながら共感できる所もあって、いやもう言ってしまえば独りよがり暴発気味なこの亭主の眼鏡からでしか読めなかった。
女性が綴った作品だからこそ痛痒い。いや掻きすぎてもうそこ痛いところですから。
あぁ外野のみなさまからはやっぱりこう見えるんですのね、なしんどさ。
だからこそきっぱりと言う。
その不倫、うらやましいぞと。
というか男は、いやわたしはと言っとこ、ナイトでいたいのいつまでたっても。いやナイトでいさせて。なんか支えて。「キミかわいいね」なんて会社で言っちゃいけないけど家で愛妻に向かって言 -
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村山由佳さん作品の中では、『しっぽのカルテ』のような温かさとも、『プライド』のような激しさとも少し違う、大人の恋愛と夫婦関係を描いた物語でした。
夫婦として長く暮らす中で生まれる不満や諦め、男女それぞれのプライドや孤独がリアルに描かれていて、「こんな夫婦、本当にいそうだな」と感じました。ドロドロした部分もありますが、それだけではなく、登場人物たちが自分の人生や幸せについて向き合っていく姿が印象的です。
特に、当たり前になってしまった夫婦の役割や我慢について考えさせられました。「これでいい」と思っていたことが、本当はそうではなかったのかもしれない――そんな気づきもありました。
恋愛小説とし -
Posted by ブクログ
2026/06/13
南房総の町の古民家で暮らす主人公のハナ。
2度の離婚を経験し、現在は幼馴染で恋人のトキオと遠距離恋愛中だ。
庭のたくさんの植物と共に紡がれる大人の恋愛小説。
作品の中で、若い頃の恋愛は不自由だったと書かれている。
将来のこと、出産のこと、家族のこと…考慮することがたくさんあるから。
そこにはとても共感した。
でも50代になって、ただシンプルに好きだと思える人と共に生きるというのは、どういう感じなんだろうなぁ。
しかも、古民家でたくさんの植物に囲まれて、自然を感じながら暮らす毎日はとても自由で憧れてしまう。
特にいいなと思ったのは、庭を通じた近所のおじいさんとの交流。
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読破後はなんとも形容し難い感情になった。
後を引くような、登場人物の気持ちに少し寄り添えるようになって、すっきりするような、不思議な気持ち。
テーマは重い、苦しい、悲恋。いじめ、性的虐待、戦争の負の歴史である慰安婦への扱い、兄弟愛。
扱うテーマはどれも重く、人間の綺麗ではない部分を容赦なく描いていた。
外から見れば普通の家族。でも内側では皆が傷や孤独、弱さを抱えていて、崩壊寸前のまま生きている。
本作は短編集で、各登場人物の視点から物語が繰り広げられる。その人格を形成した理由、出来事が本人の目線から語られる。誰しもが苦しい局面があり、読んでいるだけで気分が悪くなる。
そして、人は見えてい