村山由佳のレビュー一覧

  • きみのためにできること Peace of Mind

    Posted by ブクログ

    なかなかよかったです.
    『メールは,確かに気持ちを伝えるには向いていても,お互いを抱きしめることはできない.どんなに思いのたけをつづった手紙でも,相手が三十秒抱きしめてくれる温かさにはかなわない』 これはちょっとドキッとしました.でも,確かにそうなんですよね.

    0
    2009年10月07日
  • きみのためにできること Peace of Mind

    Posted by ブクログ

    村山由佳のきみのためにできることを読みました。この小説も読みやすく、すんなりと頭に入ってきます。天使の卵を読んで、ソフトクリームのような小説を書く人だと思ったのですが、それは間違いでしっかり内容もある小説も書く人だったんだなあ、と再認識しました。特にメールのあて先を間違って冷や汗を書くなんてことは、業務上でもあったら大変なことだし、間違いそうになったことも何度かあったりして小説の中だけの話とは思えません。直木賞も受賞したとのことだし、第1印象を修正してもう少し他の小説も読んでみようかな。

    0
    2011年07月18日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    うおお、ふ、不快ー!

    直木賞受賞への欲望を募らせ続ける作家と、周りの人々の物語。最初は毒付く系の主人公なんだなと思って読んでいたが、段々とその歪んだ視野で世界が濁っていく様がまあダルい。主要人物の1人も話をかけてダルくなる。
    文学賞の選考過程や、書店のことを書いていてくれるから本屋大賞候補だったのか、でもこれを安易に推す書店員も信用ならない。


    と書いたが、作品を貶す気は毛頭ない。おそらく主観で読みまくり、登場人物にキレているだけ笑

    村山由佳という作家は爽やかで穏やかな作品を生み出す印象(ほぼ読んだことがない気がするので憶測)。この作品は主人公の文体で著したようで、ここまで苛立たせるのは

    0
    2026年08月02日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    信州の森の中にある動物病院が舞台。
    動物を飼ったことがある方なら病院選びの苦労を経験したことあると思います。
    命あるもの病や死が必ず訪れます。
    その時大切な家族をどう扱ってくれるのか、私たち飼い主とどう向き合ってくれるのか。
    明確な正解があるわけではないので難しい。

    村山由佳さんの作品はPRIZEを読んだばかりだったので違いにびっくりしました。
    ピリピリとした人間関係を書く作家さんだと思い込んでいたのでこんな感じの温かい人間関係も書かれるのですね。
    熊本の地震などで心がヒリヒリしている時に読んだのでとても癒しとなりました。

    0
    2026年07月31日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    動物病院を舞台にした様々な人間模様。
    動物ばかりに焦点を当てたお涙頂戴っぽくはなく、それぞれに関わる問題を解決まではいかなくても、少し軽くしてくれる院長。

    最終章は院長の謎が少し明らかになり、続編もあるかなと期待してます!

    0
    2026年07月27日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    信州の森の中のエルザ動物クリニックで働く、院長と看護師、受付事務の4人と、病院を訪れる飼い主さんと動物たちの物語。唯一の男性のキャストは、生まれたばかりの子猫を飼うことになる建築職人の土屋。

    動物よりもどちらかと言うと飼い主さんの方の物語かもしれない。老犬ロビンと暮らす心疾患持ちの久栄。夫を亡くした後、ロビンと暮らすことが彼女の生きる支えとなるが、やがて年老いたロビンを看取ることになる。正解のない選択を迫られるが、久栄に後悔はないはず‥
    おしゃべり上手なオキナキンコのタロちゃんと暮らす里沙。彼女はモラハラ夫に虐げられているが、自分から声を上げることが出来ない。その彼女を救ったのは、インコのタ

    0
    2026年07月26日
  • 雪のなまえ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小学五年生の雪乃がイジメられて不登校に。父親は実家のど田舎で暮らすことにして母親は単身する。

    父親の幼馴染の広志とその子供の大輝。
    母親は精神を病んで離れて療養している。

    田舎暮らしでも雪乃は学校には通えないが、みんなとは仲良くしている。

    広志の家の放置している納屋を野良着で立ち寄れるカフェに改造することを父親の航介が決めて自分達で頑張って片付けなどをする。大輝と雪乃も広志も手伝う。
    陰口をたたかれるのが嫌になった広志が、様々な人を巻き込み若手で手弁当で楽しく作る。ケーキを作る職人は町のカフェで出会った。

    村の役員からは、勝手に東京からきて荒らすなとか、娘も学校に通わず、嫁とも通いでそ

    0
    2026年07月26日
  • ミルク・アンド・ハニー

    Posted by ブクログ

    私のツボを押さえてくる、村山由佳氏の官能的表現を含む小説を新たに。こういうのが一冊、今読んでるリストにあると正直心に潤いを感じる。



    「恋とはまた違う、友情や情愛に近い睦み合いを重ねることに、二人ともいまだに罪悪感は薄い。人生の隠れ家のような関係は心地よかった。」
    うわーいいな、と思ってしまった。
    いいなと思うことに、罪悪感が薄い。大丈夫か。多分、仕事と家庭だけってのは性分に合ってないってことだと思う。第3の居場所に憧れてるだけ、と言い聞かせる。

    自由とは、孤独と表裏一体。「かなり自由でありながらあまり孤独ではない」いい表現。

    「毎日の家事というものは、もちろん煩わしいものでもあるけ

    0
    2026年07月26日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    千早さん目当てで読んでみたけれど、あーそうそう、そうなんよ、、って共感するのもあれば、怖ー!ってのも、イラっとするわ〜ってのも。
    今の自分には阿川さんが1番しっくりきたかも。阿川さん他の本も読んでみよう。

    0
    2026年07月25日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    壮絶…怖かったです…カイン先生マジでヤバいです。なんか人って怖いんだな…って…改めて思いました…。直木賞ってあんまり面白くない気がして、私は全く興味がないので、ここまで執着するもんなんだな、と。作家にしてみたらそうなのかな。本屋大賞の方ならチェックしますが…ところで最後に受賞したのは何の賞?

    0
    2026年07月22日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    面白かったが、院長の喋り方が成瀬にそっくりだったので、最後まで頭の中に『成瀬は都を・・』が残ったまんまで、ちょっと消化不良のような感じ。

    0
    2026年07月22日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    直木賞という名誉がどうしても欲しいベストセラー作家の天羽カインの強すぎる願望と情熱の小説

    クセ強ベテラン作家を相手にする編集社、担当者の大変さが分かった

    担当者がどうなっていくのかすごく不安で心配だったがその結末は予想していなかった

    面白く読めた
    何だかんだで天羽カインの今後の行く先が気になったし惹きつけられていた

    0
    2026年07月19日
  • 遥かなる水の音

    Posted by ブクログ

    悲しみの中に人々の温もりや優しさを感じる作品。

    アフリカ大陸に対して治安が悪く怖いイメージを抱いていたが、作品を通して人々の宗教への信心深さや砂漠の神秘さを感じ、興味を抱いた。

    0
    2026年07月18日
  • はつ恋

    Posted by ブクログ

    季節を移ろいを感じられる大人の恋愛小説。二度の離婚を経て、いろいろな感情を味わった2人だから、恋の駆け引きはなし。メンタルの落ち着いた2人に共感できる場所がたくさんあった。

    0
    2026年07月13日
  • 二人キリ 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    証言パートは話し口調のような文体で実際に聞き込みをしているような感じで読めた。愛し過ぎて二人とも覚醒状態だったのだろう。お加代の全てを受け入れ死までも許した吉蔵と吉蔵の妾を目にしたのをきっかけに人が変わりシンボルを切り取って自分だけのものにし軀に刻み込んだ定、二人だけの色褪せることのない究極の愛だと思う。

    0
    2026年07月12日
  • 二人キリ 上

    Posted by ブクログ

    遊郭やカフェー、大正から昭和にかけての男女間の文化についても知ることができた。これから吉弥が定からどのように話を引き出していき映画や小説に仕上げていくのか…猟奇殺人と言われているけど個人的にはお定さん嫌いになれないなぁ。事件が事件だけにおちんちんやおちんこという単語がポロリと出現するので大丈夫な方は。

    0
    2026年07月10日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

    Posted by ブクログ

    男子高校生が主人公の恋愛小説。
    高3になった勝利は、父親の単身赴任でいとこと同居することに。久しぶりに会った5つ年上のいとこに恋してしまうが・・・

    甘酸っぱくもあり、子供っぽくもある恋愛との向き合い方が微笑ましい作品でした。周囲に気をつかっているようでも自分本位の思考が勝ってしまう。高校生っぽさの演出が上手です。
    最後の主人公のセリフもかなり青臭く、作者の意図が強すぎる気もするのですが、個人的に嫌いじゃないです。
    見ている世界や人間関係がまだまだ狭かった自身の中高生時代が思い出されて口角が上がってしまいました。

    0
    2026年07月08日
  • DANGER

    Posted by ブクログ

    さすがの可読性、プロットも題材も面白いのに「現在」が1995年の平成初期、「過去」が昭和初期から敗戦とその後の話なのに、周辺と比較した「語り手」の視線と価値観があまりにも「綺麗で正しい令和」過ぎる。過去編の戦争の惨禍を語りたいけど脱臭しきれないその辺りがかなりのノイズだった。

    0
    2026年07月08日
  • 雪のなまえ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まあよかったけれど、少し話が出来過ぎのような・・・
    懇親会を兼ねた寄り合いで航介が『納屋カフェ』をPR、しかし自治会役員 山崎の文句で張り詰めた雰囲気になり、そこで英理子が話をして場がなんとなく収まる場面、特にそこで感じた。これが現実だったらこんな一発逆転みないなことにはならない。これはお話(フィクション)だから一発逆転でよいのだけれど、それがこの展開だったことが出来過ぎに感じた。他にも、それは話がうますぎるのでは?と思ったり、道徳の教科書のような感じを受けるところがあった。
    雪乃は小学五年生⁉ 考え方が大人でそう思えなかった。自分が小学五年生をもっと子供だと考えているだけで、実際はこうい

    0
    2026年07月12日
  • 雪のなまえ

    Posted by ブクログ

    周りが雪乃を受け入れてくれる環境を気付けてよかったねと思う。
    時には我慢しなきゃいけない事もそれを糧に頑張る事って大事だと改めて考えさせてくれた本です。

    0
    2026年07月06日