村山由佳のレビュー一覧

  • はつ恋

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    エッセイなのかと言うくらい情景が鮮やかで温かく、季節を感じながら二人の人生も垣間見た。読み終えたあとも二人の世界が心に残っていて、その余韻が心地よかった。

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    2025年10月04日
  • 彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

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    ネタバレ

    オーストラリア編。
    傷を負った勝利が現地の人との関わりで少しずつ人間らしさを取り戻しつつも、丈からの手紙に心をえぐられ、かれんからの電話で涙が止まらなくなる。
    再読である程度内容は覚えているもののここからどう展開したのか思い出せずすでに新作を読んでるような感じ。もうすぐ完結だけどどうなるんだろう

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    2025年10月04日
  • 風よ あらしよ 上

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    当時の社会規範に真っ向から挑む気性の激しい女性その一生懸命さや行動力を持って、太く激しく短い生涯を生きた。まだ日本が未熟な時代で、体制により虐殺されてしまうが、今に生きていたら、どのように声をあげていただろう。

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    2025年09月22日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    古い本なので言葉遣いに古臭さはあるものの、ちゃんと面白かった。
    勝利が、若い!とにかく若い。自分よがりで不器用で、ピュア。

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    2025年09月09日
  • Row&Row

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    個人的な感想だが、夫とよく似た人に心当たりがあるので妙な親近感が湧いた。
    ほっこりとは程遠いし訳ありカップルだけど、淡々とした日々が綴られているのが現実的。
    どんでん返しとか感動とかが無いのも良い。

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    2025年09月03日
  • 雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season V

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    最終巻読む為の再読。
    物語はオーストラリアに。前巻のラストの記憶。
    そして、オーストラリア編の記憶があったからこそ混乱しなかったですが、これは初見はわけがわからんでしょう。
    話が序章に戻ってしまった感じもしながらも、すでに最終巻は刊行されていて話は終盤というちぐはぐな感じ。
    明言はされていないけれど、自分で起こしてしまったとてつもないことに対して、憔悴しきった勝利が少しずつ元気を取り戻していく話です。

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    2025年08月03日
  • はつ恋

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    ネタバレ

    元幼なじみ、バツ2同士の大人な恋。
    大人になったからこその余裕、焦り、仕事とのバランス、親の心配など、様々な情景が丁寧に描かれている。

    ハナの住む家の四季が移ろうのを感じながら、2人の恋の行方を微笑ましく見守ることができる。

    読む年代によって感じることが変わりそう。

    大人の遠距離恋愛っていいなぁ。

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    2025年07月29日
  • 雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season V

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    久しぶりのおいコーシリーズ。「あれ?これ前の続き?」と疑ってしまうぐらい前回と全然繋がりのない始まり方に驚きました(( ʘoʘ ))
    ショーリは心をリセットするためオーストラリアへ。一冊丸々オーストリアでのお話しにするとは、、かれんとかみんなどーしてるのか知りたいんだけどなぁ〜。これまた気になる終わり方だったので近々次巻読もう!

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    2025年07月27日
  • 雪のなまえ

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    優しさにほぐされてゆく物語。
    優しさだけでなく、強さと厳しさも持ちあわせている人たちとの関わりが、固まっていた心を自然と緩やかにほぐしてゆきます。

    いじめに遭い不登校になってしまった小学生の雪乃が、父親の故郷の田舎に引っ越すことで、健やかな心身を取り戻すまでの物語。
    都会から田舎へ引っ越すという環境の変化が、雪乃に改善をもたらすという安易なお話ではなく、雪乃たちが引っ越してきたことで生じる新参者への軋轢や、いじめられていた記憶を忘れることのできない辛さ、などの黒い部分も描かれます。
    文章の表現としてはマイルドではあるけども、直面したくない田舎特有の排他の部分もしっかり描かれていて、すごく厭な

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    2025年07月23日
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

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    支えてくれる人がいることは、その人の才能というか、単に周りがいい人ってだけじゃない気がした。

    学生時代の噂にいいことなど一つもない。学生に限ったことではないが、大したことない一言が世間の総意見のように大きくなり、巨大な化け物になって襲いかかってくる。その時の孤独さといえば考えたくもない。

    なんやかんや信頼が身の回りの全てを左右する。

    だんだん減っていく巻数に寂しく思いつつも、楽しみになってきました。

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    2025年07月19日
  • 二人キリ

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    ネタバレ

    阿部定の人生を描いた評伝風小説。

    阿部定事件は子供のころ良く見聞きしていたが。今は阿部サダヲの役者名に名残があるだけのように思います。
    事件は戦前で、当時はセンセーショナルに報道されていたようですが戦中を通じて風化しそうなときに、戦後のブームが発生したようで、自分が子供の時にはまだ生きていて、映画やTVのインタビューに答えていたように思いますがその後の行方や生死がわからないとは知りませんでした。
    それにしても圧倒的な資料を駆使した小説化で、最後の2章で物語として昇華されているのが素晴らしいです。

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    2025年07月19日
  • 星屑

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    歌手としてデビューを目指す対照的な2人の少女と、その才能を後押しし導こうとする芸能プロダクション社員の物語。

    芸能界が舞台、2人の出生の秘密と火種が十分にあり、示唆もされていたため、もっと大きな落とし穴があるかと思っていたけど、読み終わってみると登場人物・ストーリー共に真っ直ぐで清々しい読後感。個人的にはもう少しアップダウンがあっても良かったかな〜。

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    2025年07月16日
  • 記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VII

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    行き場のない想いはダムの結界が崩れるように、止まらない涙に変わる。必要な時にいた存在が今は遠くに、距離は心を剥がしていく。

    隠すということは強く意識すること、敢えて素直に話すほうが楽だから。攻撃は最大の防御理論でいくが、まっすぐに進むもかなり痛いのだ。

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    2025年07月15日
  • 彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

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    どんな言葉も、誰に言われたかによって、掛け算のように強さが増して迫ってくる。大したことない仕草だって、足したことない筈なのに。

    アレックスとかれんの似ているところ、真逆に思えるところ、勝利の反応が素直で(もちろん心の声がみられる我々のため)、どれほどの想いかが伝わってくる。

    慣れない土地で慣れてきた頃、笑うたびに罪悪感が同時に、お前は笑顔になれる立場なのかと襲いかかってくる。これが本当の罪。太陽と影のように、地球の裏側にいったって振り切れない。振り切ることすら逃げてる恥だと自分を責めてしまう。

    誰も自分を知らない土地というのは、これほどまで楽か。苦労を超える安堵が背伸びのように出てくる感

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    2025年07月11日
  • 雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season V

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    舞台の変わったおいこーシリーズ
    勝利を救うために手を伸ばすた秀人の元に向かったが、吉と出るか凶とでるか。

    やはり、他のことで頭を埋め尽くすのは心が楽になる。
    それが忙しければ忙しいほど。いつかは向き合わなければならないことはわかっていつつも、無くせないフェーズに感じる。

    研究において、知りすぎていることは不利に出ることがある。普通なんて曖昧、形がなくて、他人の前に押し付けることなんて烏滸がましい。だが、僕らはそんなものを頼りに他人と生きている。誰が言ったかもわからないルールの上に立って、揺れている感覚。普通、単語を聞くたびに思ってしまう悪い癖。

    家族であるが、それゆえに素直になれず、強く

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    2025年07月09日
  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

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    最後が気になってしまう。

    怒涛に嫌な予感が相次いだラスト。
    次を読むしかないなこりゃ。

    「恋人にただ会えるだけで、嬉しいもんでしょ。」
    そんな2人はすでに幸せに思える。

    結局は信頼できるかどうか。
    会った後にあれこれ考えるのだって大事だけど、会えるだけで元気がって最強、スターを取ったような、

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    2025年07月02日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    いろんな相手と性的関係を持っていますが、お互いに家庭がある以上、100%を相手にあげられるわけではなくて。
    それは家庭の有無に関係ないかな。
    どれくらい相手に望むか、そのバランスが崩れるとしんどいですね。

    同じ相手の同じ言動なのに、あれほど嬉しかったものが鬱陶しくなる。
    人間の心は不思議です。

    相手に振り回されるほど溺れる恋も、穏やかに浸れる恋も、どれが正解というわけでもなくて。
    誰に対しても、他にも関係を持つ男性がいることを隠していないという点では、誠実とも言えるのかな。
    きっと彼女は一人の人に留まるタイプじゃないんだと思う。

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    2025年06月25日
  • 星屑

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    星3.5
    昭和の芸能界をめぐるサクセスストーリー。

    女で短大卒という学歴ゆえ、大手芸能事務所で芽が出なかったマネージャーの桐絵は、博多のライブハウスで歌う少女ミチルに惚れ込み、自腹を切り、独断で上京させる。
    また、超のつくわがままなお嬢様、真由のデビューが決まっていたが、ミチルのソウルフルな歌声は周りを変えていくのだった。

    懐かしい昭和歌謡の歌手名(少し名前は変えてある)がたくさん出てきたり、芸能界の裏側を見ることができ、また村山由佳の素直な文章でサクサク読めてしまった。
    それにしても、福岡出身の芸能人が多いことは、今も昔も驚き。芸能界に進むことを容認する風土があるのだろうか?

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    2025年06月22日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    モラハラ夫の束縛に吐き気がする。
    これを本人は悪気なく愛情だと思い込んでいそうだから質が悪い。
    過干渉としか思えないけど、こういう支え?を必要とする人もいるのかもしれない。
    相性の問題なのかな。
    それともどこかで何かが変わってしまったのかな。

    「いいところもあるんだよ」とフォローしてる時点で、それはもう愛情じゃなくて情みたいなものに聞こえますね。
    自分で自分に言い聞かせてる、みたいな。

    そこから救い出してくれそうな相手が現れたら、惹かれてしまうのは必然かもしれない。
    ましてそれが敬愛してる相手なら尚更。
    お互いに割り切って付き合えたらよかったんでしょうけど、依存したくなるのも無理ないですね

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    2025年06月21日
  • 星屑

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    ネタバレ

    グングンと読めておもろかった!
    ミチルを送り出すシーン泣けたな。別れってなんであんなにも寂しいんだ。

    昭和歌謡が流行っていた時代を生きていないから映像でしか見たことないしエピソードで聞いたことしか知らないけど、解像度めちゃくちゃ高いのでは!?と思った。なんにも知らないくせに、あったあった〜!みたいな気持ちに。笑

    様々なことを乗り越えた2人なら、この先なにがあっても大丈夫だなと思った。なんとかなる。どんなことも乗り越えられる。みんな幸せに生きていてほしいと願った。

    そして自分自身にも、この先なにがあっても大丈夫。なんとかなる。自分だけの人生を生きていける。頑張ろう。

    そう思えたことで、こ

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    2025年06月15日