村山由佳のレビュー一覧

  • ある愛の寓話

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    どの作品も書名の「愛」に満ち、何かしらの「寓話」が織り込まれているので、一作を読み終わるたびに気持ちが動き、考えさせられた。

    作品としては「グレイ・レディ」が好きで、フレーズとしては「訪れ」で戦争体験の話は知るべき側の努力が足りないから、というのに、その視点がなかったせいかハッとさせられた。

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    2025年12月19日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    官能小説を読むのが自分にあまり向いてない気がした

    ずっと浮気しててイライラしたものの、主人公の性格に己を重ねてしまうところはあった

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    2025年12月14日
  • 花酔ひ

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    ロウアンドロウが文庫化したことにより、村山由佳さんを深掘りしようと思い少しずつ著書をかき集めて、こちらは村山由佳さん3作目くらい。交換夫婦のような関係、当人たちが全員が納得するのであればそれはそれでいいのではと思いつつ。こんなこと現実にあるのかなと思いつつ。性の価値観が合うというのはとても大事なことなのだなとも思うけど、それほどまでに相性がいい人なんて実際いるのか、、、

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    2025年12月14日
  • 猫はわかっている

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    「猫」がタイトルに入っていたり猫に関係する物語は好きでよく読んでいます。
    それぞれ「猫」の存在感が効いていておもしろい。

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    2025年12月13日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

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    14年暮らした広告代理店勤務でバリバリの妻と郊外の一軒家で美容室を営む3歳下の夫。
    二人の間には川が流れていて、近寄れない何かがある。
    若いアシスタントが入って浮気を夫が始めたところから物語が動き出す。
    大人な妻といつまでも幼稚な夫。それぞれの目線から語られる物語。夫の心情が歯痒い。

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    2025年12月06日
  • はつ恋

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    2人の男女が出会ってあーなってこうなって…という、いわゆるベタな恋愛小説ではなかったので
    恋愛系嫌いの私でもすんなり読めた。
    それは恐らく、全体を通して「凪」の、落ち着いた状態の2人の話だったからだろう。

    恋愛の情が激しく燃え上がったり、相手を貶めて修復不可能なケンカが起きたり、
    そういう針の振れ幅がほとんどない幼馴染の2人の話。
    結婚こそしてないけど、醸し出す雰囲気が
    長年連れ添った熟年夫婦のようで、のんびり読み進めることができた。

    この先2人が結婚するのかどうかは分からないけど
    何となくこのままの距離感で人生の年輪を重ねそうな2人ではある。

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    2025年11月28日
  • 天使の梯子

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    『天使の卵』から10年後を描いた世界。
    新しい主人公「古幡」を軸に歩太が、夏姫がそれぞれの心を取り戻していくーー。

    誰かに傷つけられた、という記憶が増幅されると、今度は自分がさらに自身の心を傷つけることになりかねない。負の循環を断ち切るためにも人は前を向いて、歩んでいかなければならない。それが人の心を癒すことに繋がっていくから。

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    2025年11月27日
  • 彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI

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    勝利inオーストラリア編第2部。
    少しづつ、環境に馴染んできた頃、仕事先の先輩の妹が現れてーーー

    癒えない傷も、時間がやさしく癒してくれる。
    そして変化しているのは勝利だけではなく、日本にいる人々も。

    「生」と「死」という普遍的かつ重々しいテーマにも村山先生が作家魂をかけて臨んでいる、そんな巻でもあります。

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    2025年11月21日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    志澤が突然冷たくなったのはその後の何か物語に繋がるのかな?(実は病気になって余命宣告されたからとか)って勝手に想像してたけど、ただ飽きて捨てられただけっていう( ̄^ ̄)

    捨てられてメンヘラ化してたナツも性欲満たすために男なら誰とでも寝るような女やし、登場人物皆性欲すごい笑
    全員、性に翻弄されすぎやん笑
    最後の彼氏の事は本当に恋愛として好きになったのか?でも結局恋愛=性欲やもんな。笑
    恋愛から冷める時が1番怖い。に共感した。

    実写化されたドラマを1話だけ観てみたけど、志澤とのメールのやりとりが省略されてて、ただただやりたいだけの強面エロじじいできしょすぎた笑
    仕事で会ってすれ違いざまに耳元で

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    2025年11月08日
  • 坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方 VII

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    ネタバレ

    試練に次ぐ試練。
    なんかこの巻を読んでいて、今まで割と楽観的に考えていたこの物語の世界が、俯瞰で見ると厳しい状況に思えてきた。

    20代半ば女性と未成年男性(当時)との恋愛って、しかも5歳も離れているって、一番難しい設定ではないか?10代同士、社会人同士なら分かるけど、現実的に考えたら自分なら無理かもしれない。

    まずこの二人、隠し事が多いなと思い始めて、周りの人間にも二人の間にも秘密があって、もう誰までが何を知っているのか読んでいて分からなくなった。

    勝利が一人暮らしをしていることも周りに言ってなくて、それが意外過ぎた。こんなにフランクな性格なのに、家で友達と騒いだりしてそうなのに、内緒な

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    2025年11月05日
  • 天使の梯子

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    自分がまだ本当に近しい人を亡くした経験がないからか、ちょっとだけ入り込むのが難しかった。
    ここまでのめり込んだ恋愛をできたことがなくて、羨ましい。出会っていないだけなのか、自分はそういう風になれない人間なのか、好きすぎない楽な関係の恋愛の方が幸せなのか、色々考えるけど恋愛ってつくづく難しい。

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    2025年11月04日
  • 凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IV

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    働くということ、人の間のことー
    勝利たちが様々な課題に直面し悩み立ち向かう巻。

    あとがきをみて彼の震災の頃執筆をされていたと。
    村山さんの苦悩が伺えます。
    『言葉に力があるかないかは、言葉の責任じゃない。書く側の責任なんだ』
    ー格好いいなぁ

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    2025年11月03日
  • ありふれた愛じゃない

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    どうしようもなく惹かれる心を本当に解き放つまでの物語。瑞々しいタヒチの海や灼けつく日射しの描写が美しい。
    「人生、しんどいことだって起こるけど、もし雨が降らなかったら、そのあとにあんなきれいな虹が架かることもないのよ」
    素敵な一文に出会いました。

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    2025年10月29日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    面白い部分は最初と最後の方で、ネタバレになるのであまり書きませんが、途中読むのが少し難しい部分もありました。
    でも、全体的には面白い作品だったと思いました。

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    2025年10月28日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    ネタバレ

    前作でようやく結ばれた2人がお互いの気持ちを確かめ合いながら前に進もうとする巻。

    どうしても勝利目線なので分かりにくい(ようにしてある)が、かれんも年上の恋人であろうとして感情を抑えていたのだ、ということが分かる描写があったのがよかった。
    それにしてと星野よ、もはやモンスターメンヘラ化しているぞ笑

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    2025年10月28日
  • 永遠。

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    難解な本に向かっていてなかなか進まずちょっと疲れた時の休憩として、さらっと読めそうなこちらを手に取った。

    村山由佳さんのずいぶん前の作品。映画のアナザーストーリーだそう。

    思ったことをなかなか口にできない人を、「鈍いのではなくて、言葉にするとこぼれてしまうものがたくさんあることを知っているから」と言えるのは素敵な愛だ。。

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    2025年10月28日
  • Row&Row

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    ハードカバーで、美しい装丁に惹かれてジャケ買いした作品だけど、正直こんなクソみたいな男と女狐の話なんか家に置いときたくないので、中古に出そうか真剣に考えてる。そのくらいリアリティすごくて、スイも甘いも嗅ぎ分け切った大人の為の小説です。

    おすすめポイント
    ・アラフォーぐらいの、ある程度大人の方におススメです。なぜならリアリティが凄いからです

    残念ポイント
    ・出てくる男という男に腹しか立たない
    ・男が全員とにかくクズ(ただし村山由佳さんによるみずみずしく絢爛な筆致で描かれているので上質なクズ)
    ・星が減ったのは、アイツとアイツの2人分、減点したから。詳しくは読んでください。
    ・500ページ以上

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    2025年10月18日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    約20年前に、女性の性欲をちゃんと描き、話題作となったことは頷ける。文章だって、さすが直木賞作家、文句なしに上手い。のだが、この作品の恋愛至上主義的なところや、全体的に恍惚としているようなところ(あえてその雰囲気を中和させるために俗語を用いるとほぼずっと『色ボケ』している様子)が、読んでいて小っ恥ずかしくなってきて、その世界観に浸りきることはできなかった。
    その意味で、私はこの作品の中で言うと省吾的な部分があるのかもしれない。奈津のパンパンになったファンタジーのガス抜きをするように、私も「ナツッペ」と呼ぶなどするだろう。

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    2025年10月18日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    ネタバレ

    後半の隆之の言葉に全てが集約されてる気がする。
    「〜 そんなのを当たり前と思ってるなんて、甘ちゃんもいいとこだよ。ほんとに好きなら、何でそうやって苦しめるんだよ。どんなことを言えば辛くさせるかなんて、もうイヤってほどわかってんだろ?お前はこの人を好きなんじゃない、この人に甘やかされるのが好きなだけなんだ。 〜略」
    これを片想いの相手に言えるのすごいな。

    物語は全体的に、痛々しいほど瑞々しい若さの話って感じだった。

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    2025年10月15日
  • 記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VII

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    勝利のいない日本での物語。
    語りは丈。すごく、大人になって頼りがいのある丈を中心に勝利がいないおいコーが進んでいきます。
    由里子さんの強さに心を打たれ、マスターの複雑な感情に触れ、ビターな一冊。ハッピーエンドに向かってくれーと心から

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    2025年10月05日