村山由佳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
最初はよくいる母、どこが毒親なのか、、と思っていたが、違った。
この小説はかなり奥深い。
一度読んだだけでは本質を捉えるのが難しいかもしれない。
大嫌いな母親の、血を引いている自分。
同族嫌悪だとは分かっている。けれども受け入れられない。
そんな母親譲りの気質を使って、母が一番嫌うことをこっそりとやってのける。
それが【放蕩】であり、夏帆による母への復讐である。
しかし、その復讐が、まさか…。という展開になる。それでは困る。復讐にならないではないか、と。
しかし終盤、兄からの「おまえが母を愛せないのは、当然だった」という一言は、彼女にとって救いになっただろう。
なにせ、夏帆は母を愛し -
Posted by ブクログ
本編完結の際の周囲の人達視点の話と、少しその後の話
本編はあくまであれで最後なので「アナザーストーリー」らしい
これで本当に完結(今のところは……)
丈、裕恵、星野、原田、若菜、中沢、京子、アレックス、そして勝利
二人の関係は周囲の人たちの温かい協力や見守りがあってこそなんだなぁと改めて思う
そんな環境を自然に作り上げたのも二人の資質ではあるわけで
やはり、善き人たちの物語である
本編ではカバーしきれなかった、周囲の人達の状況
ここまで長い付き合いだと、どうしても皆に幸せになってもらいたいと思うし、そんな結末でよかったと思う
本編の最後を読むときは、酷い結末にはならないと明らかにわかっては -
ネタバレ 購入済み
かれんと勝利が両想いになれて何より。5歳年下の彼氏と高校教師。何も事情を知らない人からすればすんなり受け入れるとは思えないけど、純愛を貫いて欲しいと思います。
中沢先生、残念!
-
ネタバレ 購入済み
かれんの生い立ちが複雑すぎて悲しくなります。
実の兄を好きになるなんて…。神様は意地悪ですね。勝利には頑張って貰いたいです。
原作が素晴らしいですね。続きが楽しみです。