村山由佳のレビュー一覧

  • Row&Row

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    ♪男と女の間には~、深くて暗い川がある~

    どんなに親しくなっても、やっぱり分かり合えるのは難しい。

    久々の、長編もの。
    久々の、村山由佳さん。

    揺れ動く女性の心のうちを書かせたら、さすがだ!

    不倫に疲れて、傷ついた心の隙間に入り込んだ孝之。
    ごく普通の夫の姿だ。
    姉さん女房に、甘えと、嫉妬がドロドロにつまっていた。
    妻にマウントを取りたい男のプライドがマックス!

    マイホームが夫の仕事場である場合、
    妻としては、ゆっくりできる空間ではない。
    定年退職親父が一日家にいるのと大差ない。

    バリキャリの涼子なら、もっと早く決断しても良かったのでは?
    「でっかい決断っていうものはな、
    慣れた場

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    2023年12月30日
  • 聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方 IX

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    12月にこの物語を読み進めており、作中もちょうどクリスマス真っ只中で世界観に没入しやすかった。
    実際に思っていてもいざ相手に伝えるのって勇気が必要だけど言葉にする事で初めてお互い一歩前に進める事って必ずあるんだなと感じさせられた。もちろんそれが悪い方に転ぶこともあるけど自分でボールを持ち続けるのってやっぱり辛いし耐えきれなくなるからお互い受け止めて合える関係づくりって大事だよね!でも実際それが難しくて苦労するのですが、

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    2023年12月13日
  • Row&Row

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    やばい、えぐられるわ~。
    でも面白いわ~。

    もう読む手が止まらなかった。
    夫婦の本当の本当とは。

    結婚ってなんだろうねぇ。

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    2023年11月16日
  • 風よ あらしよ 下

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    ネタバレ

    私と伊藤野枝を出会わせてくれたこの原作本に感謝。
    最期に見たのか見てないのかわからないけど、井戸の中からの風景が描かれているのがなんとも印象的です。

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    2023年10月19日
  • 風よ あらしよ 上

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    2022年にNHKでドラマ化されたのを観てからすっかり伊藤野枝にハマってしまった一人の女です。笑
    上巻はここで終わるんですね。。。
    なんともヒリヒリしたところで区切られて即座に下巻に手を伸ばしました。

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    2023年10月19日
  • はつ恋

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    40代の落ち着いた恋愛のお話

    房総の古い日本家屋に住む四十代半ばの小説家ハナ
    幼少期に家が隣で姉弟のように過ごした4歳下のトキヲ
    二人はお互いに二度の結婚と離婚の末に出会い、普段は千葉と大阪と遠距離な恋愛をしている

    季節の移り変わりと共に描かれる、ハナとトキヲの大人の物語

    文学性に関しては、解説の小手鞠るいさんが指摘しているように
    「雨」という単語を使わずに雨の降り始めを表現していたりと
    五感のすべてを動員して想像させられるような文章が美しい
    一年間に渡る四季折々の情景や生活に密着した季節感は、流石は村山由佳さんだと思う

    お互いの想いにしても、激しい感情ではないけれども
    落ち着いた心持

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    2023年09月22日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    主人公が陸上部で年上の介護士の彼女と両思いで遠距離恋愛、各々要素はバラバラのタイミングだったもののどれも私の境遇に当てはまっており物語に没頭してしまった。自分自身を彼に置き換え、その行動や心情に共感の嵐であった。このような作品に出会ったのはまさに奇跡だろう。このような作品と出会えるのがまさに読書の醍醐味だと感じた。

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    2023年09月09日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    個人的に、読んだタイミングが良かった。
    人との繋がりが絶たれたタイミングで読んだ。
    人との繋がりが絶たれるという事実が描かれていた。
    胸が痛くなるような、ただただ俯瞰で眺めてしまうような、そんな話だった。

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    2023年09月08日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    ざくざく刺さって痛かった。手元に置くために買おうか、ちょっと迷っている。

    「成長期に着ていた、とても好きな服」の例えがつらかった。
    大好きで、似合っていて、心が安らぎ昂ぶりももたらしてくれる、最愛の服。でもからだが大きくなって、着られなくなってしまった。でも大好きなのだ。大切にしまって、掌で優しく撫でたりする。そうすると癒されるし、なくてはならないものだと感じる…でももう、着ることはできない。骨格が違ってしまっているのだから。
    それは人に対してもそうだとしても、自分のガワについても言えること。私はこれまでの「ガワ」をどうしても捨てられない。もう私の姿には合わないモノになってしまったけれど、そ

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    2023年08月25日
  • 遥かなる水の音

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    再読
    とにかく、モロッコの風景描写が素敵。
    フェズの旧市街、マラケシュの市場、サハラ砂漠…まるで自分も一緒に旅しているような気分になる。
    写真や映像以上に、文字だけで匂いや光、その場の空気感までもが頭の中に広がる。
    ミントティー、ヘンナの刺青、ファティマの手…現地で見てみたいな。

    風景描写もだけど、心理描写もとても繊細。
    周の遺言で、サハラに遺灰をまく旅に出る4人。
    弔いの旅の中で、彼らがそれぞれ大切な人への想い、自分自身の内側を見つめ直していく。
    姿のない周が、彼らに寄り添う。
    切なく悲しい旅のはずなのに、どことなく穏やかで優しさを感じる。
    ラストまで読んで、タイトルに納得。

    目に浮かぶ

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    2023年08月23日
  • ありふれた愛じゃない

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    再読
    もしも、こんな人生を選んでいたら・・・と想像してしまうような、ロマンチックな物語。
    とはいえ、現実はそう甘くない。リスクや不安から過去のようなことを繰り返し、自分の選択を後悔すしそう。だからこそ、小説で疑似体験に浸るのが心地いいのかもしれない。
    魅力的ではあるが、それぞれどこか欠けている男性たちと、強くてしなやかに自分を生きる女性たち。
    匂いたつように鮮やかなタヒチの風景。

    日常を離れ現実逃避して、あったかもしれない人生を夢想して、夏になると読みたくなる。
    そして、タヒチに行きたくなる。

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    2023年08月11日
  • ミルク・アンド・ハニー

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    前作以上に赤裸々で、村山先生の、書かずにはいられない表現者としての矜持(?)と覚悟を感じます。ラストの◯◯と◯◯で「ミルク・アンド・ハニー」というのが最高。
    続編はあるのでしょうか。期待してます。タイトルは「メンローブ・アベニュー」でしょうか?

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    2023年07月23日
  • 風よ あらしよ 下

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    彼女らの思想を受け入れられない人がいるのはしょうがないと思う。考え方を強制するものでは無いと思うから。嫌いな人がいるのもしょうがない。万人に好かれる人などいるわけがない。でも命を奪うのは違う。話せばわかる、とは言い切れない面があるとは思うけれど、やっぱり命を奪ってはいけないと思う。

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    2023年07月16日
  • 風よ あらしよ 下

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    伊藤野枝、大杉栄、その他の二人に関わる登場人物が、まるで目の前に迫ってくるように、生き生きと描かれていた。映像で迫ってくる感じがした。

    「自由恋愛」が描かれている場面は、信じられない気持ちになった。

    野枝が虐殺されるときの描写は、身に迫るものがあった。

    作者の力量、ハンパない!

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    2023年07月15日
  • La Vie en Rose ラヴィアンローズ

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    モラハラの話。怖かった。
    私も咲季子のような考え方に陥りやすいタイプだから、正直人ごととは思えなかった。上からの目線にはことごとく弱い私。
    自分の足で立って物を考え、「私」を見失わないように。でないと自らモラハラ地獄に堕ちてしまいそうだ。ま、実際には、道彦のようなヤバい奴はいないので、大丈夫…かな?

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    2023年07月05日
  • ありふれた愛じゃない

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    ✳︎…物事にはすべて、流れというものがあってな。うまくいかないなら無理にそれに逆らったって、絶対に結果は出ない。そういう時はあえて一歩引いて、仕切り直して、自分の乗っかる流れそのものが変わるのを待ってやることが大事なんだ。(by高橋社長)

    ✳︎…何を迷ってるの?逢いたければ逢えばいいし、抱かれたければ抱かれればいいじゃない。(byジョジョ)

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    タヒチ、ボラボラ島。
    文章を読んだだけなのに、頭の中にエメラルドの綺麗な海、強い日差し、タヒチで暮らす人たちの顔が頭

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    2023年05月15日
  • 放蕩記

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    ここまで自分をさらけ出して書けるってすごい。
    さらにそれを読者にも受け入れられるという。
    正直、ありのまま過ぎてドン引きなエピソードもたくさんある。
    周りにこんな人いたらぶっちゃけ怖いしどう付き合ったらいいかわからない。
    そのような、重くてかなりヤバい自身の半生、母と闘い反抗した歴史を赤裸々に綴っている。
    エンターテイメントに着地しているのはこの人の腕というか、自伝「的小説」の匙加減か。

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    2023年05月12日
  • 天翔る

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    エンデュランス競技を通じた、まりも、貴子、志渡の三人の成長物語。漆原(モデルは蓮見清一氏)が完璧超人すぎるのと、なんか恋愛パートが貴子のトラウマとややミスマッチな気がするけれど、全体としては素晴らしい。
    この本は飛行時間10時間の飛行機の中で読んだのだが、これ以上の時間を馬の上で過ごしているというのがなんとも過酷。この競技のスタートラインに立てる人馬は本当に凄い。エンデュランスに興味がわきます。

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    2023年05月05日
  • 【新装版】海を抱く BAD KIDS

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    誰にでもある人間の欲求と不安定さに嘆息。
    やっていいこと以外、やんないで済むほど、強くねぇんだよ。
    という文章にこころが全部持っていかれた。

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    2024年02月24日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    みっともなくて、バカバカしくて、それでも儚く美しい大人への反抗。
    ふたりの関係を友ではなく愛と表現するところにすべてが詰まっている気がする。
    鋭いことばとやさしさに息が苦しくなる。

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    2023年04月16日