村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
二人で居るのに、互いの気持ちが違うのは、孤独であることよりも寂しく、悲劇…。
を物語に見事仕上げてくださった作者さまに感謝
広告代理店で働くバリキャリな涼子と自宅で美容室を営んでいる孝之はもちろん、ふたりのまわりにいるキャラクターたちも魅了的
人間性は別として、物語を盛り上げるうえで、、という意味で
村山由佳さんの恋愛ものって凛としていながらもヨワイところもある女性の描き方が素晴らしく、今回も濃厚なチョコレートケーキとエスプレッソをいただいたような満足感…
村山由佳さんの作品、やっぱり好み♡
500ぺージ以上の大作で本の厚さが凶器となっているって思ったのは、ここだけの話 -
Posted by ブクログ
今月、私、購入本。
いつも行く「平安堂あづみの店」の文庫コーナーに積まれてた。
徳間文庫大賞2025受賞!の帯。
そして、舞台が長野だから!
沢山あったので目を引きました。
そう!方言がやたらめったら使われてて、これ信州人以外は理解できるのか?って思ったけど、他の方のレビュー拝見したら、そこには全然突っ込んでなかった。読めたらしい!笑
この物語はね、都会の小学校でいじめにあった雪ちゃん(5年生)が、お父さんとともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始め、仕事を続けたい母親と離れて暮らすことになったの。そして新しい学校に通えずにいる雪ちゃんに周りの人は…。
主人公は雪ちゃん。
だけど、田舎暮らしに憧れて移住したお父さんの葛藤や、離れて暮らすお母さんの本当の気持ち、田舎で生まれ育ってそこしか知らない曾祖父母含む地元の人達とのやり取り、どれもこれもとてもリアルに描かれていて、それぞれが引き立っていたし、自分も物語の中に引き込まれた。
田舎あるあるだらけで面白いし。
なんか、この物語は移住を夢見てる人達にオススメはもちろんだけど、受け入れる側の人にも読んで欲しいな〜と思った。
客観的に自分達を見てほしい。
一年を通した家族の成長ストーリー。
最後は涙がほろり…(子どもの涙には弱いの)
学校に行く、行かない、行って欲しい、行かなくてもいい、それぞれの想いを言語化したこの物語は私の大切な本、の仲間入りをしました。
ちょっとつまずいた時、に読み返したいですね。
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Posted by ブクログ
2025/01/03
何か久しぶりに王道の恋愛小説を読んだ気がします。
まずは何よりこの本がとても読みやすかったです。
主人公の勝利(かつとし)は高校3年生のときに遠方へ親が引っ越しする関係で父の友人の花村家のかれんと丈ともに同居することになる。
ともに生活をしていくうちに段々とかれんに惹かれていく勝利だが、かれんは勝利の高校の美術の先生でもあり、行きつけのカフェのマスターのことが好きということでしょうりのでるまくは最初は無さそうなのだが…。
タイトルにある通りで、2人の恋が成就していく過程が描かれています。とてもド直球って感じの恋愛小説だなぁって思いました。表現というよりも展開が読んでいてスピーディーだし、読んでいて登場人物たちをそれぞれ応援したくなる感じです。
続編があるみたいなのでこれも読んでみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
よかったです。
とてもすてきな小説でした。
農業をやりたいと言う父親といじめで学校へ行けなくなった小五の雪乃が、曾祖父母が住む田舎へ移住します。離れて暮らす母親との関係や父親の強い思いを読んで、この家族の強さを感じました。小説は周囲の人たちとの交流を通して変化していく雪乃の気持ちをうまく表現していました。
いじめは絶対に許せないことだということ。本当に強い人は、弱音が吐ける人だということ。誤りはきちんと認めて、謝罪すること。多くの場面で、考えさせられた読書でもありました。
小説の始めの頃の雪乃と終盤の雪乃は、気持ちの持ちようがすっかり変わっていました。一年かけて様々な経験をして、ようやく心の傷にかさぶたが出来てよかったと思いました。何よりも雪乃が、待つだけじゃダメだと気づいたことが、一番の突破口だったと思いました。自然に恵まれた環境と、雪乃のことを本当に心配してくれる人たちの言葉が、徐々に染み込んでいったことが大きな要因だったのではと思いました。
また、自分の子どもがつらい目にあったときに変わってあげたいと思う親心は、すごく心に染みました。
裏表紙のストーブの周りに干された五つの手袋。読んだ後に見ると、すごくいい光景に思えました。
季節的には、今の時期にぴったりの一冊でした。
〈目次〉
プロローグ 夢と自由と
第一章 新天地
第二章 美しい眺め
第三章 人間の学校
第四章 名前
第五章 サイダーの泡
第六章 一人前の仕事
第七章 寄り合いの夜
第八章 訪問者
第九章 起き上がり小法師
エピローグ 雪のなまえ -
Posted by ブクログ
全話面白かった!
周りにこういう女の子居たなぁって
どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!
特に刺さったのは
「こっちを向いて」というお話。
仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。
でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO
最後の「獣の夜」は、臨場感がすごい文章で、めちゃくちゃ惹き込まれました。
早く誕生日の友達をサプライズで会場まで連れて行かないといけない、皆が待ってるのに!と焦りつつ、ジビエフェスで楽しくなっちゃってどうでもよくなってきてる主人公。
責任感vsどうにでもなれ( ´∀`)⭐︎
の感情がずっと主人公の中で戦ってるのに、どんどんお酒と料理追加していくのおもろい!笑
わぁーー確かに!!!ってなった文章抜粋
↓ ↓ ↓
「いない人を否定したら女の友情はひびが入りだす。」
「今、自分が置かれている境遇に似た人と仲良くなる。女がともだちを作るときの条件は、基本的にそこにある。ただいま現在の悩みを共有できることが、女にとってともだちになる大切なポイントになりやすい。」
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Posted by ブクログ
久々に、寝る間も惜しんで読みきった。
どの章も良かったが、強いていうなら最終章が一番印象的かな。
慰安婦のことや、戦争中の訓練の詳細が生々しく、衝撃を受けた。
私の祖父は生前、兵役中のことを一切話したがらなかったが、理由がわかった気がする。
謝りたい人に謝れない、
ありがとうを伝えたくても伝えられる術がない、
喜ぶ顔が見たくても、思い出すのは悲しそうな顔ばかり…
そんな後悔の中を生き続けていくということ。
これが、遺された者にとっての一番辛いことなんだろうな。
伝えたい言葉は、ちゃんと伝えていこう。
伝えられることは、当たり前では無いのだから。 -
Posted by ブクログ
下巻。
上巻はあんなにゆるく話が進んでいたのに
下巻になった途端、驚く出来事が次々に
起こっていき、一気に読んでしまった。
ーーなんて後味のいい
″不倫小説″なんだ‥‥ーー
下巻の帯に書いてあるこの文章。
読む前は何が起こるのかと疑問に思っていたけれど、読み進めて行くと納得だった。
複雑ではあるが、もうこれ以上の、
ある意味のハッピーエンドはないのではないか。
こんなにドロドロに不倫をし続けて、
孝之は本当に馬鹿だった。
まんまと美登利に落とされただけなのに、
『自分はまだまだいける』と
自信がついたのだろう。
アホだなぁ。
ある事故によって苦しむことになったが
これも″自業自得″と誰もが思うだろう。
最後までとことん馬鹿だった。
上巻・下巻とあり、ページ数の多い
物語だったけれど、続きが気になりすぎて
久しぶりにこんな一気に読み終えた。
ドロドロしていて本当に面白かった。
2025.12.15(月)
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Posted by ブクログ
広告代理店に勤める43歳の京子は、3歳年下の美容師、孝之と結婚して13年。
穏やかな日々を過ごしているように見えていたが、なんだかお互いに遠慮しあっていた。
ただ、これといって大きな不満はなく、いい関係でいると。
そんな時に孝之のお店のアシスタントとして美登利がお店に通い出したのをきっかけに、夫婦ともにモヤモヤし始める‥。
緩やかにモヤモヤしていく感じがたまらなく良い。
美登利のあざとさというか、若さが強いというか‥。
こんな可愛くて自分のことをたっぷり褒めてくれて気が利く子、男の人は悪い気はしないよなぁと思いつつ、女からするとパートナーの近くにいてほしくない存在だろうなあとも。
結構ドロドロの話が始まると思っていたが、まだ始まらず‥。焦ったい‥。
とても面白い。下巻が楽しみ。
2025.12.10(水)