角田光代のレビュー一覧

  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    初めての角田光代。最近本離れしてたのもあってサクッと読める且つなんか考えさせられるものが読みたくて。
    短編になってて読みやすかったし角田さんの文章はスッと入ってくる。好きなのでもっと色々読んでみたいと思う。でも最近本離れしてたのでリハビリがてらぼちぼち読み進める。
    ちなみに私は平岡荘が好きだった。
    どれも儚い。それをこの短編の短さが物語っている感じがする。

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    2023年06月20日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    ネタバレ

    日記風で読みやすく、作中の時間の経過とともに私も妊婦の気持ちになれる気がした。ただし見た夢の話が多いため、リアルな実体験・あるあるエピソードというよりかは心情面が大半を占める。
    不安や理不尽さ、怒りの反面、世界が新鮮に見えてくる感覚や誕生日・名前の意味、過去の恋人への感情の変化。これで作者が出産していないというのだからすごい。その上でラストは「これはあくまで小説」と言いたいメッセージ性を感じた。

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    2023年06月16日
  • 世界は終わりそうにない

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    ネタバレ

    角田さんのエッセイや対談など。

    特に面白かった所。
    話していて、相手に理解されていない。と気付き、何となく尻つぼみ的に話を終え「何も話していませんでした」というふりをしてることが多い。相手もどこから聞き返していいのかわからないのだろう「だれも何も話しませんでした」と、調子をあわせた顔つきをしてくれることがある。てとこ。
    あとは酔っぱらいを素面の状態で観察してる所や、家計簿を偽装工作しちゃうとこなど。

    三浦しおんさんとの対談も面白かった。

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    2023年06月11日
  • ご本、出しときますね?

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    若さま一人のエッセイのほうがだんぜん面白い。
    暗くて、ネガティブで、面倒臭い部分がいいのだ。
    聞き役にまわると、気を使う感じが透けてみえるから

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    2023年06月07日
  • 泥酔懺悔

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    女性作家やエッセイストが綴る、お酒にまつわるアンソロジーエッセイ。

    泥酔懺悔、という名に恥じず、お酒での失敗を赤裸々に語る人もいれば、全く逆で下戸だという人や別にそこまでお酒が好きではないという人まで様々。
    お酒との付き合い方にもそれぞれスタイルがあり面白いです。

    個人的におもしろいなと思ったのは、西加奈子さんの書く『名女優』の中の一説。「酔い方は、初めて泥酔したときに決まる」という話。
    私は割とお酒に強いので泥酔したことはないのですが、小さい頃にウイスキーボンボンやちょっとお高めなラムレーズンアイスを少しだけもらって食べた時の、気分が高揚して楽しくなって、贅沢なあの感じを今も覚えています

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    2023年06月05日
  • こどものころにみた夢

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    「こどものころにみた夢」をテーマにしたショートショート・アンソロジー。色々な作家さんの作品を楽しめます。夢の不思議さや、ならではの不条理を受け入れてる感じが好き。現実なのか、まだ夢の中なのか、分からないような書き味のものも。
    個人的には西加奈子さん、長野まゆみさんの作品が好きでした。

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    2023年05月31日
  • かなたの子

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    ホラー要素のある短編集
    人生の道理について語るヨガ講師に恋してせいで振った元カノが数年ぶりに再会すると人生の道理について語ったりし出した「道理」が一番好きだった
    けどどの話も私的に消化不良起こす終わり方
    角田光代の短編集はこのパターン多い、それでも作中にでてくる言葉選びとストーリーの最初から続きをどんどん読みたくなる文章で楽しく読めるからすごい

    あとは即身仏の話、飢餓のせいで子供を殺す女、生まれた時に死んだ双子の片割れにずっと見られながら生きてる女、死産した女、過去に同級生をスーツケースに誤って閉じ込めてしまって殺したことがずっとトラウマになってる男とかの話

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    2023年05月27日
  • 三月の招待状

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    角田さんファンで、この作品もあっという間に読み進めてしまったが、内容はあんまり好きじゃないかなあ。
    登場人物よりも自分がだいぶ歳上であるせいか?この作品の世界観に共感出来なかった。

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    2023年05月23日
  • 薄闇シルエット

    購入済み

    まさに薄闇

    たまたま目にして購入した本であったが、私の元へ来るべくして届いた本だったのだなと思う。主人公のハナちゃんに共感し、自分を見つめ直しながら読む。ハナなちゃんと違って、私は忘れっぽいから、その分、気楽なのかな。何も持ってないのは気楽なんです、実はね。

    #切ない #深い #シュール

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    2023年05月20日
  • かなたの子

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    ホラー?というのか?
    内容としては 読見やすいかもしれないけど
    見事に全ての話が好きにはなれなかった。

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    2023年05月11日
  • なくしたものたちの国

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    ネタバレ

    日常を描いているようで、その中に起こるちょっと不思議でファンタジックな事柄を日常に落とし込んでいるような気がする小説でした。ヤギのユキちゃんだって、ミケの生まれ変わりの銃一郎だって、ナリコ以外の人にとってはただのヤギでありただの少年なのに、彼女たちを特別大事に思っているナリコにとってはかけがえのない大事な人たちなんだと思いました。そういう大事に想われた経験のあるものだからこそ、無くなってしまった後に「なくしたものたちの国」へ行けるのかなと考えました。

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    2025年12月21日
  • 空中庭園

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    ネタバレ

    一見するとどこにでもいそうな普通の家族なのに、その内情はみんなそれぞれが裏の秘密を抱えているという事実に、ぞくっとするような怖さを感じました。物語はあくまでフィクションですが、現実にもこういった、一見普通そうで実は闇を抱えた家族なんていっぱいいるのだろうなと思うと、ちょっと疑心暗鬼になりそうです笑 特に母親目線で書かれた、タイトルにもなっている「空中庭園」が印象的でした。みんなを繋ぎとめてなんとか普通の家庭を回そうとしているのに、誕生日を1人で迎えることになる母の姿が哀れでチクっと刺さりました。

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    2025年12月21日
  • 笹の舟で海をわたる

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    戦前から戦後の日本を生きた左織が、結婚して子育てをして歳をとっていく時の流れや、その中でどんどん変わる日本に恐怖を覚える様子が生身の人間並みにリアルだった。他人の人生にどっぷり浸かれる醍醐味のある小説であった。
    左織の、卑屈なところや自分の意志で人生を謳歌しようとしないところが、もどかしくもあり個人的にも百々子と同じ側の気持ちになってしまう…。

    小説の結末では、風美子と左織の繋がりの始まりで終わるところがとても好き。

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    2023年04月21日
  • マザコン

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    様々な母と子の関係・形。

    価値観や常識を身につける時期に最も深く関わる母というものには良くも悪くも強い影響を受ける。

    空を蹴る以外の各話はとても興味深く、つい自分と置き換えて考えてしまうお話ばかりでした。


    パセリと温泉が好きです。
    うまくいかない事全部を何かのせいにしないと生きていけなかった、その苦しみが譫妄では反転して自分に優しい世界を見せる。


    ふたり暮らし。「胸が悪くなるような母娘関係」…だとは思えないのは、私がマザコンだからでしょうか。笑

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    2023年04月19日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    角田さんってなんか大きな事件とか特に起きない、誰かの日々を書かれるよなと改めて

    そしてここで描かれてる日々と心境は少し前の自分と重なって、その延長にある今の自分だからこそ、この話のもう少し先が読んでみたかった

    アキオはこの先どうやって生きていくのかな
    5年後のアキオと高円寺の小汚い居酒屋で飲みたい

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    2023年04月15日
  • Presents

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    様々なプレゼントにまつわる短編集。
    私はプレゼントと言うと、どうしても物などの形のあるものを思い浮かべてしまいます。
    しかしこの小説を読んで、名前やぬいぐるみに込められた重さといった形のない気持ちのこもったプレゼントを受け取り、じんわりと温かい気持ちになりました✨
    形があろうが無かろうが、プレゼントに込められている気持ちを考えなおすきっかけになりました。

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    2025年12月21日
  • 私のなかの彼女

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    本田和歌はなにも知らない女学生だった。自分と違っていろんなことを知っている学生・仙太郎と付き合いはじめたこと、実家の蔵から祖母が描いたと思われる自主出版小説を見つけたことをきっかけに、和歌は小説を書くようになる。

    和歌は仙太郎をむやみに崇拝・尊敬していたけれど、その実彼の作品や彼が作品を通して伝えたいことなど、彼自身についてはさして興味がなかったのかな、とも思う。
    仙太郎からすると、和歌はずっと何を考えているかわからない得体のしれない女だったのかもしれない。だから自分の理解できる範疇に置くために、彼女をけなして、レッテルを貼っていたのかな、と考えた。
    先に表現の世界へ入っていったのは仙太郎だ

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    2023年04月12日
  • 今日も一日きみを見てた

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    ネタバレ

    角田光代さんご夫婦が、愛猫のトトちゃんを迎えて、その後の生活がどのように変わったかが描かれたエッセイ。
    ニャンコあるあるが多く、ニャンコを飼ってる人は共感する部分が多いのではないかと思う。

    私はニャンコと暮らした経験はないけれど、愛犬を迎えて人生がガラッと変わった経験はあるので、ものすごく共感できたし、角田光代さんという人格そのものも、益々好感を持てたし、とても親近感を憶えた。

    そして、トトちゃんに対しても、ものすごく尊くて愛しい気持ちになった。
    ニャンコもいいなぁと純粋に思う。

    こんな小さな生き物が、本当に自分の見てきた世界を変えるし、病んだ心を救ってくれるし、それこそいびきをかいて寝

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    2023年04月06日
  • くまちゃん

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    ネタバレ

    ★3.8
    くまちゃんという男から始まり、振られる側に常に焦点を置きながら、振られる側が何を思ったのか、そしてその人を振った相手がが次の章では振られる側、、という面白い構成の本。
    おもしろポイントは、同一人物のことを書いているのに、主観と客観でだいぶ印象が違う描かれ方なこと、その印象の違いは、単純に、主観客観だけの違いもあれば、時の経過や関わる人でその人自身が変化したことによる違いもあって、そこがおもしろい。人だな、と思う本。

    ひとつの恋愛やその中で起きた事実でさえも、たくさんの見方、少なくとも自分の捉え方と相手の気持ちと2通りの見方があって、、改めて、人にはその人の事情やこれまでのその人を形

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    2023年04月02日
  • ツリーハウス

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    な、長かった、、、
    途中から話にグッと入れたけど、自分の仕事の疲れとかもあってなかなか進まなかった。

    ただ、話は面白いし、こんな話だとは思わなかった。
    家族の歴史を紐解いていくお話。終始淡々と書いているのがまた良かった。
    どこにでもありそうな中華料理屋の藤代家。ただ、そのどこにでもいそうな家族にも、歴史があって。
    言われてみれば自分の両親、祖父母の若い頃の話はよく知らないよなぁ。
    きっとどこの家にもこういう、物語になるような話があるんだと思う。(藤代家はちょっと不真面目というか、変わった人が多い気はするけどね、、)

    元気な時にイッキに読むのをオススメします!

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    2023年03月29日